イザヤ書

第一章

1アモツのイザヤがユダのおうウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤのにユダとエルサレムについてまぼろし
2てんよ、け、よ、みみかたむけよ、
しゅつぎのようにかたられたから、
「わたしはやしなそだてた、
しかしかれらはわたしにそむいた。
3うしはその飼主かいぬしり、
ろばはその主人しゅじんのまぐさおけをる。
しかしイスラエルはらず、
わがたみさとらない」。
4ああ、罪深つみぶかくにびと、不義ふぎたみ
あくをなすもののすえ、堕落だらくせるらよ。
かれらはしゅて、
イスラエルの聖者せいじゃをあなどり、
これをうとんじとおざかった。
5あなたがたは、どうしてかさがさねそむいて、
なおもたれようとするのか。
そのあたまはことごとくみ、
そのこころまったよわりはてている。
6あしのうらからあたままで、
完全かんぜんなところがなく、
きずきず生傷なまきずばかりだ。
これをしぼすものなく、つつむものなく、
あぶらをもってやわらげるものもない。
7あなたがたのくにれすたれ、
町々まちまちかれ、
田畑たはたのものはあなたがたのまえ外国がいこくじんわれ、
ほろぼされたソドムのようにれすたれた。
8シオンのむすめはぶどうはたけかり小屋こやのように、
きゅうりはたけ番小屋ばんごやのように、
包囲ほういされたまちのように、ただひとりのこった。
9もし万軍ばんぐんしゅが、
われわれにすこしの生存者せいぞんしゃのこされなかったなら、
われわれはソドムのようになり、
またゴモラとおなじようになったであろう。


10あなたがたソドムのつかさたちよ、
しゅ言葉ことばけ。
あなたがたゴモラのたみよ、
われわれのかみおしえみみかたむけよ。
11しゅわれる、
「あなたがたがささげるおおくの犠牲ぎせいは、
わたしになんのえきがあるか。
わたしは雄羊おひつじ燔祭はんさいと、
えたけもの脂肪しぼうとにいている。
わたしは雄牛おうしあるいは小羊こひつじ
あるいはやぎのよろこばない。
12あなたがたは、わたしにまみえようとしてるが、
だれが、わたしのにわあらすことをもとめたか。
13あなたがたは、もはや、
むなしいそなものたずさえてきてはならない。
薫香くんこうは、わたしのみきらうものだ。
新月しんげつ安息日あんそくにち、また会衆かいしゅうあつめること――
わたしは不義ふぎせいかいとにえられない。
14あなたがたの新月しんげつさだめのまつりとは、
わがたましいにくむもの、
それはわたしの重荷おもにとなり、
わたしは、それをうのにつかれた。
15あなたがたがべるとき、
わたしはをおおって、あなたがたをない。
たといおおくのいのりをささげても、わたしはかない。
あなたがたのまみれである。
16あなたがたはあらって、きよくなり、
わたしのまえからあなたがたのわるおこないをのぞき、
あくおこなうことをやめ、
17ぜんおこなうことをならい、公平こうへいもとめ、
しえたげるものいましめ、
みなしごをただしくまもり、寡婦かふうったえを弁護べんごせよ。


18しゅわれる、
さあ、われわれはたがいろんじよう。
たといあなたがたのつみのようであっても、
ゆきのようにしろくなるのだ。
くれないのようにあかくても、ひつじのようになるのだ。
19もし、あなたがたがこころよしたがうなら、
ものべることができる。
20しかし、あなたがたがこばみそむくならば、
つるぎでほろぼされる」。
これはしゅがそのくちかたられたことである。


21かつては忠信ちゅうしんであったまち
どうして遊女ゆうじょとなったのか。
むかし公平こうへいち、
正義せいぎがそのうちにやどっていたのに、
いまひところものばかりとなってしまった。
22あなたのぎんはかすとなり、
あなたのぶどうしゅみずをまじえ、
23あなたのつかさたちはそむいて、
ぬすびとの仲間なかまとなり、
みな、まいないをこのみ、おくものもとめ、
みなしごをただしくまもらず、
寡婦かふうったえはかれらにとどかない。


24このゆえに、しゅ万軍ばんぐんしゅ
イスラエルの全能者ぜんのうしゃわれる、
「ああ、わたしはわがてきにむかっていきどおりをもらし、
わがあだにむかってうらみをはらす。
25わたしはまた、わがをあなたにけ、
あなたのかすを灰汁あくかすようにかしり、
あなたのざりものをすべてのぞく。
26こうして、あなたのさばきびとをもとのとおりに、
あなたのかんはじめのとおりに回復かいふくする。
そののちあなたは正義せいぎみやこ
忠信ちゅうしんまちととなえられる」。
27シオンは公平こうへいをもってあがなわれ、
そのうちのあらためるものは、
正義せいぎをもってあがなわれる。
28しかし、そむくものつみびととはともほろぼされ、
しゅてるものほろびうせる。
29あなたがたは、みずからよろこんだかしのによって、
はずかしめをけ、
みずからえらんだそのによって、あからむ。
30あなたがたはれるかしののように、
みずのないそののようになり、
31つよものあさくずのように、
そのわざは火花ひばなのようになり、
その二つのものはともえて、それをものはない。

第二章

1アモツのイザヤがユダとエルサレムについてしめされた言葉ことば
2おわりのつぎのことがおこる。
しゅいえやまは、
もろもろのやまのかしらとしてかたち、
もろもろのみねよりもたかくそびえ、
すべてくにはこれにながれてき、
3おおくのたみう、
「さあ、われわれはしゅやまのぼり、
ヤコブのかみいえこう。
かれはそのみちをわれわれにおしえられる、
われわれはそのみちあゆもう」と。
律法りっぽうはシオンから
しゅ言葉ことばはエルサレムからるからである。
4かれはもろもろのくにのあいだにさばきをおこない、
おおくのたみのために仲裁ちゅうさいたれる。
こうしてかれらはそのつるぎをちかえて、すきとし、
そのやりをちかえて、かまとし、
くにくににむかって、つるぎをあげず、
かれらはもはやたたかいのことをまなばない。


5ヤコブのいえよ、
さあ、われわれはしゅひかりあゆもう。


6あなたはあなたのたみヤコブのいえてられた。
これはかれらがひがしくにからのうらなをもってたし、
ペリシテびとのようにうらなしゃとなり、
外国がいこくじん同盟どうめいむすんだからである。
7かれらのくにには金銀きんぎんち、その財宝ざいほうかぎりない。
またかれらのくににはうまち、その戦車せんしゃかぎりない。
8またかれらのくにには偶像ぐうぞうち、
かれらはそののわざをおがみ、
そのゆびつくったものをおがむ。
9こうしてひとはかがめられ、人々ひとびとひくくされる。
どうかかれらをおゆるしにならぬように。
10あなたはいわあいだにはいり、ちりのなかにかくれて、
しゅおそるべきみまえと、その威光いこうかがやきとをけよ。
11そのにはをあげてたかぶるものひくくせられ、
おごるひとはかがめられ、
しゅのみたかくあげられる。


12これは、万軍ばんぐんしゅの一にちがあって、
すべてほこものたかぶるもの
すべておのれをたかくするもの得意とくいものとに
のぞむからである。
13またレバノンのたかくそびえるすべての香柏こうはく
バシャンのすべてのかしの
14またすべてのたか山々やまやま
すべてのそびえ峰々みねみね
15すべてのたかきやぐら、
すべての堅固けんご城壁じょうへき
16タルシシのすべてのふね
すべてのうるわしい船舶せんぱくのぞむ。
17そのにはたかぶるものはかがめられ、
おごるひとひくくせられ、
しゅのみたかくあげられる。
18こうして偶像ぐうぞうはことごとくほろびうせる。
19しゅっておびやかされるとき、
人々ひとびといわのほらあなにはいり、またあなにはいって、
しゅおそるべきみまえと、その威光いこうかがやきとをける。
20その人々ひとびとおがむためにみずからつくった
しろがねの偶像ぐうぞうと、こがねの偶像ぐうぞうとを、
もぐらもちと、こうもりにあたえ、
21いわのほらあなや、がけのにはいり、
しゅっておびやかされるとき、
しゅおそるべきみまえと、その威光いこうかがやきとをける。
22あなたがたははなからいき出入でいりするひとに、
たよることをやめよ、
このようなものはなんの価値かちがあろうか。

第三章


1よ、しゅ万軍ばんぐんしゅ
エルサレムとユダから
ささえとなり、たのみとなるもの――
すべてささえとなるパン、
すべてささえとなるみず――をられる。
2すなわち勇士ゆうし軍人ぐんじん
裁判官さいばんかん預言者よげんしゃ
うらな長老ちょうろう
3五十にんちょう身分みぶんたかひと
かんたくみな魔術まじゅつ
老練ろうれんなまじないられる。
4わたしはわらべをててかれらのきみとし、
みどりごにかれらをおさめさせる。
5たみたがいあいしえたげ、
ひとはおのおのそのとなりをしえたげ、
わかものいたるものにむかってたかぶり、
いやしいものたっとものにむかってたかぶる。
6そのときひとはそのちちいえで、兄弟きょうだいをつかまえてう、
「あなたは外套がいとうっている、
わたしたちのつかさびとになって、
このあとをあなたのおさめてください」と。
7そのかれこえをあげてう、
「わたしはいやすものとなることはできません、
わたしのいえにはパンもなく、外套がいとうもありません、
わたしをてて、
たみのつかさびとにしないでください」。
8これはかれらの言葉ことばおこないとがしゅにそむき、
その栄光えいこうをおかしたので、
エルサレムはつまずき、ユダはたおれたからである。
9かれらの不公平ふこうへいかれらにむかって不利ふりなあかしをし、
ソドムのようにそのつみをあらわしてかくさない。
わざわいなるかな、
かれらはみずからあくむくいをうけた。
10ただしいひとえ、かれらはさいわいであると。
かれらはそのおこないのべるからである。
11しきものはわざわいだ、かれわざわいをうける。
そののなしたことかれむくいられるからである。
12わがたみおさにしえたげられ、
おんなたちにおさめられる。
ああ、わがたみよ、あなたをみちびもの
かえって、あなたをまよわせ、
あなたのくべきみち混乱こんらんさせる。


13しゅあらそうためにちあがり、
そのたみをさばくためにたれる。
14しゅはそのたみ長老ちょうろうきみたちとをさばいて、
「あなたがたは、ぶどうはたけあらした。
まずしいものからかすめとったものは、
あなたがたのいえにある。
15なぜ、あなたがたはわがたみみにじり、
まずしいものかおをすりくだくのか」と
万軍ばんぐんかみしゅわれる。
16しゅわれた、
シオンのむすめらはたかぶり、
くびをのばしてあるき、でこびをおくり、
そのくときどってあるき、
そのあしでりんりんとひびかす。
17それゆえ、しゅはシオンのむすめらのあたま
って、かさぶたでおおい、
かれらのかくれたところをあらわされる。

18そのしゅかれらのうつくしい装身具そうしんぐ服装ふくそうすなわち、くるぶしかみひも、月形つきがたかざり、 19耳輪みみわ腕輪うでわかおおおい、 20あたまかざり、すねかざり、かざおび香箱こうばこまもふくろ 21指輪ゆびわ鼻輪はなわ 22礼服れいふく外套がいとう肩掛かたかけさげふくろ 23うすおり上着うわぎ亜麻あまぬの着物きもの帽子ぼうし被衣かずきなどをのぞかれる。
24芳香ほうこうはかわって、悪臭あくしゅうとなり、
おびはかわって、なわとなり、
よくんだかみはかわって、かぶろとなり、
はなやかなころもはかわって、荒布あらぬのころもとなり、
うつくしいかおはかわって、いんされたかおとなる。
25あなたのおとこたちはつるぎにたおれ、
あなたの勇士ゆうしたちはたたかいにたおれる。
26シオンのもんなげかなしみ、
シオンはれすたれて、する。

第四章

1その、七にんおんながひとりのおとこにすがって、「わたしたちは自分じぶんのパンをたべ、自分じぶん着物きものます。ただ、あなたのによってばれることをゆるして、わたしたちのはじのぞいてください」とう。

2そのしゅえだうるわしくさかえ、産物さんぶつはイスラエルののこったものほこり、また光栄こうえいとなる。 4そしてしゅ審判しんぱんれい滅亡めつぼうれいとをもって、シオンのむすめらのけがれをあらい、エルサレムのをそのなかからのぞられるとき、シオンにのこもの、エルサレムにとどまるもの、すべてエルサレムにあって、生命せいめいしょにしるされたものせいなるものととなえられる。 5そのときしゅはシオンのやまのすべての場所ばしょと、そのもろもろの集会しゅうかいとのうえに、ひるくもをつくり、よるけむりえるかがやきとをつくられる。これはすべての栄光えいこううえにある天蓋てんがいであり、あずまやであって、 6ひるあつさをふせぐかげとなり、また暴風ぼうふうあめけてかくれるところとなる。

第五章


1わたしはわがあいするもののために、
そのぶどうはたけについてのわがあいうたをうたおう。
わがあいするものつちえたやまうえに、
一つのぶどうはたけをもっていた。
2かれはそれをりおこし、いしのぞき、
それにいぶどうをえ、
そのなか物見ものみやぐらをて、
またそのなかさかぶねをり、
いぶどうのむすぶのをのぞんだ。
ところがむすんだものはぶどうであった。


3それで、エルサレムにものとユダの人々ひとびとよ、
どうか、わたしとぶどうはたけとのあいだをさばけ。
4わたしが、ぶどうはたけになしたことのほかに、
なにかなすべきことがあるか。
わたしはいぶどうのむすぶのをのぞんだのに、
どうしてぶどうをむすんだのか。
5それで、わたしが、ぶどうはたけになそうとすることを、
あなたがたにげる。
わたしはそのまがきをって、
あらされるにまかせ、そのかきをとりこわして、
あらされるにまかせる。
6わたしはこれをあらして、
むことも、たがやすこともせず、
おどろと、いばらとをえさせ、
またくもめいじて、そのうえあめらさない。


7万軍ばんぐんしゅのぶどうはたけはイスラエルのいえであり、
しゅよろこんでそこにえられたものは、
ユダの人々ひとびとである。
しゅはこれに公平こうへいのぞまれたのに、
よ、流血りゅうけつ
正義せいぎのぞまれたのに、
よ、さけび。


8わざわいなるかな、かれらはいえいえつらね、
田畑たはた田畑たはたをましくわえて、余地よちをあまさず、
自分じぶんひとり、くにのうちにまおうとする。
9万軍ばんぐんしゅはわたしのみみちかってわれた、
かならずやおおくのいえれすたれ、
おおきなうるわしいいえものがないようになる。
10たんのぶどうはたけもわずかに一バテのむすび、
一ホメルのたねもわずかに一エパのむすぶ」。


11わざわいなるかな、かれらはあさはやきて、
さけをおいもとめ、
よるのふけるまでみつづけて、
さけにそのかれている。
12かれらの酒宴しゅえんにはことあり、立琴たてごとあり、
つづみありふえあり、ぶどうしゅがある。
しかしかれらはしゅのみわざをかえりみず、
のなされることをとめない。


13それゆえ、わがたみ無知むちのために、とりこにせられ、
そのたっとものえてに、
そのもろもろのたみは、かわきによっておとろえはてる。
14また陰府よみはその欲望よくぼうおおきくし、
そのくちかぎりなくひらき、
エルサレムの貴族きぞく、そのもろもろのたみ
その群集ぐんしゅうおよびそのうちのよろこびたのしめるものはみな
そのなかちこむ。
15ひとはかがめられ、人々ひとびとひくくせられ、
たかぶるものひくくされる。
16しかし万軍ばんぐんしゅ公平こうへいによってあがめられ、
せいなるかみ正義せいぎによって、
おのれをせいなるものとしてしめされる。
17こうして小羊こひつじ自分じぶん牧場まきばにおるようにくさをはみ、
えた家畜かちくおよびやぎはあとなかしょくる。


18わざわいなるかな、
かれらはいつわりのなわをもってあくきよせ、
くるまつなをもってするようにつみきよせる。
19かれらはう、「かれいそがせ、
そのわざをすみやかにさせよ、
それをせてもらおう。
イスラエルの聖者せいじゃさだめることちかづききたらせよ、
それをせてもらおう」と。
20わざわいなるかな、かれらはあくんでぜんといい、
ぜんんであくといい、
くらきをひかりとし、ひかりくらしとし、
にがきをあましとし、あまきをにがしとする。
21わざわいなるかな、かれらはおのれをて、かしこしとし、
みずからかえりみて、さとしとする。
22わざわいなるかな、
かれらはぶどうしゅむことの英雄えいゆうであり、
さけをまぜわせることの勇士ゆうしである。
23かれらはまいないによってしきものとし、
義人ぎじんからそのうばう。
24それゆえ、したかぶつくすように、
くさほのおなかえうせるように、
かれらのちたものとなり、
かれらのはなはちりのようにる。
かれらは万軍ばんぐんしゅ律法りっぽうて、
イスラエルの聖者せいじゃ言葉ことばあなどったからである。
25それゆえ、しゅはそのたみにむかっていかりをはっし、
べてかれらをたれた。
やまふるうごき、
かれらのしかばねは、ちまたのなかで、
あくたのようになった。
それにもかかわらず、みいかりはやまず、
なお、みばされる。


26しゅはたをあげてとおくから一つの国民くにたみまねき、
はてからかれらをばれる。
よ、かれらははしって、すみやかにる。
27そのなかにはつかれるものも、つまずくものもなく、
まどろむものも、ねむものもない。
そのこしおびはとけず、
そのくつのひもはれていない。
28そのするどく、そのゆみはことごとくり、
そのうまのひずめは火打石ひうちいしのように、
そのくるまはつむじかぜのようにおもわれる。
29そのほえることは、ししのように、
わかいししのようにほえ、
うなって獲物えものとらえ、
かすめってもすくものがない。
30その、そのりどよめくことは、
うみりどよめくようだ。
もしをのぞむならば、よ、くらきとなやみとがあり、
ひかりくもによってくらくなる。

第六章

1ウジヤおうんだとし、わたしはしゅたかくあげられたみくらにし、そのころものすそが神殿しんでんちているのをた。 2そのうえにセラピムがち、おのおの六つのつばさをもっていた。その二つをもってかおをおおい、二つをもってあしをおおい、二つをもってびかけり、 3たがいびかわしてった。
せいなるかな、せいなるかな、せいなるかな、万軍ばんぐんしゅ、その栄光えいこうぜんつ」。
4そのばわっているものこえによって敷居しきいもといふるうごき、神殿しんでんなかけむりちた。 5そのときわたしはった、「わざわいなるかな、わたしはほろびるばかりだ。わたしはけがれたくちびるのもので、けがれたくちびるのたみなかものであるのに、わたしの万軍ばんぐんしゅなるおうたのだから」。

6このときセラピムのひとりがばしをもって、祭壇さいだんうえからったえているすみたずさえ、わたしのところにんできて、 7わたしのくちれてった、「よ、これがあなたのくちびるにれたので、あなたのあくのぞかれ、あなたのつみはゆるされた」。 8わたしはまたしゅわれるこえいた、「わたしはだれをつかわそうか。だれがわれわれのためにくだろうか」。そのときわたしはった、「ここにわたしがおります。わたしをおつかわしください」。 9しゅわれた、「あなたはって、このたみにこういなさい、
『あなたがたはくりかえしくがよい、
しかしさとってはならない。
あなたがたはくりかえしるがよい、
しかしわかってはならない』と。
10あなたはこのたみこころにぶくし、
そのみみきこえにくくし、そのざしなさい。
これはかれらがその、そのみみき、
そのこころさとり、
あらためていやされることのないためである」。
11そこで、わたしはった、「しゅよ、いつまでですか」。
しゅわれた、
町々まちまちれすたれて、ものもなく、
いえにはひとかげもなく、くにまったとなり、
12人々ひとびとしゅによってとおくへうつされ、
れはてたところくになかおおくなるときまで、
こうなっている。
13そのなかに十ぶんの一ののこものがあっても、
これもまたほろぼされる。
テレビンのまたはかしのたおされるとき、
そのかぶのこるように」。
せいなる種族しゅぞくはそのかぶである。

第七章

1ユダのおう、ウジヤのヨタム、そのアハズのとき、スリヤのおうレヂンとレマリヤのであるイスラエルのおうペカとがのぼってきて、エルサレムをめたがつことができなかった。 2ときに「スリヤがエフライムと同盟どうめいしている」とダビデのいえげるものがあったので、おうこころたみこころとはかぜうごかされるはやしのように動揺どうようした。

3そのときしゅはイザヤにわれた、「いま、あなたとあなたのシャル・ヤシュブとともって、ぬのさらしの大路おおじ沿うえいけ水道すいどうはしでアハズにい、 4かれいなさい、『をつけて、しずかにし、おそれてはならない。レヂンとスリヤおよびレマリヤのはげしくいかっても、これら二つののこりのくすぶっているかぶのゆえにこころよわくしてはならない。 5スリヤはエフライムおよびレマリヤのともにあなたにむかってわることくわだててう、 6「われわれはユダにのぼって、これをおびやかし、われわれのためにこれをやぶり、タビエルのをそこのおうにしよう」と。
7しゅなるかみはこうわれる、
このことけっしておこなわれない、またおこることはない。
8スリヤのかしらはダマスコ、
ダマスコのかしらはレヂンである。
(六十五ねんのうちにエフライムはやぶれて、くにをなさないようになる。)
9エフライムのかしらはサマリヤ、
サマリヤのかしらはレマリヤのである。
もしあなたがたがしんじないならば、つことはできない』」。

10しゅふたたびアハズにげてわれた、 11「あなたのかみしゅに一つのしるしをもとめよ、陰府よみのようにふかところに、あるいはてんのようにたかところもとめよ」。 12しかしアハズはった、「わたしはそれをもとめて、しゅこころみることをいたしません」。 13そこでイザヤはった、「ダビデのいえよ、け。あなたがたはひとわずらわすことをちいさいこととし、またわがかみをもわずらわそうとするのか。 14それゆえ、しゅはみずから一つのしるしをあなたがたにあたえられる。よ、おとめがみごもっておとこむ。そのはインマヌエルととなえられる。 15そのあくて、ぜんえらぶことをるころになって、凝乳ぎょうにゅうと、蜂蜜はちみつとをべる。 16それはこのあくて、ぜんえらぶことをまえに、あなたがおそれているふたりのおうてられるからである。 17しゅはエフライムがユダからわかれたときからこのかた、のぞんだことのないようなをあなたと、あなたのたみと、あなたのちちいえとにのぞませられる。それはアッスリヤのおうである」。

