民数記

第一章

1エジプトの国(くに)を出(で)た次(つぎ)の年(とし)の二月(がつ)一日(にち)に、主(しゅ)はシナイの荒野(あらの)において、会見(かいけん)の幕屋(まくや)で、モーセに言(い)われた、 2「あなたがたは、イスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)を、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)によって調査(ちょうさ)し、そのすべての男子(だんし)の名(な)の数(かず)を、ひとりびとり数(かぞ)えて、その総数(そうすう)を得(え)なさい。 3イスラエルのうちで、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)を、あなたとアロンとは、その部隊(ぶたい)にしたがって数(かぞ)えなければならない。 4また、すべての部族(ぶぞく)は、おのおの父祖(ふそ)の家(いえ)の長(ちょう)たるものを、ひとりずつ出(だ)して、あなたがたと協力(きょうりょく)させなければならない。 5すなわち、あなたがたに協力(きょうりょく)すべき人々(ひとびと)の名(な)は、次(つぎ)のとおりである。ルベンからはシデウルの子(こ)エリヅル。 6シメオンからはツリシャダイの子(こ)シルミエル。 7ユダからはアミナダブの子(こ)ナション。 8イッサカルからはツアルの子(こ)ネタニエル。 9ゼブルンからはヘロンの子(こ)エリアブ。 10ヨセフの子(こ)たちのうち、エフライムからはアミホデの子(こ)エリシャマ、マナセからはパダヅルの子(こ)ガマリエル。 11ベニヤミンからはギデオニの子(こ)アビダン。 12ダンからはアミシャダイの子(こ)アヒエゼル。 13アセルからはオクランの子(こ)パギエル。 14ガドからはデウエルの子(こ)エリアサフ。 15ナフタリからはエナンの子(こ)アヒラ」。 16これらは会衆(かいしゅう)のうちから選(えら)び出(だ)された人々(ひとびと)で、その父祖(ふそ)の部族(ぶぞく)のつかさたち、またイスラエルの氏族(しぞく)のかしらたちである。

17こうして、モーセとアロンが、ここに名(な)を掲(かか)げた人々(ひとびと)を引(ひ)き連(つ)れて、 18二月(がつ)一日(にち)に会衆(かいしゅう)をことごとく集(あつ)めたので、彼(かれ)らはその氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)により、その名(な)の数(かず)にしたがって二十歳(さい)以上(いじょう)のものが、ひとりびとり登録(とうろく)した。 19主(しゅ)が命(めい)じられたように、モーセはシナイの荒野(あらの)で彼(かれ)らを数(かぞ)えた。

20すなわち、イスラエルの長子(ちょうし)ルベンの子(こ)たちから生(うま)れたものを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)によって調(しら)べ、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の男子(だんし)の名(な)の数(かず)を、ひとりびとり得(え)たが、 21ルベンの部族(ぶぞく)のうちで、数(かぞ)えられたものは四万六千五百人(にん)であった。

22またシメオンの子(こ)たちから生(うま)れたものを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)によって調(しら)べ、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の男子(だんし)の名(な)の数(かず)を、ひとりびとり得(え)たが、 23シメオンの部族(ぶぞく)のうちで、数(かぞ)えられたものは五万九千三百人(にん)であった。

24またガドの子(こ)たちから生(うま)れたものを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)によって調(しら)べ、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)の名(な)の数(かず)を得(え)たが、 25ガドの部族(ぶぞく)のうちで、数(かぞ)えられたものは四万五千六百五十人(にん)であった。

26ユダの子(こ)たちから生(うま)れたものを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)によって調(しら)べ、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)の名(な)の数(かず)を得(え)たが、 27ユダの部族(ぶぞく)のうちで、数(かぞ)えられたものは七万四千六百人(にん)であった。

28イッサカルの子(こ)たちから生(うま)れたものを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)によって調(しら)べ、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)の名(な)の数(かず)を得(え)たが、 29イッサカルの部族(ぶぞく)のうちで、数(かぞ)えられたものは五万四千四百人(にん)であった。

30ゼブルンの子(こ)たちから生(うま)れたものを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)によって調(しら)べ、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)の名(な)の数(かず)を得(え)たが、 31ゼブルンの部族(ぶぞく)のうちで、数(かぞ)えられたものは五万七千四百人(にん)であった。

32ヨセフの子(こ)たちのうち、エフライムの子(こ)たちから生(うま)れたものを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)によって調(しら)べ、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)の名(な)の数(かず)を得(え)たが、 33エフライムの部族(ぶぞく)のうちで、数(かぞ)えられたものは四万五百人(にん)であった。

34マナセの子(こ)たちから生(うま)れたものを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)によって調(しら)べ、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)の名(な)の数(かず)を得(え)たが、 35マナセの部族(ぶぞく)のうちで、数(かぞ)えられたものは三万二千二百人(にん)であった。

36ベニヤミンの子(こ)たちから生(うま)れたものを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)によって調(しら)べ、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)の名(な)の数(かず)を得(え)たが、 37ベニヤミンの部族(ぶぞく)のうちで、数(かぞ)えられたものは三万五千四百人(にん)であった。

38ダンの子(こ)たちから生(うま)れたものを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)によって調(しら)べ、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)の名(な)の数(かず)を得(え)たが、 39ダンの部族(ぶぞく)のうちで、数(かぞ)えられたものは六万二千七百人(にん)であった。

40アセルの子(こ)たちから生(うま)れたものを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)によって調(しら)べ、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)の名(な)の数(かず)を得(え)たが、 41アセルの部族(ぶぞく)のうちで、数(かぞ)えられたものは四万一千五百人(にん)であった。

42ナフタリの子(こ)たちから生(うま)れたものを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)によって調(しら)べ、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)の名(な)の数(かず)を得(え)たが、 43ナフタリの部族(ぶぞく)のうちで、数(かぞ)えられたものは、五万三千四百人(にん)であった。

44これらが数(かぞ)えられた人々(ひとびと)であって、モーセとアロンとイスラエルのつかさたちとが数(かぞ)えた人々(ひとびと)である。そのつかさたちは十二人(にん)であって、おのおのその父祖(ふそ)の家(いえ)のために出(で)たものである。 45そしてイスラエルの人々(ひとびと)のうち、その父祖(ふそ)の家(いえ)にしたがって数(かぞ)えられた者(もの)は、すべてイスラエルのうち、戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)であって、 46その数(かぞ)えられた者(もの)は合(あ)わせて六十万三千五百五十人(にん)であった。

47しかし、レビびとは、その父祖(ふそ)の部族(ぶぞく)にしたがって、そのうちに数(かぞ)えられなかった。 48すなわち、主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 49「あなたはレビの部族(ぶぞく)だけは数(かぞ)えてはならない。またその総数(そうすう)をイスラエルの人々(ひとびと)のうちに数(かぞ)えあげてはならない。 50あなたはレビびとに、あかしの幕屋(まくや)と、そのもろもろの器(うつわ)と、それに附属(ふぞく)するもろもろの物(もの)を管理(かんり)させなさい。彼(かれ)らは幕屋(まくや)と、そのもろもろの器(うつわ)とを持(も)ち運(はこ)び、またそこで務(つとめ)をし、幕屋(まくや)のまわりに宿営(しゅくえい)しなければならない。 51幕屋(まくや)が進(すす)む時(とき)は、レビびとがこれを取(と)りくずし、幕屋(まくや)を張(は)る時(とき)は、レビびとがこれを組(く)み立(た)てなければならない。ほかの人(ひと)がこれに近(ちか)づく時(とき)は殺(ころ)されるであろう。 52イスラエルの人々(ひとびと)はその部隊(ぶたい)にしたがって、おのおのその宿営(しゅくえい)に、おのおのその旗(はた)のもとにその天幕(てんまく)を張(は)らなければならない。 53しかし、レビびとは、あかしの幕屋(まくや)のまわりに宿営(しゅくえい)しなければならない。そうすれば、主(しゅ)の怒(いか)りはイスラエルの人々(ひとびと)の会衆(かいしゅう)の上(うえ)に臨(のぞ)むことがないであろう。レビびとは、あかしの幕屋(まくや)の務(つとめ)を守(まも)らなければならない」。 54イスラエルの人々(ひとびと)はこのようにして、すべて主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたように行(おこな)った。

第二章

1主(しゅ)はモーセとアロンに言(い)われた、 2「イスラエルの人々(ひとびと)は、おのおのその部隊(ぶたい)の旗(はた)のもとに、その父祖(ふそ)の家(いえ)の旗印(はたじるし)にしたがって宿営(しゅくえい)しなければならない。また会見(かいけん)の幕屋(まくや)のまわりに、それに向(む)かって宿営(しゅくえい)しなければならない。 3すなわち、日(ひ)の出(で)る方(ほう)、東(ひがし)に宿営(しゅくえい)するものは、ユダの宿営(しゅくえい)の旗(はた)につく者(もの)であって、その部隊(ぶたい)にしたがって宿営(しゅくえい)し、アミナダブの子(こ)ナションが、ユダの子(こ)たちのつかさとなるであろう。 4その部隊(ぶたい)、すなわち、数(かぞ)えられた者(もの)は七万四千六百人(にん)である。 5そのかたわらに宿営(しゅくえい)する者(もの)はイッサカルの部族(ぶぞく)で、ツアルの子(こ)ネタニエルが、イッサカルの子(こ)たちのつかさとなるであろう。 6その部隊(ぶたい)、すなわち、数(かぞ)えられた者(もの)は五万四千四百人(にん)である。 7次(つぎ)はゼブルンの部族(ぶぞく)で、ヘロンの子(こ)エリアブが、ゼブルンの子(こ)たちのつかさとなるであろう。 8その部隊(ぶたい)、すなわち、数(かぞ)えられた者(もの)は五万七千四百人(にん)である。 9ユダの宿営(しゅくえい)の、その部隊(ぶたい)にしたがって数(かぞ)えられた者(もの)は、合(あ)わせて十八万六千四百人(にん)である。これらの者(もの)は、まっ先(さき)に進(すす)まなければならない。

10南(みなみ)の方(ほう)では、ルベンの宿営(しゅくえい)の旗(はた)につく者(もの)が、その部隊(ぶたい)にしたがっており、シデウルの子(こ)エリヅルが、ルベンの子(こ)たちのつかさとなるであろう。 11その部隊(ぶたい)、すなわち、数(かぞ)えられた者(もの)は四万六千五百人(にん)である。 12そのかたわらに宿営(しゅくえい)する者(もの)はシメオンの部族(ぶぞく)で、ツリシャダイの子(こ)シルミエルが、シメオンの子(こ)たちのつかさとなるであろう。 13その部隊(ぶたい)、すなわち、数(かぞ)えられた者(もの)は五万九千三百人(にん)である。 14次(つぎ)はガドの部族(ぶぞく)で、デウエルの子(こ)エリアサフが、ガドの子(こ)たちのつかさとなるであろう。 15その部隊(ぶたい)、すなわち、数(かぞ)えられた者(もの)は四万五千六百五十人(にん)である。 16ルベンの宿営(しゅくえい)の、その部隊(ぶたい)にしたがって数(かぞ)えられた者(もの)は、合(あ)わせて十五万一千四百五十人(にん)である。これらの者(もの)は二番目(ばんめ)に進(すす)まなければならない。

17その次(つぎ)に会見(かいけん)の幕屋(まくや)を、レビびとの宿営(しゅくえい)とともに、もろもろの宿営(しゅくえい)の中央(ちゅうおう)にして進(すす)まなければならない。彼(かれ)らは宿営(しゅくえい)するのと同(おな)じように、おのおのその位置(いち)で、その旗(はた)にしたがって進(すす)まなければならない。

18西(にし)の方(ほう)では、エフライムの宿営(しゅくえい)の旗(はた)につく者(もの)が、その部隊(ぶたい)にしたがっており、アミホデの子(こ)エリシャマが、エフライムの子(こ)たちのつかさとなるであろう。 19その部隊(ぶたい)、すなわち、数(かぞ)えられた者(もの)は四万五百人(にん)である。 20そのかたわらにマナセの部族(ぶぞく)がおって、パダヅルの子(こ)ガマリエルが、マナセの子(こ)たちのつかさとなるであろう。 21その部隊(ぶたい)、すなわち、数(かぞ)えられた者(もの)は三万二千二百人(にん)である。 22次(つぎ)にベニヤミンの部族(ぶぞく)がおって、ギデオニの子(こ)アビダンが、ベニヤミンの子(こ)たちのつかさとなるであろう。 23その部隊(ぶたい)、すなわち、数(かぞ)えられた者(もの)は三万五千四百人(にん)である。 24エフライムの宿営(しゅくえい)の、その部隊(ぶたい)にしたがって数(かぞ)えられた者(もの)は、合(あ)わせて十万八千百人(にん)である。これらの者(もの)は三番目(ばんめ)に進(すす)まなければならない。

