ネヘミヤ書

第一章

1ハカリヤの子(こ)ネヘミヤの言葉(ことば)。

第(だい)二十年(ねん)のキスレウの月(つき)に、わたしが首都(しゅと)スサにいた時(とき)、 2わたしの兄弟(きょうだい)のひとりハナニが数人(すうにん)の者(もの)と共(とも)にユダから来(き)たので、わたしは捕囚(ほしゅう)を免(まぬか)れて生(い)き残(のこ)ったユダヤ人(ひと)の事(こと)およびエルサレムの事(こと)を尋(たず)ねた。 3彼(かれ)らはわたしに言(い)った、「かの州(しゅう)で捕囚(ほしゅう)を免(まぬか)れて生(い)き残(のこ)った者(もの)は大(おお)いなる悩(なや)みと、はずかしめのうちにあり、エルサレムの城壁(じょうへき)はくずされ、その門(もん)は火(ひ)で焼(や)かれたままであります」と。

4わたしはこれらの言葉(ことば)を聞(き)いた時(とき)、すわって泣(な)き、数日(すうじつ)のあいだ嘆(なげ)き悲(かな)しみ、断食(だんじき)して天(てん)の神(かみ)の前(まえ)に祈(いの)って、 5言(い)った、「天(てん)の神(かみ)、主(しゅ)、おのれを愛(あい)し、その戒(いまし)めを守(まも)る者(もの)には契約(けいやく)を守(まも)り、いつくしみを施(ほどこ)される大(おお)いなる恐(おそ)るべき神(かみ)よ、 6どうぞ耳(みみ)を傾(かたむ)け、目(め)を開(ひら)いてしもべの祈(いのり)を聞(き)いてください。わたしは今(いま)、あなたのしもべであるイスラエルの子孫(しそん)のために、昼(ひる)も夜(よる)もみ前(まえ)に祈(いの)り、われわれイスラエルの子孫(しそん)が、あなたに対(たい)して犯(おか)した罪(つみ)をざんげいたします。まことにわたしも、わたしの父(ちち)の家(いえ)も罪(つみ)を犯(おか)しました。 7われわれはあなたに対(たい)して大(おお)いに悪(わる)い事(こと)を行(おこな)い、あなたのしもべモーセに命(めい)じられた戒(いまし)めをも、定(さだ)めをも、おきてをも守(まも)りませんでした。 8どうぞ、あなたのしもべモーセに命(めい)じられた言葉(ことば)を、思(おも)い起(おこ)してください。すなわちあなたは言(い)われました、『もしあなたがたが罪(つみ)を犯(おか)すならば、わたしはあなたがたを、もろもろの民(たみ)の間(あいだ)に散(ち)らす。 9しかし、あなたがたがわたしに立(た)ち返(かえ)り、わたしの戒(いまし)めを守(まも)って、これを行(おこな)うならば、たといあなたがたのうちの散(ち)らされた者(もの)が、天(てん)の果(はて)にいても、わたしはそこから彼(かれ)らを集(あつ)め、わたしの名(な)を住(す)まわせるために選(えら)んだ所(ところ)に連(つ)れて来(く)る』と。 10彼(かれ)らは、あなたが大(おお)いなる力(ちから)と強(つよ)い手(て)をもって、あがなわれたあなたのしもべ、あなたの民(たみ)です。 11主(しゅ)よ、どうぞしもべの祈(いのり)と、あなたの名(な)を恐(おそ)れることを喜(よろこ)ぶあなたのしもべらの祈(いのり)に耳(みみ)を傾(かたむ)けてください。どうぞ、きょう、しもべを恵(めぐ)み、この人(ひと)の目(め)の前(まえ)であわれみを得(え)させてください」。この時(とき)、わたしは王(おう)の給仕(きゅうじ)役(やく)であった。

第二章

1アルタシャスタ王(おう)の第(だい)二十年(ねん)、ニサンの月(つき)に、王(おう)の前(まえ)に酒(さけ)が出(で)た時(とき)、わたしは酒(さけ)をついで王(おう)にささげた。これまでわたしは王(おう)の前(まえ)で悲(かな)しげな顔(かお)をしていたことはなかった。 2王(おう)はわたしに言(い)われた、「あなたは病気(びょうき)でもないのにどうして悲(かな)しげな顔(かお)をしているのか。何(なに)か心(こころ)に悲(かな)しみをもっているにちがいない」。そこでわたしは大(おお)いに恐(おそ)れて、 3王(おう)に申(もう)しあげた、「どうぞ王(おう)よ、長生(ながい)きされますように。わたしの先祖(せんぞ)の墳墓(ふんぼ)の地(ち)であるあの町(まち)は荒廃(こうはい)し、その門(もん)が火(ひ)で焼(や)かれたままであるのに、どうしてわたしは悲(かな)しげな顔(かお)をしないでいられましょうか」。 4王(おう)はわたしにむかって、「それでは、あなたは何(なに)を願(ねが)うのか」と言(い)われたので、わたしは天(てん)の神(かみ)に祈(いの)って、 5王(おう)に申(もう)しあげた、「もし王(おう)がよしとされ、しもべがあなたの前(まえ)に恵(めぐ)みを得(え)ますならば、どうかわたしを、ユダにあるわたしの先祖(せんぞ)の墳墓(ふんぼ)の町(まち)につかわして、それを再建(さいけん)させてください」。 6時(とき)に王妃(おうひ)もかたわらに座(ざ)していたが、王(おう)はわたしに言(い)われた、「あなたの旅(たび)の期間(きかん)はどれほどですか。いつごろ帰(かえ)ってきますか」。こうして王(おう)がわたしをつかわすことをよしとされたので、わたしは期間(きかん)を定(さだ)めて王(おう)に申(もう)しあげた。 7わたしはまた王(おう)に申(もう)しあげた、「もし王(おう)がよしとされるならば、川(かわ)向(む)こうの州(しゅう)の知事(ちじ)たちに与(あた)える手紙(てがみ)をわたしに賜(たま)わり、わたしがユダに行(い)きつくまで、彼(かれ)らがわたしを通過(つうか)させるようにしてください。 8また王(おう)の山林(さんりん)を管理(かんり)するアサフに与(あた)える手紙(てがみ)をも賜(たま)わり、神殿(しんでん)に属(ぞく)する城(しろ)の門(もん)を建(た)てるため、また町(まち)の石(いし)がき、およびわたしの住(す)むべき家(いえ)を建(た)てるために用(もち)いる材木(ざいもく)をわたしに与(あた)えるようにしてください」。わたしの神(かみ)がよくわたしを助(たす)けられたので、王(おう)はわたしの願(ねが)いを許(ゆる)された。

9そこでわたしは川(かわ)向(む)こうの州(しゅう)の知事(ちじ)たちの所(ところ)へ行(い)って、王(おう)の手紙(てがみ)を渡(わた)した。なお王(おう)は軍(ぐん)の長(ちょう)および騎兵(きへい)をわたしと共(とも)につかわした。 10ところがホロニびとサンバラテおよびアンモンびと奴隷(どれい)トビヤはこれを聞(き)き、イスラエルの子孫(しそん)の福祉(ふくし)を求(もと)める人(ひと)が来(き)たというので、大(おお)いに感情(かんじょう)を害(がい)した。

11わたしはエルサレムに着(つ)いて、そこに三日(か)滞在(たいざい)した後(のち)、 12夜中(よなか)に起(お)き出(で)た。数人(すうにん)の者(もの)がわたしに伴(ともな)ったが、わたしは、神(かみ)がエルサレムのためになそうとして、わたしの心(こころ)に入(い)れられたことを、だれにも告(つ)げ知(し)らせず、またわたしが乗(の)った獣(けもの)のほかには、獣(けもの)をつれて行(い)かなかった。 13わたしは夜中(よなか)に出(で)て谷(たに)の門(もん)を通(とお)り、龍(りゅう)の井戸(いど)および糞(ふん)の門(もん)に行(い)って、エルサレムのくずれた城壁(じょうへき)や、火(ひ)に焼(や)かれた門(もん)を調査(ちょうさ)し、 14また泉(いずみ)の門(もん)および王(おう)の池(いけ)に行(い)ったが、わたしの乗(の)っている獣(けもの)の通(とお)るべき所(ところ)もなかった。 15わたしはまたその夜(よる)のうちに谷(たに)に沿(そ)って上(のぼ)り、城壁(じょうへき)を調査(ちょうさ)したうえ、身(み)をめぐらして、谷(たに)の門(もん)を通(とお)って帰(かえ)った。 16つかさたちは、わたしがどこへ行(い)ったか、何(なに)をしたかを知(し)らなかった。わたしはまたユダヤ人(ひと)にも、祭司(さいし)たちにも、尊(たっと)い人(ひと)たちにも、つかさたちにも、その他(た)工事(こうじ)をする人々(ひとびと)にもまだ知(し)らせなかった。

17しかしわたしはついに彼(かれ)らに言(い)った、「あなたがたの見(み)るとおり、われわれは難局(なんきょく)にある。エルサレムは荒廃(こうはい)し、その門(もん)は火(ひ)に焼(や)かれた。さあ、われわれは再(ふたた)び世(よ)のはずかしめをうけることのないように、エルサレムの城壁(じょうへき)を築(きず)こう」。 18そして、わたしの神(かみ)がよくわたしを助(たす)けられたことを彼(かれ)らに告(つ)げ、また王(おう)がわたしに語(かた)られた言葉(ことば)をも告(つ)げたので、彼(かれ)らは「さあ、立(た)ち上(あ)がって築(きず)こう」と言(い)い、奮(ふる)い立(た)って、この良(よ)きわざに着手(ちゃくしゅ)しようとした。 19ところがホロニびとサンバラテ、アンモンびと奴隷(どれい)トビヤおよびアラビヤびとガシムがこれを聞(き)いて、われわれをあざけり、われわれを侮(あなど)って言(い)った、「あなたがたは何(なに)をするのか、王(おう)に反逆(はんぎゃく)しようとするのか」。 20わたしは彼(かれ)らに答(こた)えて言(い)った、「天(てん)の神(かみ)がわれわれを恵(めぐ)まれるので、そのしもべであるわれわれは奮(ふる)い立(た)って築(きず)くのである。しかしあなたがたはエルサレムに何(なに)の分(ぶん)もなく、権利(けんり)もなく、記念(きねん)もない」。

第三章

1かくて大(だい)祭司(さいし)エリアシブは、その兄弟(きょうだい)である祭司(さいし)たちと共(とも)に立(た)って羊(ひつじ)の門(もん)を建(た)て、これを聖別(せいべつ)してそのとびらを設(もう)け、さらにこれを聖別(せいべつ)して、ハンメアの望楼(ぼうろう)に及(およ)ぼし、またハナネルの望楼(ぼうろう)にまで及(およ)ぼした。 2彼(かれ)の次(つぎ)にはエリコの人々(ひとびと)が建(た)て、その次(つぎ)にはイムリの子(こ)ザックルが建(た)てた。 3魚(うお)の門(もん)はハッセナアの子(こ)らが建(た)て、その梁(はり)を置(お)き、そのとびらと横木(よこぎ)と貫(かん)の木(き)とを設(もう)けた。 4その次(つぎ)にハッコヅの子(こ)ウリヤの子(こ)メレモテが修理(しゅうり)し、その次(つぎ)にメシザベルの子(こ)ベレキヤの子(こ)メシュラムが修理(しゅうり)し、その次(つぎ)にバアナの子(こ)ザドクが修理(しゅうり)した。 5その次(つぎ)にテコアびとらが修理(しゅうり)したが、その貴人(きじん)たちはその主(しゅ)の工事(こうじ)に服(ふく)さなかった。

6古(ふる)い門(もん)はパセアの子(こ)ヨイアダおよびベソデヤの子(こ)メシュラムがこれを修理(しゅうり)し、その梁(はり)を置(お)き、そのとびらと横木(よこぎ)と貫(かん)の木(き)とを設(もう)けた。 7その次(つぎ)にギベオンびとメラテヤ、メロノテびとヤドン、および川(かわ)向(む)こうの州(しゅう)の知事(ちじ)の行政下(ぎょうせいか)にあるギベオンとミヅパの人々(ひとびと)が修理(しゅうり)した。 8その次(つぎ)にハルハヤの子(こ)ウジエルなどの金(きん)細工人(ざいくにん)が修理(しゅうり)し、その次(つぎ)に製香者(せいこうしゃ)のひとりハナニヤが修理(しゅうり)した。こうして彼(かれ)らはエルサレムを城壁(じょうへき)の広(ひろ)い所(ところ)まで復旧(ふっきゅう)した。 9その次(つぎ)にエルサレムの半(はん)区域(くいき)の知事(ちじ)ホルの子(こ)レパヤが修理(しゅうり)し、 10その次(つぎ)にハルマフの子(こ)エダヤが自分(じぶん)の家(いえ)と向(む)かい合(あ)っている所(ところ)を修理(しゅうり)し、その次(つぎ)にはハシャブニヤの子(こ)ハットシが修理(しゅうり)した。 11ハリムの子(こ)マルキヤおよびバハテ・モアブの子(こ)ハシュブも他(た)の部分(ぶぶん)および炉(ろ)の望楼(ぼうろう)を修理(しゅうり)した。 12その次(つぎ)にエルサレムの他(た)の半(はん)区域(くいき)の知事(ちじ)ハロヘシの子(こ)シャルムがその娘(むすめ)たちと共(とも)に修理(しゅうり)した。