18そのしゅはエジプトの川々かわがわみなもとにいる、はえをまねき、アッスリヤのにいるはちばれる。 19かれらはみなて、けわしいたにいわ、すべてのいばら、すべての牧場まきばうえにとどまる。

20そのしゅ大川おおかわこうからやとったかみそり、すなわちアッスリヤのおうをもって、あたまあしとをそり、また、ひげをものぞられる。 21そのひとわか雌牛めうしとうひつじとうい、

22それからちちおおいので、凝乳ぎょうにゅうべることができ、すべてくにのうちにのこされたもの凝乳ぎょうにゅうと、蜂蜜はちみつとをべることができる。

23そのぎん一千シケルのあたいある千かぶのぶどうののあったところも、ことごとくいばらと、おどろのえるところとなり、 24いばらと、おどろとがにはびこるために、人々ひとびとゆみをもってそこへく。 25くわをもってたがやしたすべての山々やまやまにも、あなたは、いばらと、おどろとをおそれて、そこへくことができない。そのはただうしはなち、ひつじむところとなる。

第八章

1しゅはわたしにわれた、「一まいおおきなふだって、そのうえ普通ふつう文字もじで、『マヘル・シャラル・ハシ・バズ』ときなさい」。 2そこで、わたしはたしかな証人しょうにんとして、祭司さいしウリヤおよびエベレキヤのゼカリヤをてた。 3わたしが預言者よげんしゃつまちかづくと、彼女かのじょはみごもっておとこんだ。そのときしゅはわたしにわれた、「そのをマヘル・シャラル・ハシ・バズとびなさい。 4それはこのがまだ『おとうさん、おかあさん』とぶことをらないうちに、ダマスコのとみと、サマリヤのぶんどりひんとが、アッスリヤおうまえうばられるからである」。

5しゅはまたかさねてわたしにわれた、 6「このたみはゆるやかにながれるシロアのみずてて、レヂンとレマリヤのまえおそれくじける。 7それゆえよ、しゅいきおいたけく、みなぎりわたる大川おおかわみずかれらにむかってせきれられる。これはアッスリヤのおうと、そのもろもろの威勢いせいとであって、そのすべての支流しりゅうにはびこり、すべてのきしえ、 8ユダにながり、あふれみなぎって、くびにまでおよぶ。インマヌエルよ、そのひろげたつばさはあまねく、あなたのくにちわたる」。
9もろもろのたみよ、やぶられて、おどろきあわてよ。
とお国々くにぐにのものよ、みみかたむけよ。
こしおびして、おどろきあわてよ。
こしおびして、おどろきあわてよ。
10ともにはかれ、しかし、らない。
言葉ことばせ、しかし、おこなわれない。
かみがわれわれとともにおられるからである。

11しゅつよいみをもって、わたしをとらえ、わたしにかたり、このたみみちあゆまないように、さとしてわれた、 12「このたみがすべて陰謀いんぼうととなえるものを陰謀いんぼうととなえてはならない。かれらのおそれるものをおそれてはならない。またおののいてはならない。 13あなたがたは、ただ万軍ばんぐんしゅせいとして、かれをかしこみ、かれおそれなければならない。 14しゅはイスラエルの二つのいえには聖所せいじょとなり、またさまたげのいし、つまずきのいわとなり、エルサレムの住民じゅうみんにはあみとなり、わなとなる。 15おおくのものはこれにつまずき、かつたおれ、やぶられ、わなにかけられ、とらえられる」。

16わたしは、あかしを一つにまとめ、おしえをわが弟子でしたちのうちにふうじておこう。 17しゅはいま、ヤコブのいえに、みかおをかくしておられるとはいえ、わたしはそのしゅち、しゅのぞみまつる。 18よ、わたしと、しゅのわたしにたまわったたちとは、シオンのやまにいます万軍ばんぐんしゅからあたえられたイスラエルのしるしであり、まえぶれである。 19人々ひとびとがあなたがたにむかって「さえずるように、ささやくようにかた巫子みこおよび魔術者まじゅつしゃもとめよ」というときたみ自分じぶんたちのかみもとむべきではないか。けるもののためにんだものもとめるであろうか。 20ただおしえとあかしとにもとめよ。まことにかれらはこの言葉ことばによってかたるが、そこには夜明よあけがない。 21かれらはしえたげられ、えてくになかあるく。そのえるときいかりをはなち、自分じぶんたちのおう自分じぶんたちのかみをのろい、かつそのかおてんける。 22またると、よ、なやみとくらきと、くるしみのやみとがあり、かれらは暗黒あんこくいやられる。

第九章

1しかし、くるしみにあったにも、やみがなくなる。さきにはゼブルンの、ナフタリのにはずかしめをあたえられたが、のちにはうみいたみち、ヨルダンのこうの異邦人いほうじんのガリラヤに光栄こうえいあたえられる。
2くらやみのなかあゆんでいたたみおおいなるひかりた。
暗黒あんこくんでいた人々ひとびとうえひかりった。
3あなたが国民こくみんし、そのよろこびをおおきくされたので、
かれらは刈入かりいときよろこぶように、
獲物えものかつときたのしむように、
あなたのまえよろこんだ。
4これはあなたがかれらのっているくびきと、
そのかたのつえと、しえたげるもののむちとを、
ミデアンのになされたようにられたからだ。
5すべて戦場せんじょうで、歩兵ほへいのはいたくつと、
にまみれたころもとは、
えくさとなってかれる。
6ひとりのみどりごがわれわれのためにうまれた、
ひとりのおとこがわれわれにあたえられた。
まつりごとはそのかたにあり、
そのは、「霊妙れいみょうなる大能たいのうかみ
とこしえのちち平和へいわきみ」ととなえられる。
7そのまつりごとと平和へいわとは、くわわってかぎりなく、
ダビデのくらいして、そのくにおさめ、
いまよりのち、とこしえに公平こうへい正義せいぎとをもって
これをて、これをたもたれる。
万軍ばんぐんしゅ熱心ねっしんがこれをなされるのである。


8しゅはひとことをヤコブにおくり、
これをイスラエルのうえにくだされる。
9すべてこのたみ
エフライムとサマリヤにものとはるであろう。
かれらはたかぶり、こころおごってう、
10「かわらがくずれても、
われわれはいしをもっててよう。
くわのたおされても、
われわれは香柏こうはくをもってこれにかえよう」と。
11それゆえ、しゅてきおこしてかれらをめさせ、
そのあだをふるたせられる。
12ひがしにスリヤびとあり、西にしにペリシテびとあり、
かれらは大口おおぐちをあけてイスラエルをつくす。
それでもしゅいかりはやまず、
なおも、そのみばされる。


13しかもなお、このたみ自分じぶんたちをったものかえらず、
万軍ばんぐんしゅもとめない。
14それゆえ、しゅはイスラエルからあたまと、
しゅろのえだあしとを一にちのうちにられる。
15そのあたまとは、長老ちょうろうたっとひと
そのとは、いつわりをおしえる預言者よげんしゃである。
16このたみみちびものは、これをまよわせ、
かれらにみちびかれるものは、のみつくされる。
17それゆえ、しゅはそのわか人々ひとびとよろこばれず、
そのみなしごと寡婦かふとをあわれまれない。
かれらはみな、不信仰ふしんこうであって、あくおこなもの
すべてのくちおろかなことかたるからである。
それでもしゅいかりはやまず、
なおも、そのみばされる。


18あくのようにえ、
いばらと、おどろとをつくし、
しげりあうはやしき、けむりはしらとなってきあがる。
19万軍ばんぐんしゅいかりによってけ、
そのたみえくさのようになり、
だれもその兄弟きょうだいをあわれむものがない。
20かれらは右手みぎてにつかんでも、なおえ、
左手ひだりてべてもくことがない。
おのおのそのとなびとにくう。
21マナセはエフライムを、
エフライムはマナセをい、
かれらはともにユダをめる。
それでもしゅいかりはやまず、
なおも、そのみばされる。

第一〇章


1わざわいなるかな、
不義ふぎ判決はんけつくだもの暴虐ぼうぎゃく宣告せんこくきしるすもの
2かれらはとぼしいものうったえをけず、
わがたみのうちのまずしいもの権利けんりをはぎ、
寡婦かふ資産しさんうばい、みなしごのものをかすめる。
3あなたがたは刑罰けいばつがきたなら、
なにをしようとするのか。
大風おおかぜとおくからるとき、
なにをしようとするのか。
あなたがたはのがれていって、
だれにたすけをもとめようとするのか。
また、どこにあなたがたのとみのこそうとするのか。
4ただとらわれたものなかにかがみ、
ころされたものなかたおれるのみだ。
それでもしゅいかりはやまず、
なおも、そのみばされる。


5ああ、アッスリヤはわがいかりのつえ、
わがいきどおりのむちだ。
6わたしはかれをつかわして不信ふしんくにめ、
かれめいじてわがいかりのたみめ、かすめうばわせ、
かれらをちまたのどろのようにみにじらせる。
7しかしかれはそのようにはおもわず、
そのこころもそのようにはかんがえず、
かえってそのこころほろぼすことをおもい、
あまたの国々くにぐにたおそうとする。
8かれう、「わが諸侯しょこうはみなおうではないか。
9カルノはカルケミシのようではないか。
ハマテはアルパデのようではないか。
サマリヤはダマスコのようではないか。
10わが偶像ぐうぞうつかえる国々くにぐにびた。
そのったぞうはエルサレムおよび
サマリヤのものにまさっていた。
11わたしはサマリヤとその偶像ぐうぞうおこなったように、
エルサレムとその偶像ぐうぞうおこなわぬであろうか」。

12しゅがシオンのやまとエルサレムとになそうとすることを、ことごとくなしげられたときしゅはアッスリヤおう無礼ぶれい言葉ことばと、そのたかぶりとをばっせられる。 13かれう、
「わがちからにより、またわが知恵ちえによって、
わたしはこれをなした。わたしはかしこいからである。
わたしはもろもろのたみさかいのぞき、
その財宝ざいほううばった。
またわたしは雄牛おうしのように、
くらいするものきおろした。
14わがるように、
もろもろのたみとみた。
またわたしは人々ひとびとてられたたまごあつめるように、
ぜんあつめた。
あるいはつばさうごかし、あるいはくちひらき、
あるいはぺちゃくちゃものもなかった」。


15おのは、それをもちいてものにむかって、
自分じぶんほこることができようか。
のこぎりは、それをうごかすものにむかって、
みずからたかぶることができようか。
これはあたかも、むちが自分じぶんをあげるものうごかし、
つえがでないものをあげようとするのにひとしい。
16それゆえ、しゅ万軍ばんぐんしゅは、
そのえた勇士ゆうしなか病気びょうきおくっておとろえさせ、
その栄光えいこうしたえるようなほのおやされる。
17イスラエルのひかりとなり、
その聖者せいじゃほのおとなり、
そのいばらと、おどろとを一にちのうちにほろぼす。
18また、そのはやしつちえた田畑たはたさかえを、
たましいも、からだも二つながらほろぼし、
めるもののやせおとろえるときのようにされる。
19そのはやしのこりのものはわずかであって、
わらべもそれをきとめることができる。

20そのにはイスラエルののこりのものと、ヤコブのいえのこったものとは、もはや自分じぶんたちをったものにたよらず、真心まごころをもってイスラエルの聖者せいじゃしゅにたより、 21のこりのもの、すなわちヤコブののこりのもの大能たいのうかみかえる。 22あなたのたみイスラエルはうみすなのようであっても、そのうちののこりのものだけがかえってる。ほろびはすでにさだまり、であふれている。 23しゅ万軍ばんぐんしゅさだめられたほろびをぜんおこなわれる。

24それゆえ、しゅ万軍ばんぐんしゅはこうわれる、「シオンにむわがたみよ、アッスリヤびとが、エジプトびとがしたように、むちをもってあなたをち、つえをあげてあなたをせめても、かれらをおそれてはならない。 25ただしばらくして、わがいきどおりはやみ、わがいかりはかれらをほろぼすからである。 26万軍ばんぐんしゅは、むかしミデアンびとをオレブのいわたれたときのように、かれらにむかって、むちをふるわれる。またそのつえをうみうえにのばし、エジプトでなされたように、それをあげられる。 27そのには、かれ重荷おもにはあなたのかたからおり、かれのくびきはあなたのくびからはなれる」。
かれはリンモンからのぼり、
28アイアテにきたり、ミグロンをぎ、
ミクマシでその行李こうりをとどめ、
29わたしをぎて、ゲバに宿やどる。
ラマはおののき、サウルのギベアはった。
30ガリムのむすめよ、こえをあげてさけべ。
ライシよ、みみかたむけよ。
アナトテよ、かれこたえよ。
31マデメナはり、ゲビムのたみかくもとめた。
32このかれはノブにちとどまり、
シオンのむすめやま、エルサレムのおかにむかって、
そのる。


33よ、しゅ万軍ばんぐんしゅは、
おそろしいちからをもってえだりおろされる。
たけのたかいものもおとされ、
そびえつものはひくくされる。
34しゅはおのをもってしげりあうはやしられる。
みごとなしげるレバノンもたおされる。

第一一章


1エッサイのかぶから一つの
そのから一つのわかえだえてむすび、
2そのうえしゅれいがとどまる。
これは知恵ちえさとりのれい深慮しんりょ才能さいのうれい
しゅ知識ちしきしゅおそれるれいである。
3かれしゅおそれることをたのしみとし、
そのるところによって、さばきをなさず、
そのみみくところによって、さだめをなさず、
4正義せいぎをもってまずしいものをさばき、
公平こうへいをもってくにのうちの
柔和にゅうわもののためにさだめをなし、
そのくちのむちをもってくにち、
そのくちびるのいきをもってしきものころす。
5正義せいぎはそのこしおびとなり、
忠信ちゅうしんはそのおびとなる。


6おおかみは小羊こひつじともにやどり、
ひょうはやぎとともし、
うしわかじし、えたる家畜かちくともにいて、
ちいさいわらべにみちびかれ、
7雌牛めうしくまとはものともにし、
うしくまともし、
ししはうしのようにわらをい、
8のみ毒蛇どくへびのほらにたわむれ、
乳離ちばなれのをまむしのあなれる。
9かれらはわがせいなるやまのどこにおいても、
そこなうことなく、やぶることがない。
みずうみをおおっているように、
しゅ知識ちしきちるからである。

10その、エッサイのって、もろもろのたみはたとなり、もろもろのくにびとはこれにたずもとめ、そのかれるところ栄光えいこうがある。

11そのしゅふたたべて、そのたみのこれるものをアッスリヤ、エジプト、パテロス、エチオピヤ、エラム、シナル、ハマテおよび海沿うみぞいの国々くにぐにからあがなわれる。
12しゅ国々くにぐにのためにはたをあげて、
イスラエルのいやられたものあつめ、
ユダのらされたもの四方しほうからあつめられる。
13エフライムのねたみはうせ、
ユダをなやますものたれ、
エフライムはユダをねたまず、
ユダはエフライムをなやますことはない。
14しかしかれらは西にしほうペリシテびとのかた
おそいかかり、
あいともひがしたみをかすめ、
そのをエドムおよびモアブにべ、
アンモンの人々ひとびとをおのれにしたがわせる。
15しゅはエジプトのうみしたをからし、
かわうえってあつかぜかせ、
そのかわって七つのかわとなし、
くつをぬらさないでわたらせられる。
16そのたみのこれるもののために
アッスリヤからの大路おおじがあり、
むかしイスラエルがエジプトのくにから
のぼってきたときにあったようになる。

第一二章

1そのあなたはう、
しゅよ、わたしはあなたに感謝かんしゃします。
あなたは、さきにわたしにむかっていかられたが、
そのいかりはやんで、わたしをなぐさめられたからです。
2よ、かみはわがすくいである。
わたしは信頼しんらいしておそれることはない。
しゅなるかみはわがちから、わがうたであり、
わがすくいとなられたからである」。

3あなたがたはよろこびをもって、すくい井戸いどからみずをくむ。 4その、あなたがたはう、
しゅ感謝かんしゃせよ。
そのみべ。
そのみわざをもろもろのたみなかにつたえよ。
そのみのあがむべきことをかたりつげよ。
5しゅをほめうたえ。
しゅはそのみわざを、みごとになしげられたから。
これをぜんつたえよ。
6シオンにものよ、こえをあげて、よろこびうたえ。
イスラエルの聖者せいじゃはあなたがたのうちで
おおいなるものだから」。

第一三章

1アモツのイザヤにしめされたバビロンについての託宣たくせん
2あなたがたはのないやまはたて、
こえをあげてかれらをまねき、
ってかれらを貴族きぞくもんに、はいらせよ。
3わたしはわがいかりのさばきをおこなうために
聖別せいべつしたものどもにめいじ、
わが勇士ゆうし、わがほこものどもをまねいた。


4け、おおくのたみのようなさわこえ山々やまやまきこえる。
け、もろもろの国々くにぐにりつどえる
もろもろの国民こくみんのざわめくこえきこえる。
これは万軍ばんぐんしゅ
たたかいのために軍勢ぐんぜいあつめられるのだ。
5かれらはとおくにから、てんはてからる。
これは、しゅとそのいきどおりのうつわで、
ぜんほろぼすためにるのだ。


6あなたがたはさけべ。しゅちかづき、
ほろびが全能者ぜんのうしゃからるからだ。
7それゆえ、すべてのよわり、
すべてのひとこころる。
8かれらはおそれおののき、くるしみとなやみにとらえられ、
まんとするおんなのようにもだえくるしみ、
たがいおどろき、かおあわせ、
そのかおほのおのようになる。


9よ、しゅる。
残忍ざんにんで、いきどおりとはげしいいかりとをもってこのあらし、
そのなかからつみびとをほろぼすためにる。
10てんほしとその星座せいざとはそのひかりはなたず、
太陽たいようてもくらく、
つきはそのひかりかがやかさない。
11わたしはそのあくのためにばっし、
その不義ふぎのためにわるものばっし、
たかぶるものほこりをとどめ、
あらぶるもの高慢こうまんひくくする。
12わたしはひとせいきんよりも、
オフルのこがねよりもすくなくする。
13それゆえ、万軍ばんぐんしゅいきどおりにより、
そのはげしいいかりのに、
てんふるい、うごいて、そのところをはなれる。
14かれらはわれた、かもしかのように、
あるいはあつめるもののないひつじのようになって、
おのおの自分じぶんたみかえり、
自分じぶんくにげてく。
15すべていだされるものされ、
すべてとらえられるものはつるぎによってたおされ、
16かれらのみどりごはそのまえくだかれ、
そのいえはかすめうばわれ、そのつまけがされる。


17よ、わたしは、しろがねをもかえりみず、
こがねをもよろこばないメデアびとをおこして、
かれらにむかわせる。
18かれらのゆみわかもの射殺いころし、
はらをあわれむことなく、
おさて、しむことがない。
19国々くにぐにほまれであり、
カルデヤびとのほこりであるうるわしいバビロンは、
かみほろぼされたソドム、ゴモラのようになる。
20ここにはながくものえ、
世々よよにいたるまでみつくものがなく、
アラビヤびともそこに天幕てんまくらず、
羊飼ひつじかいもそこにれをさせることがない。
21ただ、けものがそこにし、
ほえるけものがそのいえち、
だちょうがそこにみ、
鬼神きしんがそこにおどる。
22ハイエナはそのしろなかき、
山犬やまいぬたのしい宮殿きゅうでんでほえる。
そのときるのはちかい、
そのびることがない。

第一四章

1しゅはヤコブをあわれみ、イスラエルをふたたえらんで、これをおのれのかれる。異邦人いほうじんはこれにくわわって、ヤコブのいえむすびつらなり、 2もろもろのたみかれらをれてそのところみちびいてる。そしてイスラエルのいえは、しゅかれらを男女だんじょ奴隷どれいとし、さきに自分じぶんたちを捕虜ほりょにしたもの捕虜ほりょにし、自分じぶんたちをしえたげたものおさめる。

3しゅがあなたの苦労くろう不安ふあんとをのぞき、またあなたがふくした苦役くえきのぞいて、安息あんそくをおあたえになるとき、 4あなたはこのあざけりのうたをとなえ、バビロンのおうをののしってう、
「あの、しえたげるものまったえてしまった。
あの、おごるものまったえてしまった。
5しゅわるもののつえと、
つかさびとのしゃくられた。
6かれらはいきどおりをもってもろもろのたみ
えずってはち、
いかりをもってもろもろのくにおさめても、
そのしえたげをとどめるものがなかった。
7ぜんはやすみをおだやかになり、
ことごとくこえをあげてうたう。
8いとすぎおよびレバノンの香柏こうはくでさえも
あなたのゆえによろこんでう、
『あなたはすでにたおれたので、
もはや、きこりがのぼってきて、
われわれをめることはない』。
9した陰府よみはあなたのためにうごいて、
あなたのるのをむかえ、
のもろもろの指導者しどうしゃたちの亡霊ぼうれい
あなたのためにおこし、
国々くにぐにのもろもろのおう
その王座おうざからちあがらせる。
10かれらはみなあなたにげてう、
『あなたもまたわれわれのようによわくなった、
あなたもわれわれとおなじようになった』。
11あなたの栄華えいがとあなたのこと
陰府よみちてしまった。
うじはあなたのしたかれ、
みみずはあなたをおおっている。


12黎明れいめいけの明星みょうじょうよ、
あなたはてんからちてしまった。
もろもろのくにたおしたものよ、
あなたはられてたおれてしまった。
13あなたはさきにこころのうちにった、
『わたしはてんにのぼり、
わたしの王座おうざたかかみほしうえにおき、
きたはてなる集会しゅうかいやまし、
14くものいただきにのぼり、
いとたかもののようになろう』。
15しかしあなたは陰府よみおとされ、
あな奥底おくそこれられる。
16あなたをものはつくづくあなたを
あなたにをとめてう、
『このひとふるわせ、国々くにぐにうごかし、
17世界せかい荒野あらののようにし、その都市としをこわし、
とらえたものをそのいえ
かえさなかったものであるのか』。
18もろもろのくにおうたちはみな
たっといさまで、自分じぶんはかねむる。
19しかしあなたはみきらわれるつきらぬのように
はかのそとにてられ、
つるぎでころされたものでおおわれ、
みつけられる死体したいのようにあないしくだる。
20あなたは自分じぶんくにほろぼし、
自分じぶんたみころしたために、
かれらとともほうむられることはない。
どうか、あくおこなもの子孫しそん
とこしえにばれることのないように。
21先祖せんぞのよこしまのゆえに、
その子孫しそんのためにほふりそなえよ。
これはかれらがってり、
世界せかいのおもてに町々まちまち
たすことのないためである」。