25北(きた)の方(ほう)では、ダンの宿営(しゅくえい)の旗(はた)につく者(もの)が、その部隊(ぶたい)にしたがっており、アミシャダイの子(こ)アヒエゼルが、ダンの子(こ)たちのつかさとなるであろう。 26その部隊(ぶたい)、すなわち、数(かぞ)えられた者(もの)は六万二千七百人(にん)である。 27そのかたわらに宿営(しゅくえい)する者(もの)は、アセルの部族(ぶぞく)であって、オクランの子(こ)パギエルが、アセルの子(こ)たちのつかさとなるであろう。 28その部隊(ぶたい)、すなわち、数(かぞ)えられた者(もの)は四万一千五百人(にん)である。 29次(つぎ)にナフタリの部族(ぶぞく)がおって、エナンの子(こ)アヒラが、ナフタリの子(こ)たちのつかさとなるであろう。 30その部隊(ぶたい)、すなわち、数(かぞ)えられた者(もの)は五万三千四百人(にん)である。 31ダンの宿営(しゅくえい)の、数(かぞ)えられた者(もの)は合(あ)わせて十五万七千六百人(にん)である。これらの者(もの)はその旗(はた)にしたがって、最後(さいご)に進(すす)まなければならない」。

32これがイスラエルの人々(ひとびと)の、その父祖(ふそ)の家(いえ)にしたがって数(かぞ)えられた人々(ひとびと)である。もろもろの宿営(しゅくえい)の、その部隊(ぶたい)にしたがって数(かぞ)えられた者(もの)は合(あ)わせて六十万三千五百五十人(にん)であった。 33しかし、レビびとはイスラエルの人々(ひとびと)のうちに数(かぞ)えられなかった。主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたとおりである。

34イスラエルの人々(ひとびと)は、すべて主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたとおりに行(おこな)い、その旗(はた)にしたがって宿営(しゅくえい)し、おのおのその氏族(しぞく)に従(したが)い、その父祖(ふそ)の家(いえ)に従(したが)って進(すす)んだ。

第三章

1主(しゅ)がシナイ山(さん)で、モーセと語(かた)られた時(とき)の、アロンとモーセの一族(いちぞく)は、次(つぎ)のとおりであった。 2アロンの子(こ)たちの名(な)は、次(つぎ)のとおりである。長子(ちょうし)はナダブ、次(つぎ)はアビウ、エレアザル、イタマル。 3これがアロンの子(こ)たちの名(な)であって、彼(かれ)らはみな油(あぶら)を注(そそ)がれ、祭司(さいし)の職(しょく)に任(にん)じられて祭司(さいし)となった。 4ナダブとアビウとは、シナイの荒野(あらの)において、異火(ことび)を主(しゅ)の前(まえ)にささげたので、主(しゅ)の前(まえ)で死(し)んだ。彼(かれ)らには子供(こども)がなかった。そしてエレアザルとイタマルとが、父(ちち)アロンの前(まえ)で祭司(さいし)の務(つとめ)をした。

5主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 6「レビの部族(ぶぞく)を召(め)し寄(よ)せ、祭司(さいし)アロンの前(まえ)に立(た)って仕(つか)えさせなさい。 7彼(かれ)らは会見(かいけん)の幕屋(まくや)の前(まえ)にあって、アロンと全(ぜん)会衆(かいしゅう)のために、その務(つとめ)をし、幕屋(まくや)の働(はたら)きをしなければならない。 8すなわち、彼(かれ)らは会見(かいけん)の幕屋(まくや)の、すべての器(うつわ)をまもり、イスラエルの人々(ひとびと)のために務(つとめ)をし、幕屋(まくや)の働(はたら)きをしなければならない。 9あなたはレビびとを、アロンとその子(こ)たちとに、与(あた)えなければならない。彼(かれ)らはイスラエルの人々(ひとびと)のうちから、全(まった)くアロンに与(あた)えられたものである。 10あなたはアロンとその子(こ)たちとを立(た)てて、祭司(さいし)の職(しょく)を守(まも)らせなければならない。ほかの人(ひと)で近(ちか)づくものは殺(ころ)されるであろう」。

11主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 12「わたしは、イスラエルの人々(ひとびと)のうちの初(はじ)めに生(うま)れたすべてのういごの代(かわ)りに、レビびとをイスラエルの人々(ひとびと)のうちから取(と)るであろう。レビびとは、わたしのものとなるであろう。 13ういごはすべてわたしのものだからである。わたしは、エジプトの国(くに)において、すべてのういごを撃(う)ち殺(ころ)した日(ひ)に、イスラエルのういごを、人(ひと)も獣(けもの)も、ことごとく聖別(せいべつ)して、わたしに帰(き)せしめた。彼(かれ)らはわたしのものとなるであろう。わたしは主(しゅ)である」。

14主(しゅ)はまたシナイの荒野(あらの)でモーセに言(い)われた、 15「あなたはレビの子(こ)たちを、その父祖(ふそ)の家(いえ)により、その氏族(しぞく)によって数(かぞ)えなさい。すなわち、一か月(げつ)以上(いじょう)の男子(だんし)を数(かぞ)えなければならない」。 16それでモーセは主(しゅ)の言葉(ことば)にしたがって、命(めい)じられたとおりに、それを数(かぞ)えた。 17レビの子(こ)たちの名(な)は次(つぎ)のとおりである。すなわち、ゲルション、コハテ、メラリ。 18ゲルションの子(こ)たちの名(な)は、その氏族(しぞく)によれば次(つぎ)のとおりである。すなわち、リブニ、シメイ。 19コハテの子(こ)たちは、その氏族(しぞく)によれば、アムラム、イヅハル、ヘブロン、ウジエル。 20メラリの子(こ)たちは、その氏族(しぞく)によれば、マヘリ、ムシ。これらはその父祖(ふそ)の家(いえ)によるレビの氏族(しぞく)である。

21ゲルションからリブニびとの氏族(しぞく)と、シメイびとの氏族(しぞく)とが出(で)た。これらはゲルションびとの氏族(しぞく)である。 22その数(かぞ)えられた者(もの)、すなわち、一か月(げつ)以上(いじょう)の男子(だんし)の数(かず)は合(あ)わせて七千五百人(にん)であった。 23ゲルションびとの氏族(しぞく)は幕屋(まくや)の後方(こうほう)、すなわち、西(にし)の方(ほう)に宿営(しゅくえい)し、 24ラエルの子(こ)エリアサフが、ゲルションびとの父祖(ふそ)の家(いえ)のつかさとなるであろう。 25会見(かいけん)の幕屋(まくや)の、ゲルションの子(こ)たちの務(つとめ)は、幕屋(まくや)、天幕(てんまく)とそのおおい、会見(かいけん)の幕屋(まくや)の入口(いりぐち)のとばり、 26庭(にわ)のあげばり、幕屋(まくや)と祭壇(さいだん)のまわりの庭(にわ)の入口(いりぐち)のとばり、そのひも、およびすべてそれに用(もち)いる物(もの)を守(まも)ることである。

27また、コハテからアムラムびとの氏族(しぞく)、イヅハルびとの氏族(しぞく)、ヘブロンびとの氏族(しぞく)、ウジエルびとの氏族(しぞく)が出(で)た。これらはコハテびとの氏族(しぞく)である。 28一か月(げつ)以上(いじょう)の男子(だんし)の数(かず)は、合(あ)わせて八千六百人(にん)であって、聖所(せいじょ)の務(つとめ)を守(まも)る者(もの)たちである。 29コハテの子(こ)たちの氏族(しぞく)は、幕屋(まくや)の南(みなみ)の方(ほう)に宿営(しゅくえい)し、 30ウジエルの子(こ)エリザパンが、コハテびとの氏族(しぞく)の父祖(ふそ)の家(いえ)のつかさとなるであろう。 31彼(かれ)らの務(つとめ)は、契約(けいやく)の箱(はこ)、机(つくえ)、燭台(しょくだい)、二つの祭壇(さいだん)、聖所(せいじょ)の務(つとめ)に用(もち)いる器(うつわ)、とばり、およびすべてそれに用(もち)いる物(もの)を守(まも)ることである。 32祭司(さいし)アロンの子(こ)エレアザルが、レビびとのつかさたちの長(ちょう)となり、聖所(せいじょ)の務(つとめ)を守(まも)るものたちを監督(かんとく)するであろう。

33メラリからマヘリびとの氏族(しぞく)と、ムシびとの氏族(しぞく)とが出(で)た。これらはメラリの氏族(しぞく)である。 34その数(かぞ)えられた者(もの)、すなわち、一か月(げつ)以上(いじょう)の男子(だんし)の数(かず)は、合(あ)わせて六千二百人(にん)であった。 35アビハイルの子(こ)ツリエルが、メラリの氏族(しぞく)の父祖(ふそ)の家(いえ)のつかさとなるであろう。彼(かれ)らは幕屋(まくや)の北(きた)の方(ほう)に宿営(しゅくえい)しなければならない。 36メラリの子(こ)たちが、その務(つとめ)として管理(かんり)すべきものは、幕屋(まくや)の枠(わく)、その横木(よこぎ)、その柱(はしら)、その座(ざ)、そのすべての器(うつわ)、およびそれに用(もち)いるすべての物(もの)、 37ならびに庭(にわ)のまわりの柱(はしら)とその座(ざ)、その釘(くぎ)、およびそのひもである。

38また幕屋(まくや)の前(まえ)、その東(ひがし)の方(ほう)、すなわち、会見(かいけん)の幕屋(まくや)の東(ひがし)の方(ほう)に宿営(しゅくえい)する者(もの)は、モーセとアロン、およびアロンの子(こ)たちであって、イスラエルの人々(ひとびと)の務(つとめ)に代(かわ)って、聖所(せいじょ)の務(つとめ)を守(まも)るものである。ほかの人(ひと)で近(ちか)づく者(もの)は殺(ころ)されるであろう。 39モーセとアロンとが、主(しゅ)の言葉(ことば)にしたがって数(かぞ)えたレビびとで、その氏族(しぞく)によって数(かぞ)えられた者(もの)、一か月(げつ)以上(いじょう)の男子(だんし)は、合(あ)わせて二万二千人(にん)であった。

40主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、「あなたは、イスラエルの人々(ひとびと)のうち、すべてういごである男子(だんし)の一か月(げつ)以上(いじょう)のものを数(かぞ)えて、その名(な)の数(かず)を調(しら)べなさい。 41また主(しゅ)なるわたしのために、イスラエルの人々(ひとびと)のうちの、すべてのういごの代(かわ)りにレビびとを取(と)り、またイスラエルの人々(ひとびと)の家畜(かちく)のうちの、すべてのういごの代(かわ)りに、レビびとの家畜(かちく)を取(と)りなさい」。 42そこでモーセは主(しゅ)の命(めい)じられたように、イスラエルの人々(ひとびと)のうちの、すべてのういごを数(かぞ)えた。 43その数(かぞ)えられたういごの男子(だんし)、すべて一か月(げつ)以上(いじょう)の者(もの)は、その名(な)の数(かず)によると二万二千二百七十三人(にん)であった。

44主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 45「あなたはイスラエルの人々(ひとびと)のうちの、すべてのういごの代(かわ)りに、レビびとを取(と)り、また彼(かれ)らの家畜(かちく)の代(かわ)りに、レビびとの家畜(かちく)を取(と)りなさい。レビびとはわたしのものとなる。わたしは主(しゅ)である。 46またイスラエルの人々(ひとびと)のういごは、レビびとの数(かず)を二百七十三人(にん)超過(ちょうか)しているから、そのあがないのために、 47そのあたまかずによって、ひとりごとに銀(ぎん)五(ご)シケルを取(と)らなければならない。すなわち、聖所(せいじょ)のシケルにしたがって、それを取(と)らなければならない。一シケルは二十ゲラである。 48あなたは、その超過(ちょうか)した者(もの)をあがなう金(かね)を、アロンと、その子(こ)たちに渡(わた)さなければならない」。 49そこでモーセは、レビびとによってあがなわれた者(もの)を超過(ちょうか)した人々(ひとびと)から、あがないの金(かね)を取(と)った。 50すなわち、モーセは、イスラエルの人々(ひとびと)のういごから、聖所(せいじょ)のシケルにしたがって千三百六十五シケルの銀(ぎん)を取(と)り、 51そのあがないの金(かね)を、主(しゅ)の言葉(ことば)にしたがって、アロンとその子(こ)たちに渡(わた)した。主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたとおりである。