13谷(たに)の門(もん)はハヌンがザノアの民(たみ)と共(とも)にこれを修理(しゅうり)し、これを建(た)て直(なお)して、そのとびらと横木(よこぎ)と貫(かん)の木(き)とを設(もう)け、また糞(ふん)の門(もん)まで城壁(じょうへき)一千キュビトを修理(しゅうり)した。

14糞(ふん)の門(もん)はベテ・ハケレムの区域(くいき)の知事(ちじ)レカブの子(こ)マルキヤがこれを修理(しゅうり)し、これを建(た)て直(なお)して、そのとびらと横木(よこぎ)と貫(かん)の木(き)とを設(もう)けた。

15泉(いずみ)の門(もん)はミヅパの区域(くいき)の知事(ちじ)コロホゼの子(こ)シャルンがこれを修理(しゅうり)し、これを建(た)て直(なお)して、おおいを施(ほどこ)し、そのとびらと横木(よこぎ)と貫(かん)の木(き)とを設(もう)けた。彼(かれ)はまた王(おう)の園(その)のほとりのシラの池(いけ)に沿(そ)った石(いし)がきを修理(しゅうり)して、ダビデの町(まち)から下(くだ)る階段(かいだん)にまで及(およ)んだ。 16その後(のち)にベテズルの半(はん)区域(くいき)の知事(ちじ)アズブクの子(こ)ネヘミヤが修理(しゅうり)して、ダビデの墓(はか)と向(む)かい合(あ)った所(ところ)に及(およ)び、掘池(ほりいけ)と勇士(ゆうし)の宅(たく)にまで及(およ)んだ。 17その後(のち)にバニの子(こ)レホムなどのレビびとが修理(しゅうり)し、その次(つぎ)にケイラの半(はん)区域(くいき)の知事(ちじ)ハシャビヤがその区域(くいき)のために修理(しゅうり)した。 18その後(のち)にケイラの半(はん)区域(くいき)の知事(ちじ)ヘナダデの子(こ)バワイなどその兄弟(きょうだい)たちが修理(しゅうり)し、 19その次(つぎ)にエシュアの子(こ)でミヅパの知事(ちじ)であるエゼルが、城壁(じょうへき)の曲(まが)りかどにある武器(ぶき)倉(くら)に上(のぼ)る所(ところ)と向(む)かい合(あ)った他(た)の部分(ぶぶん)を修理(しゅうり)し、 20その後(のち)にザバイの子(こ)バルクが、力(ちから)をつくして城壁(じょうへき)の曲(まが)りかどから大(だい)祭司(さいし)エリアシブの家(いえ)の門(もん)までの他(た)の部分(ぶぶん)を修理(しゅうり)し、 21その後(のち)にハッコヅの子(こ)ウリヤの子(こ)メレモテが、エリアシブの家(いえ)の門(もん)からエリアシブの家(いえ)の端(たん)までの他(た)の部分(ぶぶん)を修理(しゅうり)し、 22彼(かれ)の後(のち)に低地(ていち)の人々(ひとびと)である祭司(さいし)たちが修理(しゅうり)し、 23その後(のち)にベニヤミンおよびハシュブが、自分(じぶん)たちの家(いえ)と向(む)かい合(あ)っている所(ところ)を修理(しゅうり)し、その後(のち)にアナニヤの子(こ)マアセヤの子(こ)アザリヤが、自分(じぶん)の家(いえ)の附近(ふきん)を修理(しゅうり)し、 24その後(のち)にヘナダデの子(こ)ビンヌイが、アザリヤの家(いえ)から城壁(じょうへき)の曲(まが)りかど、およびすみまでの他(た)の部分(ぶぶん)を修理(しゅうり)した。 25ウザイの子(こ)パラルは、城壁(じょうへき)の曲(まが)りかどと向(む)かい合(あ)っている所(ところ)、および監視(かんし)の庭(にわ)に近(ちか)い王(おう)の上(うえ)の家(いえ)から突(つ)き出(で)ている望楼(ぼうろう)と向(む)かい合(あ)っている所(ところ)を修理(しゅうり)した。その後(のち)にパロシの子(こ)ペダヤ、 26およびオペルに住(す)んでいる宮(みや)に仕(つか)えるしもべたちが、東(ひがし)の方(ほう)の水(みず)の門(もん)と向(む)かい合(あ)っている所(ところ)、および突(つ)き出(で)ている望楼(ぼうろう)と向(む)かい合(あ)っている所(ところ)まで修理(しゅうり)した。 27その後(のち)にテコアびとが、突(つ)き出(で)ている大(だい)望楼(ぼうろう)と向(む)かい合(あ)っている他(た)の部分(ぶぶん)を修理(しゅうり)し、オペルの城壁(じょうへき)にまで及(およ)んだ。

28馬(うま)の門(もん)から上(うえ)の方(ほう)は祭司(さいし)たちが、おのおの自分(じぶん)の家(いえ)と向(む)かい合(あ)っている所(ところ)を修理(しゅうり)した。 29その後(のち)にインメルの子(こ)ザドクが、自分(じぶん)の家(いえ)と向(む)かい合(あ)っている所(ところ)を修理(しゅうり)し、その後(のち)にシカニヤの子(こ)シマヤという東(ひがし)の門(もん)を守(まも)る者(もの)が修理(しゅうり)し、 30その後(のち)にシレミヤの子(こ)ハナニヤおよびザラフの第(だい)六の子(こ)ハヌンが他(た)の部分(ぶぶん)を修理(しゅうり)し、その後(のち)にベレキヤの子(こ)メシュラムが、自分(じぶん)のへやと向(む)かい合(あ)っている所(ところ)を修理(しゅうり)した。 31その後(のち)に金(きん)細工人(ざいくにん)のひとりマルキヤという者(もの)が、召集(しょうしゅう)の門(もん)と向(む)かい合(あ)っている所(ところ)を修理(しゅうり)して、すみの二階(かい)のへやに至(いた)り、宮(みや)に仕(つか)えるしもべたちおよび商人(しょうにん)の家(いえ)にまで及(およ)んだ。 32またすみの二階(かい)のへやと羊(ひつじ)の門(もん)の間(あいだ)は金(きん)細工人(ざいくにん)と商人(しょうにん)たちがこれを修理(しゅうり)した。

第四章

1サンバラテはわれわれが城壁(じょうへき)を築(きず)くのを聞(き)いて怒(いか)り、大(おお)いに憤(いきどお)ってユダヤ人(ひと)をあざけった。 2彼(かれ)はその兄弟(きょうだい)たちおよびサマリヤの兵隊(へいたい)の前(まえ)で語(かた)って言(い)った、「この弱々(よわよわ)しいユダヤ人(ひと)は何(なに)をしているのか。自分(じぶん)で再興(さいこう)しようとするのか。犠牲(ぎせい)をささげようとするのか。一日(にち)で事(こと)を終(お)えようとするのか。塵塚(ちりづか)の中(なか)の石(いし)はすでに焼(や)けているのに、これを取(と)りだして生(い)かそうとするのか」。 3またアンモンびとトビヤは、彼(かれ)のかたわらにいて言(い)った、「そうだ、彼(かれ)らの築(きず)いている城壁(じょうへき)は、きつね一匹(ぴき)が上(のぼ)ってもくずれるであろう」と。 4「われわれの神(かみ)よ、聞(き)いてください。われわれは侮(あなど)られています。彼(かれ)らのはずかしめを彼(かれ)らのこうべに返(かえ)し、彼(かれ)らを捕囚(ほしゅう)の地(ち)でぶんどり物(もの)にしてください。 5彼(かれ)らのとがをおおわず、彼(かれ)らの罪(つみ)をみ前(まえ)から消(け)し去(さ)らないでください。彼(かれ)らは築(きず)き建(た)てる者(もの)の前(まえ)であなたを怒(いか)らせたからです」。

6こうしてわれわれは城壁(じょうへき)を築(きず)いたが、石(いし)がきはみな相(あい)連(つら)なって、その高(たか)さの半(なか)ばにまで達(たっ)した。民(たみ)が心(こころ)をこめて働(はたら)いたからである。

7ところがサンバラテ、トビヤ、アラビヤびと、アンモンびと、アシドドびとらは、エルサレムの城壁(じょうへき)の修理(しゅうり)が進展(しんてん)し、その破(わ)れ目(め)もふさがり始(はじ)めたと聞(き)いて大(おお)いに怒(いか)り、 8皆(みな)共(とも)に相(あい)はかり、エルサレムを攻(せ)めて、その中(なか)に混乱(こんらん)を起(おこ)そうとした。 9そこでわれわれは神(かみ)に祈(いの)り、また日夜(にちや)見張(みは)りを置(お)いて彼(かれ)らに備(そな)えた。

10その時(とき)、ユダびとは言(い)った、「荷(に)を負(お)う者(もの)の力(ちから)は衰(おとろ)え、そのうえ、灰(はい)土(つち)がおびただしいので、われわれは城壁(じょうへき)を築(きず)くことができない」。 11またわれわれの敵(てき)は言(い)った、「彼(かれ)らの知(し)らないうちに、また見(み)ないうちに、彼(かれ)らの中(なか)にはいりこんで彼(かれ)らを殺(ころ)し、その工事(こうじ)をやめさせよう」。 12また彼(かれ)らの近(ちか)くに住(す)んでいるユダヤ人(ひと)たちはきて、十度(たび)もわれわれに言(い)った、「彼(かれ)らはその住(す)んでいるすべての所(ところ)からわれわれに攻(せ)め上(のぼ)るでしょう」と。 13そこでわたしは民(たみ)につるぎ、やりおよび弓(ゆみ)を持(も)たせ、城壁(じょうへき)の後(のち)の低(ひく)い所(ところ)、すなわち空地(くうち)にその家族(かぞく)にしたがって立(た)たせた。 14わたしは見(み)めぐり、立(た)って尊(たっと)い人々(ひとびと)、つかさたち、およびその他(た)の民(たみ)らに言(い)った、「あなたがたは彼(かれ)らを恐(おそ)れてはならない。大(おお)いなる恐(おそ)るべき主(しゅ)を覚(おぼ)え、あなたがたの兄弟(きょうだい)、むすこ、娘(むすめ)、妻(つま)および家(いえ)のために戦(たたか)いなさい」。

15われわれの敵(てき)は自分(じぶん)たちの事(こと)が、われわれに悟(さと)られたことを聞(き)き、また神(かみ)が彼(かれ)らの計(はか)りごとを破(やぶ)られたことを聞(き)いたので、われわれはみな城壁(じょうへき)に帰(かえ)り、おのおのその工事(こうじ)を続(つづ)けた。 16その日(ひ)から後(のち)は、わたしのしもべの半数(はんすう)は工事(こうじ)に働(はたら)き、半数(はんすう)はやり、盾(たて)、弓(ゆみ)、よろいをもって武装(ぶそう)した。そしてつかさたちは城壁(じょうへき)を築(きず)いているユダの全家(ぜんか)の後(うしろ)に立(た)った。 17荷(に)を負(お)い運(はこ)ぶ者(もの)はおのおの片手(かたて)で工事(こうじ)をなし、片手(かたて)に武器(ぶき)を執(と)った。 18築(きず)き建(た)てる者(もの)はおのおのその腰(こし)につるぎを帯(お)びて築(きず)き建(た)て、ラッパを吹(ふ)く者(もの)はわたしのかたわらにいた。 19わたしは尊(たっと)い人々(ひとびと)、つかさたち、およびその他(た)の民(たみ)に言(い)った、「工事(こうじ)は大(おお)きくかつ広(ひろ)がっているので、われわれは城壁(じょうへき)の上(うえ)で互(たがい)に遠(とお)く離(はな)れている。 20どこででもラッパの音(おと)を聞(き)いたなら、そこにいるわれわれの所(ところ)に集(あつ)まってほしい。われわれの神(かみ)はわれわれのために戦(たたか)われます」。