22万軍ばんぐんしゅわれる、「わたしはってかれらをめ、バビロンからそのと、のこれるもの、そのまごとをほろぼす、としゅう。 23わたしはこれをはりねずみのすみかとし、みずいけとし、ほろびのほうきをもって、これをはらのぞく、と万軍ばんぐんしゅう」。


24万軍ばんぐんしゅちかってわれる、
「わたしがおもったようにかならり、
わたしがさだめたようにかならつ。
25わたしはアッスリヤびとをわがやぶり、
わが山々やまやまかれみにじる。
こうしてかれいたくびきは
イスラエルびとからはなれ、
かれわせた重荷おもに
イスラエルびとのかたからはなれる」。
26これはぜんについてさだめられた計画けいかくである。
これは国々くにぐにうえばされたである。
27万軍ばんぐんしゅさだめられるとき、
だれがそれをすことができるのか。
そのばされるとき、
だれがそれをきもどすことができるのか。


28アハズおうんだねんにこの託宣たくせんがあった、
29「ペリシテのぜんよ、あなたをったむちが
られたことをよろこんではならない。
へびのからまむしが
そのびかけるへびとなるからだ。
30いとまずしいものしょく
とぼしいものやすらかにす。
しかし、わたしはききんをもって
あなたの子孫しそんころし、
あなたののこれるものほろぼす。
31もんよ、きわめけ。まちよ、さけべ。
ペリシテのぜんよ、おそれのあまりえうせよ、
きたからけむりるからだ。
その隊列たいれつからは、ひとりも脱落だつらくするものはない」。


32そのくに使者ししゃたちになんとこたえようか。
しゅはシオンのもといをおかれた、
そのたみくるしむもの
このなかどころる」とこたえよ。

第一五章

1モアブについての託宣たくせん
アルは一のうちにあらされて、モアブはほろびうせ、
キルは一のうちにあらされて、モアブはほろびうせた。
2デボンのむすめたかところにのぼってき、
モアブはネボとメデバのうえなげさけぶ。
おのおのそのあたまをかぶろにし、
そのひげをことごとくそった。
3かれらはそのちまたで荒布あらぬのをまとい、
その屋根やねまたは広場ひろばで、みなさけび、なみだひたる。
4ヘシボンとエレアレとはさけび、
そのこえはヤハズまできこえる。
それゆえ、モアブの兵士へいしこえをあげ、
そのたましいはおののく。
5わがこころはモアブのためにさけばわる。
その落人おちうどはゾアルおよび
エグラテ・シリシヤにのがれ、
きながらルヒテのさかをのぼり、
ホロナイムのみちほろびのさけびをあげる。
6ニムリムのみずはかわき、
くされ、なええて、あおものはない。
7それゆえ、かれらはそのとみと、
そのたくわえたものとをたずさえて、やなぎかわをわたる。
8そのさけびのこえはモアブのさかいをめぐり、
そのなげきのこえはエグライムにいたり、
またそのなげきのこえはベエル・エリムにいたる。
9デボンのみずちる。
わたしはデボンのうえにさらにわざわいくわえ、
モアブののがれたもの
こののこったものとに、ししをおくる。

第一六章


1かれらはセラから荒野あらのみちによって
小羊こひつじをシオンのむすめやまおくり、
くにのつかさにおさめた。
2モアブのむすめらはアルノンのわたしで、
さまようとりのように、
われたひなのようである。
3あいはかって、ことさだめよ。
真昼まひるなかでも、あなたのかげよるのようにし、
さすらいひとかくし、
のがれてものをわたさず、
4モアブのさすらいひとを、あなたのうちにやどらせ、
かれらのどころとなって、ほろぼすものからのがれさせよ。
しえたげるものがなくなり、ほろぼすものえ、
みにじるものからたれたとき、
5一つの玉座ぎょくざがいつくしみによってかたてられ、
ダビデの幕屋まくやにあって、
さばきをなし、公平こうへいもとめ、
正義せいぎおこなうに、すみやかなるもの
真実しんじつをもってそのうえする」。


6われわれはモアブのたかぶりのことをいた、
そのたかぶることは、はなはだしい。
われわれはそのほこりと、たかぶりと、
そのおごりとのことをいた、
その自慢じまんいつわりである。
7それゆえ、モアブはさけべ、
たみはみなモアブのためにさけべ。
まったちのめされて、
キルハレセテのほしぶどうのためになげけ。
8ヘシボンのはたけと、
シブマのぶどうのとは、しぼみおとろえた。
国々くにぐにのもろもろのしゅが、
そのえだおとしたからである。
そのえだはさきにはヤゼルまでいたり、
荒野あらのにまではびこり、
そのつるはひろがってうみえた。
9それゆえ、わたしはヤゼルとともに、
シブマのぶどうののためにく。
ヘシボンよ、エレアレよ、
わたしはなみだをもってあなたをひたす。
ときのこえが、あなたの果実かじつと、
あなたの収穫しゅうかくうえにふりかかってきたからである。
10よろこびとたのしみとはつちえたはたけからられ、
ぶどうはたけにはうたうことなく、
よろこばわることなく、
さかぶねをんでさけしぼものなく、
ぶどうの収穫しゅうかくよろここえはやんだ。
11それゆえ、わがたましいはモアブのために、
わがこころはキルハレスのために、
ことのようにりひびく。

12モアブがたかところて、おのれをつかれさせ、またその聖所せいじょにきていのっても、効果こうかはない。

13これはしゅがさきにモアブについてかたられたみ言葉ことばである。 14しかしいましゅかたってわれる、「モアブのさかえはそのおおいなる群衆ぐんしゅうにもかかわらず、雇人やといにん年期ねんきとひとしく三ねんのうちに、はずかしめをけ、のこれるものはまことにすくなく、ちからがない」。

第一七章

1ダマスコについての託宣たくせん
よ、ダマスコはまち姿すがたうしなって、荒塚あらつかとなる。
2その町々まちまちはとこしえにてられ、
家畜かちくれのところとなって、しやすむが、
これをおびやかすものはない。
3エフライムのとりではすたり、
ダマスコの主権しゅけんはやみ、
スリヤののこれるものは、イスラエルのらの
栄光えいこうのようにえうせると
万軍ばんぐんしゅわれる。


4その、ヤコブのさかえはおとろえ、
そのえたるにくはやせ、
5あたかも刈入かりいひとがまだらないむぎあつめ、
かいなをもってったあとのように、
レパイムのたにひろあつめたあとのようになる。
6オリブのつとき、
二つ三つのをこずえにのこし、
あるいは四つ五つを
みのりおおえだのこすように、
とりのこされるものがあると
イスラエルのかみしゅわれる。

7その人々ひとびとはそのつくぬしあおぎのぞみ、イスラエルの聖者せいじゃをとめ、 8おのれののわざである祭壇さいだんあおぎのぞまず、おのれのゆびつくったアシラぞうこう祭壇さいだんとにをとめない。

9そのかれらの堅固けんご町々まちまちむかしイスラエルのらのゆえにられたヒビびとおよびアモリびとのあとのようにになる。


10これはあなたがたが自分じぶんすくいかみわすれ、
自分じぶんどころなるいわこころにとめなかったからだ。
それゆえ、あなたがたはうつくしい植物しょくぶつえ、
ことなるかみえだをさし、
11そのえたにこれを成長せいちょうさせ、
そのまいたあさにこれをはなかせても、
その収穫しゅうかくかなしみと、いやしがたいくるしみのにとびる。


12ああ、おおくのたみはなりどよめく、
うみのなりどよめくように、かれらはなりどよめく。
ああ、もろもろのくにはなりとどろく、
大水おおみずのなりとどろくように、かれらはなりとどろく。
13もろもろのくにおおくのみず
なりとどろくように、なりとどろく。
しかし、かみかれらをこらしめられる。
かれらはとおくのがれて、
かぜられるやまうえのもみがらのように、
また暴風ぼうふうにうずくちりのようにいやられる。
14夕暮ゆうぐれには、よ、おそれがある。
まだけないうちにかれらはうせた。
これはわれわれをかすめるものくべきぶん
われわれをうばものくべきくじである。

第一八章


1ああ、エチオピヤの川々かわがわのかなたなる
ぶんぶんと羽音はおとのするくに
2このくにあしふねみずにうかべ、
ナイルかわによって使者ししゃをつかわす。
とくはし使者ししゃよ、け。
川々かわがわわかれるくにの、たけたかく、はだのなめらかなたみ
遠近えんきんおそれられるたみ
力強ちからづよく、たたかいにたみけ。
3すべてにおるもの、むものよ、
やまうえはたつときはよ、
ラッパのりひびくときはけ。
4しゅはわたしにこうわれた、
れわたった日光にっこうねつのように、
刈入かりいれのねつむしてつゆおおくものように、
わたしはしずかにわたしのすまいから、ながめよう」。
5刈入かりいれのまえはなぎて
そのはながぶどうとなってじゅくすとき、
かれはかまをもって、つるをり、えだる。
6かれらはみなやま猛禽もうきんと、
けものとにかれる。
猛禽もうきんはそのうえなつごし、
けものはみなそのうえふゆごす。
7そのとき川々かわがわわかれるくに
たけたかく、はだのなめらかなたみ
とおくのものにもちかくのものにもおそれられるたみ
力強ちからづよく、たたかいにたみから
万軍ばんぐんしゅにささげるおくものたずさえて、
万軍ばんぐんしゅのみのあるところ、シオンのやまる。

第一九章

1エジプトについての託宣たくせん
よ、しゅはやくもって、エジプトにられる。
エジプトのもろもろの偶像ぐうぞうは、みまえふるえおののき、
エジプトびとのこころかれらのうちにる。
2わたしはエジプトびとをふるいたたせて、
エジプトびとにさからわせる。
かれらはおのおのその兄弟きょうだいてきしてたたかい、
おのおのそのとなりてきし、
まちまちめ、くにくにめる。
3エジプトびとのたましいは、
かれらのうちにうせて、むなしくなる。
わたしはそのはかりごとをやぶる。
かれらは偶像ぐうぞうおよび魔術まじゅつ
巫子みこおよび魔法使まほうつかいたずもとめる。
4わたしはエジプトびとをきびしい主人しゅじんわたす、
荒々あらあらしいおうかれらをおさめると、
しゅ万軍ばんぐんしゅわれる。


5ナイルのみずはつき、かわはかれてかわく。
6またその運河うんがくさいにおいをはなち、
エジプトのナイルの支流しりゅうはややにってかわき、
あしとよしとはれはてる。
7ナイルのほとり、ナイルのきしにははだかところがあり、
ナイルのほとりにまいたものはことごとくれ、
らされて、うせる。
8漁夫ぎょふなげき、
すべてナイルにつりをたれるものかなしみ、
あみみずのおもてにうつものおとろえる。
9ったあさものつくものと、
白布しろぬのものじる。
10くにはしらたるものくだかれ、
すべてやとわれてはたらものなげかなしむ。
11ゾアンのきみたちはまったおろかであり、
パロのかしこかんらはおろかなはかりごとをなす。
あなたがたはどうしてパロにむかって
「わたしはかしこもの、いにしえのおうです」と
うことができようか。
12あなたのかしこものはどこにおるか。
かれらをして、
万軍ばんぐんしゅがエジプトについてさだめられたことを
あなたにらしめよ。
13ゾアンのきみたちはおろかとなり、
メンピスのきみたちはあざむかれ、
エジプトのもろもろの部族ぶぞくすみいしたるかれらは、
かえってエジプトをまよわせた。
14しゅまがったこころかれらのうちにぜられた。
かれらはエジプトをして、
すべてそのおこなうことにまよわせ、
あたかもったひとものくときに
よろめくようにさせた。
15エジプトにたいしては、あたまあるいは
しゅろのえだあるいはあし
ともになしうるわざはない。

16その、エジプトびとはおんなのようになり、万軍ばんぐんしゅかれらのうえうごかされるみまえおそれおののく。 17ユダのは、エジプトびとにおそれられ、ユダについてかたげることをくエジプトびとはみな、万軍ばんぐんしゅがエジプトびとにむかってさだめられたはかりごとのゆえにおそれる。

18その、エジプトのにカナンのくにことばをかたり、また万軍ばんぐんしゅちかいをてる五つのまちがあり、そのなかの一つは太陽たいようまちととなえられる。

19その、エジプトのくになかしゅをまつる一つの祭壇さいだんがあり、そのさかいしゅをまつる一つのはしらがある。 20これはエジプトのくに万軍ばんぐんしゅに、しるしとなり、あかしとなる。かれらがしえたげるもののゆえに、しゅさけもとめるとき、しゅすくものをつかわして、かれらをまもたすけられる。 21しゅはご自分じぶんをエジプトびとにらせられる。その、エジプトびとはしゅり、犠牲ぎせいそなものとをもってしゅつかえ、しゅ誓願せいがんをたててこれをはたす。 22しゅはエジプトをたれる。しゅはこれをたれるが、またいやされる。それゆえかれらはしゅかえる。しゅかれらのねがいをいれて、かれらをいやされる。

23その、エジプトからアッスリヤにかよ大路おおじがあって、アッスリヤびとはエジプトに、エジプトびとはアッスリヤにき、エジプトびとはアッスリヤびととともしゅつかえる。

24その、イスラエルはエジプトとアッスリヤとともに三つあいならび、ぜんのうちで祝福しゅくふくをうけるものとなる。 25万軍ばんぐんしゅは、これを祝福しゅくふくしてわれる、「さいわいなるかな、わがたみなるエジプト、わがのわざなるアッスリヤ、わがぎょうなるイスラエル」と。

第二〇章

1アッスリヤのおうサルゴンからつかわされた最高さいこう司令しれいかんがアシドドにて、これをめ、これをったねん、―― 2そのときしゅはアモツのイザヤによってかたってわれた、「さあ、あなたのこしから荒布あらぬのき、あしからくつをぎなさい」。そこでイザヤはそのようにし、はだか、はだしであるいた。―― 3しゅわれた、「わがしもべイザヤは三ねんあいだはだか、はだしであるき、エジプトとエチオピヤにたいするしるしとなり、まえぶれとなったが、 4このようにエジプトびとのとりことエチオピヤびとのとらわれびととは、アッスリヤのおうかれて、そのわかものいたものもみなはだか、はだしで、しりをあらわし、エジプトのはじしめす。 5かれらはそのたのみとしたエチオピヤのゆえに、そのほこりとしたエジプトのゆえにおそれ、かつじる。 6そのには、このうみべにたみう、『よ、われわれがたのみとしたくに、すなわちわれわれがのがれてってたすけをもとめ、アッスリヤおうからすくされようとしたくにはすでにこのとおりである。われわれはどうしてのがれることができようか』と。」

第二一章

1うみ荒野あらのについての託宣たくせん
つむじかぜがネゲブをぎるように、
荒野あらのから、おそるべきから、るものがある。
2わたしは一つのきびしいまぼろししめされた。
かすめうばものはかすめうばい、
ほろぼすものほろぼす。
エラムよ、のぼれ、メデアよ、かこめ。
わたしはすべてのなげきをやめさせる。
3それゆえ、わがこしはげしいいたみにたされ、
出産しゅっさんのぞおんなくるしみのようなくるしみが
わたしをとらえた。
わたしは、かがんでくことができず、
おそれおののいてることができない。
4わがこころはみだれまどい、
わななきおそれること、はなはだしく、
わたしのあこがれたたそがれは
かわっておののきとなった。
5かれらは食卓しょくたくもうけ、
じゅうたんをいてみする。
もろもろのきみよ、って、たてあぶらをぬれ。
6しゅはわたしにこうわれた、
って、見張みはりびとをおき、
そのるところをげさせよ。
7うまって二れつならんだものと、ろばにったものと、
らくだにったものとをかれるならば、
みみかたむけてつまびらかにかせよ」。
8そのとき見張みはりびとはばわってった、
しゅよ、わたしがひねもすやぐらにち、
もすがらわが見張みはりじょっていると、
9よ、うまって二れつならんだものがここにます」。
かれこたえてった、
たおれた、バビロンはたおれた、
その神々かみがみぞうはことごとくくだかれて
した」。
10ああ、みにじられたわがたみ、わがよ、
イスラエルのかみ万軍ばんぐんしゅから
わたしがいたところのものを
あなたがたにげる。

11ドマについての託宣たくせん
セイルからわたしにばわるものがある、
夜回よまわりよ、いまよるのなんどきですか、
夜回よまわりよ、いまよるのなんどきですか」。
12夜回よまわりはう、
あさがきます、よるもまたきます。
もしあなたがたがこうとおもうならばきなさい、
またなさい」。

13アラビヤについての託宣たくせん
デダンびとの隊商たいしょうよ、
あなたがたはアラビヤのはやしにやどる。
14テマのたみよ、
みずたずさえて、かわいたものむかえ、
パンをもって、げのがれたものむかえよ。
15かれらはつるぎをけ、いたつるぎをけ、
ったゆみけ、またはげしいたたかいをけて、
げてきたからである。

16しゅはわたしにこうわれた、「雇人やといにん年期ねんきのように一ねん以内いないにケダルのすべての栄華えいがはつきはてる。 17ケダルのらの勇士ゆうしで、射手しゃしゅのこものすくない」。これはイスラエルのかみしゅかたられたのである。

第二二章

1まぼろしたにについての託宣たくせん
あなたがたはなぜ、みな屋根やねにのぼったのか。
2さけごえちているもの
さわがしいみやこよろこびにっているまちよ。
あなたのうちのころされたもの
つるぎでころされたのではなく、
またたたかいにたおれたのでもない。
3あなたのつかさたちはみなともにのがれてったが、
ゆみててとらえられた。
かれらはとおげてったが、
あなたのうちのつかったものはみなとらえられた。
4それゆえ、わたしはった、
「わたしをかえりみてくれるな、
わたしはいたくかなしむ。
わがたみむすめほろびのために、
わたしをなぐさめようとつとめてはならない」。


5万軍ばんぐんかみしゅまぼろしたに
さわぎと、みにじりと、混乱こんらんをこさせられる。
城壁じょうへきはくずれち、さけごえやまきこえる。
6エラムはえびらい、
戦車せんしゃ騎兵きへいとをもってきたり、
キルはたてをあらわした。
7あなたのもっとうつくしいたに戦車せんしゃち、
騎兵きへいはもろもろのもんにむかってった。
8ユダをまもるおおいはのぞかれた。

そのあなたははやしいえ武具ぶぐあおのぞんだ。 9またあなたがたはダビデのまちやぶれのおおいのをしたいけみずあつめ、 10エルサレムのいえかぞえ、またそのいえをこわして城壁じょうへききずき、 11一つの貯水池ちょすいちを二つの城壁じょうへきあいだつくって古池ふるいけみずをひいた。しかしあなたがたはこのことをなされたものあおのぞまず、このことむかしから計画けいかくされたものかえりみなかった。


12その万軍ばんぐんかみしゅ
かなしみ、あたまをかぶろにし、
荒布あらぬのをまとうことをめいじられたが、
13よ、あなたがたはよろこたのしみ、
うしをほふり、ひつじころし、
にくい、さけんでう、
「われわれはい、かつもう、
明日みょうにちぬのだから」。
14万軍ばんぐんしゅはみずからわたしのみみしめされた、
「まことに、この不義ふぎはあなたがたがぬまで、
ゆるされることはない」と
万軍ばんぐんかみしゅわれる。

15万軍ばんぐんかみしゅはこうわれる、「さあ、おういえをつかさどるこの執事しつじセブナにっていなさい、 16『あなたはここになんのかかわりがありますか。あなたはだれの縁故えんこでここに自分じぶんのためにはかったのですか。あなたはたかところはかり、いわをうがって自分じぶんのためにすみかをつくった。 17つよひとよ、よ、しゅはあなたをはげしくなげたおされる。しゅはあなたをかたくつかまえ、 18ぐるぐるまわして、まりのように広々ひろびろしたげられる。主人しゅじんいえはじとなるものよ、あなたはそこでに、あなたの華麗かれいくるまはそこにのこる。 19わたしは、あなたをそのしょくからい、その地位ちいからきおろす。 20その、わたしは、わがしもべヒルキヤのエリアキムをんで、 21あなたのころもせ、あなたのおびをしめさせ、あなたの権力けんりょくかれにゆだねる。かれはエルサレムのたみとユダのいえとのちちとなる。 22わたしはまたダビデのいえのかぎをかれかたく。かれひらけばじるものなく、かれじればひらものはない。 23わたしはかれかたところったくぎのようにする。そしてかれはそのちちいえほまれとなり、 24そのちちいえのすべてのおもさはかれうえにかかる。すなわちその、そのまごおよびすべてのちいさいうつわはちからすべてのびんにいたるまでみな、かれうえにかかる』」。 25万軍ばんぐんしゅわれる、「そのかたところったくぎはけ、られてちる。そのうえにかかっているもまたられる」としゅかたられた。

第二三章

1ツロについての託宣たくせん
タルシシのもろもろのふねよ、さけべ、
ツロはれすたれて、いえなく、
ふねまりするみなともないからだ。
このことはクプロのからかれらにらせられる。
2うみべにたみよ、
シドンの商人しょうにんよ、もだせ、
あなたがたの使者ししゃうみわたり、
おおいなるみずうえにあった。
3ツロの収入しゅうにゅうはシホルの穀物こくもつ
ナイルかわ収穫しゅうかくであった。
ツロはもろもろのくにびとの商人しょうにんであった。
4シドンよ、じよ、
うみった、うみしろう、
「わたしはくるしまず、またまなかった。
わたしはわか男子だんしやしなわず、
また処女しょじょそだてなかった」。
5この報道ほうどうがエジプトにたっするとき、
かれらはツロについての報道ほうどうによって、いたくくるしむ。
6タルシシにわたれ、
うみべにたみよ、さけべ。
7これがその起源きげんふるまち
自分じぶんあしうつり、とおくにまで移住いじゅうしたまち
あなたがたのよろこほこまちなのか。
8ツロにむかってこれをさだめたのはだれか。
ツロはかんむりさづけたまち
その商人しょうにんきみたち、
その貿易ぼうえき業者ぎょうしゃたっと人々ひとびとであった。
9万軍ばんぐんしゅはすべての栄光えいこうほこりけがし、
のすべてのたっとものをはずかしめるために
これをさだめられたのだ。
10タルシシのむすめよ、
ナイルかわのようにおのがにあふれよ。
もはや束縛そくばくするものはない。
11しゅはそのうみうえべて
国々くにぐにふるうごかされた。
しゅはカナンについてみことのりし、
そのとりでをこわされた。
12しゅわれた、
「しえたげられた処女しょじょシドンのむすめよ、
あなたはもはやよろこぶことはない。
って、クプロにわたれ、
そこでもあなたは安息あんそくることはない」。