第四章

1主(しゅ)はまたモーセとアロンに言(い)われた、 2「レビの子(こ)たちのうちから、コハテの子(こ)たちの総数(そうすう)を、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)にしたがって調(しら)べ、 3三十歳(さい)以上(いじょう)五十歳(さい)以下(いか)で、務(つとめ)につき、会見(かいけん)の幕屋(まくや)で働(はたら)くことのできる者(もの)を、ことごとく数(かぞ)えなさい。 4コハテの子(こ)たちの、会見(かいけん)の幕屋(まくや)の務(つとめ)は、いと聖(せい)なる物(もの)にかかわるものであって、次(つぎ)のとおりである。 5すなわち、宿営(しゅくえい)の進(すす)む時(とき)に、アロンとその子(こ)たちとは、まず、はいって、隔(へだ)ての垂幕(たれまく)を取(と)りおろし、それをもって、あかしの箱(はこ)をおおい、 6その上(うえ)に、じゅごんの皮(かわ)のおおいを施(ほどこ)し、またその上(うえ)に総(そう)青色(あおいろ)の布(ぬの)をうちかけ、環(かん)にさおをさし入(い)れる。 7また供(そな)えのパンの机(つくえ)の上(うえ)には、青色(あおいろ)の布(ぬの)をうちかけ、その上(うえ)に、さら、乳香(にゅうこう)を盛(も)る杯(さかずき)、鉢(はち)、および灌祭(かんさい)の瓶(びん)を並(なら)べ、また絶(た)やさず供(そな)えるパンを置(お)き、 8緋色(ひいろ)の布(ぬの)をその上(うえ)にうちかけ、じゅごんの皮(かわ)のおおいをもって、これをおおい、さおをさし入(い)れる。 9また青色(あおいろ)の布(ぬの)を取(と)って、燭台(しょくだい)とそのともし火(ひ)ざら、芯(しん)切(き)りばさみ、芯(しん)取(と)りざら、およびそれに用(もち)いるもろもろの油(あぶら)の器(うつわ)をおおい、 10じゅごんの皮(かわ)のおおいのうちに、燭台(しょくだい)とそのもろもろの器(うつわ)をいれて、担架(たんか)に載(の)せる。 11また、金(きん)の祭壇(さいだん)の上(うえ)に青色(あおいろ)の布(ぬの)をうちかけ、じゅごんの皮(かわ)のおおいで、これをおおい、そのさおをさし入(い)れる。 12また聖所(せいじょ)の務(つとめ)に用(もち)いる務(つとめ)の器(うつわ)をみな取(と)り、青色(あおいろ)の布(ぬの)に包(つつ)み、じゅごんの皮(かわ)のおおいで、これをおおって、担架(たんか)に載(の)せる。 13また祭壇(さいだん)の灰(はい)を取(と)り去(さ)って、紫(むらさき)の布(ぬの)をその祭壇(さいだん)の上(うえ)にうちかけ、 14その上(うえ)に、務(つとめ)をするのに用(もち)いるもろもろの器(うつわ)、すなわち、火(ひ)ざら、肉(にく)さし、十能(じゅうのう)、鉢(はち)、および祭壇(さいだん)のすべての器(うつわ)を載(の)せ、またその上(うえ)に、じゅごんの皮(かわ)のおおいをうちかけ、そしてさおをさし入(い)れる。 15宿営(しゅくえい)の進(すす)むとき、アロンとその子(こ)たちとが、聖所(せいじょ)と聖所(せいじょ)のすべての器(うつわ)をおおうことを終(おわ)ったならば、その後(のち)コハテの子(こ)たちは、それを運(はこ)ぶために、はいってこなければならない。しかし、彼(かれ)らは聖(せい)なる物(もの)に触(ふ)れてはならない。触(ふ)れると死(し)ぬであろう。会見(かいけん)の幕屋(まくや)のうちの、これらの物(もの)は、コハテの子(こ)たちが運(はこ)ぶものである。

16祭司(さいし)アロンの子(こ)エレアザルは、ともし油(あぶら)、香(こう)ばしい薫香(くんこう)、絶(た)やさず供(そな)える素祭(そさい)および注(そそ)ぎ油(あぶら)をつかさどり、また幕屋(まくや)の全体(ぜんたい)と、そのうちにあるすべての聖(せい)なる物(もの)、およびその所(ところ)のもろもろの器(うつわ)をつかさどらなければならない」。

17主(しゅ)はまた、モーセとアロンに言(い)われた、 18「あなたがたはコハテびとの一族(いちぞく)を、レビびとのうちから絶(た)えさせてはならない。 19彼(かれ)らがいと聖(せい)なる物(もの)に近(ちか)づく時(とき)、死(し)なないで、命(いのち)を保(たも)つために、このようにしなさい、すなわち、アロンとその子(こ)たちが、まず、はいり、彼(かれ)らをおのおのその働(はたら)きにつかせ、そのになうべきものを取(と)らせなさい。 20しかし、彼(かれ)らは、はいって、ひと目(め)でも聖(せい)なる物(もの)を見(み)てはならない。見(み)るならば死(し)ぬであろう」。

21主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 22「あなたはまたゲルションの子(こ)たちの総数(そうすう)を、その父祖(ふそ)の家(いえ)により、その氏族(しぞく)にしたがって調(しら)べ、 23三十歳(さい)以上(いじょう)五十歳(さい)以下(いか)で、務(つとめ)につき、会見(かいけん)の幕屋(まくや)で働(はたら)くことのできる者(もの)を、ことごとく数(かぞ)えなさい。 24ゲルションびとの氏族(しぞく)の務(つとめ)として働(はたら)くことと、運(はこ)ぶ物(もの)とは次(つぎ)のとおりである。 25すなわち、彼(かれ)らは幕屋(まくや)の幕(まく)、会見(かいけん)の幕屋(まくや)およびそのおおいと、その上(うえ)のじゅごんの皮(かわ)のおおい、ならびに会見(かいけん)の幕屋(まくや)の入口(いりぐち)のとばりを運(はこ)び、 26また庭(にわ)のあげばり、および幕屋(まくや)と祭壇(さいだん)のまわりの庭(にわ)の門(もん)の入口(いりぐち)のとばりと、そのひも、ならびにそれに用(もち)いるすべての器(うつわ)を運(はこ)ばなければならない。そして彼(かれ)らはすべてこれらのものについての働(はたら)きをしなければならない。 27ゲルションびとの子(こ)たちのすべての務(つとめ)、すなわち、その運(はこ)ぶことと、働(はたら)くこととは、すべてアロンとその子(こ)たちの命(めい)に従(したが)わなければならない。あなたがたは彼(かれ)らにすべてその運(はこ)ぶべき物(もの)を定(さだ)めて、これを守(まも)らせなければならない。 28これはすなわちゲルションびとの子(こ)たちの氏族(しぞく)が、会見(かいけん)の幕屋(まくや)でする働(はたら)きであって、彼(かれ)らの務(つとめ)は祭司(さいし)アロンの子(こ)イタマルの指揮(しき)のもとにおかなければならない。

29メラリの子(こ)たちをもまたあなたはその氏族(しぞく)により、その祖父(そふ)の家(いえ)にしたがって調(しら)べ、 30三十歳(さい)以上(いじょう)五十歳(さい)以下(いか)で、務(つとめ)につき、会見(かいけん)の幕屋(まくや)の働(はたら)きをすることのできる者(もの)を、ことごとく数(かぞ)えなさい。 31彼(かれ)らが会見(かいけん)の幕屋(まくや)でするすべての務(つとめ)にしたがって、その運(はこ)ぶ責任(せきにん)のある物(もの)は次(つぎ)のとおりである。すなわち、幕屋(まくや)の枠(わく)、その横木(よこぎ)、その柱(はしら)、その座(ざ)、 32庭(にわ)のまわりの柱(はしら)、その座(ざ)、その釘(くぎ)、そのひも、またそのすべての器(うつわ)、およびそれに用(もち)いるすべてのものである。あなたがたは彼(かれ)らが運(はこ)ぶ責任(せきにん)のある器(うつわ)を、その名(な)によって割(わ)り当(あ)てなければならない。 33これはすなわちメラリの子(こ)たちの氏族(しぞく)の働(はたら)きであって、彼(かれ)らは祭司(さいし)アロンの子(こ)イタマルの指揮(しき)のもとに、会見(かいけん)の幕屋(まくや)で、このすべての働(はたら)きをしなければならない」。

34そこでモーセとアロン、および会衆(かいしゅう)のつかさたちは、コハテの子(こ)たちをその氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)にしたがって調(しら)べ、 35三十歳(さい)以上(いじょう)五十歳(さい)以下(いか)で、務(つとめ)につき、会見(かいけん)の幕屋(まくや)で働(はたら)くことのできる者(もの)を、ことごとく数(かぞ)えたが、 36その氏族(しぞく)にしたがって数(かぞ)えられた者(もの)は二千七百五十人(にん)であった。 37これはすなわち、コハテびとの氏族(しぞく)の数(かぞ)えられた者(もの)で、すべて会見(かいけん)の幕屋(まくや)で働(はたら)くことのできる者(もの)であった。モーセとアロンが、主(しゅ)のモーセによって命(めい)じられたところにしたがって数(かぞ)えたのである。

38またゲルションの子(こ)たちを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)にしたがって調(しら)べ、 39三十歳(さい)以上(いじょう)五十歳(さい)以下(いか)で、務(つとめ)につき、会見(かいけん)の幕屋(まくや)で働(はたら)くことのできる者(もの)を、ことごとく数(かぞ)えたが、 40その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)にしたがって数(かぞ)えられた者(もの)は二千六百三十人(にん)であった。 41これはすなわち、ゲルションの子(こ)たちの氏族(しぞく)の数(かぞ)えられた者(もの)で、すべて会見(かいけん)の幕屋(まくや)で働(はたら)くことのできる者(もの)であった。モーセとアロンが、主(しゅ)の命(めい)にしたがって数(かぞ)えたのである。

42またメラリの子(こ)たちの氏族(しぞく)を、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)にしたがって調(しら)べ、 43三十歳(さい)以上(いじょう)五十歳(さい)以下(いか)で、務(つとめ)につき、会見(かいけん)の幕屋(まくや)で働(はたら)くことのできる者(もの)を、ことごとく数(かぞ)えたが、 44その氏族(しぞく)にしたがって数(かぞ)えられた者(もの)は三千二百人(にん)であった。 45これはすなわち、メラリの子(こ)たちの氏族(しぞく)の数(かぞ)えられた者(もの)で、モーセとアロンが、主(しゅ)のモーセによって命(めい)じられたところにしたがって数(かぞ)えたのである。

46モーセとアロン、およびイスラエルのつかさたちは、レビびとを、その氏族(しぞく)により、その父祖(ふそ)の家(いえ)にしたがって調(しら)べ、 47三十歳(さい)以上(いじょう)五十歳(さい)以下(いか)で、会見(かいけん)の幕屋(まくや)にはいって務(つとめ)の働(はたら)きをし、また、運(はこ)ぶ働(はたら)きをする者(もの)を、ことごとく数(かぞ)えたが、 48その数(かぞ)えられた者(もの)は八千五百八十人(にん)であった。 49彼(かれ)らは主(しゅ)の命(めい)により、モーセによって任(にん)じられ、おのおのその働(はたら)きにつき、かつその運(はこ)ぶところを受(う)け持(も)った。こうして彼(かれ)らは主(しゅ)のモーセに命(めい)じられたように数(かぞ)えられたのである。

第五章

1主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 2「イスラエルの人々(ひとびと)に命(めい)じて、らい病人(びょうにん)、流出(りゅうしゅつ)のある者(もの)、死体(したい)にふれて汚(けが)れた者(もの)を、ことごとく宿営(しゅくえい)の外(そと)に出(だ)させなさい。 3男(おとこ)でも女(おんな)でも、あなたがたは彼(かれ)らを宿営(しゅくえい)の外(そと)に出(だ)してそこにおらせ、彼(かれ)らに宿営(しゅくえい)を汚(けが)させてはならない。わたしがその中(なか)に住(す)んでいるからである」。 4イスラエルの人々(ひとびと)はそのようにして、彼(かれ)らを宿営(しゅくえい)の外(そと)に出(だ)した。すなわち、主(しゅ)がモーセに言(い)われたようにイスラエルの人々(ひとびと)は行(い)った。

5主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 6「イスラエルの人々(ひとびと)に告(つ)げなさい、『男(おとこ)または女(おんな)が、もし人(ひと)の犯(おか)す罪(つみ)をおかして、主(しゅ)に罪(つみ)を得(え)、その人(ひと)がとがある者(もの)となる時(とき)は、 7その犯(おか)した罪(つみ)を告白(こくはく)し、その物(もの)の価(あたい)にその五分(ぶん)の一を加(くわ)えて、彼(かれ)がとがを犯(おか)した相手方(あいてがた)に渡(わた)し、そのとがをことごとく償(つぐな)わなければならない。 8しかし、もし、そのとがの償(つぐな)いを受(う)け取(と)るべき親族(しんぞく)も、その人(ひと)にない時(とき)は、主(しゅ)にそのとがの償(つぐな)いをして、これを祭司(さいし)に帰(き)せしめなければならない。なお、このほか、そのあがないをするために用(もち)いた贖罪(しょくざい)の雄羊(おひつじ)も、祭司(さいし)に帰(き)せしめなければならない。 9イスラエルの人々(ひとびと)が、祭司(さいし)のもとに携(たずさ)えて来(く)るすべての聖(せい)なるささげ物(もの)は、みな祭司(さいし)に帰(き)せしめなければならない。 10すべて人(ひと)の聖(せい)なるささげ物(もの)は祭司(さいし)に帰(き)し、すべて人(ひと)が祭司(さいし)に与(あた)える物(もの)は祭司(さいし)に帰(き)するであろう』」。