21このようにして、われわれは工事(こうじ)を進(すす)めたが、半数(はんすう)の者(もの)は夜明(よあ)けから星(ほし)の出(で)る時(とき)まで、やりを執(と)っていた。 22その時(とき)わたしはまた民(たみ)に告(つ)げて、「おのおのそのしもべと共(とも)にエルサレムの内(うち)に宿(やど)り、夜(よる)はわれわれの護衛者(ごえいしゃ)となり、昼(ひる)は工事(こうじ)をするように」と言(い)った。 23そして、わたしも、わたしの兄弟(きょうだい)たちも、わたしのしもべたちも、わたしを護衛(ごえい)する人々(ひとびと)も、われわれのうちひとりも、その衣(ころも)を脱(ぬ)がず、おのおの手(て)に武器(ぶき)を執(と)っていた。

第五章

1さて、ここに民(たみ)がその妻(つま)と共(とも)に、その兄弟(きょうだい)であるユダヤ人(ひと)に向(む)かって大(おお)いに叫(さけ)び訴(うった)えることがあった。 2すなわち、ある人々(ひとびと)は言(い)った、「われわれはむすこ娘(むすめ)と共(とも)に大(だい)ぜいです。われわれは穀物(こくもつ)を得(え)て、食(た)べて生(い)きていかなければなりません」。 3またある人々(ひとびと)は言(い)った、「われわれは飢(う)えのために、穀物(こくもつ)を得(え)ようと田畑(たはた)も、ぶどう畑(はたけ)も、家(いえ)も抵当(ていとう)に入(い)れています」。 4ある人々(ひとびと)は言(い)った、「われわれは王(おう)の税金(ぜいきん)のために、われわれの田畑(たはた)およびぶどう畑(はたけ)をもって金(かね)を借(か)りました。 5現(げん)にわれわれの肉(にく)はわれわれの兄弟(きょうだい)の肉(にく)に等(ひと)しく、われわれの子供(こども)も彼(かれ)らの子供(こども)に等(ひと)しいのに、見(み)よ、われわれはむすこ娘(むすめ)を人(ひと)の奴隷(どれい)とするようにしいられています。われわれの娘(むすめ)のうちには、すでに人(ひと)の奴隷(どれい)になった者(もの)もありますが、われわれの田畑(たはた)も、ぶどう畑(はたけ)も他人(たにん)のものになっているので、われわれにはどうする力(ちから)もありません」。

6わたしは彼(かれ)らの叫(さけ)びと、これらの言葉(ことば)を聞(き)いて大(おお)いに怒(いか)った。 7わたしはみずから考(かんが)えたすえ、尊(たっと)い人々(ひとびと)およびつかさたちを責(せ)めて言(い)った、「あなたがたはめいめいその兄弟(きょうだい)から利息(りそく)をとっている」。そしてわたしは彼(かれ)らの事(こと)について大会(たいかい)を開(ひら)き、 8彼(かれ)らに言(い)った、「われわれは異邦人(いほうじん)に売(う)られたわれわれの兄弟(きょうだい)ユダヤ人(ひと)を、われわれの力(ちから)にしたがってあがなった。しかるにあなたがたは自分(じぶん)の兄弟(きょうだい)を売(う)ろうとするのか。彼(かれ)らはわれわれに売(う)られるのか」。彼(かれ)らは黙(もく)してひと言(こと)もいわなかった。 9わたしはまた言(い)った、「あなたがたのする事(こと)はよくない。あなたがたは、われわれの敵(てき)である異邦人(いほうじん)のそしりをやめさせるために、われわれの神(かみ)を恐(おそ)れつつ事(こと)をなすべきではないか。 10わたしもわたしの兄弟(きょうだい)たちも、わたしのしもべたちも同(おな)じく金(かね)と穀物(こくもつ)とを貸(か)しているが、われわれはこの利息(りそく)をやめよう。 11どうぞ、あなたがたは、きょうにも彼(かれ)らの田畑(たはた)、ぶどう畑(はたけ)、オリブ畑(はたけ)および家屋(かおく)を彼(かれ)らに返(かえ)し、またあなたがたが彼(かれ)らから取(と)っていた金銭(きんせん)、穀物(こくもつ)、ぶどう酒(しゅ)、油(あぶら)などの百分(ぶん)の一を返(かえ)しなさい」。 12すると彼(かれ)らは「われわれはそれを返(かえ)します。彼(かれ)らから何(なに)をも要求(ようきゅう)しません。あなたの言(い)うようにします」と言(い)った。そこでわたしは祭司(さいし)たちを呼(よ)び、彼(かれ)らにこの言葉(ことば)のとおりに行(おこな)うという誓(ちか)いを立(た)てさせた。 13わたしはまたわたしのふところを打(う)ち払(はら)って言(い)った、「この約束(やくそく)を実行(じっこう)しない者(もの)を、どうぞ神(かみ)がこのように打(う)ち払(はら)って、その家(いえ)およびその仕事(しごと)を離(はな)れさせられるように。その人(ひと)はこのように打(う)ち払(はら)われてむなしくなるように」。会衆(かいしゅう)はみな「アァメン」と言(い)って、主(しゅ)をさんびした。そして民(たみ)はこの約束(やくそく)のとおりに行(い)った。

14またわたしは、ユダの地(ち)の総督(そうとく)に任(にん)ぜられた時(とき)から、すなわちアルタシャスタ王(おう)の第(だい)二十年(ねん)から第(だい)三十二年(ねん)まで、十二年(ねん)の間(あいだ)、わたしもわたしの兄弟(きょうだい)たちも、総督(そうとく)としての手当(てあ)てを受(う)けなかった。 15わたしより以前(いぜん)の総督(そうとく)らは民(たみ)に重荷(おもに)を負(お)わせ、彼(かれ)らから銀(ぎん)四十シケルのほかにパンとぶどう酒(しゅ)を取(と)り、また彼(かれ)らのしもべたちも民(たみ)を圧迫(あっぱく)した。しかしわたしは神(かみ)を恐(おそ)れるので、そのようなことはしなかった。 16わたしはかえって、この城壁(じょうへき)の工事(こうじ)に身(み)をゆだね、どんな土地(とち)をも買(か)ったことはない。わたしのしもべたちは皆(みな)そこに集(あつ)まって工事(こうじ)をした。 17またわたしの食卓(しょくたく)にはユダヤ人(ひと)と、つかさたち百五十人(にん)もあり、そのほかに、われわれの周囲(しゅうい)の異邦人(いほうじん)のうちからきた人々(ひとびと)もあった。 18これがために一日(にち)に牛(うし)一頭(とう)、肥(こ)えた羊(ひつじ)六頭(とう)を備(そな)え、また鶏(にわとり)をもわたしのために備(そな)え、十日(か)ごとにたくさんのぶどう酒(しゅ)を備(そな)えたが、わたしはこの民(たみ)の労役(ろうえき)が重(おも)かったので、総督(そうとく)としての手当(てあ)てを求(もと)めなかった。 19わが神(かみ)よ、わたしがこの民(たみ)のためにしたすべての事(こと)を覚(おぼ)えて、わたしをお恵(めぐ)みください。

第六章

1サンバラテ、トビヤ、アラビヤびとガシムおよびその他(た)のわれわれの敵(てき)は、わたしが城壁(じょうへき)を築(きず)き終(おわ)って、一つの破(やぶ)れも残(のこ)らないと聞(き)いた。(しかしその時(とき)にはまだ門(もん)のとびらをつけていなかったのである。) 2そこでサンバラテとガシムはわたしに使者(ししゃ)をつかわして言(い)った、「さあ、われわれはオノの平野(へいや)にある一つの村(むら)で会見(かいけん)しよう」と。彼(かれ)らはわたしに危害(きがい)を加(くわ)えようと考(かんが)えていたのである。 3それでわたしは彼(かれ)らに使者(ししゃ)をつかわして言(い)わせた、「わたしは大(おお)いなる工事(こうじ)をしているから下(くだ)って行(い)くことはできない。どうしてこの工事(こうじ)をさしおいて、あなたがたの所(ところ)へ下(くだ)って行(い)き、その間(かん)、工事(こうじ)をやめることができようか」。 4彼(かれ)らは四度(ど)までこのようにわたしに人(ひと)をつかわしたが、わたしは同(おな)じように彼(かれ)らに答(こた)えた。 5ところが、サンバラテは五度目(どめ)にそのしもべを前(まえ)のようにわたしにつかわした。その手(て)には開封(かいふう)の手紙(てがみ)を携(たずさ)えていた。 6その中(なか)に次(つぎ)のようにしるしてあった、「諸(しょ)国民(こくみん)の間(あいだ)に言(い)い伝(つた)えられ、またガシムも言(い)っているが、あなたはユダヤ人(ひと)と共(とも)に反乱(はんらん)を企(くわだ)て、これがために城壁(じょうへき)を築(きず)いている。またその言(い)うところによれば、あなたは彼(かれ)らの王(おう)になろうとしている。 7またあなたは預言者(よげんしゃ)を立(た)てて、あなたのことをエルサレムにのべ伝(つた)えさせ、『ユダに王(おう)がある』と言(い)わせているが、そのことはこの言葉(ことば)のとおり王(おう)に聞(きこ)えるでしょう。それゆえ、今(いま)おいでなさい。われわれは共(とも)に相談(そうだん)しましょう」。 8そこでわたしは彼(かれ)に人(ひと)をつかわして言(い)わせた、「あなたの言(い)うようなことはしていません。あなたはそれを自分(じぶん)の心(こころ)から造(つく)り出(だ)したのです」と。 9彼(かれ)らはみな「彼(かれ)らの手(て)が弱(よわ)って工事(こうじ)をやめるようになれば、工事(こうじ)は成就(じょうじゅ)しないだろう」と考(かんが)えて、われわれをおどそうとしたのである。しかし神(かみ)よ、どうぞいまわたしの手(て)を強(つよ)めてください。

10さてわたしはメヘタベルの子(こ)デラヤの子(こ)シマヤの家(いえ)に行(い)ったところ、彼(かれ)は閉(と)じこもっていて言(い)った、「われわれは神(かみ)の宮(みや)すなわち神殿(しんでん)の中(なか)で会合(かいごう)し、神殿(しんでん)の戸(と)を閉(と)じておきましょう。彼(かれ)らはあなたを殺(ころ)そうとして来(く)るからです。きっと夜(よる)のうちにあなたを殺(ころ)そうとして来(く)るでしょう」。 11わたしは言(い)った、「わたしのような者(もの)がどうして逃(に)げられよう。わたしのような者(もの)でだれが神殿(しんでん)にはいって命(いのち)を全(まっと)うすることができよう。わたしははいらない」。 12わたしは悟(さと)った。神(かみ)が彼(かれ)をつかわされたのではない。彼(かれ)がわたしにむかってこの預言(よげん)を伝(つた)えたのは、トビヤとサンバラテが彼(かれ)を買収(ばいしゅう)したためである。 13彼(かれ)が買収(ばいしゅう)されたのはこの事(こと)のためである。すなわちわたしを恐(おそ)れさせ、わたしにこのようにさせて、罪(つみ)を犯(おか)させ、わたしに悪名(あくめい)をきせて侮辱(ぶじょく)するためであった。 14わが神(かみ)よ、トビヤ、サンバラテおよび女(おんな)預言者(よげんしゃ)ノアデヤならびにその他(た)の預言者(よげんしゃ)など、すべてわたしを恐(おそ)れさせようとする者(もの)たちをおぼえて、彼(かれ)らが行(い)ったこれらのわざに報(むく)いてください。

15こうして城壁(じょうへき)は五十二日(にち)を経(へ)て、エルルの月(つき)の二十五日(にち)に完成(かんせい)した。 16われわれの敵(てき)が皆(みな)これを聞(き)いた時(とき)、われわれの周囲(しゅうい)の異邦人(いほうじん)はみな恐(おそ)れ、大(おお)いに面目(めんぼく)を失(うしな)った。彼(かれ)らはこの工事(こうじ)が、われわれの神(かみ)の助(たす)けによって成就(じょうじゅ)したことを悟(さと)ったからである。 17またそのころ、ユダの尊(たっと)い人々(ひとびと)は多(おお)くの手紙(てがみ)をトビヤに送(おく)った。トビヤの手紙(てがみ)もまた彼(かれ)らにきた。 18トビヤはアラの子(こ)シカニヤの婿(むこ)であったので、ユダのうちの多(おお)くの者(もの)が彼(かれ)と誓(ちか)いを立(た)てていたからである。トビヤの子(こ)ヨハナンもベレキヤの子(こ)メシュラムの娘(むすめ)を妻(つま)にめとった。 19彼(かれ)らはまたトビヤの善行(ぜんこう)をわたしの前(まえ)に語(かた)り、またわたしの言葉(ことば)を彼(かれ)に伝(つた)えた。トビヤはたびたび手紙(てがみ)を送(おく)って、わたしを恐(おそ)れさせようとした。