13カルデヤびとのくによ、アッスリヤではなく、このたみがツロをけもののすみかにさだめた。かれらはやぐらをて、もろもろの宮殿きゅうでんをこわして荒塚あらつかとした。
14タルシシのもろもろのふねよ、さけべ、
あなたがたのとりではれすたれたから。

15その、ツロはひとりのおうのながらえるおなじく七十ねんあいだわすれられ、七十ねんおわってのち、ツロは遊女ゆうじょうたのようになる、
16わすれられた遊女ゆうじょよ、
ことってまちめぐり、
たくみにだんじ、おおくのうたをうたって、
ひとおもされよ」。

17七十ねんおわってのちしゅはツロをかえりみられる。ツロはふたた淫行いんこうあたいて、のおもてにあるのすべての国々くにぐに姦淫かんいんおこない、 18その商品しょうひんとそのあたいとはしゅにささげられる。これはたくわえられることなく、まれることなく、その商品しょうひんしゅまえもののためにゆたかな食物しょくもつとなり、みごとな衣服いふくとなる。

第二四章


1よ、しゅはこのをむなしくし、
これをれすたれさせ、これをくつがえして、
そのたみらされる。
2そして、そのたみ祭司さいしもひとしく、
しもべも主人しゅじんもひとしく、
はしためも主婦しゅふもひとしく、
ものものもひとしく、
ものりるものもひとしく、
債権者さいけんしゃ債務者さいむしゃもひとしく、
このことにあう。
3まったくむなしくされ、まったくかすめられる。
しゅがこの言葉ことばげられたからである。
4かなしみ、おとろえ、
はしおれ、おとろえ、
てんともにしおれはてる。
5はそのたみしたけがされた。
これはかれらが律法りっぽうにそむき、さだめをおかし、
とこしえの契約けいやくやぶったからだ。
6それゆえ、のろいはをのみつくし、
そこにものはそのつみくるしみ、
またたみかれて、わずかのもののこされる。
7あたらしいぶどうしゅかなしみ、ぶどうはしおれ、
こころたのしいものもみななげく。
8つづみおとしずまり、
よろこものさわぎはやみ、
こともまたしずまった。
9かれらはもはやうたをうたってさけまず、
さけはこれをものにがくなる。
10混乱こんらんせるまちやぶられ、
すべてのいえざされて、はいることができない。
11ちまたにはさけ不足ふそくのためにさけこえがあり、
すべてのよろこびはくらくなり、
たのしみはいやられた。
12まちにはれすたれたところのみのこり、
そのもんもこわされてやぶれた。
13のうちで、もろもろのたみのなかでのこるものは、
オリブのたれたのちのように、
ぶどうの収穫しゅうかくおわったのちにそののこりを
あつめるときのようになる。


14かれらはこえをあげてよろこうたう。
しゅ威光いこうのゆえに、西にしからよろこばわる。
15それゆえ、ひがししゅをあがめ、
海沿うみぞいの国々くにぐにでイスラエルのかみしゅをあがめよ。
16われわれははてから、さんびのうたいた、
栄光えいこうただしいものにある」と。
しかし、わたしはう、「わたしはやせおとろえる、
わたしはやせおとろえる、わたしはわざわいだ。
あざむものはあざむき、
あざむものは、はなはだしくあざむく」。


17ものよ、
おそれと、おとあなと、わなとはあなたのうえにある。
18おそれのこえをのがれるものおとあなおちいり、
おとあなからものはわなにとらえられる。
てんまどひらけ、もといふるうごくからである。
19まったくだけ、
け、
はげしくふるい、
20いどれのようによろめき、
かり小屋こやのようにゆりうごく。
そのとがはそのうえおもく、
ついにたおれてふたたきあがることはない。


21そのしゅてんにおいて、てん軍勢ぐんぜいばっし、
うえで、のもろもろのおうばっせられる。
22かれらは囚人しゅうじんつちろうのなか
あつめられるようにあつめられて、
獄屋ごくやなかざされ、
おおくののちばっせられる。
23こうして万軍ばんぐんしゅがシオンのやま
およびエルサレムでおさめ、
かつその長老ちょうろうたちのまえ
その栄光えいこうをあらわされるので、
つきはあわて、じる。

第二五章


1しゅよ、あなたはわがかみ
わたしはあなたをあがめ、みをほめたたえる。
あなたはさきにおどろくべきみわざをおこない、
いにしえからさだめた計画けいかく
真実しんじつをもっておこなわれたから。
2あなたはまち石塚いしづかとし、堅固けんごまち荒塚あらつかとされた。
外国がいこくじんのやかたは、もはやまちではなく、
とこしえにてられることはない。
3それゆえ、つよたみはあなたをたっとび、
あらぶる国々くにぐにまちはあなたをおそれる。
4あなたはまずしいもののとりでとなり、
とぼしいものなやみのときのとりでとなり、
あらしをさけるどころとなり、
あつさをさけるかげとなられた。
あらぶるものおよぼすがいは、
いしがきをつあらしのごとく、
5かわいたあつさのようだからである。
あなたは外国がいこくじんさわぎをおさえ、
くもかげをもってねつをとどめるように
あらぶるものうたをとどめられる。

6万軍ばんぐんしゅはこのやまで、すべてのたみのためにえたものをもって祝宴しゅくえんもうけ、ひさしくたくわえたぶどうしゅをもって祝宴しゅくえんもうけられる。すなわちずいおおえたものと、よくんだながくたくわえたぶどうしゅをもって祝宴しゅくえんもうけられる。 7またしゅはこのやまで、すべてのたみのかぶっているかおおおいと、すべてのくにのおおっているおおいものとをやぶられる。 8しゅはとこしえにほろぼし、しゅなるかみはすべてのかおからなみだをぬぐい、そのたみのはずかしめをぜんうえからのぞかれる。これはしゅかたられたことである。

9そのひとう、「よ、これはわれわれのかみである。わたしたちはかれのぞんだ。かれはわたしたちをすくわれる。これはしゅである。わたしたちはかれのぞんだ。わたしたちはそのすくいよろこたのしもう」と。

10しゅはこのやまにとどまり、モアブはこえだめのなかまれるわらのように、おのれのところみにじられる。 11かれはそのなかおよものおよごうとしてばすように、そのばす。しかししゅはそのたかぶりを、そのたくみなわざとともひくくされる。 12そのいしがきのたか城郭じょうかくしゅかたむたおし、げうって、ちりにかえされる。

第二六章


1そのユダのくにで、このうたをうたう、
「われわれは堅固けんごまちをもつ。
しゅすくいをそのいしがきとし、
またとりでとされる。
2もんひらいて、信仰しんこうまもただしい国民こくみんれよ。
3あなたはまった平安へいあんをもって
こころざしの堅固けんごなものをまもられる。
かれはあなたに信頼しんらいしているからである。
4とこしえにしゅ信頼しんらいせよ、
しゅなるかみはとこしえのいわだからである。
5しゅたかところ、そびえたつまちものをひきおろし、
これをさせ、これをさせて、
ちりにかえされる。
6こうしてあしまれ、
まずしいものあしまれ、
とぼしいものはそのうえあゆむ」。


7ただしいものみちたいらである。
あなたはただしいものみちをなめらかにされる。
8しゅよ、あなたがさばきをなさるみちで、
われわれはあなたをのぞむ。
われわれのたましいしたうものは、
あなたの記念きねんである。
9わがたましいよるあなたをしたい、
わがうちなるれいは、せつにあなたをもとめる。
あなたのさばきがおこなわれるとき、
もの正義せいぎまなぶからである。
10しきものめぐまれても、なお正義せいぎまなばず、
ただしいにあっても不義ふぎおこない、
しゅ威光いこうあおぐことをしない。
11しゅよ、あなたのみたかくあがるけれども、
かれらはそれをかえりみない。
どうか、あなたの、おのがたみすくわれる熱心ねっしん
かれらにさせて、おおいにじさせ、
をもってあなたのてきほろぼしてください。
12しゅよ、あなたはわれわれのために
平和へいわもうけられる。
あなたはわれわれのために
われわれのすべてのわざをなしげられた。
13われわれのかみしゅよ、
あなた以外いがいのもろもろのしゅがわれわれをおさめた。
しかし、われわれはただ、
あなたののみをあがめる。
14んだものはまたきない。
亡霊ぼうれいかえらない。
それで、あなたはかれらをばっしてほろぼし、
かれらのおもをことごとくられた。
15しゅよ、あなたはこの国民こくみんくわえられた。
あなたはこの国民こくみんくわえられた。
あなたは栄光えいこうをあらわされた。
あなたはさかい四方しほうひろげられた。


16しゅよ、かれらはなやみのとき、あなたにもとめた。
かれらがあなたのこらしめにあったとき、
いのりをささげた。
17しゅよ、はらめるおんなむときがちかづいてくるしみ、
そのいたみによってさけぶように、
われわれはあなたのゆえに、そのようであった。
18われわれは、はらみ、くるしんだ。
しかしわれわれのんだものはかぜにすぎなかった。
われわれはすくいほどこすこともせず、
またものほろぼすこともしなかった。
19あなたの死者ししゃき、かれらのなきがらはきる。
ちりにものよ、さめてよろこびうたえ。
あなたのつゆひかりつゆであって、
それを亡霊ぼうれいくにうえらされるからである。


20さあ、わがたみよ、あなたのへやにはいり、
あなたのうしろのじて、
いきどおりのるまで、しばらくかくれよ。
21よ、しゅはそのおられるところて、
もの不義ふぎばっせられる。
はそのうえながされたをあらわして、
ころされたものを、もはやおおうことがない。

第二七章

1そのしゅかたおおいなるつよいつるぎでげるへびレビヤタン、まがりくねるへびレビヤタンをばっし、またうみにおるりゅうころされる。


2その
うるわしきぶどうはたけよ、このことをうたえ。
3しゅなるわたしはこれをまもり、
つねみずをそそぎ、
よるひるまもって、そこなうもののないようにする。
4わたしはいきどおらない。
いばら、おどろがわたしとたたかうなら、
わたしはすすんでこれをめ、
みなもろともにきつくす。
5それをのぞまないなら、わたしの保護ほごにたよって、
わたしとやわらぎをなせ、
わたしとやわらぎをなせ」。
6のちになれば、ヤコブはをはり、
イスラエルはしてはなき、
そのぜん世界せかいたす。


7しゅかれらをったものたれたように
かれらをたれたか。
あるいはかれらをころしたものころされたように
かれらはころされたか。
8あなたはかれらとあらそって、かれらを追放ついほうされた。
しゅ東風ひがしかぜに、そのはげしいかぜをもって
かれらをうつしやられた。
9それゆえ、ヤコブの不義ふぎ
これによって、あがなわれる。
これによってむすかれつみのぞく。
すなわちかれ祭壇さいだんのすべてのいし
くだけた白堊はくあのようにし、
アシラぞうこう祭壇さいだんとをふたたてないことである。
10堅固けんごまちれてさびしく、
られたすまいは荒野あらののようだ。
うしはそこにくさい、
そこにして、そのえだはだかにする。
11そのえだれると、られ、
おんなてそれをやす。
これは無知むちたみだからである。
それゆえ、かれらをつくられたしゅ
かれらをあわれまれない。
かれらをかたちつくられたしゅは、かれらをめぐまれない。

12イスラエルの人々ひとびとよ、そのしゅはユフラテかわからエジプトのかわにいたるまで穀物こくもつおとされる。そしてあなたがたは、ひとりびとりあつめられる。 13そのおおいなるラッパがりひびき、アッスリヤのにあるうしなわれたものと、エジプトのいやられたものとがきて、エルサレムの聖山せいざんしゅおがむ。

第二八章


1エフライムのいどれのほこかんむりと、
さけにおぼれたものえたたにのかしらにある
しぼみゆくはなうつくしいかざりは、わざわいだ。
2よ、しゅはひとりのちからあるつよものっておられる。
これはひょうをまじえた暴風ぼうふうのように、
やぶり、そこなう暴風雨ぼうふううのように、
大水おおみずのあふれみなぎる暴風ぼうふうのように、
それをはげしくげうつ。
3エフライムのいどれのほこかんむり
あしみにじられる。
4えたたにのかしらにある
しぼみゆくはなうつくしいかざりは、
なつまえじゅくしたはつなりのいちじくのようだ。
ひとがこれをると、るやいなや、べてしまう。
5その万軍ばんぐんしゅはそのたみのこったもののために、
さかえのかんむりとなり、うるわしいかんむりとなられる。
6また、さばきのせきするものにはさばきのれいとなり、
たたかいをもんまでかえものにはちからとなられる。


7しかし、これらもまたさけのゆえによろめき、
さけのゆえによろける。
祭司さいし預言者よげんしゃとはさけのゆえによろめき、
さけのゆえにこころみだれ、
さけのゆえによろける。
かれらはまぼろしるときにあやまり、
さばきをおこなうときにつまづく。
8すべての食卓しょくたくいたものち、きよところはない。


9かれはだれに知識ちしきおしえようとするのか。
だれにおとずれをきあかそうとするのか。
ちちをやめ、ぶさをはなれたものにするのだろうか。
10それは教訓きょうくん教訓きょうくん教訓きょうくん教訓きょうくん
規則きそく規則きそく規則きそく規則きそく
ここにもすこし、そこにもすこおしえるのだ」。


11いな、むしろしゅ異国いこくのくちびると、
異国いこくしたとをもってこのたみかたられる。
12しゅはさきにかれらにわれた、
「これが安息あんそくだ、
つかれたもの安息あんそくあたえよ。
これが休息きゅうそくだ」と。
しかしかれらはこうとはしなかった。
13それゆえ、しゅ言葉ことばかれらに、
教訓きょうくん教訓きょうくん教訓きょうくん教訓きょうくん
規則きそく規則きそく規則きそく規則きそく
ここにもすこし、そこにもすこしとなる。
これはかれらがって、うしろにたおれ、
やぶられ、わなにかけられ、とらえられるためである。


14それゆえ、エルサレムにあるこのたみおさめる
あざける人々ひとびとよ、しゅ言葉ことばけ。
15あなたがたはった、
「われわれは契約けいやくをなし、
陰府よみ協定きょうていむすんだ。
みなぎりあふれるわざわいぎるときにも、
それはわれわれにない。
われわれはうそをどころとなし、
いつわりをもってをかくしたからである」。
16それゆえ、しゅなるかみはこうわれる、
よ、わたしはシオンに
一つのいしをすえてもといとした。
これはこころみをいし
かたくすえたたっとすみいしである。
しんずるものはあわてることはない』。
17わたしは公平こうへいを、はかりなわとし、
正義せいぎを、りとする。
ひょうはいつわりのどころほろぼし、
みずかくたおす」。
18そのときあなたがたがとたてた契約けいやくされ、
陰府よみむすんだ協定きょうていおこなわれない。
みなぎりあふれるわざわいぎるとき、
あなたがたはこれによってたおされる。
19それがぎるごとに、あなたがたをとらえる。
それはあさあさぎ、
ひるよるぎるからだ。
このおとずれをきわきまえることは、
まったくのおそれである。
20とこみじかくてべることができず、
かける夜具やぐせまくて
をおおうことができないからだ。
21しゅはペラジムやまたれたようにちあがり、
ギベオンのたにいきどおられたようにいきどおられて、
そのおこないをなされる。
そのおこないはるいのないものである。
またそのわざをなされる。
そのわざはことなったものである。
22それゆえ、あなたがたはあざけってはならない。
さもないと、あなたがたのなわめは、きびしくなる。
わたしはしゅなる万軍ばんぐんかみから
ぜんうえのぞほろびの宣言せんげんいたからである。


23あなたがたはみみかたむけて、わがこえくがよい。
こころしてわが言葉ことばくがよい。
24たねをまくためにたがやものえずたがやすだろうか。
かれえずそのをひらき、
まぐわをもってつちをならすだろうか。
25のおもてをたいらにしたならば、
いのんどをまき、クミンをまき、
小麦こむぎをうねにえ、大麦おおむぎさだめたところえ、
スペルトむぎをそのさかいえないだろうか。
26これはかれかみただしく、
かれみちびおしえられるからである。
27いのんどはむぎこきいたでこかない、
クミンはそのうえ車輪しゃりんをころがさない。
いのんどをつにはぼうもちい、
クミンをつにはさおをもちいる。
28ひとはパンようむぎつときくだくだろうか、
いな、それがくだけるまでいつまでもつことをしない。
うまをもってそのうえ車輪しゃりんかせるとき、
それをくだくことをしない。
29これもまた万軍ばんぐんしゅからることである。
そのはかりごとはおどろくべく、
その知恵ちえはすぐれている。

第二九章


1ああ、アリエルよ、アリエルよ、
ダビデがえいをかまえたまちよ、
としとしくわえ、まつりをめぐりこさせよ。
2そのときわたしはアリエルをなやます。
そこにはかなしみとなげきとがあって、
アリエルのようなものとなる。
3わたしはあなたのまわりにえいかまえ、
やぐらをもってあなたをかこみ、
るいきずいてあなたをめる。
4そのときあなたはふかなかから物言ものいい、
ひくいちりのなかから言葉ことばす。
あなたのこえ亡霊ぼうれいこえのようにから
あなたの言葉ことばはちりのなかから、さえずるようである。
5しかしあなたのあだのれは
こまかなちりのようになり、
あらぶるものれは
られるもみがらのようになる。
また、にわかに、またたくまに、このことがある。
6すなわち万軍ばんぐんしゅかみなり地震じしんおおいなるさけび、
つむじかぜ暴風ぼうふうおよびきつくすほのおをもって
のぞまれる。
7そしてアリエルをめてたたか国々くにぐにれ、
すなわちアリエルとそのしろめてたたかい、
これをなやますものはみな
ゆめのように、よるまぼろしのようになる。
8えたものべることをゆめみても、
さめると、そのえがいえないように、
あるいは、かわいたものむことをゆめみても、
さめると、つかれてそのかわきがとまらないように、
シオンのやまめてたたか国々くにぐにれも
そのようになる。


9あなたがたは知覚ちかくうしなってとおくなれ、
がくらんでめくらとなれ。
あなたがたはっていよ、しかしさけのゆえではない、
よろめけ、しかしさけのゆえではない。
10しゅふかねむりのれいをあなたがたのうえにそそぎ、
あなたがたのである預言者よげんしゃじこめ、
あなたがたのあたまである先見者せんけんしゃ
おおわれたからである。

11それゆえ、このすべてのまぼろしは、あなたがたにはふうじた書物しょもつ言葉ことばのようになり、人々ひとびとはこれをむことのできるものにわたして、「これをんでください」とえば、「これはふうじてあるからむことができない」とかれう。 12またその書物しょもつむことのできないものにわたして、「これをんでください」とえば、「むことはできない」とかれう。


13しゅわれた、
「このたみくちをもってわたしにちかづき、
くちびるをもってわたしをうやまうけれども、
そのこころはわたしからとおはなれ、
かれらのわたしをかしこみおそれるのは、
そらでおぼえたひといましめによるのである。
14それゆえ、よ、わたしはこのたみに、
ふたたおどろくべきわざをおこなう、
それは不思議ふしぎおどろくべきわざである。
かれらのうちのかしこひと知恵ちえほろび、
さといひと知識ちしきかくされる」。


15わざわいなるかな、
おのがはかりごとをしゅふかかくもの
かれらはくらなかでわざをおこない、
「だれがわれわれをるか、
だれがわれわれのことをるか」とう。
16あなたがたは転倒てんとうしてかんがえている。
陶器とうき粘土ねんどおなじものにおもわれるだろうか。
つくられたものはそれをつくったものについて、
かれはわたしをつくらなかった」とい、
かたちつくられたものかたちつくったものについて、
かれ知恵ちえがない」とうことができようか。


17しばらくしてレバノンはかわってえたはたけとなり、
えたはたけはやしのように
おもわれるときるではないか。
18そのみみしいは書物しょもつ言葉ことばき、
しいのはそのくらやみから、ることができる。
19柔和にゅうわものしゅによってあらたなるよろこびを
ひとのなかのまずしいもの
イスラエルの聖者せいじゃによってたのしみをる。
20あらぶるものえ、
あざけるものはうせ、
あくおこなおうと、おりをうかがうものは、
ことごとくほろぼされるからである。
21かれらは言葉ことばによってひとつみさだめ、
まちもんでいさめるものをわなにおとしいれ、
むなしい言葉ことばをかまえてただしいものをしりぞける。

22それゆえ、むかしアブラハムをあがなわれたしゅは、ヤコブのいえについてこうわれる、
「ヤコブは、もはやはずかしめをけず、
そのかおは、もはやいろうしなうことはない。
23かれ子孫しそんが、そのなかにわがのわざをるとき、
かれらはわがせいとし、
ヤコブの聖者せいじゃせいとして、
イスラエルのかみおそれる。
24こころのあやまれるものも、さとりを
つぶやくものおしえをうける」。

第三〇章


1しゅわれる、
「そむけるらはわざわいだ、
かれらははかりごとをおこなうけれども、
わたしによってではない。
かれらは同盟どうめいむすぶけれども、
わがれいによってではない、
つみつみくわえるためだ。
2かれらはわが言葉ことばもとめず、
エジプトへくだっていって、パロの保護ほごにたより、
エジプトのかげかくれようとする。
3それゆえ、パロの保護ほご
かえってあなたがたのはじとなり、
エジプトのかげかくれることは
あなたがたのはずかしめとなる。
4たとい、かれきみたちがゾアンにあり、
かれ使者ししゃたちがハネスにても、
5かれらはみなおのれをえきすることのできないたみにより、
すなわちたすけとならず、えきとならず、
かえってはじとなり、はずかしめとなるたみによって、
はじをかくからである」。


6ネゲブのけものについての託宣たくせん
かれらはそのとみわかいろばのわせ、
そのたからをらくだのわせて、
じし、じし、まむしおよびびかけるへびの
なやみとくるしみのくにとおって、
おのれをえきすることのできないたみく。
7そのエジプトのたすけは無益むえきであって、むなしい。
それゆえ、わたしはこれを
やすんでいるラハブ」とんだ。


8いまって、これをかれらのまえふだにしるし、
書物しょもつせ、
のちつたえて、とこしえにあかしとせよ。
9かれらはそむけるたみいつわりをら、
しゅおしえこうとしないらだ。
10かれらは先見者せんけんしゃにむかって「るな」とい、
預言者よげんしゃにむかっては
ただしいことをわれわれに預言よげんするな、
みみきよいことをかたれ、まよわしごとを預言よげんせよ。
11大路おおじり、小路こうじをはなれ、
イスラエルの聖者せいじゃについてかたかすな」とう。
12それゆえ、イスラエルの聖者せいじゃはこうわれる、
「あなたがたはこの言葉ことばあなどり、
しえたげと、よこしまとをたのみ、
これにたよるがゆえに、
13この不義ふぎはあなたがたには
て、くずれちようとするたかいしがきの
やぶれのようであって、
その倒壊とうかいはにわかに、またたくまにる。
14そのやぶれることは陶器とうきうつわやぶるように
しむことなくくだき、
そのくだけのなかには、からり、
いけからみずをくめるほどの、ひとかけらさえ
いだされない」。