11主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 12「イスラエルの人々(ひとびと)に告(つ)げなさい、『もし人(ひと)の妻(つま)たる者(もの)が、道(みち)ならぬ事(こと)をして、その夫(おっと)に罪(つみ)を犯(おか)し、 13人(ひと)が彼女(かのじょ)と寝(ね)たのに、その事(こと)が夫(おっと)の目(め)に隠(かく)れて現(あらわ)れず、彼女(かのじょ)はその身(み)を汚(けが)したけれども、それに対(たい)する証人(しょうにん)もなく、彼女(かのじょ)もまたその時(とき)に捕(とら)えられなかった場合(ばあい)、 14すなわち、妻(つま)が身(み)を汚(けが)したために、夫(おっと)が疑(うたが)いの心(こころ)を起(おこ)して妻(つま)を疑(うたが)うことがあり、または妻(つま)が身(み)を汚(けが)した事(こと)がないのに、夫(おっと)が疑(うたが)いの心(こころ)を起(おこ)して妻(つま)を疑(うたが)うことがあれば、 15夫(おっと)は妻(つま)を祭司(さいし)のもとに伴(ともな)い、彼女(かのじょ)のために大麦(おおむぎ)の粉(こな)一エパの十分(ぶん)の一を供(そな)え物(もの)として携(たずさ)えてこなければならない。ただし、その上(うえ)に油(あぶら)を注(そそ)いではならない。また乳香(にゅうこう)を加(くわ)えてはならない。これは疑(うたが)いの供(そな)え物(もの)、覚(おぼ)えの供(そな)え物(もの)であって罪(つみ)を覚(おぼ)えさせるものだからである。

16祭司(さいし)はその女(おんな)を近(ちか)く進(すす)ませ、主(しゅ)の前(まえ)に立(た)たせなければならない。 17祭司(さいし)はまた土(つち)の器(うつわ)に聖(せい)なる水(みず)を入(い)れ、幕屋(まくや)のゆかのちりを取(と)ってその水(みず)に入(い)れ、 18その女(おんな)を主(しゅ)の前(まえ)に立(た)たせ、女(おんな)にその髪(かみ)の毛(け)をほどかせ、覚(おぼ)えの供(そな)え物(もの)すなわち、疑(うたが)いの供(そな)え物(もの)を、その手(て)に持(も)たせなければならない。そして祭司(さいし)は、のろいの苦(にが)い水(みず)を手(て)に取(と)り、 19女(おんな)に誓(ちか)わせて、これに言(い)わなければならない、「もし人(ひと)があなたと寝(ね)たことがなく、またあなたが、夫(おっと)のもとにあって、道(みち)ならぬ事(こと)をして汚(けが)れたことがなければ、のろいの苦(にが)い水(みず)も、あなたに害(がい)を与(あた)えないであろう。 20しかし、あなたが、もし夫(おっと)のもとにあって、道(みち)ならぬことをして身(み)を汚(けが)し、あなたの夫(おっと)でない人(ひと)が、あなたと寝(ね)たことがあるならば、―― 21祭司(さいし)はその女(おんな)に、のろいの誓(ちか)いをもって誓(ちか)わせ、その女(おんな)に言(い)わなければならない。――主(しゅ)はあなたのももをやせさせ、あなたの腹(はら)をふくれさせて、あなたを民(たみ)のうちの、のろいとし、また、ののしりとされるように。 22また、のろいの水(みず)が、あなたの腹(はら)にはいってあなたの腹(はら)をふくれさせ、あなたのももをやせさせるように」。その時(とき)、女(おんな)は「アァメン、アァメン」と言(い)わなければならない。

23祭司(さいし)は、こののろいを書(か)き物(もの)に書(か)きしるし、それを苦(にが)い水(みず)に洗(あら)い落(おと)し、 24女(おんな)にそののろいの水(みず)を飲(の)ませなければならない。そののろいの水(みず)は彼女(かのじょ)のうちにはいって苦(にが)くなるであろう。 25そして祭司(さいし)はその女(おんな)の手(て)から疑(うたが)いの供(そな)え物(もの)を取(と)り、その供(そな)え物(もの)を主(しゅ)の前(まえ)に揺(ゆ)り動(うご)かして、それを祭壇(さいだん)に持(も)ってこなければならない。 26祭司(さいし)はその供(そな)え物(もの)のうちから、覚(おぼ)えの分(ぶん)、一握(ひとにぎ)りを取(と)って、それを祭壇(さいだん)で焼(や)き、その後(のち)、女(おんな)にその水(みず)を飲(の)ませなければならない。 27その水(みず)を女(おんな)に飲(の)ませる時(とき)、もしその女(おんな)が身(み)を汚(けが)し、夫(おっと)に罪(つみ)を犯(おか)した事(こと)があれば、そののろいの水(みず)は女(おんな)のうちにはいって苦(にが)くなり、その腹(はら)はふくれ、ももはやせて、その女(おんな)は民(たみ)のうちののろいとなるであろう。 28しかし、もし女(おんな)が身(み)を汚(けが)した事(こと)がなく、清(きよ)いならば、害(がい)を受(う)けないで、子(こ)を産(う)むことができるであろう。

29これは疑(うたが)いのある時(とき)のおきてである。妻(つま)たる者(もの)が夫(おっと)のもとにあって、道(みち)ならぬ事(こと)をして身(み)を汚(けが)した時(とき)、 30または夫(おっと)たる者(もの)が疑(うたが)いの心(こころ)を起(おこ)して、妻(つま)を疑(うたが)う時(とき)、彼(かれ)はその女(おんな)を主(しゅ)の前(まえ)に立(た)たせ、祭司(さいし)はこのおきてを、ことごとく彼女(かのじょ)に行(おこな)わなければならない。 31こうするならば、夫(おっと)は罪(つみ)がなく、妻(つま)は罪(つみ)を負(お)うであろう』」。

第六章

1主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 2「イスラエルの人々(ひとびと)に言(い)いなさい、『男(おとこ)または女(おんな)が、特(とく)に誓(ちか)いを立(た)て、ナジルびととなる誓願(せいがん)をして、身(み)を主(しゅ)に聖別(せいべつ)する時(とき)は、 3ぶどう酒(しゅ)と濃(こ)い酒(さけ)を断(た)ち、ぶどう酒(しゅ)の酢(す)となったもの、濃(こ)い酒(さけ)の酢(す)となったものを飲(の)まず、また、ぶどうの汁(しる)を飲(の)まず、また生(なま)でも干(ほ)したものでも、ぶどうを食(た)べてはならない。 4ナジルびとである間(あいだ)は、すべて、ぶどうの木(き)からできるものは、種(たね)も皮(かわ)も食(た)べてはならない。

5また、ナジルびとたる誓願(せいがん)を立(た)てている間(あいだ)は、すべて、かみそりを頭(あたま)に当(あ)ててはならない。身(み)を主(しゅ)に聖別(せいべつ)した日数(ひかず)の満(み)ちるまで、彼(かれ)は聖(せい)なるものであるから、髪(かみ)の毛(け)をのばしておかなければならない。

6身(み)を主(しゅ)に聖別(せいべつ)している間(あいだ)は、すべて死体(したい)に近(ちか)づいてはならない。 7父母(ふぼ)、兄弟(きょうだい)、姉妹(しまい)が死(し)んだ時(とき)でも、そのために身(み)を汚(けが)してはならない。神(かみ)に聖別(せいべつ)したしるしが、頭(あたま)にあるからである。 8彼(かれ)はナジルびとである間(あいだ)は、すべて主(しゅ)の聖(せい)なる者(もの)である。

9もし人(ひと)がはからずも彼(かれ)のかたわらに死(し)んで、彼(かれ)の聖別(せいべつ)した頭(あたま)を汚(けが)したならば、彼(かれ)は身(み)を清(きよ)める日(ひ)に、頭(あたま)をそらなければならない。すなわち、七日(なぬか)目(め)にそれをそらなければならない。   10そして八日(か)目(め)に山(やま)ばと二羽(わ)、または家(いえ)ばとのひな二羽(わ)を携(たずさ)えて、会見(かいけん)の幕屋(まくや)の入口(いりぐち)におる祭司(さいし)の所(ところ)に行(い)かなければならない。 11祭司(さいし)はその一羽(いちわ)を罪祭(ざいさい)に、一羽(いちわ)を燔祭(はんさい)にささげて、彼(かれ)が死体(したい)によって得(え)た罪(つみ)を彼(かれ)のためにあがない、その日(ひ)に彼(かれ)の頭(あたま)を聖別(せいべつ)しなければならない。 12彼(かれ)はまたナジルびとたる日(ひ)の数(かず)を、改(あらた)めて主(しゅ)に聖別(せいべつ)し、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)を携(たずさ)えてきて、愆祭(けんさい)としなければならない。それ以前(いぜん)の日(ひ)は、彼(かれ)がその聖別(せいべつ)を汚(けが)したので、無効(むこう)になるであろう。

13これがナジルびとの律法(りっぽう)である。聖別(せいべつ)の日(ひ)数(かず)が満(み)ちた時(とき)は、その人(ひと)を会見(かいけん)の幕屋(まくや)の入口(いりぐち)に連(つ)れてこなければならない。 14そしてその人(ひと)は供(そな)え物(もの)を主(しゅ)にささげなければならない。すなわち、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)の全(まった)きもの一頭(とう)を燔祭(はんさい)とし、一歳(さい)の雌(めす)の小羊(こひつじ)の全(まった)きもの一頭(とう)を罪祭(ざいさい)とし、雄羊(おひつじ)の全(まった)きもの一頭(とう)を酬恩祭(しゅうおんさい)とし、 15また種(たね)入(い)れぬパンの一かご、油(あぶら)を混(ま)ぜて作(つく)った麦粉(むぎこ)の菓子(かし)、油(あぶら)を塗(ぬ)った種(たね)入(い)れぬ煎餅(せんべい)、および素祭(そさい)と灌祭(かんさい)を携(たずさ)えてこなければならない。 16祭司(さいし)はこれを主(しゅ)の前(まえ)に携(たずさ)えてきて、その罪祭(ざいさい)と燔祭(はんさい)とをささげ、 17また雄羊(おひつじ)を種(たね)入(い)れぬパンの一かごと共(とも)に、酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)として、主(しゅ)にささげなければならない。祭司(さいし)はまたその素祭(そさい)と灌祭(かんさい)をもささげなければならない。 18そのナジルびとは会見(かいけん)の幕屋(まくや)の入口(いりぐち)で、聖別(せいべつ)した頭(あたま)をそり、その聖別(せいべつ)した頭(あたま)の髪(かみ)を取(と)って、これを酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)の下(した)にある火(ひ)の上(うえ)に置(お)かなければならない。 19祭司(さいし)はその雄羊(おひつじ)の肩(かた)の煮(に)えたものと、かごから取(と)った種(たね)入(い)れぬ菓子(かし)一つと、種(たね)入(い)れぬ煎餅(せんべい)一つを取(と)って、これをナジルびとが、その聖別(せいべつ)した頭(あたま)をそった後(のち)、その手(て)に授(さづ)け、 20祭司(さいし)は主(しゅ)の前(まえ)でこれを揺(ゆ)り動(うご)かして揺祭(ようさい)としなければならない。これは聖(せい)なる物(もの)であって、その揺(ゆ)り動(うご)かした胸(むね)と、ささげたももと共(とも)に、祭司(さいし)に帰(き)するであろう。こうして後(のち)、そのナジルびとは、ぶどう酒(しゅ)を飲(の)むことができる。

21これは誓願(せいがん)をするナジルびとと、そのナジルびとたる事(こと)のために、主(しゅ)にささげる彼(かれ)の供(そな)え物(もの)についての律法(りっぽう)である。このほかにその力(ちから)の及(およ)ぶ物(もの)をささげることができる。すなわち、彼(かれ)はその誓(ちか)う誓願(せいがん)のように、ナジルびとの律法(りっぽう)にしたがって行(おこな)わなければならない』」。

22主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 23「アロンとその子(こ)たちに言(い)いなさい、『あなたがたはイスラエルの人々(ひとびと)を祝福(しゅくふく)してこのように言(い)わなければならない。
24「願(ねが)わくは主(しゅ)があなたを祝福(しゅくふく)し、
あなたを守(まも)られるように。
25願(ねが)わくは主(しゅ)がみ顔(かお)をもってあなたを照(てら)し、
あなたを恵(めぐ)まれるように。
26願(ねが)わくは主(しゅ)がみ顔(かお)をあなたに向(む)け、
あなたに平安(へいあん)を賜(たま)わるように」』。