第七章

1城壁(じょうへき)が築(きず)かれて、とびらを設(もう)け、さらに門衛(もんえい)、歌(うた)うたう者(もの)およびレビびとを任命(にんめい)したので、 2わたしは、わたしの兄弟(きょうだい)ハナニと、城(しろ)のつかさハナニヤに命(めい)じて、エルサレムを治(おさ)めさせた。彼(かれ)は多(おお)くの者(もの)にまさって忠信(ちゅうしん)な、神(かみ)を恐(おそ)れる者(もの)であったからである。 3わたしは彼(かれ)らに言(い)った、「日(ひ)の暑(あつ)くなるまではエルサレムのもろもろの門(もん)を開(ひら)いてはならない。人々(ひとびと)が立(た)って守(まも)っている間(あいだ)に門(もん)を閉(と)じさせ、貫(かん)の木(き)を差(さ)せ。またエルサレムの住民(じゅうみん)の中(なか)から番兵(ばんぺい)を立(た)てて、おのおのにその所(ところ)を守(まも)らせ、またおのおのの家(いえ)と向(む)かい合(あ)う所(ところ)を守(まも)らせよ」。 4町(まち)は広(ひろ)くて大(おお)きかったが、その内(うち)の民(たみ)は少(すく)なく、家々(いえいえ)はまだ建(た)てられていなかった。

5時(とき)に神(かみ)はわたしの心(こころ)に、尊(たっと)い人々(ひとびと)、つかさおよび民(たみ)を集(あつ)めて、家系(かけい)によってその名簿(めいぼ)をしらべようとの思(おも)いを起(おこ)された。わたしは最初(さいしょ)に上(のぼ)って来(き)た人々(ひとびと)の系図(けいず)を発見(はっけん)し、その中(なか)にこのようにしるしてあるのを見(み)いだした。

6バビロンの王(おう)ネブカデネザルが捕(とら)え移(うつ)した捕囚(ほしゅう)のうち、ゆるされてエルサレムおよびユダに上(のぼ)り、おのおの自分(じぶん)の町(まち)に帰(かえ)ったこの州(しゅう)の人々(ひとびと)は次(つぎ)のとおりである。 7彼(かれ)らはゼルバベル、エシュア、ネヘミヤ、アザリヤ、ラアミヤ、ナハマニ、モルデカイ、ビルシャン、ミスペレテ、ビグワイ、ネホム、バアナと一緒(いっしょ)に帰(かえ)ってきた者(もの)たちである。

そのイスラエルの民(たみ)の人数(にんずう)は次(つぎ)のとおりである。 8パロシの子孫(しそん)は二千百七十二人(にん)。 9シパテヤの子孫(しそん)は三百七十二人(にん)。 10アラの子孫(しそん)は六百五十二人(にん)。 11パハテ・モアブの子孫(しそん)すなわちエシュアとヨアブの子孫(しそん)は二千八百十八人(にん)。 12エラムの子孫(しそん)は一千二百五十四人(にん)。 13ザットの子孫(しそん)は八百四十五人(にん)。 14ザッカイの子孫(しそん)は七百六十人(にん)。 15ビンヌイの子孫(しそん)は六百四十八人(にん)。 16ベバイの子孫(しそん)は六百二十八人(にん)。 17アズガデの子孫(しそん)は二千三百二十二人(にん)。 18アドニカムの子孫(しそん)は六百六十七人(にん)。 19ビグワイの子孫(しそん)は二千六十七人(にん)。 20アデンの子孫(しそん)は六百五十五人(にん)。 21ヒゼキヤの家(いえ)のアテルの子孫(しそん)は九十八人(にん)。 22ハシュムの子孫(しそん)は三百二十八人(にん)。 23ベザイの子孫(しそん)は三百二十四人(にん)。 24ハリフの子孫(しそん)は百十二人(にん)。 25ギベオンの子孫(しそん)は九十五人(にん)。 26ベツレヘムおよびネトパの人々(ひとびと)は百八十八人(にん)。 27アナトテの人々(ひとびと)は百二十八人(にん)。 28ベテ・アズマウテの人々(ひとびと)は四十二人(にん)。 29キリアテ・ヤリム、ケピラおよびベエロテの人々(ひとびと)は七百四十三人(にん)。 30ラマおよびゲバの人々(ひとびと)は六百二十一人(にん)。 31ミクマシの人々(ひとびと)は百二十二人(にん)。 32ベテルおよびアイの人々(ひとびと)は百二十三人(にん)。 33ほかのネボの人々(ひとびと)は五十二人(にん)。 34ほかのエラムの子孫(しそん)は一千二百五十四人(にん)。 35ハリムの子孫(しそん)は三百二十人(にん)。 36エリコの人々(ひとびと)は三百四十五人(にん)。 37ロド、ハデデおよびオノの人々(ひとびと)は七百二十一人(にん)。 38セナアの子孫(しそん)は三千九百三十人(にん)。 39祭司(さいし)では、エシュアの家(いえ)のエダヤの子孫(しそん)が九百七十三人(にん)。 40インメルの子孫(しそん)が一千五十二人(にん)。 41パシュルの子孫(しそん)が一千二百四十七人(にん)。 42ハリムの子孫(しそん)が一千十七人(にん)。

43レビびとでは、エシュアの子孫(しそん)すなわちホデワの子孫(しそん)のうちのカデミエルの子孫(しそん)が七十四人(にん)。

44歌(うた)うたう者(もの)では、アサフの子孫(しそん)が百四十八人(にん)。

45門衛(もんえい)では、シャルムの子孫(しそん)、アテルの子孫(しそん)、タルモンの子孫(しそん)、アックブの子孫(しそん)、ハテタの子孫(しそん)およびショバイの子孫(しそん)合(あ)わせて百三十八人(にん)。

46宮(みや)に仕(つか)えるしもべでは、ジハの子孫(しそん)、ハスパの子孫(しそん)、タバオテの子孫(しそん)、 47ケロスの子孫(しそん)、シアの子孫(しそん)、パドンの子孫(しそん)、 48レバナの子孫(しそん)、ハガバの子孫(しそん)、サルマイの子孫(しそん)、 49ハナンの子孫(しそん)、ギデルの子孫(しそん)、ガハルの子孫(しそん)、 50レアヤの子孫(しそん)、レヂンの子孫(しそん)、ネコダの子孫(しそん)、 51ガザムの子孫(しそん)、ウザの子孫(しそん)、パセアの子孫(しそん)、 52ベサイの子孫(しそん)、メウニムの子孫(しそん)、ネフセシムの子孫(しそん)、 53バクブクの子孫(しそん)、ハクパの子孫(しそん)、ハルホルの子孫(しそん)、 54バヅリテの子孫(しそん)、メヒダの子孫(しそん)、ハルシャの子孫(しそん)、 55バルコスの子孫(しそん)、シセラの子孫(しそん)、テマの子孫(しそん)、 56ネヂアの子孫(しそん)およびハテパの子孫(しそん)。

57ソロモンのしもべであった者(もの)たちの子孫(しそん)では、ソタイの子孫(しそん)、ソペレテの子孫(しそん)、ペリダの子孫(しそん)、 58ヤアラの子孫(しそん)、ダルコンの子孫(しそん)、ギデルの子孫(しそん)、 59シパテヤの子孫(しそん)、ハッテルの子孫(しそん)、ポケレテ・ハッゼバイムの子孫(しそん)、アモンの子孫(しそん)。

60宮(みや)に仕(つか)えるしもべたちとソロモンのしもべであった者(もの)たちの子孫(しそん)とは合(あ)わせて三百(さんびゃく)九(きゅう)十(じゅう)二(に)人(にん)。

61テルメラ、テルハレサ、ケルブ、アドンおよびインメルから上(のぼ)って来(き)た者(もの)があったが、その氏族(しぞく)と、血統(けっとう)とを示(しめ)して、イスラエルの者(もの)であることを明(あき)らかにすることができなかった。その人々(ひとびと)は次(つぎ)のとおりである。 62すなわちデラヤの子孫(しそん)、トビヤの子孫(しそん)、ネコダの子孫(しそん)であって、合(あ)わせて六百四十二人(にん)。 63また祭司(さいし)のうちにホバヤの子孫(しそん)、ハッコヅの子孫(しそん)、バルジライの子孫(しそん)がある。バルジライはギレアデびとバルジライの娘(むすめ)たちのうちから妻(つま)をめとったので、その名(な)で呼(よ)ばれた。 64これらの者(もの)はこの系図(けいず)に載(の)った者(もの)のうちに、自分(じぶん)の籍(せき)をたずねたが、なかったので、汚(けが)れた者(もの)として祭司(さいし)の職(しょく)から除(のぞ)かれた。 65総督(そうとく)は彼(かれ)らに告(つ)げて、ウリムとトンミムを帯(お)びる祭司(さいし)の起(おこ)るまでは、いと聖(せい)なる物(もの)を食(た)べてはならぬと言(い)った。

66会衆(かいしゅう)は合(あ)わせて四万二千三百六十人(にん)であった。 67このほかに男女(だんじょ)の奴隷(どれい)が七千三百三十七人(にん)、歌(うた)うたう者(もの)が男女(だんじょ)合(あ)わせて二百四十五人(にん)あった。 68その馬(うま)は七百三十六頭(とう)、その騾馬(らば)は二百四十五頭(とう)、 69そのらくだは四百三十五頭(とう)、そのろばは六千七百二十頭(とう)であった。

70氏族(しぞく)の長(ちょう)のうち工事(こうじ)のためにささげ物(もの)をした人々(ひとびと)があった。総督(そうとく)は金(きん)一千ダリク、鉢(はち)五十、祭司(さいし)の衣服(いふく)五百三十かさねを倉(くら)に納(おさ)めた。 71また氏族(しぞく)の長(ちょう)のうちのある人々(ひとびと)は金(きん)二万ダリク、銀(ぎん)二千二百ミナを工事(こうじ)のために倉(くら)に納(おさ)めた。 72その他(た)の民(たみ)の納(おさ)めたものは金(きん)二万ダリク、銀(ぎん)二千ミナ、祭司(さいし)の衣服(いふく)六十七かさねであった。

73こうして祭司(さいし)、レビびと、門衛(もんえい)、歌(うた)うたう者(もの)、民(たみ)のうちのある人々(ひとびと)、宮(みや)に仕(つか)えるしもべたち、およびイスラエルびとは皆(みな)その町々(まちまち)に住(す)んだ。

イスラエルの人々(ひとびと)はその町々(まちまち)に住(す)んで七月(がつ)になった。

第八章

1その時(とき)民(たみ)は皆(みな)ひとりのようになって水(みず)の門(もん)の前(まえ)の広場(ひろば)に集(あつ)まり、主(しゅ)がイスラエルに与(あた)えられたモーセの律法(りっぽう)の書(しょ)を持(も)って来(く)るように、学者(がくしゃ)エズラに求(もと)めた。 2祭司(さいし)エズラは七月(がつ)の一日(にち)に律法(りっぽう)を携(たずさ)えて来(き)て、男女(だんじょ)の会衆(かいしゅう)およびすべて聞(き)いて悟(さと)ることのできる人々(ひとびと)の前(まえ)にあらわれ、 3水(みず)の門(もん)の前(まえ)にある広場(ひろば)で、あけぼのから正午(しょうご)まで、男女(だんじょ)および悟(さと)ることのできる人々(ひとびと)の前(まえ)でこれを読(よ)んだ。民(たみ)はみな律法(りっぽう)の書(しょ)に耳(みみ)を傾(かたむ)けた。 4学者(がくしゃ)エズラはこの事(こと)のために、かねて設(もう)けた木(き)の台(だい)の上(うえ)に立(た)ったが、彼(かれ)のかたわらには右(みぎ)の方(ほう)にマッタテヤ、シマ、アナヤ、ウリヤ、ヒルキヤおよびマアセヤが立(た)ち、左(ひだり)の方(ほう)にはペダヤ、ミサエル、マルキヤ、ハシュム、ハシバダナ、ゼカリヤおよびメシュラムが立(た)った。 5エズラはすべての民(たみ)の前(まえ)にその書(しょ)を開(ひら)いた。彼(かれ)はすべての民(たみ)よりも高(たか)い所(ところ)にいたからである。彼(かれ)が書(しょ)を開(ひら)くと、すべての民(たみ)は起立(きりつ)した。 6エズラは大(おお)いなる神(かみ)、主(しゅ)をほめ、民(たみ)は皆(みな)その手(て)をあげて、「アァメン、アァメン」と言(い)って答(こた)え、こうべをたれ、地(ち)にひれ伏(ふ)して主(しゅ)を拝(はい)した。 7エシュア、バニ、セレビヤ、ヤミン、アックブ、シャベタイ、ホデヤ、マアセヤ、ケリタ、アザリヤ、ヨザバデ、ハナン、ペラヤおよびレビびとたちは民(たみ)に律法(りっぽう)を悟(さと)らせた。民(たみ)はその所(ところ)に立(た)っていた。 8彼(かれ)らはその書(しょ)、すなわち神(かみ)の律法(りっぽう)をめいりょうに読(よ)み、その意味(いみ)を解(と)き明(あ)かしてその読(よ)むところを悟(さと)らせた。