15しゅなるかみ、イスラエルの聖者せいじゃはこうわれた、
「あなたがたはかえって、
いているならばすくわれ、
おだやかにして信頼しんらいしているならばちからる」。
しかし、あなたがたはこのことこのまなかった。
16かえって、あなたがたはった、
いな、われわれはうまって、とんでこう」と。
それゆえ、あなたがたはとんでかえる。またった、
「われらははやうまろう」と。
それゆえ、あなたがたをものはやい。
17ひとりの威嚇いかくによって千にんげ、
にん威嚇いかくによってあなたがたはげて、
そののこものはわずかに
やまいただきにあるはたざおのように、
おかうえにあるはたのようになる。


18それゆえ、しゅっていて、
あなたがたにめぐみほどこされる。
それゆえ、しゅちあがって、
あなたがたをあわれまれる。
しゅ公平こうへいかみでいらせられる。
すべてしゅのぞものはさいわいである。

19シオンにおり、エルサレムにたみよ、あなたはもはやくことはない。しゅはあなたのばわるこえおうじて、かならずあなたにめぐみをほどこされる。しゅがそれをかれるとき、ただちにこたえられる。 20たといしゅはあなたがたになやみのパンとくるしみのみずあたえられても、あなたのふたたかくれることはなく、あなたのはあなたのる。 21また、あなたがみぎき、あるいはひだりとき、そのうしろで「これはみちだ、これにあゆめ」と言葉ことばみみく。 22そのとき、あなたがたはしろがねをおおったきざんだぞうと、こがねをったぞうとをけがし、これをきたないもののようにまきらして、これに「れ」とう。

23しゅはあなたがにまくたねあめあたえ、産物さんぶつなる穀物こくもつをくださる。それはおびただしく、かつゆたかである。そのあなたの家畜かちくひろ牧場まきばくさべ、 24たがやうしと、ろばは、シャベルと、くまででよりけてしおくわえた飼料しりょうべる。 25おおいなる虐殺ぎゃくさつ、やぐらのたおれるとき、すべてのそびえたつやまと、すべてのたかおかみずながれるかわがある。 26さらにしゅがそのたみきずつつみ、そのたれたきずをいやされるには、つきひかりひかりのようになり、ひかりは七ばいとなり、七つのひかりのようにになる。


27よ、しゅとおところから
えるいかりと、ちあがるけむりをもってる。
そのくちびるはいきどおりでち、
そのしたきつくすのごとく、
28そのいきはあふれてくびにまでたっする
ながれのようであって、
ほろびのふるいをもってもろもろのくにをふるい、
またまどわす手綱たづな
もろもろのたみのあごにつけるためにる。

29あなたがたは、せいなるまつりまもよるのようにうたをうたう。またふえをならしてしゅやまにきたり、イスラエルのいわなるしゅにまみえるときのようにこころよろこぶ。 30しゅはその威厳いげんあるこえかせ、はげしいいかりと、きつくすほのおと、豪雨ごううと、暴風ぼうふうと、ひょうとをもってそのうでくだることをしめされる。 31しゅがそのむちをもってたれるとき、アッスリヤの人々ひとびとしゅこえによっておそれおののく。 32しゅこらしめのつえをかれらのうえくわえられるごとにつづみらし、ことをひく。しゅうでりかざして、かれらとたたかわれる。 33はすでにもうけられた。しかもおうのためにふかひろそなえられ、おおくのたきぎがまれてある。しゅいきはこれを硫黄いおうながれのようにやす。

第三一章


1たすけをるためにエジプトにくだり、
うまにたよるものはわざわいだ。
かれらは戦車せんしゃおおいので、これに信頼しんらいし、
騎兵きへいがはなはだつよいので、これに信頼しんらいする。
しかしイスラエルの聖者せいじゃあおがず、
またしゅにはかることをしない。
2それにもかかわらず、しゅもまたかしこくいらせられ、
かならわざわいをくだし、その言葉ことばすことなく、
ってあくをなすものいえめ、
また不義ふぎおこなものたすけるものめられる。
3かのエジプトびとはひとであって、かみではない。
そのうまにくであって、れいではない。
しゅがみばされるとき、
たすけるものはつまずき、
たすけられるものたおれて、みなともにほろびる。


4しゅはわたしにこうわれた、
「ししまたはわかいししが獲物えものをつかんで、
ほえたけるとき、
あまたの羊飼ひつじかいされて、これにむかっても、
そのこえによっておどろかず、
そのさけびによっておそれないように、
万軍ばんぐんしゅくだってきて、
シオンのやまおよびそのおかたたかわれる。
5とりがひなをまもるように、
万軍ばんぐんしゅはエルサレムをまもり、
これをまもってすくい、これをしんでたすけられる」。

6イスラエルの人々ひとびとよ、しゅかえれ。あなたがたは、はなはだしくしゅにそむいた。 7その、あなたがたは自分じぶんつくってつみおかしたしろがねの偶像ぐうぞうと、こがねの偶像ぐうぞうをめいめいげすてる。
8「アッスリヤびとはつるぎによってたおれる、
ひとのつるぎではない。
つるぎがかれらをほろぼす、
ひとのつるぎではない。
かれらはつるぎのまえからり、
そのわかもの奴隷どれいはたらきをしいられる。
9かれらのいわおそれによってり、
そのきみたちはあわて、はたをすててる」。
これはしゅ言葉ことばである。
しゅはシオンにあり、そのはエルサレムにある。

第三二章


1よ、ひとりのおう
正義せいぎをもっておさめ、
きみたちは公平こうへいをもってつかさどり、
2おのおのかぜをさけるところ
暴風雨ぼうふううをのがれるところのようになり、
かわいたところにあるみずながれのように、
つかれたにあるおおきないわかげのようになる。
3こうして、ものひらかれ、
ものみみはよくき、
4気短きみじかものこころさと知識ちしき
どもりのしたはたやすく、
あざやかにかたることができる。
5おろかなものは、もはやたっとひとばれることなく、
悪人あくにんはもはや、りっぱなひとわれることはない。
6それはおろかなものおろかなことをかたり、
そのこころ不義ふぎをたくらみ、よこしまをおこない、
しゅについてあやまったことをかたり、
えたもののぞみをたさず、
かわいたものものうばるからである。
7悪人あくにんおこないはわるい。
かれわるはかりごとをめぐらし、
いつわりの言葉ことばをもってまずしいものをおとしいれ、
とぼしいものただしいことをかたっても、
なお、これをおとしいれる。
8しかしたっとひとたっといことをかたり、
つねにたっといことをおこなう。


9やすんじているおんなたちよ、きて、わがこえけ。
おもわずらいなきむすめたちよ、わが言葉ことばみみかたむけよ。
10おもわずらいなきおんなたちよ、
ねんあまりのをすぎて、
あなたがたはふるえおののく。
ぶどうの収穫しゅうかくがむなしく、
れるときないからだ。
11やすんじているおんなたちよ、ふるおそれよ。
おもわずらいなきおんなたちよ、ふるえおののけ。
ころもぎ、はだかになってこし荒布あらぬのをまとえ。
12はたけのため、
みのゆたかなぶどうののためにむねて。
13いばら、おどろのえているわがたみのため、
よろこびにちているまちにある
すべてのよろこびのいえのためにむねて。
14宮殿きゅうでんてられ、にぎわったまちれすたれ、
おかと、やぐらとは、とこしえにほらあなとなり、
のろばのたのしむところ
ひつじれの牧場まきばとなるからである。
15しかし、ついにはれいうえから
われわれのうえにそそがれて、
荒野あらのはたけとなり、
はたけはやしのごとくられるようになる。
16そのとき公平こうへい荒野あらのみ、
正義せいぎはたけにやどる。
17正義せいぎ平和へいわしょうじ、
正義せいぎむすはとこしえの平安へいあん信頼しんらいである。
18わがたみ平和へいわいえにおり、
やすらかなすみかにおり、
しずかなやすどころにおる。
19しかしはやしはことごとくたおされ、
まちもことごとくたおされる。
20すべてのみずのほとりにたねをまき、
うしおよびろばを自由じゆうはなちおくあなたがたは、
さいわいである。

第三三章


1わざわいなるかな、
おのれみずかほろぼされないのに、ひとほろぼし、
だれもあざむかないのにひとあざむものよ。
あなたがほろぼすことをやめたとき、
あなたはほろぼされ、
あなたがあざむくことをえたとき、
あなたはあざむかれる。


2しゅよ、われわれをおめぐみください、
われわれはあなたをのぞむ。
あさごとに、われわれのうでとなり、
なやみのときに、すくいとなってください。
3りとどろくこえによって、もろもろのたみり、
あなたがちあがられると、
もろもろのくにらされる。
4青虫あおむしものあつめるようにぶんどりひんあつめられ、
いなごのとびつどうように、
人々ひとびとはそのうえにとびつどう。
5しゅたかくいらせられ、たかところまわれる。
しゅはシオンに公平こうへい正義せいぎとをたされる。
6またしゅすくい知恵ちえ知識ちしきゆたかにして、
あなたのかたてられる。
しゅおそれることはそのたからである。


7よ、勇士ゆうしたちはそとにあってさけび、
平和へいわ使者ししゃはいたくなげく。
8大路おおじれすたれて、たびびとはえ、
契約けいやくやぶられ、証人しょうにんかろんぜられ、
ひとかえりみることがない。
9なげおとろえ、
レバノンはじてれ、
シャロンは荒野あらののようになり、
バシャンとカルメルはそのおとす。


10しゅわれる、
いまわたしはきよう、いまちあがろう、
いまみずからをたかくしよう。
11あなたがたは、もみがらをはらみ、わらをむ。
あなたがたのいきとなって、
あなたがたをいつくす。
12もろもろのたみかれて石灰いしばいのようになり、いばらがられてやされたようになる」。


13あなたがたとおくにいるものよ、
わたしがおこなったことをけ。
あなたがたちかくにいるものよ、
わが大能たいのうれ。
14シオンのつみびとはおそれにたされ、
おののきはかみおそれないものとらえた。
「われわれのうち、だれが
きつくすなかにおることができよう。
われわれのうち、だれが
とこしえのえるなかにおることができよう」。
15ただしくあゆもの正直しょうじきかたもの
しえたげてをいやしめるもの
って、まいないをらないもの
みみをふさいでなが謀略ぼうりゃくかないもの
じてあくないもの
16このようなひとたかところみ、
かたいわはそのとりでとなり、
そのパンはあたえられ、そのみずえることがない。


17あなたのうるわしくかざったおう
とおひろくにる。
18あなたのこころはかのおそろしかったことおもす。
かず調しらべたものはどこにいるか。
みつぎをはかったものはどこにいるか。
やぐらをかぞえたものはどこにいるか」。
19あなたはもはや高慢こうまんたみない。
かのたみ言葉ことばはあいまいで、きとりがたく、
そのしたはどもって、さとりがたい。
20さだめのまつりまちシオンをよ。
あなたの平和へいわなすまい、
うつされることのない幕屋まくやエルサレムをる。
そのくいはとこしえにかれず、
そのつなは、ひとすじもたれることはない。
21しゅ威厳いげんをもってかしこにいまし、
われわれのためにひろかわながれのあるところとなり、
そのなかには、こぐふねらず、
おおきなふねぎることはない。
22しゅはわれわれのさばきぬし
しゅはわれわれのつかさ、
しゅはわれわれのおうであって、われわれをすくわれる。


23あなたのふなづなけて、
帆柱ほばしらのもとをむすびかためることができず、
ることもできない。
そのときおおくの獲物えものとぶんどりひんけられ、
あしなえまでも獲物えものる。
24そこにもののうちには、
「わたしは病気びょうきだ」とものはなく、
そこにたみはそのつみがゆるされる。

第三四章


1もろもろのくによ、ちかづいてけ。
もろもろのたみよ、みみかたむけよ。
とそれにちるもの、
世界せかいとそれからるすべてのものよ、け。
2しゅはすべてのくににむかっていかり、
そのすべての軍勢ぐんぜいにむかっていきどおり、
かれらをことごとくほろぼし、
かれらをわたして、ほふらせられた。
3かれらはころされてげすてられ、
その死体したい悪臭あくしゅうちのぼり、
山々やまやまはそのけてながれる。
4てん万象ばんしょうおとろえ、
もろもろのてん巻物まきもののようにかれ、
その万象ばんしょうはぶどうのからちるように、
いちじくのからちるようにちる。


5わたしのつるぎはてんにおいていきどおりをもってった。
よ、これはエドムのうえにくだり、
わたしがほろびにさだめたたみうえにくだって、
これをさばく。
6しゅのつるぎはち、脂肪しぼうえ、
小羊こひつじとやぎの
雄羊おひつじ腎臓じんぞう脂肪しぼうえている。
しゅがボズラで犠牲ぎせいけものをほふり、
エドムのおおいにころされたからである。
7野牛やぎゅうかれらとともにほふりにくだり、
うしちからある雄牛おうしともにくだる。
そのくにい、
そのつち脂肪しぼうやされる。
8しゅはあだをかえすをもち、
シオンのうったえのためにむくいられるとし
もたれるからである。
9エドムのもろもろのかわかわって樹脂じゅしとなり、
そのつちかわって硫黄いおうとなり、
そのかわってえる樹脂じゅしとなって、
10よるひるえず、
そのけむりは、とこしえにちのぼる。
これは世々よよれすたれて、
とこしえまでもそこをとおものはない。
11たかと、やまあらしとがそこをすみかとし、
ふくろうと、からすがそこにむ。
しゅはそのうえ荒廃こうはいをきたらせるはかりなわをり、
たっと人々ひとびとうえ混乱こんらんおこりをさげられる。
12人々ひとびとはこれをづけて「くになきところ」といい、
そのきみたちはみなうせてなくなる。
13そのとりでのうえには、いばらがえ、
そのしろには、いらくさと、あざみとがえ、
山犬やまいぬのすみか、だちょうのおるところとなる。
14けものはハイエナと出会であい、
鬼神きしんはそのともび、
よる魔女まじょもそこにりてきて、やすところる。
15ふくろうはそこにをつくってたまごみ、
それをかえして、そのひなをつばさかげあつめる。
とびもまた、おのおのそのいとともに、
そこにあつまる。
16あなたがたはしゅしょをつまびらかに
たずねて、これをめ。
これらのものは一つもけることなく、
また一つもそのいをくものはない。
これはしゅくちがこれをめいじ、
そのれいかれらをあつめられたからである。
17しゅかれらのためにくじをき、
ずからはかりなわをもって、このあたえ、
ながかれらに所有しょゆうさせ、
世々よよここにまわせられる。

第三五章


1荒野あらのと、かわいたとはたのしみ、
さばくはよろこびてはなき、さふらんのように、
2さかんにはなき、
かつよろこたのしみ、かつうたう。
これにレバノンのさかえがあたえられ、
カルメルおよびシャロンのうるわしさがあたえられる。
かれらはしゅ栄光えいこう、われわれのかみうるわしさをる。


3あなたがたはよわったつよくし、
よろめくひざをすこやかにせよ。
4こころおののくものえ、
つよくあれ、おそれてはならない。
よ、あなたがたのかみ報復ほうふくをもってのぞみ、
かみむくいをもってこられる。
かみて、あなたがたをすくわれる」と。


5そのときしいのひらかれ、
みみしいのみみはあけられる。
6そのときあしなえは、しかのようにはしり、
おしのしたよろこうたう。
それは荒野あらのみずがわきいで、
さばくにかわながれるからである。
7けたすないけとなり、
かわいたみずみなもととなり、
山犬やまいぬしたすみかは、
あし、よしのしげりあうところとなる。


8そこに大路おおじがあり、
そのみちせいなるみちととなえられる。
けがれたものはこれをとおぎることはできない、
おろかなるものはそこにまよることはない。
9そこには、ししはおらず、
えたけものも、そのみちにのぼることはなく、
そのところでこれにうことはない。
ただ、あがなわれたもののみ、そこをあゆむ。
10しゅにあがなわれたものかえってきて、
そのあたまに、とこしえのよろこびをいただき、
うたうたいつつ、シオンにる。
かれらはたのしみとよろこびとを
かなしみとなげきとはる。

第三六章

1ヒゼキヤおうだい十四ねんに、アッスリヤのおうセナケリブがのぼってきて、ユダのすべての堅固けんご町々まちまちった。 2アッスリヤのおうはラキシからラブシャケをエルサレムにつかわし、大軍たいぐんひきいてヒゼキヤおうのもとへかせた。ラブシャケはぬのさらしの大路おおじ沿う、うえいけ水道すいどうのかたわらにった。 3このときヒルキヤのである宮内卿くないきょうエリアキム、書記官しょきかんセブナおよびアサフのである史官しかんヨアがかれところてきた。

4ラブシャケはかれらにった、「ヒゼキヤにいなさい、『大王だいおうアッスリヤのおうはこうおおせられる、あなたがたのみとするものなにか。 5口先くちさきだけの言葉ことば戦争せんそうをする計略けいりゃくちからだとかんがえるのか。あなたはいまだれをたよんで、わたしにそむいたのか。 6よ、あなたはかのれかけているあしのつえエジプトをたのみとしているが、それはひとりかかるとき、そのひととおす。エジプトのおうパロはすべてたのものにそのようにするのだ。 7しかし、あなたがもし「われわれはわれわれのかみしゅたのむ」とわたしにうならば、ヒゼキヤがユダとエルサレムにげて、「あなたがたはこの祭壇さいだんまえ礼拝れいはいしなければならない」とってのぞいたのは、そのかみたかところ祭壇さいだんではなかったのか。 8さあ、いまわたしの主君しゅくんアッスリヤのおうとかけをせよ。もしあなたのほうひとがあるならば、わたしはうま二千とうあたえよう。 9あなたはエジプトをたのみ、戦車せんしゃ騎兵きへいもとめているが、わたしの主君しゅくん家来けらいのうちのもっとちいさい一隊長たいちょうでさえ、どうして撃退げきたいすることができようか。 10わたしがこのくにほろぼすためにのぼってきたのは、しゅゆるしなしでしたことであろうか。しゅはわたしに、このくにのぼって、これをほろぼせとわれたのだ』」。

11そのとき、エリアキム、セブナおよびヨアはラブシャケにった、「どうぞ、アラムでしもべたちにはなしてください。わたしたちはそれがわかるからです。城壁じょうへきうえにいるたみいているところで、わたしたちにユダヤの言葉ことばはなさないでください」。 12しかしラブシャケはった、「わたしの主君しゅくんは、あなたの主君しゅくんとあなたにだけでなく、城壁じょうへきうえしている人々ひとびとにも、この言葉ことばげるために、わたしをつかわされたのではないか。かれらをも、あなたがたととも自分じぶん糞尿ふんにょうみするにいたらせるためではないか」。

13そしてラブシャケはちあがり、ユダヤの言葉ことば大声おおごえばわってった、「大王だいおう、アッスリヤのおう言葉ことばけ。 14おうはこうおおせられる、『あなたがたはヒゼキヤにあざむかれてはならない。かれはあなたがたをすくすことはできない。 15ヒゼキヤが、しゅかならずわれわれをすくされる。このまちはアッスリヤのおうおちいることはない、とっても、あなたがたはしゅたのみとしてはならない』。 16あなたがたはヒゼキヤの言葉ことばいてはならない。アッスリヤのおうはこうおおせられる、『あなたがたは、わたしとぼくして、わたしに降服こうふくせよ。そうすれば、あなたがたはめいめい自分じぶんのぶどうのべ、めいめい自分じぶんのいちじくのべ、めいめい自分じぶん井戸いどみずむことができる。 17やがて、わたしがて、あなたがたを一つのくにれてく。それは、あなたがたのくにのように穀物こくもつとぶどうしゅおお、パンとぶどうはたけおおだ。 18ヒゼキヤが、しゅはわれわれをすくわれる、とって、あなたがたをまどわすことのないようにをつけよ。もろもろのくに神々かみがみのうち、どのかみがそのくにをアッスリヤのおうからすくったか。 19ハマテやアルパデの神々かみがみはどこにいるか。セパルワイムの神々かみがみはどこにいるか。かれらはサマリヤをわたしのからすくしたか。 20これらの国々くにぐにのすべての神々かみがみのうちに、だれかそのくにをわたしのからすくしたものがあるか。しゅがどうしてエルサレムをわたしのからすくすことができよう』」。

21しかしたみだまってひとことこたえなかった。おうめいじて、「かれこたえてはならない」とっておいたからである。 22そのときヒルキヤのである宮内卿くないきょうエリアキム、書記官しょきかんセブナおよびアサフのである史官しかんヨアはころもき、ヒゼキヤのもとにて、ラブシャケの言葉ことばかれげた。

第三七章

1ヒゼキヤおうはこれをいて、ころもき、荒布あらぬのにまとってしゅみやり、 2宮内卿くないきょうエリアキムと書記官しょきかんセブナおよび祭司さいしのうちの年長者ねんちょうしゃたちに荒布あらぬのをまとわせて、アモツの預言者よげんしゃイザヤのもとへつかわした。 3かれらはイザヤにった、「ヒゼキヤはこういます、『きょうはなやみとめと、はずかしめのです。胎児たいじがまさにうまれようとして、これをちからがないのです。 4あなたのかみしゅは、あるいはラブシャケのもろもろの言葉ことばかれたかもしれません。かれはその主君しゅくんアッスリヤのおうにつかわされて、けるかみをそしりました。あなたのかみしゅはその言葉ことばいて、あるいはめられるかもしれません。それゆえ、こののこっているもののためにいのりをささげてください』」。

5ヒゼキヤおう家来けらいたちがイザヤのもとにたとき、 6イザヤはかれらにった、「あなたがたの主君しゅくんにこういなさい、『しゅはこうおおせられる、アッスリヤのおうのしもべらが、わたしをそしった言葉ことばいておそれるにはおよばない。 7よ、わたしは一つのれいかれのうちにおくって、一つのうわさをかせ、かれ自分じぶんくにかえらせて、そのくにでつるぎにたおれさせる』」。