27こうして彼(かれ)らがイスラエルの人々(ひとびと)のために、わたしの名(な)を唱(とな)えるならば、わたしは彼(かれ)らを祝福(しゅくふく)するであろう」。

第七章

1モーセが幕屋(まくや)を建(た)て終(おわ)り、これに油(あぶら)を注(そそ)いで聖別(せいべつ)し、またそのすべての器(うつわ)、およびその祭壇(さいだん)と、そのすべての器(うつわ)に油(あぶら)を注(そそ)いで、これを聖別(せいべつ)した日(ひ)に、 2イスラエルのつかさたち、すなわち、その父祖(ふそ)の家(いえ)の長(ちょう)たちは、ささげ物(もの)をした。彼(かれ)らは各(かく)部族(ぶぞく)のつかさたちであって、その数(かぞ)えられた人々(ひとびと)をつかさどる者(もの)どもであった。 3彼(かれ)らはその供(そな)え物(もの)を、主(しゅ)の前(まえ)に携(たずさ)えてきたが、おおいのある車(くるま)六両(りょう)と雄牛(おうし)十二頭(とう)であった。つかさふたりに車(くるま)一両(りょう)、ひとりに雄牛(おうし)一頭(とう)である。彼(かれ)らはこれを幕屋(まくや)の前(まえ)に引(ひ)いてきた。 4その時(とき)、主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 5「あなたはこれを会見(かいけん)の幕屋(まくや)の務(つとめ)に用(もち)いるために、彼(かれ)らから受(う)け取(と)って、レビびとに、おのおのその務(つとめ)にしたがって、渡(わた)さなければならない」。 6そこでモーセはその車(くるま)と雄牛(おうし)を受(う)け取(と)って、これをレビびとに渡(わた)した。 7すなわち、ゲルションの子(こ)たちには、その務(つとめ)にしたがって、車(くるま)二両(りょう)と雄牛(おうし)四頭(とう)を渡(わた)し、 8メラリの子(こ)たちには、その務(つとめ)にしたがって車(くるま)四両(りょう)と雄牛(おうし)八頭(とう)を渡(わた)し、祭司(さいし)アロンの子(こ)イタマルに、これを監督(かんとく)させた。 9しかし、コハテの子(こ)たちには、何(なに)をも渡(わた)さなかった。彼(かれ)らの務(つとめ)は聖(せい)なる物(もの)を、肩(かた)にになって運(はこ)ぶことであったからである。 10つかさたちは、また祭壇(さいだん)に油(あぶら)を注(そそ)ぐ日(ひ)に、祭壇(さいだん)奉納(ほうのう)の供(そな)え物(もの)を携(たずさ)えてきて、その供(そな)え物(もの)を祭壇(さいだん)の前(まえ)にささげた。 11主(しゅ)はモーセに言(い)われた、「つかさたちは一日(にち)にひとりずつ、祭壇(さいだん)奉納(ほうのう)の供(そな)え物(もの)をささげなければならない」。

12第(だい)一日(にち)に供(そな)え物(もの)をささげた者(もの)は、ユダの部族(ぶぞく)のアミナダブの子(こ)ナションであった。 13その供(そな)え物(もの)は銀(ぎん)のさら一つ、その重(おも)さは百三十シケル、銀(ぎん)の鉢(はち)一つ、これは七十シケル、共(とも)に聖所(せいじょ)のシケルによる。この二つには素祭(そさい)に使(つか)う油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)を満(み)たしていた。 14また十シケルの金(きん)の杯(さかずき)一つ。これには薫香(くんこう)を満(み)たしていた。 15また燔祭(はんさい)に使(つか)う若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)一頭(とう)。 16罪祭(ざいさい)に使(つか)う雄(お)やぎ一頭(とう)。 17酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)に使(つか)う雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)五頭(とう)、雄(お)やぎ五頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)五頭(とう)であって、これはアミナダブの子(こ)ナションの供(そな)え物(もの)であった。

18第(だい)二日(にち)にはイッサカルのつかさ、ツアルの子(こ)ネタニエルがささげ物(もの)をした。 19そのささげた供(そな)え物(もの)は銀(ぎん)のさら一つ、その重(おも)さは百三十シケル、銀(ぎん)の鉢(はち)一つ、これは七十シケル、共(とも)に聖所(せいじょ)のシケルによる。この二つには素祭(そさい)に使(つか)う油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)を満(み)たしていた。 20また十シケルの金(きん)の杯(さかずき)一つ、これには薫香(くんこう)を満(み)たしていた。 21また燔祭(はんさい)に使(つか)う若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)一頭(とう)。 22罪祭(ざいさい)に使(つか)う雄(お)やぎ一頭(とう)。 23酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)に使(つか)う雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)五頭(とう)、雄(お)やぎ五頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)五頭(とう)であって、これはツアルの子(こ)ネタニエルの供(そな)え物(もの)であった。

24第(だい)三日(にち)にはゼブルンの子(こ)たちのつかさ、ヘロンの子(こ)エリアブ。 25その供(そな)え物(もの)は銀(ぎん)のさら一つ、その重(おも)さは百三十シケル、銀(ぎん)の鉢(はち)一つ、これは七十シケル、共(とも)に聖所(せいじょ)のシケルによる。この二つには素祭(そさい)に使(つか)う油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)を満(み)たしていた。 26また十シケルの金(きん)の杯(さかずき)一つ、これには薫香(くんこう)を満(み)たしていた。 27また燔祭(はんさい)に使(つか)う若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)一頭(とう)。 28罪祭(ざいさい)に使(つか)う雄(お)やぎ一頭(とう)。 29酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)に使(つか)う雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)五頭(とう)、雄(お)やぎ五頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)五頭(とう)であって、これはヘロンの子(こ)エリアブの供(そな)え物(もの)であった。

30第(だい)四日(にち)にはルベンの子(こ)たちのつかさ、シデウルの子(こ)エリヅル。 31その供(そな)え物(もの)は銀(ぎん)のさら一つ、その重(おも)さは百三十シケル、銀(ぎん)の鉢(はち)一つ、これは七十シケル、共(とも)に聖所(せいじょ)のシケルによる。この二つには素祭(そさい)に使(つか)う油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)を満(み)たしていた。 32また十シケルの金(きん)の杯(さかずき)一つ、これには薫香(くんこう)を満(み)たしていた。 33また燔祭(はんさい)に使(つか)う若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)一頭(とう)。 34罪祭(ざいさい)に使(つか)う雄(お)やぎ一頭(とう)。 35酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)に使(つか)う雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)五頭(とう)、雄(お)やぎ五頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)五頭(とう)であって、これはシデウルの子(こ)エリヅルの供(そな)え物(もの)であった。

36第(だい)五日(にち)にはシメオンの子(こ)たちのつかさ、ツリシャダイの子(こ)シルミエル。 37その供(そな)え物(もの)は銀(ぎん)のさら一つ、その重(おも)さは百三十シケル、銀(ぎん)の鉢(はち)一つ、これは七十シケル、共(とも)に聖所(せいじょ)のシケルによる。この二つには素祭(そさい)に使(つか)う油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)を満(み)たしていた。 38また十シケルの金(きん)の杯(さかずき)一つ、これには薫香(くんこう)を満(み)たしていた。 39また燔祭(はんさい)に使(つか)う若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)一頭(とう)。 40罪祭(ざいさい)に使(つか)う雄(お)やぎ一頭(とう)。 41酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)に使(つか)う雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)五頭(とう)、雄(お)やぎ五頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)五頭(とう)であって、これはツリシャダイの子(こ)シルミエルの供(そな)え物(もの)であった。

42第(だい)六日(にち)にはガドの子(こ)たちのつかさ、デウエルの子(こ)エリアサフ。 43その供(そな)え物(もの)は銀(ぎん)のさら一つ、その重(おも)さは百三十シケル、銀(ぎん)の鉢(はち)一つ、これは七十シケル、共(とも)に聖所(せいじょ)のシケルによる。この二つには素祭(そさい)に使(つか)う油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)を満(み)たしていた。 44また十シケルの金(きん)の杯(さかずき)一つ、これには薫香(くんこう)を満(み)たしていた。 45また燔祭(はんさい)に使(つか)う若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)一頭(とう)。 46罪祭(ざいさい)に使(つか)う雄(お)やぎ一頭(とう)。 47酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)に使(つか)う雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)五頭(とう)、雄(お)やぎ五頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)五頭(とう)であって、これはデウエルの子(こ)エリアサフの供(そな)え物(もの)であった。

48第(だい)七日(にち)にはエフライムの子(こ)たちのつかさ、アミホデの子(こ)エリシャマ。 49その供(そな)え物(もの)は銀(ぎん)のさら一つ、その重(おも)さは百三十シケル、銀(ぎん)の鉢(はち)一つ、これは七十シケル、共(とも)に聖所(せいじょ)のシケルによる。この二つには素祭(そさい)に使(つか)う油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)を満(み)たしていた。 50また十シケルの金(きん)の杯(さかずき)一つ、これには薫香(くんこう)を満(み)たしていた。 51また燔祭(はんさい)に使(つか)う若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)一頭(とう)。 52罪祭(ざいさい)に使(つか)う雄(お)やぎ一頭(とう)。 53酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)に使(つか)う雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)五頭(とう)、雄(お)やぎ五頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)五頭(とう)であって、これはアミホデの子(こ)エリシャマの供(そな)え物(もの)であった。

54第(だい)八日(か)にはマナセの子(こ)たちのつかさ、パダヅルの子(こ)ガマリエル。 55その供(そな)え物(もの)は銀(ぎん)のさら一つ、その重(おも)さは百三十シケル、銀(ぎん)の鉢(はち)一つ、これは七十シケル、共(とも)に聖所(せいじょ)のシケルによる。この二つには素祭(そさい)に使(つか)う油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)を満(み)たしていた。 56また十シケルの金(きん)の杯(さかずき)一つ、これには薫香(くんこう)を満(み)たしていた。 57また燔祭(はんさい)に使(つか)う若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)一頭(とう)。 58罪祭(ざいさい)に使(つか)う雄(お)やぎ一頭(とう)。 59酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)に使(つか)う雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)五頭(とう)、雄(お)やぎ五頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)五頭(とう)であって、これはパダヅルの子(こ)ガマリエルの供(そな)え物(もの)であった。

60第(だい)九日(にち)にはベニヤミンの子(こ)らのつかさ、ギデオニの子(こ)アビダン。 61その供(そな)え物(もの)は銀(ぎん)のさら一つ、その重(おも)さは百三十シケル、銀(ぎん)の鉢(はち)一つ、これは七十シケル、共(とも)に聖所(せいじょ)のシケルによる。この二つには素祭(そさい)に使(つか)う油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)を満(み)たしていた。 62また十シケルの金(きん)の杯(さかずき)一つ、これには薫香(くんこう)を満(み)たしていた。 63また燔祭(はんさい)に使(つか)う若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)一頭(とう)。 64罪祭(ざいさい)に使(つか)う雄(お)やぎ一頭(とう)。 65酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)に使(つか)う雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)五頭(とう)、雄(お)やぎ五頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)五頭(とう)であって、これはギデオニの子(こ)アビダンの供(そな)え物(もの)であった。

66第(だい)十日(にち)にはダンの子(こ)たちのつかさ、アミシャダイの子(こ)アヒエゼル。 67その供(そな)え物(もの)は銀(ぎん)のさら一つ、その重(おも)さは百三十シケル、銀(ぎん)の鉢(はち)一つ、これは七十シケル、共(とも)に聖所(せいじょ)のシケルによる。この二つには素祭(そさい)に使(つか)う油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)を満(み)たしていた。 68また十シケルの金(きん)の杯(さかずき)一つ、これには薫香(くんこう)を満(み)たしていた。 69また燔祭(はんさい)に使(つか)う若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)一頭(とう)。 70罪祭(ざいさい)に使(つか)う雄(お)やぎ一頭(とう)。 71酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)に使(つか)う雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)五頭(とう)、雄(お)やぎ五頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)五頭(とう)であって、これはアミシャダイの子(こ)アヒエゼルの供(そな)え物(もの)であった。

72第(だい)十一日(にち)にはアセルの子(こ)たちのつかさ、オクランの子(こ)パギエル。 73その供(そな)え物(もの)は銀(ぎん)のさら一つ、その重(おも)さは百三十シケル、銀(ぎん)の鉢(はち)一つ、これは七十シケル、共(とも)に聖所(せいじょ)のシケルによる。この二つには素祭(そさい)に使(つか)う油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)を満(み)たしていた。 74また十シケルの金(きん)の杯(さかずき)一つ、これには薫香(くんこう)を満(み)たしていた。 75また燔祭(はんさい)に使(つか)う若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)一頭(とう)。 76罪祭(ざいさい)に使(つか)う雄(お)やぎ一頭(とう)。 77酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)に使(つか)う雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)五頭(とう)、雄(お)やぎ五頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)五頭(とう)であって、これはオクランの子(こ)パギエルの供(そな)え物(もの)であった。