9総督(そうとく)であるネヘミヤと、祭司(さいし)であり、学者(がくしゃ)であるエズラと、民(たみ)を教(おし)えるレビびとたちはすべての民(たみ)に向(む)かって「この日(ひ)はあなたがたの神(かみ)、主(しゅ)の聖(せい)なる日(ひ)です。嘆(なげ)いたり、泣(な)いたりしてはならない」と言(い)った。すべての民(たみ)が律法(りっぽう)の言葉(ことば)を聞(き)いて泣(な)いたからである。 10そして彼(かれ)らに言(い)った、「あなたがたは去(さ)って、肥(こ)えたものを食(た)べ、甘(あま)いものを飲(の)みなさい。その備(そな)えのないものには分(わ)けてやりなさい。この日(ひ)はわれわれの主(しゅ)の聖(せい)なる日(ひ)です。憂(うれ)えてはならない。主(しゅ)を喜(よろこ)ぶことはあなたがたの力(ちから)です」。 11レビびともまたすべての民(たみ)を静(しず)めて、「泣(な)くことをやめなさい。この日(ひ)は聖(せい)なる日(ひ)です。憂(うれ)えてはならない」と言(い)った。 12すべての民(たみ)は去(さ)って食(く)い飲(の)みし、また分(わ)け与(あた)えて、大(おお)いに喜(よろこ)んだ。これは彼(かれ)らが読(よ)み聞(き)かされた言葉(ことば)を悟(さと)ったからである。

13次(つぎ)の日(ひ)、すべての民(たみ)の氏族(しぞく)の長(ちょう)たち、祭司(さいし)、レビびとらは律法(りっぽう)の言葉(ことば)を学(まな)ぶために学者(がくしゃ)エズラのもとに集(あつ)まってきて、 14律法(りっぽう)のうちに主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたこと、すなわちイスラエルの人々(ひとびと)は七月(がつ)の祭(まつり)の間(あいだ)、仮庵(かりいお)の中(なか)に住(す)むべきことがしるされているのを見(み)いだした。 15またすべての町々(まちまち)およびエルサレムにのべ伝(つた)えて、「あなたがたは山(やま)に出(で)て行(い)って、オリブと野生(やせい)のオリブ、ミルトス、なつめやし、および茂(しげ)った木(き)の枝(えだ)を取(と)ってきて、しるされてあるとおり、仮庵(かりいお)を造(つく)れ」と言(い)ってあるのを見(み)いだした。 16それで民(たみ)は出(で)て行(い)って、それを持(も)って帰(かえ)り、おのおのその家(いえ)の屋根(やね)の上(うえ)、その庭(にわ)、神(かみ)の宮(みや)の庭(にわ)、水(みず)の門(もん)の広場(ひろば)、エフライムの門(もん)の広場(ひろば)などに仮庵(かりいお)を造(つく)った。 17捕囚(ほしゅう)から帰(かえ)って来(き)た会衆(かいしゅう)は皆(みな)仮庵(かりいお)を造(つく)って、仮庵(かりいお)に住(す)んだ。ヌンの子(こ)ヨシュアの日(ひ)からこの日(ひ)まで、イスラエルの人々(ひとびと)はこのように行(い)ったことがなかった。それでその喜(よろこ)びは非常(ひじょう)に大(おお)きかった。 18エズラは初(はじ)めの日(ひ)から終(おわ)りの日(ひ)まで、毎日(まいにち)神(かみ)の律法(りっぽう)の書(しょ)を読(よ)んだ。人々(ひとびと)は七日(なぬか)の間(あいだ)、祭(まつり)を行(おこな)い、八日(ようか)目(め)になって、おきてにしたがって聖(せい)会(かい)を開(ひら)いた。

第九章

1その月(つき)の二十四日(か)にイスラエルの人々(ひとびと)は集(あつ)まって断食(だんじき)し、荒布(あらぬの)をまとい、土(つち)をかぶった。 2そしてイスラエルの子孫(しそん)は、すべての異邦人(いほうじん)を離(はな)れ、立(た)って自分(じぶん)の罪(つみ)と先祖(せんぞ)の不義(ふぎ)とをざんげした。 3彼(かれ)らはその所(ところ)に立(た)って、その日(ひ)の四分(ぶん)の一をもってその神(かみ)、主(しゅ)の律法(りっぽう)の書(しょ)を読(よ)み、他(た)の四分(ぶん)の一をもってざんげをなし、その神(かみ)、主(しゅ)を拝(はい)した。 4その時(とき)エシュア、バニ、カデミエル、シバニヤ、ブンニ、セレビヤ、バニ、ケナニらはレビびとの台(だい)の上(うえ)に立(た)ち、大声(おおごえ)をあげて、その神(かみ)、主(しゅ)に呼(よ)ばわった。 5それからまたエシュア、カデミエル、バニ、ハシャブニヤ、セレビヤ、ホデヤ、セバニヤ、ペタヒヤなどのレビびとは言(い)った、「立(た)ちあがって永遠(えいえん)から永遠(えいえん)にいますあなたがたの神(かみ)、主(しゅ)をほめなさい。あなたの尊(たっと)いみ名(な)はほむべきかな。これはすべての祝福(しゅくふく)とさんびを越(こ)えるものです」。

6またエズラは言(い)った、「あなたは、ただあなたのみ、主(しゅ)でいらせられます。あなたは天(てん)と諸(しょ)天(てん)の天(てん)と、その万象(ばんしょう)、地(ち)とその上(うえ)のすべてのもの、海(うみ)とその中(なか)のすべてのものを造(つく)り、これをことごとく保(たも)たれます。天(てん)の万軍(ばんぐん)はあなたを拝(はい)します。 7あなたは主(しゅ)、神(かみ)でいらせられます。あなたは昔(むかし)アブラムを選(えら)んでカルデヤのウルから導(みちび)き出(だ)し、彼(かれ)にアブラハムという名(な)を与(あた)え、 8彼(かれ)の心(こころ)があなたの前(まえ)に忠信(ちゅうしん)なのを見(み)られて、彼(かれ)と契約(けいやく)を結(むす)び、その子孫(しそん)にカナンびと、ヘテびと、アモリびと、ペリジびと、エブスびとおよびギルガシびとの地(ち)を与(あた)えると言(い)われたが、ついにあなたはその約束(やくそく)を成就(じょうじゅ)されました。あなたは正(ただ)しくいらせられるからです。

9あなたはわれわれの先祖(せんぞ)がエジプトで苦難(くなん)を受(う)けるのを顧(かえり)みられ、また紅海(こうかい)のほとりで呼(よ)ばわり叫(さけ)ぶのを聞(き)きいれられ、 10しるしと不思議(ふしぎ)とをあらわしてパロと、そのすべての家来(けらい)と、その国(くに)のすべての民(たみ)を攻(せ)められました。彼(かれ)らがわれわれの先祖(せんぞ)に対(たい)して、ごうまんにふるまったことを知(し)られたからです。そしてあなたが名(な)をあげられたこと今日(こんにち)のようです。 11あなたはまた彼(かれ)らの前(まえ)で海(うみ)を分(わ)け、彼(かれ)らに、かわいた地(ち)を踏(ふ)んで海(うみ)の中(なか)を通(とお)らせ、彼(かれ)らを追(お)う者(もの)を、石(いし)を大水(おおみず)に投(な)げ入(い)れるように淵(ふち)に投(な)げ入(い)れ、 12昼(ひる)は雲(くも)の柱(はしら)をもって彼(かれ)らを導(みちび)き、夜(よる)は火(ひ)の柱(はしら)をもってその行(ゆ)くべき道(みち)を照(てら)されました。 13あなたはまたシナイ山(さん)の上(うえ)に下(くだ)り、天(てん)から彼(かれ)らと語(かた)り、正(ただ)しいおきてと、まことの律法(りっぽう)および良(よ)きさだめと戒(いまし)めとを授(さづ)け、 14あなたの聖(せい)なる安息日(あんそくにち)を彼(かれ)らに示(しめ)し、あなたのしもべモーセによって戒(いまし)めと、さだめと、律法(りっぽう)とを彼(かれ)らに命(めい)じ、 15天(てん)から食物(しょくもつ)を与(あた)えてその飢(う)えをとどめ、岩(いわ)から水(みず)を出(だ)してそのかわきを潤(うるお)し、また、彼(かれ)らに与(あた)えると誓(ちか)われたその国(くに)にはいって、これを獲(え)るように彼(かれ)らに命(めい)じられました。

16しかし彼(かれ)ら、すなわちわれわれの先祖(せんぞ)はごうまんにふるまい、かたくなで、あなたの戒(いまし)めに従(したが)わず、 17従(したが)うことを拒(こば)み、あなたが彼(かれ)らの中(なか)で行(おこな)われた奇跡(きせき)を心(こころ)にとめず、かえってかたくなになり、みずからひとりのかしらを立(た)てて、エジプトの奴隷(どれい)の生活(せいかつ)に帰(かえ)ろうとしました。しかしあなたは罪(つみ)をゆるす神(かみ)、恵(めぐ)みあり、あわれみあり、怒(いか)ることおそく、いつくしみ豊(ゆた)かにましまして、彼(かれ)らを捨(す)てられませんでした。 18また彼(かれ)らがみずから一つの鋳物(いもの)の子(こ)牛(うし)を造(つく)って、『これはあなたがたをエジプトから導(みちび)き上(のぼ)ったあなたがたの神(かみ)である』と言(い)って、大(おお)いに汚(けが)し事(こと)を行(おこな)った時(とき)にも、 19あなたは大(おお)いなるあわれみをもって彼(かれ)らを荒野(あらの)に見捨(みす)てられず、昼(ひる)は雲(くも)の柱(はしら)を彼(かれ)らの上(うえ)から離(はな)さないで道々(みちみち)彼(かれ)らを導(みちび)き、夜(よる)は火(ひ)の柱(はしら)をもって彼(かれ)らの行(ゆ)くべき道(みち)を照(てら)されました。 20またあなたは良(よ)きみたまを賜(たま)わって彼(かれ)らを教(おし)え、あなたのマナを常(つね)に彼(かれ)らの口(くち)に与(あた)え、また水(みず)を彼(かれ)らに与(あた)えて、かわきをとどめ、 21四十年(ねん)の間(あいだ)彼(かれ)らを荒野(あらの)で養(やしな)われたので、彼(かれ)らはなんの欠(か)けるところもなく、その衣服(いふく)も古(ふる)びず、その足(あし)もはれませんでした。 22そしてあなたは彼(かれ)らに諸国(しょこく)、諸民(しょみん)を与(あた)えて、これをすべて分(わ)かち取(と)らせられました。彼(かれ)らはヘシボンの王(おう)シホンの領地(りょうち)、およびバシャンの王(おう)オグの領地(りょうち)を獲(え)ました。 23また彼(かれ)らの子孫(しそん)を増(ま)して空(そら)の星(ほし)のようにし、彼(かれ)らの先祖(せんぞ)たちに、はいって獲(え)よと言(い)われた地(ち)に彼(かれ)らを導(みちび)き入(い)れられたので、 24その子孫(しそん)は、はいってこの地(ち)を獲(え)ました。あなたはまた、この地(ち)に住(す)むカナンびとを彼(かれ)らの前(まえ)に征服(せいふく)し、その王(おう)たちおよびその地(ち)の民(たみ)を彼(かれ)らの手(て)に渡(わた)して、意(い)のままに扱(あつか)わせられました。 25それで彼(かれ)らは堅固(けんご)な町々(まちまち)および肥(こ)えた地(ち)を取(と)り、もろもろの良(よ)い物(もの)の満(み)ちた家(いえ)、掘池(ほりいけ)、ぶどう畑(はたけ)、オリブ畑(はたけ)および多(おお)くの果樹(かじゅ)を獲(え)、食(た)べて飽(あ)き、肥(こ)え太(ふと)り、あなたの大(おお)いなる恵(めぐ)みによって楽(たの)しみました。