8ラブシャケはかえして、アッスリヤのおうがリブナをめているところへった。かれおうがラキシをったことをいたからである。 9このとき、アッスリヤのおうはエチオピヤのおうテルハカについて、「かれはあなたとたたかうためにてきた」と人々ひとびとうのをいた。かれはこのことをいて、使者ししゃをヒゼキヤにつかわそうとしてった、 10「ユダのおうヒゼキヤにこういなさい、『あなたは、エルサレムはアッスリヤのおうおちいることはない、とうあなたの信頼しんらいするかみあざむかれてはならない。 11あなたはアッスリヤのおうたちが、国々くにぐににしたこと、かれらをまったほろぼしたことをいている。どうしてあなたはすくわれることができようか。 12わたしの先祖せんぞたちはゴザン、ハラン、レゼフおよびテラサルにいたエデンの人々ひとびとほろぼしたが、その国々くにぐに神々かみがみかれらをすくったか。 13ハマテのおう、アルパデのおう、セパルワイムのまちおう、ヘナのおうおよびイワのおうはどこにいるか』」。

14ヒゼキヤは使者ししゃから手紙てがみってそれをみ、しゅみやにのぼっていって、しゅまえにそれをひろげ、 15しゅいのってった、 16「ケルビムのうえしておられるイスラエルのかみ万軍ばんぐんしゅよ、のすべてのくにのうちで、ただあなただけがかみでいらせられます。あなたはてんつくられました。 17しゅよ、みみかたむけていてください。しゅよ、ひらいててください。セナケリブがけるかみをそしるためにおくった言葉ことばいてください。 18しゅよ、まことにアッスリヤのおうたちは、もろもろのたみとその国々くにぐにほろぼし、 19またその神々かみがみれました。それらはかみではなく、ひとつくったもので、いしだからほろぼされたのです。 20いまわれわれのかみしゅよ、どうぞ、われわれをかれからすくしてください。そうすれば国々くにぐにみなあなただけがしゅでいらせられることをるようになるでしょう」。

21そのときアモツのイザヤはひとをつかわしてヒゼキヤにった、「イスラエルのかみしゅはこうわれる、あなたはアッスリヤのおうセナケリブについてわたしにいのったゆえ、 22しゅかれについてかたられた言葉ことばはこうである、
処女しょじょであるシオンのむすめ
あなたをあなどり、あなたをあざける。
エルサレムのむすめは、あなたのうしろであたまる。
23あなたはだれをそしり、だれをののしったのか。
あなたはだれにむかってこえをあげ、
たかくあげたのか。
イスラエルの聖者せいじゃにむかってだ。
24あなたは、そのしもべらによって
しゅをそしってった、
「わたしはおおくの戦車せんしゃひきいて山々やまやまいただきにのぼり、
レバノンのおくき、
たけのたか香柏こうはくと、もっといいとすぎをたおし、
またそのはて高地こうちき、その密林みつりんにはいった。
25わたしは井戸いどってみずんだ。
わたしはあしうら
エジプトのすべてのかわみからした」。
26あなたはかなかったか、
むかしわたしがそれをさだめたことを。
堅固けんご町々まちまちを、
あなたがこわして荒塚あらつかとすることも、
いにしえのから、わたしが計画けいかくして
いまそれをきたらせたのだ。
27そのうちにたみちからよわく、
おののきはじをいだいて、
くさのように、青菜あおなのようになり、
そだたずにれる屋根やねくさのようになった。
28わたしは、あなたのすること、出入でいりすること、
また、わたしにむかって
いかさけんだことをもっている。
29あなたが、わたしにむかっていかさけんだことと、
あなたの高慢こうまん言葉ことばとがわたしのみみにはいったゆえ、
わたしは、あなたのはなをつけ、
あなたのくちにくつわをはめて、
あなたを、もとみちきもどす』。

30あなたにあたえるしるしはこれである。すなわち、ことしはからえたものべ、二ねんには、またそのからえたものべ、三ねんにはたねをまき、れ、ぶどうはたけつくってそのべる。 31ユダのいえの、のがれてのこものふたたしたり、うえむすぶ。 32すなわちのこものはエルサレムから、のがれるものはシオンのやまからる。万軍ばんぐんしゅ熱心ねっしんがこれをなしげられる。

33それゆえ、しゅはアッスリヤのおうについて、こうおおせられる、『かれはこのまちにこない。またここにはなたない。またたてをもって、そのまえにこない。またるいきずいて、これをめることはない。 34かれみちからかえって、このまちに、はいることはない、としゅう。 35わたしは自分じぶんのため、また、わたしのしもべダビデのためにまちまもって、これをすくおう』」。

36しゅ使つかいて、アッスリヤびとの陣営じんえいで十八万五千にんころした。人々ひとびとあさはやきてると、かれらはみな死体したいとなっていた。 37アッスリヤのおうセナケリブはり、かえっていってニネベにいたが、 38そのかみニスロクの神殿しんでん礼拝れいはいしていたとき、そのらのアデラン・メレクとシャレゼルがつるぎをもってかれころし、ともにアララテのげていった。それで、そのエサルハドンがかわっておうとなった。

第三八章

1そのころヒゼキヤは病気びょうきになってにかかっていた。アモツの預言者よげんしゃイザヤはかれのところにった、「しゅはこうおおせられます、あなたのいえととのえておきなさい。あなたはにます、きながらえることはできません」。 2そこでヒゼキヤはかおかべけてしゅいのってった、 3「ああしゅよ、ねがわくは、わたしが真実しんじつ真心まごころとをもって、みまえあゆみ、あなたのにかなうことおこなったのをおぼえてください」。そしてヒゼキヤはひどくいた。 4そのときしゅ言葉ことばがイザヤにのぞんでった、 5って、ヒゼキヤにいなさい、『あなたのちちダビデのかみしゅはこうおおせられます、「わたしはあなたのいのりいた。あなたのなみだた。よ、わたしはあなたのよわいを十五ねんそう。 6わたしはあなたと、このまちとをアッスリヤのおうからすくい、このまちまもろう」。

7しゅ約束やくそくされたことをおこなわれることについては、あなたはしゅからこのしるしをる。 8よ、わたしはアハズの時計どけいうえすすんだ日影ひかげを十退しりぞかせよう』」。すると日時計ひどけいうえすすんだ日影ひかげが十退しりぞいた。

9つぎ言葉ことばはユダのおうヒゼキヤが病気びょうきになって、その病気びょうきなおったのちきしるしたものである。
10わたしはった、わたしはわが一生いっしょうのまっさかりに、
らなければならない。
わたしは陰府よみもんざされて、
わがのこりのとしうしなわなければならない。
11わたしはった、わたしはけるもので、
しゅることなく、
におる人々ひとびとのうちに、ふたたひとることがない。
12わがすまいはられて
羊飼ひつじかい天幕てんまくのようにわたしをはなれる。
わたしは、わがいのちはたりのようにいた。
かれはわたしをはたからはなす。
あなたはあさからゆうまでのあいだに、わたしをほろぼされる。
13わたしはあさまでさけんだ。
しゅはししのようにわがほねをことごとくくだかれる。
あなたはあさからゆうまでのあいだに、わたしをほろぼされる。
14わたしは、つばめのように、つるのようにき、
はとのようにうめき、
わがうえおとろえる。
しゅよ、わたしは、しえたげられています。
どうか、わたしの保証人ほしょうにんとなってください。
15しかし、わたしはなにうことができましょう。
しゅはわたしにわれ、
かつ、みずからそれをなされたからである。
わがたましいくるしみによって、
わがねむりはことごとくった。
16しゅよ、これらのことによってひときる。
わがれいいのちもすべてこれらのことによる。
どうか、わたしをいやし、
わたしをかしてください。
17よ、わたしがおおいなるくるしみにあったのは、
わが幸福こうふくのためであった。
あなたはわがいのちきとめて、
ほろびのあなをまぬかれさせられた。
これは、あなたがわがつみをことごとく、
あなたののちてられたからである。
18陰府よみは、あなたに感謝かんしゃすることはできない。
はあなたをさんびすることはできない。
はかにくだるものは、
あなたのまことをのぞむことはできない。
19ただけるものけるもののみ、
きょう、わたしがするように、あなたに感謝かんしゃする。
ちちはあなたのまことを、そのらにらせる。
20しゅはわたしをすくわれる。
われわれはにあるかぎり、
しゅいえことにあわせて、うたをうたおう。

21イザヤはった、「いちじくのひとかたまりをってこさせ、それを腫物はれものにつけなさい。そうすればなおるでしょう」。 22ヒゼキヤはまたった、「わたしがしゅいえのぼることについて、どんなしるしがありましょうか」。

第三九章

1そのころ、バラダンのであるバビロンのおうメロダク・バラダンは手紙てがみおくものたせて使節しせつをヒゼキヤにつかわした。これはヒゼキヤが病気びょうきであったが、なおったことをいたからである。 2ヒゼキヤはかれらをよろこむかえて、宝物ほうもつくら金銀きんぎん香料こうりょう貴重きちょうあぶらおよび武器ぶきくら、ならびにその倉庫そうこにあるすべてのものかれらにせた。いえにあるものも、くににあるものも、ヒゼキヤがかれらにせないものは一つもなかった。 3とき預言者よげんしゃイザヤはヒゼキヤおうのもとにった、「あの人々ひとびとなにいましたか。どこからたのですか」。ヒゼキヤはった、「かれらはとおくにから、すなわちバビロンからたのです」。 4イザヤはった、「かれらは、あなたのいえなにましたか」。ヒゼキヤはこたえてった、「かれらは、わたしのいえにあるものみなました。倉庫そうこのうちには、かれらにせなかったものは一つもありません」。

5そこでイザヤはヒゼキヤにった、「万軍ばんぐんしゅ言葉ことばきなさい。 6よ、すべてあなたのいえにあるものおよびあなたの先祖せんぞたちが今日こんにちまでにみたくわえたものがバビロンにはこられるる。なにのこるものはない、としゅわれます。 7また、あなたのからるあなたのたちもられて、バビロンのおう宮殿きゅうでんにおいて宦官かんがんとなるでしょう」。 8ヒゼキヤはイザヤにった、「あなたがわれたしゅ言葉ことば結構けっこうです」。かれは「すくなくとも自分じぶんにあるあいだ太平たいへい安全あんぜんがあるだろう」とおもったからである。

第四〇章


1あなたがたのかみわれる、
なぐさめよ、わがたみなぐさめよ、
2ねんごろにエルサレムにかたり、これにばわれ、
その服役ふくえきおわり、
そのとがはすでにゆるされ、
そのもろもろのつみのために二ばい刑罰けいばつ
しゅからけた」。
3ばわるものこえがする、
荒野あらのしゅみちそなえ、
さばくに、われわれのかみのために、
大路おおじをまっすぐにせよ。
4もろもろのたにたかくせられ、
もろもろのやまおかとはひくくせられ、
たかそこのあるたいらになり、
けわしいところ平地へいちとなる。
5こうしてしゅ栄光えいこうがあらわれ、
ひとみなともにこれをる。
これはしゅくちかたられたのである」。
6こえきこえる、「ばわれ」。
わたしはった、「なんとばわりましょうか」。
ひとはみなくさだ。
そのうるわしさは、すべてはなのようだ。
7しゅいきがそのうえけば、
くされ、はなはしぼむ。
たしかにひとくさだ。
8くされ、はなはしぼむ。
しかし、われわれのかみ言葉ことば
とこしえにかわることはない」。
9よきおとずれをシオンにつたえるものよ、
たかやまにのぼれ。
よきおとずれをエルサレムにつたえるものよ、
つよこえをあげよ、
こえをあげておそれるな。
ユダのもろもろのまちえ、
「あなたがたのかみよ」と。
10よ、しゅなるかみ大能たいのうをもってこられ、
そのうでおさめる。
よ、そのむくいはしゅともにあり、
そのはたらきのむくいは、そのみまえにある。
11しゅ牧者ぼくしゃのようにそのれをやしない、
そのかいなに小羊こひつじをいだき、
そのふところにれてたずさえゆき、
ちちませているものをやさしくみちびかれる。


12だれが、たなごころをもってうみをはかり、
ゆびばしててんをはかり、
のちりをますり、
てんびんをもって、もろもろのやまをはかり、
はかりをもって、もろもろのおかをはかったか。
13だれが、しゅれいみちびき、
その相談役そうだんやくとなってしゅおしえたか。
14しゅはだれと相談そうだんしてさとりをたか。
だれがしゅ公義こうぎみちおしえ、
知識ちしきおしえ、さとりのみちしめしたか。
15よ、もろもろの国民こくみんは、おけのひとしずくのように、
はかりのうえのちりのようにおもわれる。
よ、しゅ島々しまじまを、ほこりのようにあげられる。
16レバノンは、たきぎにりない、
またそのけものは、燔祭はんさいりない。
17しゅのみまえには、もろもろの国民こくみんきにひとしい。
かれらはしゅによって、きもののように、
むなしいもののようにおもわれる。
18それで、あなたがたはかみをだれとくらべ、
どんなぞう比較ひかくしようとするのか。
19偶像ぐうぞう細工人さいくにんつくり、
鍛冶かじが、きんをもって、それをおおい、
また、これがためにぎんくさりつくる。
20まずしいものは、ささげものとして
ちることのないえらび、
たくみな細工人さいくにんもとめて、
うごくことのないぞうたせる。
21あなたがたはらなかったか。
あなたがたはかなかったか。
はじめから、あなたがたにつたえられなかったか。
もといをおいたときから、
あなたがたはさとらなかったか。
22しゅ地球ちきゅうのはるかうえして、
ものをいなごのようにられる。
しゅてんまくのようにひろげ、
これをむべき天幕てんまくのようにり、
23また、もろもろのきみきものとせられ、
のつかさたちを、むなしくされる。
24かれらは、かろうじてえられ、かろうじてまかれ、
そのみきがかろうじてをおろしたとき、
かみがそのうえかれると、かれらはれて、
わらのように、つむじかぜにまきられる。
25聖者せいじゃわれる、
「それで、あなたがたは、わたしをだれにくらべ、
わたしは、だれにひとしいというのか」。
26たかくあげて、
だれが、これらのものを創造そうぞうしたかをよ。
しゅかずをしらべて万軍ばんぐんをひきいだし、
おのおのをそのばれる。
そのいきおいのおおいなるにより、
またそのちからつよきがゆえに、
一つもけることはない。


27ヤコブよ、なにゆえあなたは、
「わがみちしゅかくれている」とうか。
イスラエルよ、なにゆえあなたは、
「わがうったえはわがかみかえりみられない」とうか。
28あなたはらなかったか、
あなたはかなかったか。
しゅはとこしえのかみはて創造者そうぞうしゃであって、
よわることなく、またつかれることなく、
その知恵ちえははかりがたい。
29よわったものにはちからあたえ、
いきおいのないものにはつよさをくわえられる。
30ねんわかものよわり、かつつかれ、
壮年そうねんものつかれはててたおれる。
31しかししゅのぞものあらたなるちから
わしのようにつばさをはって、のぼることができる。
はしってもつかれることなく、
あるいてもよわることはない。

第四一章


1海沿うみぞいの国々くにぐによ、
しずかにして、わたしにけ。
もろもろのたみよ、ちからあらたにし、ちかづいてかたれ。
われわれはともにさばきのちかづこう。
2だれがひがしからひとおこしたか。
かれはそのところ勝利しょうりをもってむかえられ、
もろもろのくに征服せいふくし、
もろもろのおうあししたみつけ、
そのつるぎをもってかれらをちりのようにし、
そのゆみをもってられる、わらのようにする。
3かれはこれらのものって
そのあしのまだんだことのないみちを、
やすらかにぎてく。
4だれがこのことおこなったか、なしたか。
だれがはじめから世々よよ人々ひとびとしたか。
しゅなるわたしははじめであって、
またおわりとともにあり、わたしがそれだ。


5海沿うみぞいの国々くにぐにおそれ、
はては、おののき、ちかづいてた。
6かれらはおのおのそのとなりたすけ、
その兄弟きょうだいたちにう、「勇気ゆうきせよ」と。
7細工人さいくにん鍛冶かじはげまし、
つちをもってたいらかにするものかなきをものに、
はんだづけについてう、「それはい」と。
また、くぎをもってそれをかたくし、
うごくことのないようにする。


8しかし、わがしもべイスラエルよ、
わたしのえらんだヤコブ、
わがともアブラハムの子孫しそんよ、
9わたしははてから、あなたをれてき、
のすみずみから、あなたをして、
あなたにった、「あなたは、わたしのしもべ、
わたしは、あなたをえらんでてなかった」と。
10おそれてはならない、わたしはあなたとともにいる。
おどろいてはならない、わたしはあなたのかみである。
わたしはあなたをつよくし、あなたをたすけ、
わが勝利しょうりみぎをもって、あなたをささえる。
11よ、あなたにむかっていかものはみな、
はじて、あわてふためき、
あなたとあらそものほろびてする。
12あなたは、あなたとあらそものたずねてもいださず、
あなたとたたかものまったえうせる。
13あなたのかみしゅなるわたしは
あなたのみぎをとってあなたにう、
おそれてはならない、わたしはあなたをたすける」。
14しゅわれる、「むしにひとしいヤコブよ、
イスラエルの人々ひとびとよ、おそれてはならない。
わたしはあなたをたすける。
あなたをあがなうものはイスラエルの聖者せいじゃである。
15よ、わたしはあなたをするどのある
あたらしいこっとする。
あなたはやまって、これを粉々こなごなにし、
おかをもみがらのようにする。
16あなたがあおげばかぜはこれをり、
つむじかぜがこれをらす。
あなたはしゅによってよろこ
イスラエルの聖者せいじゃによってほこる。


17まずしいものとぼしいものとはみずもとめても、みずがなく、
そのしたがかわいてけているとき、
しゅなるわたしはかれらにこたえる、
イスラエルのかみなるわたしは
かれらをてることがない。
18わたしははだかやまかわひらき、
たになかいずみをいだし、
荒野あらのいけとなし、かわいたみずみなもととする。
19わたしは荒野あらの香柏こうはく、アカシヤ、
ミルトスおよびオリブのえ、
さばくに、いとすぎ、すずかけ、
からまつをともにく。
20人々ひとびとはこれをて、しゅのみがこれをなし、
イスラエルの聖者せいじゃがこれを創造そうぞうされたことをり、
かつ、よくかんがえてともさとる」。


21しゅわれる、
「あなたがたのうったえをせ」と。
ヤコブのおうわれる、
「あなたがたの証拠しょうこってこい。
22それをってきて、おこるべきことをわれわれにげよ。
さきのことどものなにであるかをげよ。
われわれはよくかんがえて、その結末けつまつろう。
あるいはきたるべきことをわれわれにかせよ。
23こののちきたるべきことをわれわれにげよ。
われわれはあなたがたがかみであることを
るであろう。
さいわいをくだし、あるいはわざわいをくだせ。
われわれはおどろいてきもをつぶすであろう。
24よ、あなたがたはきものである。
あなたがたのわざはむなしい。
あなたがたをえらものにくむべきものである」。


25わたしはひとりをおこしてきたからこさせ、
わがものひがしからこさせる。
かれはもろもろのつかさをみつけて
しっくいのようにし、
陶器とうき粘土ねんどむようにする。
26だれか、はじめからこのこと
われわれにらせたか。
だれか、あらかじめわれわれにげて、
かれただしい」とわせたか。
ひとりもこのことげたものはない。
ひとりもかせたものはない。
ひとりもあなたがたの言葉ことばいたものはない。
27わたしははじめてこれをシオンにげた。
わたしは、よきおとずれをつたえるもの
エルサレムにあたえる。
28しかし、わたしがると、ひとりもない。
かれらのなかには、わたしがたずねても
こたえうる助言者じょげんしゃはひとりもない。
29よ、かれらはみなひとまどわすものであって、
そのわざはきもの、
そのぞうはむなしきかぜである。

第四二章


1わたしの支持しじするわがしもべ、
わたしのよろこぶわがえらひとよ。
わたしはわがれいかれあたえた。
かれはもろもろのくにびとにみちをしめす。
2かれさけぶことなく、こえをあげることなく、
そのこえをちまたにきこえさせず、
3またきずついたあしることなく、
ほのぐらい灯心とうしんすことなく、
真実しんじつをもってみちをしめす。
4かれおとろえず、落胆らくたんせず、
ついにみち確立かくりつする。
海沿うみぞいの国々くにぐにはそのおしえのぞむ。


5てん創造そうぞうしてこれをのべ、
とそれにしょうずるものをひらき、
そのうえたみいきあたえ、
そのなかあゆものれいあたえられる
しゅなるかみはこうわれる、
6しゅなるわたしは正義せいぎをもってあなたをした。
わたしはあなたのをとり、あなたをまもった。
わたしはあなたをたみ契約けいやくとし、
もろもろのくにびとのひかりとしてあたえ、
7盲人もうじんひらき、
囚人しゅうじん地下ちか獄屋ごくやからし、
くらきにするもの獄屋ごくやからさせる。
8わたしはしゅである、これがわたしのである。
わたしはわが栄光えいこうをほかのものあたえない。
また、わがほまれきざんだぞうあたえない。
9よ、さきに預言よげんしたことおこった。
わたしはあたらしいことげよう。
そのことがまだおこらないまえに、
わたしはまず、あなたがたにらせよう」。


10しゅにむかってあたらしきうたをうたえ。
はてからしゅをほめたたえよ。
うみとそのなかちるもの、
海沿うみぞいの国々くにぐにとそれにものとはりどよめ。
11荒野あらのとそのなかのもろもろのまちと、
ケダルびとのむもろもろの村里むらざとこえをあげよ。
セラのたみよろこびうたえ。
やまいただきからばわりさけべ。
12栄光えいこうしゅし、
そのほまれ海沿うみぞいの国々くにぐにかたげよ。
13しゅ勇士ゆうしのようにき、
いくさひとのように熱心ねっしんおこし、
ときのこえをあげてばわり、
そのてきにむかって大能たいのうをあらわされる。


14わたしはひさしくこえさず、
もくして、おのれをおさえていた。
いまわたしはもうとするおんなのようにさけぶ。
わたしのいきれ、かつあえぐ。
15わたしはやまおかとをあらし、
すべてのくさらし、
もろもろのかわしまとし、
もろもろのいけをからす。
16わたしはしいを
かれらのまだらない大路おおじかせ、
まだらないみちみちびき、
くらきをそのまえひかりとし、
高低こうていのあるところたいらにする。
わたしはこれらのことをおこなってかれらをてない。
17きざんだ偶像ぐうぞうたのみ、偶像ぐうぞうにむかって
「あなたがたは、われわれのかみである」ともの
退しりぞけられて、おおいにはじをかく。