78第(だい)十二日(にち)にはナフタリの子(こ)たちのつかさ、エナンの子(こ)アヒラ。 79その供(そな)え物(もの)は銀(ぎん)のさら一つ、その重(おも)さは百三十シケル、銀(ぎん)の鉢(はち)一つ、これは七十シケル、共(とも)に聖所(せいじょ)のシケルによる。この二つには素祭(そさい)に使(つか)う油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)を満(み)たしていた。 80また十シケルの金(きん)の杯(さかずき)一つ、これには薫香(くんこう)を満(み)たしていた。 81また燔祭(はんさい)に使(つか)う若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)一頭(とう)。 82罪祭(ざいさい)に使(つか)う雄(お)やぎ一頭(とう)。 83酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)に使(つか)う雄牛(おうし)二頭(とう)。雄羊(おひつじ)五頭(とう)、雄(お)やぎ五頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)五頭(とう)であって、これはエナンの子(こ)アヒラの供(そな)え物(もの)であった。

84以上(いじょう)は祭壇(さいだん)に油(あぶら)を注(そそ)ぐ日(ひ)に、イスラエルのつかさたちが、祭壇(さいだん)を奉納(ほうのう)する供(そな)え物(もの)として、ささげたものである。すなわち、銀(ぎん)のさら十二、銀(ぎん)の鉢(はち)十二、金(きん)の杯(さかずき)十二。 85銀(ぎん)のさらはそれぞれ百三十シケル、鉢(はち)はそれぞれ七十シケル、聖所(せいじょ)のシケルによれば、この銀(ぎん)の器(うつわ)は合(あ)わせて二千四百シケル。 86また薫香(くんこう)の満(み)ちている十二の金(きん)の杯(さかずき)は、聖所(せいじょ)のシケルによれば、それぞれ十シケル、その杯(さかずき)の金(きん)は合(あ)わせて百二十シケルであった。 87また燔祭(はんさい)に使(つか)う雄牛(おうし)は合(あ)わせて十二、雄羊(おひつじ)は十二、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)は十二、このほかにその素祭(そさい)のものがあった。また罪祭(ざいさい)に使(つか)う雄(お)やぎは十二。 88酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)に使(つか)う雄牛(おうし)は合(あ)わせて二十四、雄羊(おひつじ)は六十、雄(お)やぎは六十、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)は六十であって、これは祭壇(さいだん)に油(あぶら)を注(そそ)いだ後(のち)に、祭壇(さいだん)奉納(ほうのう)の供(そな)え物(もの)としてささげたものである。

89さてモーセは主(しゅ)と語(かた)るために、会見(かいけん)の幕屋(まくや)にはいって、あかしの箱(はこ)の上(うえ)の、贖罪所(しょくざいしょ)の上(うえ)、二つのケルビムの間(あいだ)から自分(じぶん)に語(かた)られる声(こえ)を聞(き)いた。すなわち、主(しゅ)は彼(かれ)に語(かた)られた。

第八章

1主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 2「アロンに言(い)いなさい、『あなたがともし火(ひ)をともす時(とき)は、七つのともし火(ひ)で燭台(しょくだい)の前方(ぜんぽう)を照(てら)すようにしなさい』」。 3アロンはそのようにした。すなわち、主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたように、燭台(しょくだい)の前方(ぜんぽう)を照(てら)すように、ともし火(ひ)をともした。 4燭台(しょくだい)の造(つく)りは次(つぎ)のとおりである。それは金(きん)の打(う)ち物(もの)で、その台(だい)もその花(はな)も共(とも)に打物(うちもの)造(つく)りであった。モーセは主(しゅ)に示(しめ)された型(かた)にしたがって、そのようにその燭台(しょくだい)を造(つく)った。

5主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 6「レビびとをイスラエルの人々(ひとびと)のうちから取(と)って、彼(かれ)らを清(きよ)めなさい。 7あなたはこのようにして彼(かれ)らを清(きよ)めなければならない。すなわち、罪(つみ)を清(きよ)める水(みず)を彼(かれ)らに注(そそ)ぎかけ、彼(かれ)らに全身(ぜんしん)をそらせ、衣服(いふく)を洗(あら)わせて、身(み)を清(きよ)めさせ、 8そして彼(かれ)らに若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)と、油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)の素祭(そさい)とを取(と)らせなさい。あなたはまた、ほかに若(わか)い雄牛(おうし)を罪祭(ざいさい)のために取(と)らなければならない。 9そして、あなたはレビびとを会見(かいけん)の幕屋(まくや)の前(まえ)に連(つ)れてきて、イスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)を集(あつ)め、 10レビびとを主(しゅ)の前(まえ)に進(すす)ませ、イスラエルの人々(ひとびと)をして、手(て)をレビびとの上(うえ)に置(お)かせなければならない。 11そしてアロンは、レビびとをイスラエルの人々(ひとびと)のささげる揺祭(ようさい)として、主(しゅ)の前(まえ)にささげなければならない。これは彼(かれ)らに主(しゅ)の務(つとめ)をさせるためである。 12それからあなたはレビびとをして、手(て)をかの雄牛(おうし)の頭(あたま)の上(うえ)に置(お)かせ、その一つを罪祭(ざいさい)とし、一つを燔祭(はんさい)として主(しゅ)にささげ、レビびとのために罪(つみ)のあがないをしなければならない。 13あなたはレビびとを、アロンとその子(こ)たちの前(まえ)に立(た)たせ、これを揺祭(ようさい)として主(しゅ)にささげなければならない。

14こうして、あなたはレビびとをイスラエルの人々(ひとびと)のうちから分(わ)かち、レビびとをわたしのものとしなければならない。 15こうして後(のち)レビびとは会見(かいけん)の幕屋(まくや)にはいって務(つとめ)につくことができる。あなたは彼(かれ)らを清(きよ)め、彼(かれ)らをささげて揺祭(ようさい)としなければならない。 16彼(かれ)らはイスラエルの人々(ひとびと)のうちから、全(まった)くわたしにささげられたものだからである。イスラエルの人々(ひとびと)のうちの初(はじ)めに生(うま)れた者(もの)、すなわち、すべてのういごの代(かわ)りに、わたしは彼(かれ)らを取(と)ってわたしのものとした。 17イスラエルの人々(ひとびと)のうちのういごは、人(ひと)も獣(けもの)も、みなわたしのものだからである。わたしはエジプトの地(ち)で、すべてのういごを撃(う)ち殺(ころ)した日(ひ)に、彼(かれ)らを聖別(せいべつ)してわたしのものとした。 18それでわたしはイスラエルの人々(ひとびと)のうちの、すべてのういごの代(かわ)りにレビびとを取(と)った。 19わたしはイスラエルの人々(ひとびと)のうちからレビびとを取(と)って、アロンとその子(こ)たちに与(あた)え、彼(かれ)らに会見(かいけん)の幕屋(まくや)で、イスラエルの人々(ひとびと)に代(かわ)って務(つとめ)をさせ、またイスラエルの人々(ひとびと)のために罪(つみ)のあがないをさせるであろう。これはイスラエルの人々(ひとびと)が、聖所(せいじょ)に近(ちか)づいて、イスラエルの人々(ひとびと)のうちに災(わざわい)の起(おこ)ることのないようにするためである」。

20モーセとアロン、およびイスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)は、すべて主(しゅ)がレビびとの事(こと)につき、モーセに命(めい)じられた所(ところ)にしたがって、レビびとに行(い)った、すなわち、イスラエルの人々(ひとびと)は、そのように彼(かれ)らに行(い)った。 21そこでレビびとは身(み)を清(きよ)め、その衣服(いふく)を洗(あら)った。アロンは彼(かれ)らを主(しゅ)の前(まえ)にささげて揺祭(ようさい)とした。アロンはまた彼(かれ)らのために、罪(つみ)のあがないをして彼(かれ)らを清(きよ)めた。 22こうして後(のち)、レビびとは会見(かいけん)の幕屋(まくや)にはいって、アロンとその子(こ)たちに仕(つか)えて務(つとめ)をした。すなわち、彼(かれ)らはレビびとの事(こと)について、主(しゅ)がモーセに命(めい)じられた所(ところ)にしたがって、そのように彼(かれ)らに行(い)った。

23主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 24「レビびとは次(つぎ)のようにしなければならない。すなわち、二十五歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)は務(つとめ)につき、会見(かいけん)の幕屋(まくや)の働(はたら)きをしなければならない。 25しかし、五十歳(さい)からは務(つとめ)の働(はたら)きを退(しりぞ)き、重(かさ)ねて務(つとめ)をしてはならない。 26ただ、会見(かいけん)の幕屋(まくや)でその兄弟(きょうだい)たちの務(つとめ)の助(たす)けをすることができる。しかし、務(つとめ)をしてはならない。あなたがレビびとにその務(つとめ)をさせるには、このようにしなければならない」。

第九章

1エジプトの国(くに)を出(で)た次(つぎ)の年(とし)の正月(しょうがつ)、主(しゅ)はシナイの荒野(あらの)でモーセに言(い)われた、 2「イスラエルの人々(ひとびと)に、過越(すぎこし)の祭(まつり)を定(さだ)めの時(とき)に行(おこな)わせなさい。 3この月(つき)の十四日(か)の夕暮(ゆうぐれ)、定(さだ)めの時(とき)に、それを行(おこな)わなければならない。あなたがたは、そのすべての定(さだ)めと、そのすべてのおきてにしたがって、それを行(おこな)わなければならない」。 4そこでモーセがイスラエルの人々(ひとびと)に、過越(すぎこし)の祭(まつり)を行(おこな)わなければならないと言(い)ったので、 5彼(かれ)らは正月(しょうがつ)の十四日(か)の夕暮(ゆうぐれ)、シナイの荒野(あらの)で過越(すぎこし)の祭(まつり)を行(おこな)った。すなわち、イスラエルの人々(ひとびと)は、すべて主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたようにおこなった。 6ところが人(ひと)の死体(したい)に触(ふ)れて身(み)を汚(けが)したために、その日(ひ)に過越(すぎこし)の祭(まつり)を行(おこな)うことのできない人々(ひとびと)があって、その日(ひ)モーセとアロンの前(まえ)にきて、 7その人々(ひとびと)は彼(かれ)に言(い)った、「わたしたちは人(ひと)の死体(したい)に触(ふ)れて身(み)を汚(けが)しましたが、なぜその定(さだ)めの時(とき)に、イスラエルの人々(ひとびと)と共(とも)に、主(しゅ)に供(そな)え物(もの)をささげることができないのですか」。 8モーセは彼(かれ)らに言(い)った、「しばらく待(ま)て。主(しゅ)があなたがたについて、どう仰(おお)せになるかを聞(き)こう」。

9主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 10「イスラエルの人々(ひとびと)に言(い)いなさい、『あなたがたのうち、また、あなたがたの子孫(しそん)のうち、死体(したい)に触(ふ)れて身(み)を汚(けが)した人(ひと)も、遠(とお)い旅路(たびじ)にある人(ひと)も、なお、過越(すぎこし)の祭(まつり)を主(しゅ)に対(たい)して行(おこな)うことができるであろう。 11すなわち、二月(にがつ)の十四日(か)の夕暮(ゆうぐれ)、それを行(おこな)い、種(たね)入(い)れぬパンと苦(く)菜(な)を添(そ)えて、それを食(た)べなければならない。 12これを少(すこ)しでも朝(あさ)まで残(のこ)しておいてはならない。またその骨(ほね)は一本(ぽん)でも折(お)ってはならない。過越(すぎこし)の祭(まつり)のすべての定(さだ)めにしたがってこれを行(おこな)わなければならない。 13しかし、その身(み)は清(きよ)く、旅(たび)に出(で)てもいないのに、過越(すぎこし)の祭(まつり)を行(おこな)わないときは、その人(ひと)は民(たみ)のうちから断(た)たれるであろう。このような人(ひと)は、定(さだ)めの時(とき)に主(しゅ)の供(そな)え物(もの)をささげないゆえ、その罪(つみ)を負(お)わなければならない。 14もし他国(たこく)の人(ひと)が、あなたがたのうちに寄留(きりゅう)していて、主(しゅ)に対(たい)して過越(すぎこし)の祭(まつり)を行(おこな)おうとするならば、過越(すぎこし)の祭(まつり)の定(さだ)めにより、そのおきてにしたがって、これを行(おこな)わなければならない。あなたがたは他国(たこく)の人(ひと)にも、自国(じこく)の人(ひと)にも、同一(どういつ)の定(さだ)めを用(もち)いなければならない』」。