26それにもかかわらず彼(かれ)らは不(ふ)従順(じゅうじゅん)で、あなたにそむき、あなたの律法(りっぽう)を後(のち)に投(な)げ捨(す)て、彼(かれ)らを戒(いまし)めて、あなたに立(た)ち返(かえ)らせようとした預言者(よげんしゃ)たちを殺(ころ)し、大(おお)いに汚(けが)し事(こと)を行(おこな)いました。 27そこであなたは彼(かれ)らを敵(てき)の手(て)に渡(わた)して苦(くる)しめられましたが、彼(かれ)らがその苦難(くなん)の時(とき)にあなたに呼(よ)ばわったので、あなたは天(てん)からこれを聞(き)かれ、大(おお)いなるあわれみをもって彼(かれ)らに救(すく)う者(もの)を与(あた)え、敵(てき)の手(て)から救(すく)わせられました。 28ところが彼(かれ)らは安息(あんそく)を得(え)るやいなや、またあなたの前(まえ)に悪事(あくじ)を行(おこな)ったので、あなたは彼(かれ)らを敵(てき)の手(て)に捨(す)て置(お)いて、これに治(おさ)めさせられましたが、彼(かれ)らがまた立(た)ち返(かえ)ってあなたに呼(よ)ばわったので、あなたは天(てん)からこれを聞(き)き、あわれみをもってしばしば彼(かれ)らを救(すく)い出(だ)し、 29彼(かれ)らを戒(いまし)めて、あなたの律法(りっぽう)に引(ひ)きもどそうとされました。けれども彼(かれ)らはごうまんにふるまい、あなたの戒(いまし)めに従(したが)わず、人(ひと)がこれを行(おこな)うならば、これによって生(い)きるというあなたのおきてを破(やぶ)って罪(つみ)を犯(おか)し、肩(かた)をそびやかし、かたくなになって、聞(き)き従(したが)おうとはしませんでした。 30それでもあなたは年(とし)久(ひさ)しく彼(かれ)らを忍(しの)び、あなたの預言者(よげんしゃ)たちにより、あなたのみたまをもって彼(かれ)らを戒(いまし)められましたが、彼(かれ)らは耳(みみ)を傾(かたむ)けなかったので、彼(かれ)らを国々(くにぐに)の民(たみ)の手(て)に渡(わた)されました。 31しかしあなたは大(おお)いなるあわれみによって彼(かれ)らを絶(た)やさず、また彼(かれ)らを捨(す)てられませんでした。あなたは恵(めぐ)みあり、あわれみある神(かみ)でいらせられるからです。

32それゆえ、われわれの神(かみ)、契約(けいやく)を保(たも)ち、いつくしみを施(ほどこ)される大(おお)いにして力強(ちからづよ)く、恐(おそ)るべき神(かみ)よ、アッスリヤの王(おう)たちの時(とき)から今日(こんにち)まで、われわれとわれわれの王(おう)たち、つかさたち、祭司(さいし)たち、預言者(よげんしゃ)たち、先祖(せんぞ)たち、およびあなたのすべての民(たみ)に臨(のぞ)んだもろもろの苦難(くなん)を小(ちい)さい事(こと)と見(み)ないでください。 33われわれに臨(のぞ)んだすべての事(こと)について、あなたは正(ただ)しいのです。あなたは誠実(せいじつ)をもって行(おこな)われたのに、われわれは悪(あく)を行(おこな)ったのです。 34われわれの王(おう)たち、つかさたち、祭司(さいし)たち、先祖(せんぞ)たちはあなたの律法(りっぽう)を行(おこな)わず、あなたがお与(あた)えになった命令(めいれい)と戒(いまし)めとに聞(き)き従(したが)いませんでした。 35すなわち彼(かれ)らはおのれの国(くに)におり、あなたが下(くだ)さった大(おお)きな恵(めぐ)みのうちにおり、またあなたがお与(あた)えになった広(ひろ)い肥(こ)えた地(ち)におりながら、あなたに仕(つか)えず、また自分(じぶん)の悪(わる)いわざをやめることをしませんでした。 36われわれは今日(こんにち)奴隷(どれい)です。あなたがわれわれの先祖(せんぞ)に与(あた)えて、その実(み)とその良(よ)き物(もの)とを食(た)べさせようとされた地(ち)で、われわれは奴隷(どれい)となっているのです。 37そしてこの地(ち)はわれわれの罪(つみ)のゆえに、あなたがわれわれの上(うえ)に立(た)てられた王(おう)たちのために多(おお)くの産物(さんぶつ)を出(だ)しています。かつ彼(かれ)らはわれわれの身(み)をも、われわれの家畜(かちく)をも意(い)のままに左右(さゆう)することができるので、われわれは大(おお)いなる苦難(くなん)のうちにあるのです」。

38このもろもろの事(こと)のためにわれわれは堅(かた)い契約(けいやく)を結(むす)んで、これを記録(きろく)し、われわれのつかさたち、レビびとたち祭司(さいし)たちはこれに印(いん)を押(お)した。

第一〇章

1印(いん)を押(お)した者(もの)はハカリヤの子(こ)である総督(そうとく)ネヘミヤ、およびゼデキヤ、 2セラヤ、アザリヤ、エレミヤ、 3パシュル、アマリヤ、マルキヤ、 4ハットシ、シバニヤ、マルク、 5ハリム、メレモテ、オバデヤ、 6ダニエル、ギンネトン、バルク、 7メシュラム、アビヤ、ミヤミン、 8マアジヤ、ビルガイ、シマヤで、これらは祭司(さいし)である。

9レビびとではアザニヤの子(こ)エシュア、ヘナダデの子(こ)らのうちのビンヌイ、カデミエル、 10およびその兄弟(きょうだい)シバニヤ、ホデヤ、ケリタ、ペラヤ、ハナン、 11ミカ、レホブ、ハシャビヤ、 12ザックル、セレビヤ、シバニヤ、 13ホデヤ、バニ、ベニヌである。 14民(たみ)のかしらではパロシ、パハテ・モアブ、エラム、ザット、バニ、 15ブンニ、アズガデ、ベバイ、 16アドニヤ、ビグワイ、アデン、 17アテル、ヒゼキヤ、アズル、 18ホデヤ、ハシュム、ベザイ、 19ハリフ、アナトテ、ノバイ、 20マグピアシ、メシュラム、ヘジル、 21メシザベル、ザドク、ヤドア、 22ペラテヤ、ハナン、アナニヤ、 23ホセア、ハナニヤ、ハシュブ、 24ハロヘシ、ピルハ、ショベク、 25レホム、ハシャブナ、マアセヤ、 26アヒヤ、ハナン、アナン、 27マルク、ハリム、バアナである。

28その他(た)の民(たみ)、祭司(さいし)、レビびと、門(もん)を守(まも)る者(もの)、歌(うた)うたう者(もの)、宮(みや)に仕(つか)えるしもべ、ならびにすべて国々(くにぐに)の民(たみ)と離(はな)れて神(かみ)の律法(りっぽう)に従(したが)った者(もの)およびその妻(つま)、むすこ、娘(むすめ)などすべて知識(ちしき)と悟(さと)りのある者(もの)は、 29その兄弟(きょうだい)である尊(たっと)い人々(ひとびと)につき従(したが)い、神(かみ)のしもべモーセによって授(さづ)けられた神(かみ)の律法(りっぽう)に歩(あゆ)み、われわれの主(しゅ)、主(しゅ)のすべての戒(いまし)めと、おきてと、定(さだ)めとを守(まも)り行(おこな)うために、のろいと誓(ちか)いとに加(くわ)わった。 30われわれはこの地(ち)の民(たみ)らにわれわれの娘(むすめ)を与(あた)えず、われわれのむすこに彼(かれ)らの娘(むすめ)をめとらない。 31またこの地(ち)の民(たみ)らがたとい品物(しなもの)または穀物(こくもつ)を安息日(あんそくにち)に携(たずさ)えて来(き)て売(う)ろうとしても、われわれは安息日(あんそくにち)または聖日(せいじつ)にはそれを買(か)わない。また七年(ねん)ごとに耕作(こうさく)をやめ、すべての負債(ふさい)をゆるす。

32われわれはまたみずから規定(きてい)を設(もう)けて、われわれの神(かみ)の宮(みや)の用(よう)のために年々(ねんねん)シケルの三分(ぶん)の一を出(だ)し、 33供(そな)えのパン、常素祭(じょうそさい)、常燔祭(じょうはんさい)のため、安息日(あんそくにち)、新月(しんげつ)および定(さだ)めの祭(まつり)の供(そな)え物(もの)のため、聖(せい)なる物(もの)のため、イスラエルのあがないをなす罪祭(ざいさい)、およびわれわれの神(かみ)の宮(みや)のもろもろのわざのために用(もち)いることにした。 34またわれわれ祭司(さいし)、レビびとおよび民(たみ)はくじを引(ひ)いて、律法(りっぽう)にしるされてあるようにわれわれの神(かみ)、主(しゅ)の祭壇(さいだん)の上(うえ)にたくべきたきぎの供(そな)え物(もの)を、年々(ねんねん)定(さだ)められた時(とき)に氏族(しぞく)にしたがって、われわれの神(かみ)の宮(みや)に納(おさ)める者(もの)を定(さだ)めた。 35またわれわれの土地(とち)の初(はつ)なり、および各種(かくしゅ)の木(き)の実(み)の初(はつ)なりを、年々(ねんねん)主(しゅ)の宮(みや)に携(たずさ)えてくることを誓(ちか)い、 36また律法(りっぽう)にしるしてあるように、われわれの子(こ)どもおよび家畜(かちく)のういご、およびわれわれの牛(うし)や羊(ひつじ)のういごを、われわれの神(かみ)の宮(みや)に携(たずさ)えてきて、われわれの神(かみ)の宮(みや)に仕(つか)える祭司(さいし)に渡(わた)し、 37われわれの麦粉(むぎこ)の初物(はつもの)、われわれの供(そな)え物(もの)、各種(かくしゅ)の木(き)の実(み)、ぶどう酒(しゅ)および油(あぶら)を祭司(さいし)のもとに携(たずさ)えて行(い)って、われわれの神(かみ)の宮(みや)のへやに納(おさ)め、またわれわれの土地(とち)の産物(さんぶつ)の十分(ぶん)の一をレビびとに与(あた)えることにした。レビびとはわれわれのすべての農作(のうさく)をなす町(まち)において、その十分(ぶん)の一を受(う)くべき者(もの)だからである。 38レビびとが十分(ぶん)の一を受(う)ける時(とき)には、アロンの子孫(しそん)である祭司(さいし)が、そのレビびとと共(とも)にいなければならない。そしてまたレビびとはその十分(ぶん)の一の十分(ぶん)の一を、われわれの神(かみ)の宮(みや)に携(たずさ)え上(のぼ)って、へやまたは倉(くら)に納(おさ)めなければならない。 39すなわちイスラエルの人々(ひとびと)およびレビの子孫(しそん)は穀物(こくもつ)、ぶどう酒(しゅ)、および油(あぶら)の供(そな)え物(もの)を携(たずさ)えて行(い)って、聖所(せいじょ)の器物(うつわもの)および勤(つと)めをする祭司(さいし)、門衛(もんえい)、歌(うた)うたう者(もの)たちのいるへやにこれを納(おさ)めなければならない。こうしてわれわれは、われわれの神(かみ)の宮(みや)をなおざりにしない。

第一一章

1民(たみ)のつかさたちはエルサレムに住(す)み、その他(た)の民(たみ)はくじを引(ひ)いて、十人(にん)のうちからひとりずつを、聖都(せいと)エルサレムに来(き)て住(す)ませ、九人(にん)を他(た)の町々(まちまち)に住(す)ませた。 2またすべてみずから進(すす)みでてエルサレムに住(す)むことを申(もう)し出(で)た人々(ひとびと)は、民(たみ)はこれを祝福(しゅくふく)した。

3さてエルサレムに住(す)んだこの州(しゅう)の長(ちょう)たちは次(つぎ)のとおりである。ただしユダの町々(まちまち)ではおのおのその町々(まちまち)にある自分(じぶん)の所有(しょゆう)地(ち)に住(す)んだ。すなわちイスラエルびと、祭司(さいし)、レビびと、宮(みや)に仕(つか)えるしもべ、およびソロモンのしもべであった者(もの)たちの子孫(しそん)である。 4そしてエルサレムにはユダの子孫(しそん)およびベニヤミンの子孫(しそん)のうちのある者(もの)たちが住(す)んだ。すなわちユダの子孫(しそん)ではウジヤの子(こ)アタヤで、ウジヤはゼカリヤの子(こ)、ゼカリヤはアマリヤの子(こ)、アマリヤはシパテヤの子(こ)、シパテヤはマハラレルの子(こ)、マハラレルはペレヅの子孫(しそん)である。 5またバルクの子(こ)マアセヤで、バルクはコロホゼの子(こ)、コロホゼはハザヤの子(こ)、ハザヤはアダヤの子(こ)、アダヤはヨヤリブの子(こ)、ヨヤリブはゼカリヤの子(こ)、ゼカリヤはシロニびとの子(こ)である。 6ペレヅの子孫(しそん)でエルサレムに住(す)んだ者(もの)は合(あ)わせて四百六十八人(にん)で、みな勇敢(ゆうかん)な人々(ひとびと)である。