18みみしいよ、け。
しいよ、そそいでよ。
19だれか、わがしもべのほかにしいがあるか。
だれか、わがつかわす使者ししゃのようなみみしいがあるか。
だれか、わが献身けんしんもののようなしいがあるか。
だれか、しゅのしもべのようなしいがあるか。
20かれおおくのことてもみとめず、
みみひらいてもかない。
21しゅはおのれののために、
そのおしえおおいなるものとし、
かつ光栄こうえいあるものとすることをよろこばれた。
22ところが、このたみはかすめられ、うばわれて、
みなあななかとらわれ、獄屋ごくやなかじこめられた。
かれらはかすめられてもたすけるものがなく、
ものうばわれても「もどせ」とものもない。
23あなたがたのうち、
だれがこのことみみかたむけるだろうか、
だれがこころをもちいて
のちのためにこれをくだろうか。
24ヤコブをうばわせたものはだれか。
かすめるものにイスラエルをわたしたものはだれか。
これはしゅではないか。
われわれはしゅにむかってつみおかし、
そのみちあゆむことをこのまず、
またそのおしえしたがうことをこのまなかった。
25それゆえ、しゅはげしいいかりと、
猛烈もうれつたたかいをかれらにのぞませられた。
それがのように周囲しゅういえても、かれらはさとらず、
かれらをいても、こころにとめなかった。

第四三章

1ヤコブよ、あなたを創造そうぞうされたしゅはこうわれる。イスラエルよ、あなたをつくられたしゅはいまこうわれる、
おそれるな、わたしはあなたをあがなった。
わたしはあなたのんだ、
あなたはわたしのものだ。
2あなたがみずなかぎるとき、
わたしはあなたとともにおる。
かわなかぎるとき、
みずはあなたのうえにあふれることがない。
あなたがなかくとき、かれることもなく、
ほのおもあなたにえつくことがない。
3わたしはあなたのかみしゅである、
イスラエルの聖者せいじゃ、あなたの救主すくいぬしである。
わたしはエジプトをあたえて
あなたのあがないしろとし、
エチオピヤとセバとをあなたのかわりとする。
4あなたはわがたっとく、おもんぜられるもの、
わたしはあなたをあいするがゆえに、
あなたのかわりにひとあたえ、
あなたのいのちかわりにたみあたえる。
5おそれるな、わたしはあなたとともにおる。
わたしは、あなたの子孫しそんひがしからこさせ、
西にしからあなたをあつめる。
6わたしはきたにむかって『ゆるせ』とい、
みなみにむかって『めるな』とう。
わがらをとおくからこさせ、
わがむすめらをはてからこさせよ。
7すべてわがをもってとなえられるものをこさせよ。
わたしはかれらをわが栄光えいこうのために創造そうぞうし、
これをつくり、これを仕立したてた」。


8があってもしいのようなたみ
みみがあってもみみしいのようなたみせ。
9国々くにぐにはみなあいつどい、
もろもろのたみあつまれ。
かれらのうち、だれがこのことげ、
さきのことどもを、
われわれにかせることができるか。
その証人しょうにんして、おのれのただしいこと証明しょうめいさせ、
それをいて「これは真実しんじつだ」とわせよ。
10しゅわれる、「あなたがたはわが証人しょうにん
わたしがえらんだわがしもべである。
それゆえ、あなたがたはって、わたしをしんじ、
わたしがしゅであることをさとることができる。
わたしよりまえつくられたかみはなく、
わたしよりのちにもない。
11ただわたしのみしゅである。
わたしのほかにすくものはいない。
12わたしはさきにげ、かつすくい、かつかせた。
あなたがたのうちには、ほかのかみはなかった。
あなたがたはわが証人しょうにんである」としゅわれる。
13「わたしはかみである、いまよりのちもわたしはしゅである。
わがからすくしうるものはない。
わたしがおこなえば、
だれが、これをとどめることができよう」。


14あなたがたをあがなうもの、イスラエルの聖者せいじゃ
しゅはこうわれる、
「あなたがたのために、
わたしはひとをバビロンにつかわし、
すべてのかんをこわし、
カルデヤびとのよろこびのこえなげきにかわらせる。
15わたしはしゅ、あなたがたの聖者せいじゃ
イスラエルの創造者そうぞうしゃ、あなたがたのおうである」。
16うみのなかに大路おおじもうけ、
おおいなるみずなかみちをつくり、
17戦車せんしゃおよびうま軍勢ぐんぜいおよび兵士へいしてこさせ、
これをたおしてきることができないようにし、
ほろぼして、灯心とうしんえうせるようにされる
しゅはこうわれる、
18「あなたがたは、さきのことおもしてはならない、
また、いにしえのことをかんがえてはならない。
19よ、わたしはあたらしいことをなす。
やがてそれはおこる、
あなたがたはそれをらないのか。
わたしは荒野あらのみちもうけ、
さばくにかわながれさせる。
20けものはわたしをあがめ、
山犬やまいぬおよび、だちょうもわたしをあがめる。
わたしが荒野あらのみずをいだし、
さばくにかわながれさせて、
わたしのえらんだたみませるからだ。
21このたみは、わがほまれべさせるために
わたしが自分じぶんのためにつくったものである。


22ところがヤコブよ、あなたはわたしをばなかった。
イスラエルよ、あなたはわたしをうとんじた。
23あなたは燔祭はんさいひつじをわたしにってこなかった。
また犠牲ぎせいをもってわたしをあがめなかった。
わたしはそなもの重荷おもにをあなたにわせなかった。
また乳香にゅうこうをもってあなたをわずらわさなかった。
24あなたはかねして、
わたしのために菖蒲しょうぶわず、
犠牲ぎせい脂肪しぼうそなえて、わたしをかせず、
かえって、あなたのつみ重荷おもにをわたしにわせ、
あなたの不義ふぎをもって、わたしをわずらわせた。


25わたしこそ、わたし自身じしんのために
あなたのとがをものである。
わたしは、あなたのつみこころにとめない。
26あなたは、自分じぶんただしいことを証明しょうめいするために
自分じぶんのことをべて、わたしにおもさせよ。
われわれはともろんじよう。
27あなたのとお先祖せんぞつみおかし、
あなたの仲保者ちゅうほしゃらはわたしにそむいた。
28それゆえ、わたしは聖所せいじょきみたちをけがし、
ヤコブをまったほろびにわたし、
イスラエルをののしらしめた。

第四四章


1しかし、わがしもべヤコブよ、
わたしがえらんだイスラエルよ、いまけ。
2あなたをつくり、あなたを胎内たいないかたちつくり、
あなたをたすけるしゅはこうわれる、
『わがしもべヤコブよ、
わたしがえらんだエシュルンよ、おそれるな。
3わたしは、かわいたみずそそぎ、
からびたながれをそそぎ、
わがれいをあなたのらにそそぎ、
わがめぐみをあなたの子孫しそんあたえるからである。
4こうして、かれらはみずなかくさのように、
ながれのほとりのやなぎのように、そだつ。
5あるひとは「わたしはしゅのものである」とい、
あるひとはヤコブのをもって自分じぶんび、
またあるひとは「しゅのものである」とにしるして、
イスラエルのをもって自分じぶんぶ』」。


6しゅ、イスラエルのおう、イスラエルをあがなうもの
万軍ばんぐんしゅはこうわれる、
「わたしははじめであり、わたしはおわりである。
わたしのほかにかみはない。
7だれかわたしにひとしいものがあるか。
そのものはそれをしめし、またそれをげ、
わがまえいつらねよ。
だれが、むかしから、きたるべきことかせたか。
そのものはやがてるべきことをわれわれにげよ。
8おそれてはならない、またおののいてはならない。
わたしはこのことむかしから、
あなたがたにかせなかったか、
またげなかったか。
あなたがたはわが証人しょうにんである。
わたしのほかにかみがあるか。
わたしのほかにいわはない。
わたしはそのあることをらない」。

9偶像ぐうぞうつくものみなむなしく、かれらのよろこぶところのものは、なんのやくにもたない。その信者しんじゃることもなく、またることもない。ゆえにかれらははじける。 10だれがかみつくり、またなんのやくにもたない偶像ぐうぞうたか。 11よ、その仲間なかまみなはじける。その細工人さいくにんらは人間にんげんにすぎない。かれらがみなあつまってつとき、おそれてともじる。

12てつ細工人さいくにんはこれをつくるのにすみをもって細工さいくし、つちをもってこれをつくり、つようでをもってこれをきたえる。かれえればちからおとろえ、みずまなければつかれはてる。 13細工人さいくにんせんき、鉛筆えんぴつでえがき、かんなでけずり、コンパスでえがき、それをひとうつくしい姿すがたにしたがってひとかたちつくり、いえなか安置あんちする。 14かれ香柏こうはくたおし、あるいはかしの、あるいはかしわのえらんで、それをはやしなかつよそだてる。あるいは香柏こうはくえ、あめにそれをそだてさせる。 15こうしてひとはその一部いちぶをとって、たきぎとし、これをもってあたため、またこれをやしてパンをき、また一部いちぶかみつくっておがみ、きざんだぞうつくってそのまえにひれす。 16そのなかばはやし、そのなかばでにくべ、あるいはにくをあぶってき、またあたためてう、「ああ、あたたまった、あつくなった」と。 17そしてそのあまりをもってかみつくって偶像ぐうぞうとし、そのまえにひれしておがみ、これにいのって、「あなたはわがかみだ、わたしをすくえ」とう。

18これらのひとることがなく、またさとることがない。そのはふさがれてることができず、そのこころにぶくなってさとることができない。 19そのこころのうちにおもうことをせず、また知識ちしきがなく、さとりがないために、「わたしはそのなかばをやし、またその炭火すみびうえでパンをき、にくをあぶってべ、そののこりのをもってにくむべきものをつくるのか。のはしくれのまえにひれすのか」とものもない。 20かれはいい、まよったこころまどわされて、おのれをすくうことができず、また「わがみぎいつわりがあるではないか」とわない。


21ヤコブよ、イスラエルよ、これらのことこころにとめよ。
あなたはわがしもべだから。
わたしはあなたをつくった、
あなたはわがしもべだ。
イスラエルよ、わたしはあなたをわすれない。
22わたしはあなたのとがをくものようにはらい、
あなたのつみきりのようにした。
わたしにかえれ、
わたしはあなたをあがなったから。


23てんよ、うたえ、しゅがこのことをなされたから。
ふかところよ、ばわれ。
もろもろのやまよ、はやしおよびそのなかのもろもろのよ、
こえはなってうたえ。
しゅはヤコブをあがない、
イスラエルのうちに栄光えいこうをあらわされたから。


24あなたをあがない、
あなたを胎内たいないつくられたしゅはこうわれる、
「わたしはしゅである。わたしはよろずのものつくり、
ただわたしだけがてんをのべ、をひらき、
――だれがわたしとともにいたか――
25いつわもののしるしをむなしくし、
うらなものくるわせ、
かしこものをうしろに退しりぞけて、その知識ちしきおろかにする。
26わたしは、わがしもべの言葉ことばげさせ、
わが使つかいはかりごとをらせ、
エルサレムについては、
『これはたみところとなる』とい、
ユダのもろもろのまちについては、
『ふたたびてられる、
わたしはそのあとおこそう』とい、
27またふちについては、『かわけ、わたしは
あなたのもろもろのかわす』とい、
28またクロスについては、『かれはわが牧者ぼくしゃ
わが目的もくてきをことごとくなしげる』とい、
エルサレムについては、
『ふたたびてられる』とい、
神殿しんでんについては、
『あなたのもといがすえられる』とう」。

第四五章


1わたしはわが受膏者じゅこうしゃクロスの
みぎをとって、
もろもろのくにをそのまえしたがわせ、
もろもろのおうこしき、
とびらをそのまえひらかせて、
もんじさせない、とわれるしゅ
その受膏者じゅこうしゃクロスにこうわれる、
2「わたしはあなたのまえって、
もろもろのやまたいらにし、
青銅せいどうのとびらをこわし、てつかんり、
3あなたに、くらところにある財宝ざいほうと、
ひそかなところかくした宝物ほうもつとをあたえて、
わたしはしゅ、あなたのんだ
イスラエルのかみであることをあなたにらせよう。
4わがしもべヤコブのために、
わたしのえらんだイスラエルのために、
わたしはあなたのんだ。
あなたがわたしをらなくても、
わたしはあなたにあたえた。
5わたしはしゅである。
わたしのほかにかみはない、ひとりもない。
あなたがわたしをらなくても、
わたしはあなたをつよくする。
6これはほうから、また西にしほうから、
人々ひとびとがわたしのほかにかみのないことを
るようになるためである。
わたしはしゅである、わたしのほかにかみはない。
7わたしはひかりをつくり、またくらきを創造そうぞうし、
繁栄はんえいをつくり、またわざわいを創造そうぞうする。
わたしはしゅである、
すべてこれらのことをなすものである。


8てんよ、うえよりみずそそげ、
くもらせよ。
ひらけてすくいしょうじ、またをも、えさせよ。
しゅなるわたしはこれを創造そうぞうした。


9陶器とうき陶器とうきあらそうように、
おのれをつくったものあらそものはわざわいだ。
粘土ねんど陶器とうきにむかって
『あなたはなにつくるか』とい、
あるいは『あなたのつくったものにはがない』と
うだろうか。
10ちちにむかって
『あなたは、なぜをもうけるのか』とい、
あるいはおんなにむかって
『あなたは、なぜみのくるしみをするのか』と
ものはわざわいだ」。
11イスラエルの聖者せいじゃ
イスラエルをつくられたしゅはこうわれる、
「あなたがたは、わがらについてわたしにい、
またわがのわざについてわたしにめいずるのか。
12わたしはつくって、そのうえひと創造そうぞうした。
わたしはをもっててんをのべ、
その万軍ばんぐん指揮しきした。
13わたしはをもってクロスをおこした。
わたしはかれのすべてのみちをまっすぐにしよう。
かれはわがまちて、
わが捕囚ほしゅうあたいのためでなく、
またむくいのためでもなくはなつ」と
万軍ばんぐんしゅわれる。


14しゅはこうわれる、
「エジプトのとみと、エチオピヤの商品しょうひんと、
たけのたかいセバびととは
あなたにて、あなたのものとなり、あなたにしたがい、
かれらはくさりにつながれてて、あなたのまえにひれし、
あなたにねがってう、
かみはただあなたとともにいまし、
このほかにかみはなく、ひとりもない』」。
15イスラエルのかみ救主すくいぬしよ、
まことに、あなたは
自分じぶんかくしておられるかみである。
16偶像ぐうぞうつくものみなはじい、はずかしめをけ、
ともに、あわてふためいて退しりぞく。
17しかし、イスラエルはしゅすくわれて、
とこしえのすくいる。
あなたがたは世々よよかぎりなく、
はじわず、はずかしめをけない。


18てん創造そうぞうされたしゅ、すなわちかみであって
またをもつくし、これをかたくし、
いたずらにこれを創造そうぞうされず、
これをひとのすみかにつくられたしゅはこうわれる、
「わたしはしゅである、わたしのほかにかみはない。
19わたしはかくれたところ、くらところかたらず、
ヤコブの子孫しそん
『わたしをたずねるのはむだだ』とわなかった。
しゅなるわたしはただしいことかたり、
まっすぐなことげる。


20もろもろのくにからのがれてきたものよ、
あつまってきて、とも近寄ちかよれ。
木像もくぞうをにない、
すくうことのできないかみいのもの無知むちである。
21あなたがたのぶんってきてべよ。
またとも相談そうだんせよ。
このことをだれがいにしえからしめしたか。
だれがむかしからげたか。
わたし、すなわちしゅではなかったか。
わたしのほかにかみはない。
わたしはなるかみ救主すくいぬしであって、
わたしのほかにかみはない。


22はてなるもろもろのひとよ、
わたしをあおぎのぞめ、そうすればすくわれる。
わたしはかみであって、ほかにかみはないからだ。
23わたしは自分じぶんをさしてちかった、
わたしのくちからただしい言葉ことばかえることがない、
『すべてのひざはわがまえにかがみ、
すべてのしたちかいをたてる』。


24ひとはわたしについてう、
正義せいぎちからとはしゅにのみある』と。
人々ひとびとしゅにきたり、
しゅにむかっていかものみなはじける。
25しかしイスラエルの子孫しそんみな
しゅによってほこることができる」。

第四六章


1ベルはし、ネボはかがみ、
かれらのぞうけもの家畜かちくとのうえにある。
あなたがたがあるいたものはとなり、
つかれたけもの重荷おもにとなった。
2かれらはかがみ、かれらはともし、
重荷おもにとなったものすくうことができず
かえって、自分じぶんとらわれてく。


3「ヤコブのいえよ、
イスラエルのいえのこったすべてのものよ、
うまときから、わたしにわれ、
たいときから、わたしにはこばれたものよ、
わたしにけ。
4わたしはあなたがたの年老としおいるまでかわらず、
白髪はくはつとなるまで、あなたがたをはこぶ。
わたしはつくったゆえ、かならい、
はこび、かつすくう。


5あなたがたは、わたしをだれにたぐい、
だれとひとしくし、だれにくらべ、
かつなぞらえようとするのか。
6かれらはふくろからこがねをそそし、
はかりをもって、しろがねをはかり、
きん細工人ざいくにんやとって、それをかみつくらせ、
これにひれしておがむ。
7かれらはこれをもたげてかたせ、
ってって、そのところき、そこにたせる。
これはそのところからうごくことができない。
ひとがこれにばわってもこたえることができない。
またかれをそのなやみからすくうことができない。


8あなたがたはこのことをおぼえ、よくかんがえよ。
そむけるものよ、このことこころにとめよ、
9いにしえよりこのかたのことをおぼえよ。
わたしはかみである、わたしのほかにかみはない。
わたしはかみである、わたしとひとしいものはない。
10わたしはおわりのことはじめからげ、
まだなされないことむかしからげてう、
『わたしのはかりごとはかならり、
わが目的もくてきをことごとくなしげる』と。
11わたしはひがしから猛禽もうきんまねき、
とおくにからわがはかりごとをおこなひとまねく。
わたしはこのことかたったゆえ、かならずこさせる。
わたしはこのことをはかったゆえ、かならおこなう。


12こころをかたくなにして、すくいとおものよ、
わたしにけ。
13わたしはわがすくいちかづかせるゆえ、
そのることはとおくない。
わがすくいはおそくない。
わたしはすくいをシオンにあたえ、
わが栄光えいこうをイスラエルにあたえる」。

第四七章


1処女しょじょなるバビロンのむすめよ、
くだって、ちりのなかにすわれ。
カルデヤびとのむすめよ、
王座おうざのないにすわれ。
あなたはもはや、やさしく、たおやかなおんな
となえられることはない。
2いしうすをとってこなをひけ、
かおおおいをり、うちぎをぎ、
すねをあらわしてかわわたれ。
3あなたのはだかはあらわれ、
あなたのはじられる。
わたしはあだをむくいて、何人なにびとをもたすけない。
4われわれをあがなうもの
その万軍ばんぐんしゅといい、
イスラエルの聖者せいじゃである。
5カルデヤびとのむすめよ、
もくしてすわれ、またくらところにはいれ。
あなたはもはや、もろもろのくに女王じょおう
となえられることはない。
6わたしはわがたみいきどおり、
わがぎょうけがして、これをあなたのわたした。
あなたはこれに、あわれみをほどこさず、
年老としおいたものうえに、はなはだおもいくびきをわせた。
7あなたはった、
「わたしは、とこしえに女王じょおうとなる」と。
そして、あなたはこれらのことこころにとめず、
またそのおわりをおもわなかった。


8たのしみにふけり、やすらかにおり、
こころのうちに「ただわたしだけで、
わたしのほかにだれもなく、
わたしは寡婦かふとなることはない、
またうしなうことはない」とものよ、
いまこのことけ。
9これらの二つのことは一にちのうちに、
またたくまにあなたにのぞむ。
すなわちうしない、寡婦かふとなること
たといあなたがおおくの魔術まじゅつおこない、
魔法まほうおおいなるちからをもってしても
ことごとくあなたにのぞむ。
10あなたは自分じぶんあくたよんでう、
「わたしをものはない」と。
あなたの知恵ちえと、あなたの知識ちしきとは
あなたをまどわした。
あなたはこころのうちにった、
「ただわたしだけで、わたしのほかにだれもない」と。
11しかし、わざわいが、あなたにのぞむ、
あなたは、それをあがなうことができない。
なやみが、あなたをおそう、
あなたは、それをつぐなうことができない。
ほろびが、にわかにあなたにのぞむ、
あなたは、それについてなにらない。
12あなたがわかときからつとったあなたの魔法まほうと、
おおくの魔術まじゅつとをもってちむかってみよ、
あるいは成功せいこうするかもしれない、
あるいはてきおそれさせるかもしれない。
13あなたはおおくのはかりごとによってうみつかれた。
かのてんかつものほしもの
新月しんげつによって、あなたにのぞことげるもの
ちあがらせて、あなたをすくわせてみよ。
14よ、かれらはわらのようになって、
ほろぼされ、
自分じぶんほのおいきおいから、すくすことができない。
そのあたためる炭火すみびではない、
またそのまえにすわるべきでもない。
15あなたがつとめておこなったものと、
あなたのわかときからあなたといしたものとは、
ついにこのようになる。
かれらはめいめい自分じぶん方向ほうこうにさすらいゆき、
ひとりもあなたをすくものはない。

第四八章


1ヤコブのいえよ、これをけ。
あなたがたはイスラエルのをもってとなえられ、
ユダのこしから
しゅによってちかい、
イスラエルのかみをとなえるけれども、
真実しんじつをもってせず、正義せいぎをもってしない。
2かれらはみずからせいなるみやこのものととなえ、
イスラエルのかみたのむ。
その万軍ばんぐんしゅという。
3「わたしはさきにったことを、いにしえからげた。
わたしはくちからしてかれらにらせた。
わたしは、にわかにこのことおこない、そしてった。
4わたしはあなたが、かたくなで、そのくびてつすじ
そのひたい青銅せいどうであることをるゆえに、
5いにしえから、かのことをあなたにげ、
そのらないさきに、これをあなたにかせた。
そうでなければ、あなたはうだろう、
『わが偶像ぐうぞうがこれをしたのだ、
わがきざんだぞうと、ぞうがこれをめいじたのだ』と。
6あなたはすでにいた、
すべてこれがったことをよ。
あなたがたはこれをつたえないのか。
わたしはいまからあたらしいこと
あなたがまだらないかくれたこと
あなたにかせよう。
7これらのことはいま創造そうぞうされたので、
いにしえからあったのではない。
この以前いぜんには、あなたはこれをかなかった。
そうでなければ、あなたはうだろう、
よ、わたしはこれをっていた』と。
8あなたはこれをくこともなく、ることもなく、
あなたのみみは、いにしえからひらかれなかった。
わたしはあなたがまった不信実ふしんじつで、
うまれながら反逆者はんぎゃくしゃととなえられたことを
っていたからである。
9わがのために、わたしはいかりをおそくする。
わがほまれのために、わたしはこれをおさえて、
あなたをほろぼすことをしない。
10よ、わたしはあなたをった。
しかしぎんのようにではなくて、
くるしみのをもってあなたをこころみた。
11わたしは自分じぶんのために、自分じぶんのためにこれをおこなう。
どうしてわがけがさせることができよう。
わたしはわが栄光えいこう
ほかのものあたえることをしない。