15幕屋(まくや)を建(た)てた日(ひ)に、雲(くも)は幕屋(まくや)をおおった。すれはすなわち、あかしの幕屋(まくや)であって、夕(ゆう)には、幕屋(まくや)の上(うえ)に、雲(くも)は火(ひ)のように見(み)えて、朝(あさ)にまで及(およ)んだ。 16常(つね)にそうであって、昼(ひる)は雲(くも)がそれをおおい、夜(よる)は火(ひ)のように見(み)えた。 17雲(くも)が幕屋(まくや)を離(はな)れてのぼる時(とき)は、イスラエルの人々(ひとびと)は、ただちに道(みち)に進(すす)んだ。また雲(くも)がとどまる所(ところ)に、イスラエルの人々(ひとびと)は宿営(しゅくえい)した。 18すなわち、イスラエルの人々(ひとびと)は、主(しゅ)の命(めい)によって道(みち)に進(すす)み、主(しゅ)の命(めい)によって宿営(しゅくえい)し、幕屋(まくや)の上(うえ)に雲(くも)がとどまっている間(あいだ)は、宿営(しゅくえい)していた。 19幕屋(まくや)の上(うえ)に、日(ひ)久(ひさ)しく雲(くも)のとどまる時(とき)は、イスラエルの人々(ひとびと)は主(しゅ)の言(い)いつけを守(まも)って、道(みち)に進(すす)まなかった。 20また幕屋(まくや)の上(うえ)に、雲(くも)のとどまる日(ひ)の少(すく)ない時(とき)もあったが、彼(かれ)らは、ただ主(しゅ)の命(めい)にしたがって宿営(しゅくえい)し、主(しゅ)の命(めい)にしたがって、道(みち)に進(すす)んだ。 21また雲(くも)は夕(ゆう)から朝(あさ)まで、とどまることもあったが、朝(あさ)になって、雲(くも)がのぼる時(とき)は、彼(かれ)らは道(みち)に進(すす)んだ。また昼(ひる)でも夜(よる)でも、雲(くも)がのぼる時(とき)は、彼(かれ)らは道(みち)に進(すす)んだ。 22ふつかでも、一か月(げつ)でも、あるいはそれ以上(いじょう)でも、幕屋(まくや)の上(うえ)に、雲(くも)がとどまっている間(あいだ)は、イスラエルの人々(ひとびと)は宿営(しゅくえい)していて、道(みち)に進(すす)まなかったが、それがのぼると道(みち)に進(すす)んだ。 23すなわち、彼(かれ)らは主(しゅ)の命(めい)にしたがって宿営(しゅくえい)し、主(しゅ)の命(めい)にしたがって道(みち)に進(すす)み、モーセによって、主(しゅ)が命(めい)じられたとおりに、主(しゅ)の言(い)いつけを守(まも)った。

第一〇章

1主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 2「銀(ぎん)のラッパを二本(ほん)つくりなさい。すなわち、打物(うちもの)造(つく)りとし、それで会衆(かいしゅう)を呼(よ)び集(あつ)め、また宿営(しゅくえい)を進(すす)ませなさい。 3この二つを吹(ふ)くときは、全(ぜん)会衆(かいしゅう)が会見(かいけん)の幕屋(まくや)の入口(いりぐち)に、あなたの所(ところ)に集(あつ)まってこなければならない。 4もしその一つだけを吹(ふ)くときは、イスラエルの氏族(しぞく)の長(ちょう)であるつかさたちが、あなたの所(ところ)に集(あつ)まってこなければならない。 5またあなたがたが警報(けいほう)を吹(ふ)き鳴(な)らす時(とき)は、東(ひがし)の方(ほう)の宿営(しゅくえい)が、道(みち)に進(すす)まなければならない。 6二度目(どめ)の警報(けいほう)を吹(ふ)き鳴(な)らす時(とき)は、南(みなみ)の方(ほう)の宿営(しゅくえい)が、道(みち)に進(すす)まなければならない。すべて道(みち)に進(すす)む時(とき)は、警報(けいほう)を吹(ふ)き鳴(な)らさなければならない。 7また会衆(かいしゅう)を集(あつ)める時(とき)にも、ラッパを吹(ふ)き鳴(な)らすが、警報(けいほう)は吹(ふ)き鳴(な)らしてはならない。 8アロンの子(こ)である祭司(さいし)たちが、ラッパを吹(ふ)かなければならない。これはあなたがたが、代々(よよ)ながく守(まも)るべき定(さだ)めとしなければならない。 9また、あなたがたの国(くに)で、あなたがたをしえたげるあだとの戦(たたか)いに出(で)る時(とき)は、ラッパをもって、警報(けいほう)を吹(ふ)き鳴(な)らさなければならない。そうするならば、あなたがたは、あなたがたの神(かみ)、主(しゅ)に覚(おぼ)えられて、あなたがたの敵(てき)から救(すく)われるであろう。 10また、あなたがたの喜(よろこ)びの日(ひ)、あなたがたの祝(いわ)いの時(とき)、および月々(つきづき)の第(だい)一日(にち)には、あなたがたの燔祭(はんさい)と酬恩祭(しゅうおんさい)の犠牲(ぎせい)をささげるに当(あた)って、ラッパを吹(ふ)き鳴(な)らさなければならない。そうするならば、あなたがたの神(かみ)は、それによって、あなたがたを覚(おぼ)えられるであろう。わたしはあなたがたの神(かみ)、主(しゅ)である」。

11第(だい)二年(ねん)の二月(にがつ)二十日(はつか)に、雲(くも)があかしの幕屋(まくや)を離(はな)れてのぼったので、 12イスラエルの人々(ひとびと)は、シナイの荒野(あらの)を出(で)て、その旅路(たびじ)に進(すす)んだが、パランの荒野(あらの)に至(いた)って、雲(くも)はとどまった。 13こうして彼(かれ)らは、主(しゅ)がモーセによって、命(めい)じられたところにしたがって、道(みち)に進(すす)むことを始(はじ)めた。 14先頭(せんとう)には、ユダの子(こ)たちの宿営(しゅくえい)の旗(はた)が、その部隊(ぶたい)を従(したが)えて進(すす)んだ。ユダの部隊(ぶたい)の長(ちょう)はアミナダブの子(こ)ナション、 15イッサカルの子(こ)たちの部族(ぶぞく)の部隊(ぶたい)の長(ちょう)はツアルの子(こ)ネタニエル、 16ゼブルンの子(こ)たちの部族(ぶぞく)の部隊(ぶたい)の長(ちょう)はヘロンの子(こ)エリアブであった。

17そして幕屋(まくや)は取(と)りくずされ、ゲルションの子(こ)たち、およびメラリの子(こ)たちは幕屋(まくや)を運(はこ)び進(すす)んだ。 18次(つぎ)にルベンの宿営(しゅくえい)の旗(はた)が、その部隊(ぶたい)を従(したが)えて進(すす)んだ。ルベンの部隊(ぶたい)の長(ちょう)はシデウルの子(こ)エリヅル、 19シメオンの子(こ)たちの部族(ぶぞく)の部隊(ぶたい)の長(ちょう)はツリシャダイの子(こ)シルミエル、 20ガドの子(こ)たちの部族(ぶぞく)の部隊(ぶたい)の長(ちょう)はデウエルの子(こ)エリアサフであった。

21そしてコハテびとは聖(せい)なる物(もの)を運(はこ)び進(すす)んだ。これが着(つ)くまでに、人々(ひとびと)は幕屋(まくや)を建(た)て終(おわ)るのである。 22次(つぎ)にエフライムの子(こ)たちの宿営(しゅくえい)の旗(はた)が、その部隊(ぶたい)を従(したが)えて進(すす)んだ。エフライムの部隊(ぶたい)の長(ちょう)はアミホデの子(こ)エリシャマ、 23マナセの子(こ)たちの部族(ぶぞく)の部隊(ぶたい)の長(ちょう)はパダヅルの子(こ)ガマリエル、 24ベニヤミンの子(こ)たちの部族(ぶぞく)の部隊(ぶたい)の長(ちょう)はギデオニの子(こ)アビダンであった。

25次(つぎ)にダンの子(こ)たちの宿営(しゅくえい)の旗(はた)が、その部隊(ぶたい)を従(したが)えて進(すす)んだ。この部隊(ぶたい)はすべての宿営(しゅくえい)のしんがりであった。ダンの部隊(ぶたい)の長(ちょう)はアミシャダイの子(こ)アヒエゼル、 26アセルの子(こ)たちの部族(ぶぞく)の部隊(ぶたい)の長(ちょう)はオクランの子(こ)パギエル、 27ナフタリの子(こ)たちの部族(ぶぞく)の部隊(ぶたい)の長(ちょう)はエナンの子(こ)アヒラであった。 28イスラエルの人々(ひとびと)が、その道(みち)に進(すす)む時(とき)は、このように、その部隊(ぶたい)に従(したが)って進(すす)んだ。

29さて、モーセは、妻(つま)の父(ちち)、ミデヤンびとリウエルの子(こ)ホバブに言(い)った、「わたしたちは、かつて主(しゅ)がおまえたちに与(あた)えると約束(やくそく)された所(ところ)に向(む)かって進(すす)んでいます。あなたも一緒(いっしょ)においでください。あなたが幸福(こうふく)になられるようにいたしましょう。主(しゅ)がイスラエルに幸福(こうふく)を約束(やくそく)されたのですから」。 30彼(かれ)はモーセに言(い)った、「わたしは行(い)きません。わたしは国(くに)に帰(かえ)って、親族(しんぞく)のもとに行(い)きます」。 31モーセはまた言(い)った、「どうかわたしたちを見捨(みす)てないでください。あなたは、わたしたちが荒野(あらの)のどこに宿営(しゅくえい)すべきかを御存(ごぞん)じですから、わたしたちの目(め)となってください。 32もしあなたが一緒(いっしょ)においでくださるなら、主(しゅ)がわたしたちに賜(たま)わる幸福(こうふく)をあなたにも及(およ)ぼしましょう」。

33こうして彼(かれ)らは主(しゅ)の山(やま)を去(さ)って、三日(か)の行程(こうてい)を進(すす)んだ。主(しゅ)の契約(けいやく)の箱(はこ)は、その三日(か)の行程(こうてい)の間(あいだ)、彼(かれ)らに先立(さきだ)って行(い)き、彼(かれ)らのために休(やす)む所(ところ)を尋(たず)ねもとめた。 34彼(かれ)らが宿営(しゅくえい)を出(で)て、道(みち)に進(すす)むとき、昼(ひる)は主(しゅ)の雲(くも)が彼(かれ)らの上(うえ)にあった。

35契約(けいやく)の箱(はこ)の進(すす)むときモーセは言(い)った、
「主(しゅ)よ、立(た)ちあがってください。
あなたの敵(てき)は打(う)ち散(ち)らされ、
あなたを憎(にく)む者(もの)どもは、
あなたの前(まえ)から逃(に)げ去(さ)りますように」。
36またそのとどまるとき、彼(かれ)は言(い)った、
「主(しゅ)よ、帰(かえ)ってきてください、
イスラエルのちよろずの人(ひと)に」。

第一一章

1さて、民(たみ)は災難(さいなん)に会(あ)っている人(ひと)のように、主(しゅ)の耳(みみ)につぶやいた。主(しゅ)はこれを聞(き)いて怒(いか)りを発(はっ)せられ、主(しゅ)の火(ひ)が彼(かれ)らのうちに燃(も)えあがって、宿営(しゅくえい)の端(はし)を焼(や)いた。 2そこで民(たみ)はモーセにむかって叫(さけ)んだ。モーセが主(しゅ)に祈(いの)ったので、その火(ひ)はしずまった。 3主(しゅ)の火(ひ)が彼(かれ)らのうちに燃(も)えあがったことによって、その所(ところ)の名(な)はタベラと呼(よ)ばれた。

4また彼(かれ)らのうちにいた多(おお)くの寄(よ)り集(あつ)まりびとは欲心(よくしん)を起(おこ)し、イスラエルの人々(ひとびと)もまた再(ふたた)び泣(な)いて言(い)った、「ああ、肉(にく)が食(た)べたい。 5われわれは思(おも)い起(おこ)すが、エジプトでは、ただで、魚(うお)を食(た)べた。きゅうりも、すいかも、にらも、たまねぎも、そして、にんにくも。 6しかし、いま、われわれの精根(せいこん)は尽(つ)きた。われわれの目(め)の前(まえ)には、このマナのほか何(なに)もない」。

7マナは、こえんどろの実(み)のようで、色(いろ)はブドラクの色(いろ)のようであった。 8民(たみ)は歩(ある)きまわって、これを集(あつ)め、ひきうすでひき、または、うすでつき、かまで煮(に)て、これをもちとした。その味(あじ)は油(あぶら)菓子(かし)の味(あじ)のようであった。 9夜(よる)、宿営(しゅくえい)の露(つゆ)がおりるとき、マナはそれと共(とも)に降(ふ)った。

10モーセは、民(たみ)が家(いえ)ごとに、おのおのその天幕(てんまく)の入口(いりぐち)で泣(な)くのを聞(き)いた。そこで主(しゅ)は激(はげ)しく怒(いか)られ、またモーセは不快(ふかい)に思(おも)った。 11そして、モーセは主(しゅ)に言(い)った、「あなたはなぜ、しもべに悪(わる)い仕打(しう)ちをされるのですか。どうしてわたしはあなたの前(まえ)に恵(めぐ)みを得(え)ないで、このすべての民(たみ)の重荷(おもに)を負(お)わされるのですか。 12わたしがこのすべての民(たみ)を、はらんだのですか。わたしがこれを生(う)んだのですか。そうではないのに、あなたはなぜわたしに『養(やしな)い親(おや)が乳児(にゅうじ)を抱(だ)くように、彼(かれ)らをふところに抱(だ)いて、あなたが彼(かれ)らの先祖(せんぞ)たちに誓(ちか)われた地(ち)に行(い)け』と言(い)われるのですか。 13わたしはどこから肉(にく)を獲(え)て、このすべての民(たみ)に与(あた)えることができましょうか。彼(かれ)らは泣(な)いて、『肉(にく)を食(た)べさせよ』とわたしに言(い)っているのです。 14わたしひとりでは、このすべての民(たみ)を負(お)うことができません。それはわたしには重(おも)過(す)ぎます。 15もしわたしがあなたの前(まえ)に恵(めぐ)みを得(え)ますならば、わたしにこのような仕打(しう)ちをされるよりは、むしろ、ひと思(おも)いに殺(ころ)し、このうえ苦(くる)しみに会(あ)わせないでください」。