7ベニヤミンの子孫(しそん)では次(つぎ)のとおりである。すなわちメシュラムの子(こ)サルで、メシュラムはヨエデの子(こ)、ヨエデはペダヤの子(こ)、ペダヤはコラヤの子(こ)、コラヤはマアセヤの子(こ)、マアセヤはイテエルの子(こ)、イテエルはエサヤの子(こ)である。 8その次(つぎ)はガバイおよびサライなどで合(あ)わせて九百二十八人(にん)。 9ジクリの子(こ)ヨエルが彼(かれ)らの監督(かんとく)である。ハッセヌアの子(こ)ユダがその副官(ふくかん)として町(まち)を治(おさ)めた。

10祭司(さいし)ではヨヤリブの子(こ)エダヤ、ヤキン、 11および神(かみ)の宮(みや)のつかさセラヤで、セラヤはヒルキヤの子(こ)、ヒルキヤはメシュラムの子(こ)、メシュラムはザドクの子(こ)、ザドクはメラヨテの子(こ)、メラヨテはアヒトブの子(こ)である。 12宮(みや)の務(つとめ)をするその兄弟(きょうだい)は八百二十二人(にん)あり、また、エロハムの子(こ)アダヤがある。エロハムはペラリヤの子(こ)、ペラリヤはアムジの子(こ)、アムジはゼカリヤの子(こ)、ゼカリヤはパシホルの子(こ)、パシホルはマルキヤの子(こ)である。 13アダヤの兄弟(きょうだい)で、氏族(しぞく)の長(ちょう)たる者(もの)は二百四十二人(にん)あり、またアザリエルの子(こ)アマシサイがある。アザリエルはアハザイの子(こ)、アハザイはメシレモテの子(こ)、メシレモテはインメルの子(こ)である。 14その兄弟(きょうだい)である勇士(ゆうし)は百二十八人(にん)あり、その監督(かんとく)はハッゲドリムの子(こ)ザブデエルである。

15レビびとではハシュブの子(こ)シマヤで、ハシュブはアズリカムの子(こ)、アズリカムはハシャビヤの子(こ)、ハシャビヤはブンニの子(こ)である。 16またシャベタイおよびヨザバデがある。これらはレビびとのかしらであって、神(かみ)の宮(みや)の外(そと)のわざをつかさどった。 17またミカの子(こ)マッタニヤがある。ミカはザブデの子(こ)、ザブデはアサフの子(こ)である。マッタニヤは祈(いのり)の時(とき)に感謝(かんしゃ)の言葉(ことば)を唱(とな)え始(はじ)める者(もの)である。その兄弟(きょうだい)のうちのバクブキヤは彼(かれ)に次(つ)ぐ者(もの)であった。またシャンマの子(こ)アブダがある。シャンマはガラルの子(こ)、ガラルはエドトンの子(こ)である。 18聖都(せいと)におるレビびとは合(あ)わせて二百八十四人(にん)であった。

19門衛(もんえい)では門(もん)を守(まも)るアックブ、タルモンおよびその兄弟(きょうだい)たち合(あ)わせて百七十二人(にん)である。 20その他(た)のイスラエルびと、祭司(さいし)、レビびとたちは皆(みな)ユダのすべての町々(まちまち)にあって、おのおの自分(じぶん)の嗣(し)業(ぎょう)にとどまった。 21ただし宮(みや)に仕(つか)えるしもべたちはオペルに住(す)み、ヂハおよびギシパが宮(みや)に仕(つか)えるしもべたちを監督(かんとく)していた。

22エルサレムにおるレビびとの監督(かんとく)はウジである。ウジはバニの子(こ)、バニはハシャビヤの子(こ)、ハシャビヤはマッタニヤの子(こ)、マッタニヤはミカの子(こ)である。ミカは歌(うた)うたう者(もの)なるアサフの子孫(しそん)である。ウジは神(かみ)の宮(みや)のわざを監督(かんとく)した。 23彼(かれ)らについては王(おう)からの命令(めいれい)があって、歌(うた)うたう者(もの)に日々(ひび)の定(さだ)まった分(ぶん)を与(あた)えさせた。 24またユダの子(こ)ゼラの子孫(しそん)であるメシザベルの子(こ)ペタヒヤは王(おう)の手(て)に属(ぞく)して民(たみ)に関(かん)するすべての事(こと)を取(と)り扱(あつか)った。

25また村々(むらむら)とその田畑(たはた)については、ユダの子孫(しそん)の者(もの)はキリアテ・アルバとその村々(むらむら)、デボンとその村々(むらむら)、エカブジエルとその村々(むらむら)に住(す)み、 26エシュア、モラダおよびベテペレテに住(す)み、 27ハザル・シュアルおよびベエルシバとその村々(むらむら)に住(す)み、 28チクラグおよびメコナとその村々(むらむら)に住(す)み、 29エンリンモン、ザレア、ヤルムテに住(す)み、 30ザノア、アドラムおよびそれらの村々(むらむら)、ラキシとその田野(でんや)、アゼカとその村々(むらむら)に住(す)んだ。こうして彼(かれ)らはベエルシバからヒンノムの谷(たに)にまで宿営(しゅくえい)した。 31ベニヤミンの子孫(しそん)はまたゲバからミクマシ、アヤおよびベテルとその村々(むらむら)に住(す)み、 32アナトテ、ノブ、アナニヤ、 33ハゾル、ラマ、ギッタイム、 34ハデデ、ゼボイム、ネバラテ、 35ロド、オノ、工人(こうじん)の谷(たに)に住(す)んだ。 36レビびとの組(くみ)のユダにあるもののうちベニヤミンに合(あわ)したものもあった。

第一二章

1シャルテルの子(こ)ゼルバベルおよびエシュアと一緒(いっしょ)に上(のぼ)ってきた祭司(さいし)とレビびとは次(つぎ)のとおりである。すなわちセラヤ、エレミヤ、エズラ、 2アマリヤ、マルク、ハットシ、 3シカニヤ、レホム、メレモテ、 4イド、ギンネトイ、アビヤ、 5ミヤミン、マアデヤ、ビルガ、 6シマヤ、ヨヤリブ、エダヤ、 7サライ、アモク、ヒルキヤ、エダヤで、これらの者(もの)はエシュアの時代(じだい)に祭司(さいし)およびその兄弟(きょうだい)らのかしらであった。

8レビびとではエシュア、ビンヌイ、カデミエル、セレビヤ、ユダ、マッタニヤで、マッタニヤはその兄弟(きょうだい)らと共(とも)に感謝(かんしゃ)のことをつかさどった。 9また彼(かれ)らの兄弟(きょうだい)であるバグブキヤおよびウンノは彼(かれ)らの向(む)かいに立(た)って勤(つと)めをした。 10エシュアの子(こ)はヨアキム、ヨアキムの子(こ)はエリアシブ、エリアシブの子(こ)はヨイアダ、 11ヨイアダの子(こ)はヨナタン、ヨナタンの子(こ)はヤドアである。

12ヨアキムの時代(じだい)に祭司(さいし)で氏族(しぞく)の長(ちょう)であった者(もの)はセラヤの氏族(しぞく)ではメラヤ、エレミヤの氏族(しぞく)ではハナニヤ、 13エズラの氏族(しぞく)ではメシュラム、アマリヤの氏族(しぞく)ではヨハナン、 14マルキの氏族(しぞく)ではヨナタン、シバニヤの氏族(しぞく)ではヨセフ、 15ハリムの氏族(しぞく)ではアデナ、メラヨテの氏族(しぞく)ではヘルカイ、 16イドの氏族(しぞく)ではゼカリヤ、ギンネトンの氏族(しぞく)ではメシュラム、 17アビヤの氏族(しぞく)ではジクリ、ミニヤミンの氏族(しぞく)、モアデヤの氏族(しぞく)ではピルタイ、 18ビルガの氏族(しぞく)ではシャンマ、シマヤの氏族(しぞく)ではヨナタン、 19ヨヤリブの氏族(しぞく)ではマッテナイ、エダヤの氏族(しぞく)ではウジ、 20サライの氏族(しぞく)ではカライ、アモクの氏族(しぞく)ではエベル、 21ヒルキヤの氏族(しぞく)ではハシャビヤ、エダヤの氏族(しぞく)ではネタンエルである。

22レビびとについては、エリアシブ、ヨイアダ、ヨハナンおよびヤドアの時代(じだい)に、その氏族(しぞく)の長(ちょう)たちが登録(とうろく)された。また祭司(さいし)たちもペルシャ王(おう)ダリヨスの治世(ちせい)まで登録(とうろく)された。 23レビの子孫(しそん)で氏族(しぞく)の長(ちょう)たる者(もの)は、エリアシブの子(こ)ヨハナンの世(よ)まで歴代志(れきだいし)の書(しょ)にしるされている。 24レビびとのかしらはハシャビヤ、セレビヤおよびカデミエルの子(こ)エシュアであって、その兄弟(きょうだい)たち相(あい)向(む)かい合(あ)い、組(くみ)と組(くみ)と対応(たいおう)して神(かみ)の人(ひと)ダビデの命令(めいれい)に従(したが)い、さんびと感謝(かんしゃ)をささげた。 25マツタニヤ、バクブキヤ、オバデヤ、メシュラム、タルモンおよびアックブは門(もん)を守(まも)る者(もの)で門(もん)の内(うち)の倉(くら)を監督(かんとく)した。 26これらはヨザダクの子(こ)エシュアの子(こ)ヨアキムの時代(じだい)、また総督(そうとく)ネヘミヤおよび学者(がくしゃ)である祭司(さいし)エズラの時代(じだい)にいた人々(ひとびと)である。

27さてエルサレムの城壁(じょうへき)の落成(らくせい)式(しき)に当(あた)って、レビびとを、そのすべての所(ところ)から招(まね)いてエルサレムにこさせ、感謝(かんしゃ)と、歌(うた)と、シンバルと、立琴(たてごと)と、琴(こと)とをもって喜(よろこ)んで落成(らくせい)式(しき)を行(おこな)おうとした。 28そこで、歌(うた)うたう人々(ひとびと)はエルサレムの周囲(しゅうい)の地方(ちほう)、ネトパびとの村々(むらむら)から集(あつ)まってきた。 29またベテギルガルおよびゲバとアズマウテの地方(ちほう)からも集(あつ)まってきた。この歌(うた)うたう者(もの)たちはエルサレムの周囲(しゅうい)に自分(じぶん)の村々(むらむら)を建(た)てていたからである。 30そして祭司(さいし)とレビびとたちは身(み)を清(きよ)め、また民(たみ)およびもろもろの門(もん)と城壁(じょうへき)とを清(きよ)めた。

31そこでわたしはユダのつかさたちを城壁(じょうへき)の上(うえ)にのぼらせ、また感謝(かんしゃ)する者(もの)の二つの大(おお)きな組(くみ)を作(つく)って、行進(こうしん)させた。その一つは城壁(じょうへき)の上(うえ)を右(みぎ)に糞(ふん)の門(もん)をさして進(すす)んだ。 32そのあとに従(したが)って進(すす)んだ者(もの)はホシャヤ、およびユダのつかさたちの半(なか)ば、 33ならびにアザリヤ、エズラ、メシュラム、 34ユダ、ベニヤミン、シマヤ、エレミヤであった。 35また数人(すうにん)の祭司(さいし)がラッパをもって従(したが)った。すなわちヨナタンの子(こ)ゼカリヤ。ヨナタンはシマヤの子(こ)、シマヤはマッタニヤの子(こ)、マッタニヤはミカヤの子(こ)、ミカヤはザックルの子(こ)、ザックルはアサフの子(こ)である。 36またゼカリヤの兄弟(きょうだい)たちシマヤ、アザリエル、ミラライ、ギラライ、マアイ、ネタンエル、ユダ、ハナニなどであって、神(かみ)の人(ひと)ダビデの楽器(がっき)を持(も)って従(したが)った。そして学者(がくしゃ)エズラは彼(かれ)らの先(さき)に進(すす)んだ。 37彼(かれ)らは泉(いずみ)の門(もん)を経(へ)て、まっすぐに進(すす)み、城壁(じょうへき)の上(のぼ)り口(くち)で、ダビデの町(まち)の階段(かいだん)から上(のぼ)り、ダビデの家(いえ)の上(うえ)を過(す)ぎて東(ひがし)の方(ほう)、水(みず)の門(もん)に至(いた)った。