12ヤコブよ、わたしのしたイスラエルよ、
わたしにけ。
わたしはそれだ、わたしははじめであり、
わたしはまたおわりである。
13わがもといをすえ、
わがみぎてんをのべた。
わたしがぶと、かれらはもろともにつ。
14あなたがたはみなあつまってけ。
かれらのうち、だれがこれらのことげたか。
しゅあいせられるかれ
しゅのみこころをバビロンにおこない、
そのうではカルデヤびとのうえのぞむ。
15かたったのは、ただわたしであって、
わたしはかれした。
わたしはかれをこさせた。
かれはそのみちさかえる。
16あなたがたはわたしに近寄ちかよって、これをけ。
わたしははじめから、ひそかにかたらなかった。
それがったときから、わたしはそこにいたのだ」。
いましゅなるかみは、わたしとそのれいとをつかわされた。


17あなたのあがないぬし、イスラエルの聖者せいじゃ
しゅはこうわれる、
「わたしはあなたのかみしゅである。
わたしは、あなたの利益りえきのために、あなたをおしえ、
あなたをみちびいて、そのくべきみちかせる。
18どうか、あなたはわたしのいましめにしたがうように。
そうすれば、あなたの平安へいあんかわのように、
あなたのうみなみのようになり、
19あなたのすえはすなのように、
あなたの子孫しそん砂粒すなつぶのようになって、
そのはわがまえからたれることなく、ほろぼされることはない」。


20あなたがたはバビロンから
カルデヤからのがれよ。
よろこびのこえをもってこれをのべかせ、
はてにまでかたつたえ、
しゅはそのしもべヤコブをあがなわれた」とえ。
21しゅかれらをみちびいて、さばくをとおらせられたとき、
かれらは、かわいたことがなかった。
しゅかれらのためにいわからみずながれさせ、
またいわかれると、みずがほとばしりた。
22しゅわれた、
わるものには平安へいあんがない」と。

第四九章


1海沿うみぞいの国々くにぐによ、わたしにけ。
とおいところのもろもろのたみよ、みみかたむけよ。
しゅはわたしをうまときからし、
ははたいときからわがかたげられた。
2しゅはわがくち鋭利えいりなつるぎとなし、
わたしをみかげにかくし、
とぎすましたとなして、
えびらにわたしをかくされた。
3また、わたしにわれた、
「あなたはわがしもべ、
わが栄光えいこうをあらわすべきイスラエルである」と。
4しかし、わたしはった、
「わたしはいたずらにはたらき、
えきなく、むなしくちからついやした。
しかもなお、まことにわがただしきはしゅともにあり、
わがむくいはわがかみともにある」と。


5ヤコブをおのれにかえらせ、
イスラエルをおのれのもとにあつめるために、
わたしをはらうちからつくって
そのしもべとされたしゅわれる。
(わたしはしゅまえたっとばれ、
わがかみはわがちからとなられた)
6しゅわれる、
「あなたがわがしもべとなって、
ヤコブのもろもろの部族ぶぞくをおこし、
イスラエルのうちののこったものかえらせることは、
いともかることである。
わたしはあなたを、もろもろのくにびとのひかりとなして、
わがすくいはてにまでいたらせよう」と。


7イスラエルのあがないぬし
イスラエルの聖者せいじゃなるしゅは、
ひとあなどられるものたみみきらわれるもの
つかさたちのしもべにむかってこうわれる、
「もろもろのおうて、ちあがり、
もろもろのきみって、はいする。
これは真実しんじつなるしゅ、イスラエルの聖者せいじゃが、
あなたをえらばれたゆえである」。


8しゅはこうわれる、
「わたしはめぐみのときに、あなたにこたえ、
すくいにあなたをたすけた。
わたしはあなたをまもり、
あなたをあたえてたみ契約けいやくとし、
くにおこし、れすたれたぎょうとしてがせる。
9わたしはとらえられたひとに『よ』とい、
くらきにおるものに『あらわれよ』とう。
かれらはみちすがらべることができ、
すべてのはだかやまにも牧草ぼくそうる。
10かれらはえることがなく、かわくこともない。
またあつかぜも、太陽たいようかれらをつことはない。
かれらをあわれむものかれらをみちびき、
いずみのほとりにかれらをみちびかれるからだ。
11わたしは、わがもろもろのやまみちとし、
わが大路おおじたかくする。
12よ、人々ひとびととおくからる。
よ、人々ひとびときたから西にしから、
またスエネのからる」。
13てんよ、うたえ、よ、よろこべ。
もろもろのやまよ、こえはなってうたえ。
しゅはそのたみなぐさめ、
そのくるしむものをあわれまれるからだ。


14しかしシオンはった、
しゅはわたしをて、しゅはわたしをわすれられた」と。
15おんながそののみわすれて、
そのはらを、あわれまないようなことがあろうか。
たといかれらがわすれるようなことがあっても、
わたしは、あなたをわすれることはない。
16よ、わたしは、たなごころにあなたをきざんだ。
あなたのいしがきはつねにわがまえにある。
17あなたをてるものは、あなたをこわすものし、
あなたをあらしたものは、あなたからく。
18あなたのをあげてまわせ。
かれらはみなあつまって、あなたのもとにる。
しゅわれる、わたしはきている、
あなたはかれらをみなかざりとしてにつけ、
花嫁はなよめおびのようにこれをむすぶ。
19あなたのれ、かつすたれたところ、こわされたは、
ひとおおいためにせまくなり、
あなたを、のみつくしたものは、はるかにはなる。
20あなたがうしなったのちうまれたらは、
なおあなたのみみう、
『このところはわたしにはせますぎる、
わたしのためにむべきところさせよ』と。
21そのときあなたはこころのうちにう、
『だれがわたしのためにこれらのものんだのか。
わたしはうしなって、をもたない。
わたしはとらわれ、かついやられた。
だれがこれらのものそだてたのか。
よ、わたしはひとりのこされた。
これらのものはどこからたのか』と」。


22しゅなるかみはこうわれる、
よ、わたしはをもろもろのくににむかってあげ、
はたをもろもろのたみにむかっててる。
かれらはそのふところにあなたのらをたずさえ、
そのかたにあなたのむすめたちをせてる。
23もろもろのおうは、あなたの養父ようふとなり、
その王妃おうひたちは、あなたの乳母うばとなり、
かれらはそのかおにつけて、あなたにひれし、
あなたのあしのちりをなめる。
こうして、あなたはわたしがしゅであることをる。
わたしをのぞものはじをこうむることがない」。


24勇士ゆうしうばった獲物えもの
どうしてかえすことができようか。
暴君ぼうくんがかすめた捕虜ほりょ
どうしてすくすことができようか。
25しかししゅはこうわれる、
勇士ゆうしがかすめた捕虜ほりょかえされ、
暴君ぼうくんうばった獲物えものすくされる。
わたしはあなたとあらそものあらそい、
あなたのらをすくうからである。
26わたしはあなたをしえたげるものにそのにくわせ、
そのあたらしいさけのようにませてわせる。
こうして、すべてのひとはわたしがしゅであって、
あなたの救主すくいぬし、またあなたのあがないぬし
ヤコブの全能者ぜんのうしゃであることをるようになる」。

第五〇章


1しゅはこうわれる、
「わたしがあなたがたのははらせたその離縁りえんじょうは、
どこにあるか。
わたしはどのさいしゅにあなたがたをりわたしたか。
よ、あなたがたは、その不義ふぎのためにられ、
あなたがたのははは、
あなたがたのとがのためにされたのだ。
2わたしがたとき、
なぜひとりもいなかったか。
わたしがんだとき、
なぜひとりもこたえるものがなかったか。
わたしのみじかくて、
あがなうことができないのか。
わたしはすくちからたないのか。
よ、わたしが、しかるとうみはかれ、
かわ荒野あらのとなり、
そのなかうおみずがないために、
かわきんで悪臭あくしゅうはなつ。
3わたしはくろころもてんせ、
荒布あらぬのをもってそのおおいとする」。


4しゅなるかみおしえをうけたものしたをわたしにあたえて、
つかれたもの言葉ことばをもってたすけることをらせ、
またあさごとにさまし、わたしのみみをさまして、
おしえをうけたもののようにかせられる。
5しゅなるかみはわたしのみみひらかれた。
わたしは、そむくことをせず、
退しりぞくことをしなかった。
6わたしをものに、わたしのをまかせ、
わたしのひげをものに、わたしのほおをまかせ、
はじとつばきとをけるために、
かおをかくさなかった。
7しかししゅなるかみはわたしをたすけられる。
それゆえ、わたしはじることがなかった。
それゆえ、わたしはかお火打石ひうちいしのようにした。
わたしはけっしてはずかしめられないことをる。
8わたしをとするものちかくおられる。
だれがわたしとあらそうだろうか、
われわれはともとう。
わたしのあだはだれか、
わたしのところちかくこさせよ。
9よ、しゅなるかみはわたしをたすけられる。
だれがわたしをつみさだめるだろうか。
よ、かれらはみなころものようにふるび、
しみのためにいつくされる。


10あなたがたのうちしゅおそれ、
そのしもべのこえしたがい、
くらなかあるいてひかりなくても、なおしゅたのみ、
おのれのかみにたよるものはだれか。
11よ、やし、たいまつをともすものよ、
みなそのほのおなかあゆめ、
またそのやした、たいまつのなかあゆめ。
あなたがたは、これをわたしのからけて、
くるしみのうちにたおれる。

第五一章


1もとめ、
しゅたずもとめるものよ、わたしにけ。
あなたがたのされたいわと、
あなたがたのされたあなとをおもいみよ。
2あなたがたのちちアブラハムと、
あなたがたをんだサラとをおもいみよ。
わたしはかれをただひとりであったときにし、
かれ祝福しゅくふくして、その子孫しそんくわえた。
3しゅはシオンをなぐさめ、
またそのすべてれたところなぐさめて、
その荒野あらのをエデンのように、
そのさばくをしゅそののようにされる。
こうして、そのなかよろこびとたのしみとがあり、
感謝かんしゃうたこえとがある。


4わがたみよ、わたしにけ、
わがくにびとよ、わたしにみみかたむけよ。
律法りっぽうはわたしから
わがみちはもろもろのたみひかりとなる。
5わがはすみやかにちかづき、
わがすくいった。
わがうではもろもろのたみおさめる。
海沿うみぞいの国々くにぐにはわたしをのぞみ、
わがうでたのむ。
6をあげててんまたまたしたなるよ。
てんけむりのようにえ、ころものようにふるび、
そのなかものは、ぶよのようにぬ。
しかし、わがすくいはとこしえにながらえ、
わがはくじけることがない。


7ものよ、
こころのうちにわが律法りっぽうをたもつものよ、わたしにけ。
ひとのそしりをおそれてはならない、
かれらのののしりにおどろいてはならない。
8かれらはころものように、しみにわれ、
ひつじのようにむしわれるからだ。
しかし、わがはとこしえにながらえ、
わがすくいはよろずおよぶ」。


9しゅのかいなよ、
さめよ、さめよ、ちからよ。
さめて、いにしえのむかしにあったようになれ。
ラハブをころし、
りゅうつらぬいたのは、あなたではなかったか。
10うみをかわかし、おおいなるふちみずをかわかし、
またうみふかところを、
あがなわれたものぎるみちとされたのは、
あなたではなかったか。
11しゅにあがなわれたものは、
うたうたいつつ、シオンにかえってきて、
そのこうべに、とこしえのよろこびをいただき、
かれらはよろこびとたのしみとを
かなしみとなげきとはる。
12「わたしこそあなたをなぐさめるものだ。
あなたは何者なにものなれば、ぬべきひとおそれ、
くさのようになるべきひとおそれるのか。
13てんをのべ、もといをすえられた
あなたのつくぬししゅわすれて、
なぜ、しえたげるものほろぼそうとそなえをするとき、
そのいきどおりのゆえにつねにひねもすおそれるのか。
しえたげるものいきどおりはどこにあるか。
14をかがめているとらわれびとは、すみやかにかれて、
ぬことなく、あなにくだることなく、
その食物しょくもつはつきることがない。
15わたしはうみをふるわせ、
そのなみをなりどよめかすあなたのかみしゅである。
その万軍ばんぐんしゅという。
16わたしはわが言葉ことばをあなたのくちにおき、
わがかげにあなたをかくした。
こうして、わたしはてんをのべ、もといをすえ、
シオンにむかって、あなたはわがたみであるとう」。


17エルサレムよ、きよ、きよ、て。
あなたはさきにしゅからいきどおりのさかずきをうけてみ、
よろめかす大杯おおさかずきを、おりまでもみほした。
18そのんだもろもろののなかに、
自分じぶんみちびものなく、
そのそだてたもろもろののなかに、
自分じぶんをとるものがない。
19これら二つのことがあなたにのぞんだ――
だれがあなたとともなげくだろうか――
荒廃こうはい滅亡めつぼう、ききんとつるぎ。
だれがあなたをなぐさめるだろうか。
20あなたのらはいきえだえになり、
あみにかかった、かもしかのように、
すべてのちまたのすみによこたわり、
しゅいきどおりと、あなたのかみめとは、
かれらにちている。


21それゆえ、くるしめるもの
さけにではなくっているものよ、これをけ。
22あなたのしゅ、おのがたみうったえを弁護べんごされる
あなたのかみしゅはこうわれる、
よ、わたしはよろめかすさかずき
あなたのからのぞき、
わがいきどおりの大杯おおさかずきのぞいた。
あなたはふたたびこれをむことはない。
23わたしはこれをあなたをなやますものにおく。
かれらはさきにあなたにむかってった、
をかがめよ、われわれはえていこう』と。
そしてあなたはそののようにし、
ちまたのようにして、
かれらのえていくにまかせた」。

第五二章


1シオンよ、さめよ、さめよ、
ちからよ。
せいなるみやこエルサレムよ、うつくしいころもよ。
割礼かつれいけないものおよびけがれたものは、
もはやあなたのところに、はいることがないからだ。
2とらわれたエルサレムよ、
あなたのからちりをおとせ、きよ。
とらわれたシオンのむすめよ、
あなたのくびのなわをきすてよ。
3しゅはこうわれる、「あなたがたは、ただでられた。かねさずにあがなわれる」。 4しゅなるかみはこうわれる、「わがたみはさきにエジプトへくだってって、かしこに寄留きりゅうした。またアッスリヤびとはゆえなくかれらをしえたげた。 5それゆえ、いまわたしはここになにをしようか。わがたみはゆえなくとらわれた」としゅわれる。しゅわれる、「かれらをつかさどるものはわめき、わがつねにひねもすあなどられる。 6それゆえ、わがたみはわがるにいたる。そのにはかれらはこの言葉ことばかたものがわたしであることをる。わたしはここにおる」。
7よきおとずれをつたえ、平和へいわげ、
よきおとずれをつたえ、すくいげ、
シオンにむかって「あなたのかみおうとなられた」と
ものあしやまうえにあって、
なんとうるわしいことだろう。
8けよ、あなたの見張みはりびとはこえをあげて、
ともよろこうたっている。
かれらはあいわせて、
しゅがシオンにかえられるのをるからだ。
9エルサレムのれすたれたところよ、
こえはなってともうたえ。
しゅはそのたみなぐさめ、
エルサレムをあがなわれたからだ。
10しゅはそのせいなるかいなを、
もろもろのくにびとのまえにあらわされた。
のすべてのはては、われわれのかみすくいる。


11れよ、れよ、そこをて、
けがれたものにさわるな。
そのなかよ、しゅうつわをになうものよ、
おのれをきよたもて。
12あなたがたはいそいでるにおよばない、
また、とんでくにもおよばない。
しゅはあなたがたのまえき、
イスラエルのかみはあなたがたの
しんがりとなられるからだ。


13よ、わがしもべはさかえる。
かれたかめられ、あげられ、ひじょうにたかくなる。
14おおくのひとかれおどろいたように――
かれかおだちは、そこなわれてひとことなり、
その姿すがたひとことなっていたからである――
15かれおおくの国民こくみんおどろかす。
おうたちはかれのゆえにくちをつむぐ。
それはかれらがまだつたえられなかったことを
まだかなかったことをさとるからだ。

第五三章


1だれがわれわれのいたことを
しんたか。
しゅうでは、だれにあらわれたか。
2かれしゅまえ若木わかぎのように、
かわいたつちからのようにそだった。
かれにはわれわれのるべき姿すがたがなく、威厳いげんもなく、
われわれのしたうべきうつくしさもない。
3かれあなどられてひとてられ、
かなしみのひとで、やまいっていた。
またかおをおおってみきらわれるもののように、
かれあなどられた。われわれもかれたっとばなかった。
4まことにかれはわれわれのやまいい、
われわれのかなしみをになった。
しかるに、われわれはおもった、
かれたれ、かみにたたかれ、くるしめられたのだと。
5しかしかれはわれわれのとがのためにきずつけられ、
われわれの不義ふぎのためにくだかれたのだ。
かれはみずからこらしめをうけて、
われわれに平安へいあんあたえ、
そのたれたきずによって、
われわれはいやされたのだ。
6われわれはみなひつじのようにまよって、
おのおの自分じぶんみちかってった。
しゅはわれわれすべてのもの不義ふぎを、
かれうえにおかれた。
7かれはしえたげられ、くるしめられたけれども、
くちひらかなかった。
ほふりにひかれて小羊こひつじのように、
またものまえだまっているひつじのように、
くちひらかなかった。
8かれ暴虐ぼうぎゃくなさばきによってられた。
そのひとのうち、だれがおもったであろうか、
かれはわがたみのとがのためにたれて、
けるもののからたれたのだと。
9かれ暴虐ぼうぎゃくおこなわず、
そのくちにはいつわりがなかったけれども、
そのはかしきものとももうけられ、
そのつかあくをなすものともにあった。
10しかもかれくだくことはしゅのみむねであり、
しゅかれなやまされた。
かれ自分じぶんを、とがのそなものとなすとき、
その子孫しそんることができ、
そのいのちをながくすることができる。
かつしゅのみむねかれによってさかえる。
11かれ自分じぶんたましいくるしみによりひかり満足まんぞくする。
なるわがしもべはその知識ちしきによって、
おおくのひととし、またかれらの不義ふぎう。
12それゆえ、わたしはかれおおいなるものとも
ものかちらせる。
かれつよものとも獲物えものかちる。
これはかれにいたるまで、自分じぶんたましいをそそぎだし、
とがあるものともかぞえられたからである。
しかもかれおおくのひとつみい、
とがあるもののためにとりなしをした。

第五四章


1まなかったうまずめよ、うたえ。
みのくるしみをしなかったものよ、
こえはなってうたいよばわれ。
おっとのないものは、
とついだものよりもおおい」としゅわれる。
2「あなたの天幕てんまく場所ばしょひろくし、
あなたのすまいのまくりひろげ、
しむことなく、あなたのつなながくし、
あなたのくい強固きょうこにせよ。
3あなたはみぎひだりにひろがり、
あなたの子孫しそんはもろもろのくに
れすたれた町々まちまちをも住民じゅうみんたすからだ。
4おそれてはならない。
あなたはじることがない。
あわてふためいてはならない。
あなたは、はずかしめられることがない。
あなたはわかときはじわすれ、
寡婦かふであったときのはずかしめを、
ふたたおもすことがない。
5あなたをつくられたものはあなたのおっとであって、
その万軍ばんぐんしゅ
あなたをあがなわれるものは、
イスラエルの聖者せいじゃであって、
ぜんかみととなえられる。
6てられてこころかなしむつま
またわかときにとついでされたつままねくように
しゅはあなたをまねかれた」と
あなたのかみわれる。
7「わたしはしばしばあなたをてたけれども、
おおいなるあわれみをもってあなたをあつめる。
8あふれるいきどおりをもって、
しばしわがかおかくしたけれども、
とこしえのいつくしみをもって、
あなたをあわれむ」と
あなたをあがなわれるしゅわれる。
9「このことはわたしにはノアのときのようだ。
わたしはノアの洪水こうずいを、
ふたたにあふれさせないとちかったが、
そのように、わたしはふたたびあなたをいからない、
ふたたびあなたをめないとちかった。
10やまうつり、おかうごいても、
わがいつくしみはあなたからうつることなく、
平安へいあんあたえるわが契約けいやくうごくことがない」と
あなたをあわれまれるしゅわれる。


11くるしみをうけ、あらしにもてあそばれ、
なぐさめをないものよ、
よ、わたしはアンチモニーであなたのいしをすえ、
サファイヤであなたのもといをおき、
12めのうであなたの尖塔せんとうつくり、
紅玉こうぎょくであなたのもんつくり、
あなたの城壁じょうへきをことごとく宝石ほうせきつくる。
13あなたのらはみなしゅおしえをうけ、
あなたのらはおおいにさかえる。
14あなたはをもってかたち、
しえたげからとおざかっておそれることはない。
また恐怖きょうふからとおざかる、
それはあなたにちかづくことがないからである。
15たといあらそいをおこものがあっても
わたしによるのではない。
すべてあなたとあらそものは、あなたのゆえにたおれる。
16よ、炭火すみびきおこして、
その目的もくてきにかなう武器ぶきつく鍛冶かじは、
わたしが創造そうぞうしたもの
またあらほろぼすものも、わたしが創造そうぞうしたものである。
17すべてあなたをめるためにつくられる武器ぶきは、
その目的もくてきたっしない。
すべてあなたにさからいって、あらそうったえるしたは、
あなたにやぶられる。
これがしゅのしもべらのけるぎょうであり、
またかれらがわたしからけるである」と
しゅわれる。

第五五章


1「さあ、かわいているもの
みなみずにきたれ。
かねのないものもきたれ。
もとめてべよ。
あなたがたはて、かねさずに、
ただでぶどうしゅちちとをもとめよ。
2なぜ、あなたがたは、
かてにもならぬもののためにかねついやし、
きることもできぬもののためにろうするのか。
わたしによくしたがえ。
そうすれば、ものべることができ、
もっとゆたかな食物しょくもつで、自分じぶんたのしませることができる。
3みみかたむけ、わたしにきてけ。
そうすれば、あなたがたはきることができる。
わたしは、あなたがたと、とこしえの契約けいやくてて、
ダビデに約束やくそくしたかわらない