38他(た)の一組(くみ)の感謝(かんしゃ)する者(もの)は左(ひだり)に進(すす)んだ。わたしは民(たみ)の半(なか)ばと共(とも)に彼(かれ)らのあとに従(したが)った。そして城壁(じょうへき)の上(うえ)を行(い)き、炉(ろ)の望楼(ぼうろう)の上(うえ)を過(す)ぎて、城壁(じょうへき)の広(ひろ)い所(ところ)に至(いた)り、 39エフライムの門(もん)の上(うえ)を通(とお)り、古(ふる)い門(もん)を過(す)ぎ、魚(うお)の門(もん)およびハナネルの望楼(ぼうろう)とハンメアの望楼(ぼうろう)を過(す)ぎて、羊(ひつじ)の門(もん)に至(いた)り、近衛(このえ)の門(もん)に立(た)ち止(ど)まった。 40こうして二組(くみ)の感謝(かんしゃ)する者(もの)は神(かみ)の宮(みや)にはいって立(た)った。わたしもそこに立(た)ち、つかさたちの半(なか)ばもわたしと共(とも)に立(た)った。 41また祭司(さいし)エリアキム、マアセヤ、ミニヤミン、ミカヤ、エリオエナイ、ゼカリヤ、ハナニヤらはラッパを持(も)ち、 42マアセヤ、シマヤ、エレアザル、ウジ、ヨハナン、マルキヤ、エラムおよびエゼルも共(とも)にいた。そして歌(うた)うたう者(もの)たちは声(こえ)高(たか)く歌(うた)った。エズラヒヤはその監督(かんとく)であった。 43こうして彼(かれ)らはその日(ひ)、大(おお)いなる犠牲(ぎせい)をささげて喜(よろこ)んだ。神(かみ)が彼(かれ)らを大(おお)いに喜(よろこ)び楽(たの)しませられたからである。女子供(おんなこども)までも喜(よろこ)んだ。それでエルサレムの喜(よろこ)びの声(こえ)は遠(とお)くまで聞(きこ)えた。

44その日(ひ)、倉(くら)のもろもろのへやをつかさどる人々(ひとびと)を選(えら)び、ささげ物(もの)、初物(はつもの)、十分(ぶん)の一など律法(りっぽう)の定(さだ)めるところの祭司(さいし)およびレビびとの分(ぶん)を町々(まちまち)の田畑(たはた)にしたがって取(と)り集(あつ)めて、へやに入(い)れることをつかさどらせた。これは祭司(さいし)およびレビびとの仕(つか)えるのを、ユダびとが喜(よろこ)んだからである。 45彼(かれ)らはダビデおよびその子(こ)ソロモンの命令(めいれい)に従(したが)って、神(かみ)の勤(つと)めおよび清(きよ)め事(ごと)の勤(つと)めをした。歌(うた)うたう者(もの)および門(もん)を守(まも)る者(もの)もそのように行(い)った。 46昔(むかし)ダビデおよびアサフの日(ひ)には、歌(うた)うたう者(もの)のかしらがひとりいて、神(かみ)にさんびと感謝(かんしゃ)をささげる事(こと)があった。 47またゼルバベルの日(ひ)およびネヘミヤの日(ひ)には、イスラエルびとはみな歌(うた)うたう者(もの)と門(もん)を守(まも)る者(もの)に日々(ひび)の分(ぶん)を与(あた)え、またレビびとに物(もの)を聖別(せいべつ)して与(あた)え、レビびとはまたこれを聖別(せいべつ)してアロンの子孫(しそん)に与(あた)えた。

第一三章

1その日(ひ)モーセの書(しょ)を読(よ)んで民(たみ)に聞(き)かせたが、その中(なか)にアンモンびと、およびモアブびとは、いつまでも神(かみ)の会(かい)に、はいってはならないとしるされているのを見(み)いだした。 2これは彼(かれ)らがかつて、パンと水(みず)をもってイスラエルの人々(ひとびと)を迎(むか)えず、かえってこれをのろわせるためにバラムを雇(やと)ったからである。しかしわれわれの神(かみ)はそののろいを変(か)えて祝福(しゅくふく)とされた。 3人々(ひとびと)はこの律法(りっぽう)を聞(き)いた時(とき)、混血(こんけつ)の民(たみ)をことごとくイスラエルから分(わ)け離(はな)した。

4これより先(さき)、われわれの神(かみ)の宮(みや)のへやをつかさどっていた祭司(さいし)エリアシブは、トビヤと縁組(えんぐみ)したので、 5トビヤのために大(おお)きなへやを備(そな)えた。そのへやはもと、素祭(そさい)の物(もの)、乳香(にゅうこう)、器物(うつわもの)および規定(きてい)によってレビびと、歌(うた)うたう者(もの)および門(もん)を守(まも)る者(もの)たちに与(あた)える穀物(こくもつ)、ぶどう酒(しゅ)、油(あぶら)の十分(ぶん)の一、ならびに祭司(さいし)のためのささげ物(もの)を置(お)いた所(ところ)である。 6その当時(とうじ)、わたしはエルサレムにいなかった。わたしはバビロンの王(おう)アルタシャスタの三十二年(ねん)に王(おう)の所(ところ)へ行(い)ったが、しばらくたって王(おう)にいとまを請(こ)い、 7エルサレムに来(き)て、エリアシブがトビヤのためにした悪事(あくじ)、すなわち彼(かれ)のために神(かみ)の宮(みや)の庭(にわ)に一つのへやを備(そな)えたことを発見(はっけん)した。 8わたしは非常(ひじょう)に怒(いか)り、トビヤの家(いえ)の器物(うつわもの)をことごとくそのへやから投(な)げだし、 9命(めい)じて、すべてのへやを清(きよ)めさせ、そして神(かみ)の宮(みや)の器物(うつわもの)および素祭(そさい)、乳香(にゅうこう)などを再(ふたた)びそこに携(たずさ)え入(い)れた。

10わたしはまたレビびとがその受(う)くべき分(ぶん)を与(あた)えられていなかったことを知(し)った。これがためにその務(つとめ)をなすレビびとおよび歌(うた)うたう者(もの)たちは、おのおの自分(じぶん)の畑(はたけ)に逃(に)げ帰(かえ)った。 11それでわたしはつかさたちを責(せ)めて言(い)った、「なぜ神(かみ)の宮(みや)を捨(す)てさせたのか」。そしてレビびとを招(まね)き集(あつ)めて、その持(も)ち場(ば)に復帰(ふっき)させた。 12そこでユダの人々(ひとびと)は皆(みな)、穀物(こくもつ)、ぶどう酒(しゅ)、油(あぶら)の十分(ぶん)の一を倉(くら)に携(たずさ)えてきた。 13わたしは祭司(さいし)シレミヤ、学者(がくしゃ)ザドクおよびレビびとペダヤを倉(くら)のつかさとし、またマッタニヤの子(こ)ザックルの子(こ)ハナンをその助手(じょしゅ)として倉(くら)をつかさどらせた。彼(かれ)らは忠実(ちゅうじつ)な者(もの)と思(おも)われたからである。彼(かれ)らの任務(にんむ)は兄弟(きょうだい)たちに分配(ぶんぱい)する事(こと)であった。 14わが神(かみ)よ、この事(こと)のためにわたしを覚(おぼ)えてください。わが神(かみ)の宮(みや)とその勤(つと)めのためにわたしが行(い)った良(よ)きわざをぬぐい去(さ)らないでください。

15そのころわたしはユダのうちで安息日(あんそくにち)に酒(さか)ぶねを踏(ふ)む者(もの)、麦(むぎ)束(たば)を持(も)ってきて、ろばに負(お)わす者(もの)、またぶどう酒(しゅ)、ぶどう、いちじくおよびさまざまの荷(に)を安息日(あんそくにち)にエルサレムに運(はこ)び入(い)れる者(もの)を見(み)たので、わたしは彼(かれ)らが食物(しょくもつ)を売(う)っていたその日(ひ)に彼(かれ)らを戒(いまし)めた。 16そこに住(す)んでいたツロの人々(ひとびと)もまた魚(うお)およびさまざまの品物(しなもの)を持(も)ってきて、安息日(あんそくにち)にユダの人々(ひとびと)に売(う)り、エルサレムで商売(しょうばい)した。 17そこでわたしはユダの尊(たっと)い人々(ひとびと)を責(せ)めて言(い)った、「あなたがたはなぜこの悪事(あくじ)を行(い)って、安息日(あんそくにち)を汚(けが)すのか。 18あなたがたの先祖(せんぞ)も、このように行(い)ったので、われわれの神(かみ)はこのすべての災(わざわい)を、われわれとこの町(まち)に下(くだ)されたではないか。ところがあなたがたは安息日(あんそくにち)を汚(けが)して、さらに大(おお)いなる怒(いか)りをイスラエルの上(うえ)に招(まね)くのである」。

19そこで安息日(あんそくにち)の前(まえ)に、エルサレムのもろもろの門(もん)が暗(くら)くなり始(はじ)めた時(とき)、わたしは命(めい)じてそのとびらを閉(と)じさせ、安息日(あんそくにち)が終(おわ)るまでこれを開(ひら)いてはならないと命(めい)じ、わたしのしもべ数人(すうにん)を門(もん)に置(お)いて、安息日(あんそくにち)に荷(に)を携(たずさ)え入(い)れさせないようにした。 20これがために、商人(しょうにん)およびさまざまの品物(しなもの)を売(う)る者(もの)どもは一、二回(かい)エルサレムの外(そと)に宿(やど)った。 21わたしは彼(かれ)らを戒(いまし)めて言(い)った、「あなたがたはなぜ城壁(じょうへき)の前(まえ)に宿(やど)るのか。もしあなたがたが重(かさ)ねてそのようなことをするならば、わたしはあなたがたを処(しょ)罰(ばっ)する」と。そのとき以来(いらい)、彼(かれ)らは安息日(あんそくにち)にはこなかった。 22わたしはまたレビびとに命(めい)じて、その身(み)を清(きよ)めさせ、来(き)て門(もん)を守(まも)らせて、安息日(あんそくにち)を聖別(せいべつ)した。わが神(かみ)よ、わたしのためにまた、このことを覚(おぼ)え、あなたの大(おお)いなるいつくしみをもって、わたしをあわれんでください。

23そのころまた、わたしはアシドド、アンモン、モアブの女(おんな)をめとったユダヤ人(ひと)を見(み)た。 24彼(かれ)らの子供(こども)の半分(はんぶん)はアシドドの言葉(ことば)を語(かた)って、ユダヤの言葉(ことば)を語(かた)ることができず、おのおのその母親(ははおや)の出(で)た民(たみ)の言葉(ことば)を語(かた)った。 25わたしは彼(かれ)らを責(せ)め、またののしり、そのうちの数人(すうにん)を撃(う)って、その毛(け)を抜(ぬ)き、神(かみ)の名(な)をさして誓(ちか)わせて言(い)った、「あなたがたは彼(かれ)らのむすこに自分(じぶん)の娘(むすめ)を与(あた)えてはならない。またあなたがたのむすこ、またはあなたがた自身(じしん)のために彼(かれ)らの娘(むすめ)をめとってはならない。 26イスラエルの王(おう)ソロモンはこれらのことによって罪(つみ)を犯(おか)したではないか。彼(かれ)のような王(おう)は多(おお)くの国民(こくみん)のうちにもなく、神(かみ)に愛(あい)せられた者(もの)である。神(かみ)は彼(かれ)をイスラエル全国(ぜんこく)の王(おう)とせられた。ところが異邦(いほう)の女(おんな)たちは彼(かれ)に罪(つみ)を犯(おか)させた。 27それゆえあなたがたが異邦(いほう)の女(おんな)をめとり、このすべての大(おお)いなる悪(あく)を行(い)って、われわれの神(かみ)に罪(つみ)を犯(おか)すのを、われわれは聞(き)き流(なが)しにしておけようか」。

28大(だい)祭司(さいし)エリアシブの子(こ)ヨイアダのひとりの子(こ)はホロニびとサンバラテの婿(むこ)であったので、わたしは彼(かれ)をわたしのところから追(お)い出(だ)した。 29わが神(かみ)よ、彼(かれ)らのことを覚(おぼ)えてください。彼(かれ)らは祭司(さいし)の職(しょく)を汚(けが)し、また祭司(さいし)およびレビびとの契約(けいやく)を汚(けが)しました。

30このように、わたしは彼(かれ)らを清(きよ)めて、異邦(いほう)のものをことごとく捨(す)てさせ、祭司(さいし)およびレビびとの務(つとめ)を定(さだ)めて、おのおのそのわざにつかせた。 31また定(さだ)められた時(とき)に、たきぎの供(そな)え物(もの)をささげさせ、また初物(はつもの)をささげさせた。わが神(かみ)よ、わたしを覚(おぼ)え、わたしをお恵(めぐ)みください。