16主(しゅ)はモーセに言(い)われた、「イスラエルの長老(ちょうろう)たちのうち、民(たみ)の長老(ちょうろう)となり、つかさとなるべきことを、あなたが知(し)っている者(もの)七十人(にん)をわたしのもとに集(あつ)め、会見(かいけん)の幕屋(まくや)に連(つ)れてきて、そこにあなたと共(とも)に立(た)たせなさい。 17わたしは下(くだ)って、その所(ところ)で、あなたと語(かた)り、またわたしはあなたの上(うえ)にある霊(れい)を、彼(かれ)らにも分(わ)け与(あた)えるであろう。彼(かれ)らはあなたと共(とも)に、民(たみ)の重荷(おもに)を負(お)い、あなたが、ただひとりで、それを負(お)うことのないようにするであろう。 18あなたはまた民(たみ)に言(い)いなさい、『あなたがたは身(み)を清(きよ)めて、あすを待(ま)ちなさい。あなたがたは肉(にく)を食(た)べることができるであろう。あなたがたが泣(な)いて主(しゅ)の耳(みみ)に、わたしたちは肉(にく)が食(た)べたい。エジプトにいた時(とき)は良(よ)かったと言(い)ったからである。それゆえ、主(しゅ)はあなたがたに肉(にく)を与(あた)えて食(た)べさせられるであろう。 19あなたがたがそれを食(た)べるのは、一日(にち)や二日(ふつか)や五日(か)や十日(か)や二十日(はつか)ではなく、 20一か月(げつ)に及(およ)び、ついにあなたがたの鼻(はな)から出(で)るようになり、あなたがたは、それに飽(あ)き果(は)てるであろう。それはあなたがたのうちにおられる主(しゅ)を軽(かる)んじて、その前(まえ)に泣(な)き、なぜ、わたしたちはエジプトから出(で)てきたのだろうと言(い)ったからである』」。 21モーセは言(い)った、「わたしと共(とも)におる民(たみ)は徒歩(とほ)の男子(だんし)だけでも六十万です。ところがあなたは、『わたしは彼(かれ)らに肉(にく)を与(あた)えて一か月(げつ)のあいだ食(た)べさせよう』と言(い)われます。 22羊(ひつじ)と牛(うし)の群(む)れを彼(かれ)らのためにほふって、彼(かれ)らを飽(あ)きさせるというのですか。海(うみ)のすべての魚(うお)を彼(かれ)らのために集(あつ)めて、彼(かれ)らを飽(あ)きさせるというのですか」。 23主(しゅ)はモーセに言(い)われた、「主(しゅ)の手(て)は短(みじか)かろうか。あなたは、いま、わたしの言葉(ことば)の成(な)るかどうかを見(み)るであろう」。

24この時(とき)モーセは出(で)て、主(しゅ)の言葉(ことば)を民(たみ)に告(つ)げ、民(たみ)の長老(ちょうろう)たち七十人(にん)を集(あつ)めて、幕屋(まくや)の周囲(しゅうい)に立(た)たせた。 25主(しゅ)は雲(くも)のうちにあって下(くだ)り、モーセと語(かた)られ、モーセの上(うえ)にある霊(れい)を、その七十人(にん)の長老(ちょうろう)たちにも分(わ)け与(あた)えられた。その霊(れい)が彼(かれ)らの上(うえ)にとどまった時(とき)、彼(かれ)らは預言(よげん)した。ただし、その後(のち)は重(かさ)ねて預言(よげん)しなかった。

26その時(とき)ふたりの者(もの)が、宿営(しゅくえい)にとどまっていたが、ひとりの名(な)はエルダデと言(い)い、ひとりの名(な)はメダデといった。彼(かれ)らの上(うえ)にも霊(れい)がとどまった。彼(かれ)らは名(な)をしるされた者(もの)であったが、幕屋(まくや)に行(い)かなかったので、宿営(しゅくえい)のうちで預言(よげん)した。 27時(とき)にひとりの若者(わかもの)が走(はし)ってきて、モーセに告(つ)げて言(い)った、「エルダデとメダデとが宿営(しゅくえい)のうちで預言(よげん)しています」。 28若(わか)い時(とき)からモーセの従者(じゅうしゃ)であったヌンの子(こ)ヨシュアは答(こた)えて言(い)った、「わが主(しゅ)、モーセよ、彼(かれ)らをさし止(と)めてください」。 29モーセは彼(かれ)に言(い)った、「あなたは、わたしのためを思(おも)って、ねたみを起(おこ)しているのか。主(しゅ)の民(たみ)がみな預言者(よげんしゃ)となり、主(しゅ)がその霊(れい)を彼(かれ)らに与(あた)えられることは、願(ねが)わしいことだ」。 30こうしてモーセはイスラエルの長老(ちょうろう)たちと共(とも)に、宿営(しゅくえい)に引(ひ)きあげた。

31さて、主(しゅ)のもとから風(かぜ)が起(おこ)り、海(うみ)の向(む)こうから、うずらを運(はこ)んできて、これを宿営(しゅくえい)の近(ちか)くに落(おと)した。その落(お)ちた範囲(はんい)は、宿営(しゅくえい)の周囲(しゅうい)で、こちら側(がわ)も、おおよそ一日(にち)の行程(こうてい)、あちら側(がわ)も、おおよそ一日(にち)の行程(こうてい)、地面(じめん)から高(たか)さおおよそ二キュビトであった。 32そこで民(たみ)は立(た)ち上(あ)がってその日(ひ)は終日(しゅうじつ)、その夜(よ)は終夜(しゅうや)、またその次(つぎ)の日(ひ)も終日(しゅうじつ)、うずらを集(あつ)めたが、集(あつ)める事(こと)の最(もっと)も少(すく)ない者(もの)も、十ホメルほど集(あつ)めた。彼(かれ)らはみな、それを宿営(しゅくえい)の周囲(しゅうい)に広(ひろ)げておいた。 33その肉(にく)がなお、彼(かれ)らの歯(は)の間(あいだ)にあって食(た)べつくさないうちに、主(しゅ)は民(たみ)にむかって怒(いか)りを発(はっ)し、主(しゅ)は非常(ひじょう)に激(はげ)しい疫病(えきびょう)をもって民(たみ)を撃(う)たれた。 34これによって、その所(ところ)の名(な)はキブロテ・ハッタワと呼(よ)ばれた。欲心(よくしん)を起(おこ)した民(たみ)を、そこに埋(う)めたからである。 35キブロテ・ハッタワから、民(たみ)はハゼロテに進(すす)み、ハゼロテにとどまった。

第一二章

1モーセはクシの女(おんな)をめとっていたが、そのクシの女(おんな)をめとったゆえをもって、ミリアムとアロンはモーセを非難(ひなん)した。 2彼(かれ)らは言(い)った、「主(しゅ)はただモーセによって語(かた)られるのか。われわれによっても語(かた)られるのではないのか」。主(しゅ)はこれを聞(き)かれた。 3モーセはその人(ひと)となり柔和(にゅうわ)なこと、地上(ちじょう)のすべての人(ひと)にまさっていた。 4そこで、主(しゅ)は突然(とつぜん)モーセとアロン、およびミリアムにむかって「あなたがた三人(にん)、会見(かいけん)の幕屋(まくや)に出(で)てきなさい」と言(い)われたので、彼(かれ)ら三人(にん)は出(で)てきたが、 5主(しゅ)は雲(くも)の柱(はしら)のうちにあって下(くだ)り、幕屋(まくや)の入口(いりぐち)に立(た)って、アロンとミリアムを呼(よ)ばれた。彼(かれ)らふたりが進(すす)み出(で)ると、 6彼(かれ)らに言(い)われた、「あなたがたは、いま、わたしの言葉(ことば)を聞(き)きなさい。あなたがたのうちに、もし、預言者(よげんしゃ)があるならば、主(しゅ)なるわたしは幻(まぼろし)をもって、これにわたしを知(し)らせ、また夢(ゆめ)をもって、これと語(かた)るであろう。 7しかし、わたしのしもべモーセとは、そうではない。彼(かれ)はわたしの全家(ぜんか)に忠信(ちゅうしん)なる者(もの)である。 8彼(かれ)とは、わたしは口(くち)ずから語(かた)り、明(あき)らかに言(い)って、なぞを使(つか)わない。彼(かれ)はまた主(しゅ)の形(かたち)を見(み)るのである。なぜ、あなたがたはわたしのしもべモーセを恐(おそ)れず非難(ひなん)するのか」。

9主(しゅ)は彼(かれ)らにむかい怒(いか)りを発(はっ)して去(さ)られた。 10雲(くも)が幕屋(まくや)の上(うえ)を離(はな)れ去(さ)った時(とき)、ミリアムは、らい病(びょう)となり、その身(み)は雪(ゆき)のように白(しろ)くなった。アロンがふり返(かえ)ってミリアムを見(み)ると、彼女(かのじょ)はらい病(びょう)になっていた。 11そこで、アロンはモーセに言(い)った、「ああ、わが主(しゅ)よ、わたしたちは愚(おろ)かなことをして罪(つみ)を犯(おか)しました。どうぞ、その罰(ばつ)をわたしたちに受(う)けさせないでください。 12どうぞ彼女(かのじょ)を母(はは)の胎(たい)から肉(にく)が半(なか)ば滅(ほろ)びうせて出(で)る死人(しにん)のようにしないでください」。 13その時(とき)モーセは主(しゅ)に呼(よ)ばわって言(い)った、「ああ、神(かみ)よ、どうぞ彼女(かのじょ)をいやしてください」。 14主(しゅ)はモーセに言(い)われた、「彼女(かのじょ)の父(ちち)が彼女(かのじょ)の顔(かお)につばきしてさえ、彼女(かのじょ)は七日(なぬか)のあいだ、恥(は)じて身(み)を隠(かく)すではないか。彼女(かのじょ)を七日(なぬか)のあいだ、宿営(しゅくえい)の外(そと)で閉(と)じこめておかなければならない。その後(のち)、連(つ)れもどしてもよい」。 15そこでミリアムは七日(なぬか)のあいだ、宿営(しゅくえい)の外(そと)で閉(と)じこめられた。民(たみ)はミリアムが連(つ)れもどされるまでは、道(みち)に進(すす)まなかった。 16その後(のち)、民(たみ)はハゼロテを立(た)って進(すす)み、パランの荒野(あらの)に宿営(しゅくえい)した。

第一三章

1主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 2「人(ひと)をつかわして、わたしがイスラエルの人々(ひとびと)に与(あた)えるカナンの地(ち)を探(さぐ)らせなさい。すなわち、その父祖(ふそ)の部族(ぶぞく)ごとに、すべて彼(かれ)らのうちのつかさたる者(もの)ひとりずつをつかわしなさい」。 3モーセは主(しゅ)の命(めい)にしたがって、パランの荒野(あらの)から彼(かれ)らをつかわした。その人々(ひとびと)はみなイスラエルの人々(ひとびと)のかしらたちであった。 4彼(かれ)らの名(な)は次(つぎ)のとおりである。ルベンの部族(ぶぞく)ではザックルの子(こ)シャンマ、 5シメオンの部族(ぶぞく)ではホリの子(こ)シャパテ、 6ユダの部族(ぶぞく)ではエフンネの子(こ)カレブ、 7イッサカルの部族(ぶぞく)ではヨセフの子(こ)イガル、 8エフライムの部族(ぶぞく)ではヌンの子(こ)ホセア、 9ベニヤミンの部族(ぶぞく)ではラフの子(こ)パルテ、 10ゼブルンの部族(ぶぞく)ではソデの子(こ)ガデエル、 11ヨセフの部族(ぶぞく)すなわち、マナセの部族(ぶぞく)ではスシの子(こ)ガデ、 12ダンの部族(ぶぞく)ではゲマリの子(こ)アンミエル、 13アセルの部族(ぶぞく)ではミカエルの子(こ)セトル、 14ナフタリの部族(ぶぞく)ではワフシの子(こ)ナヘビ、 15ガドの部族(ぶぞく)ではマキの子(こ)ギウエル。 16以上(いじょう)はモーセがその地(ち)を探(さぐ)らせるためにつかわした人々(ひとびと)の名(な)である。そしてモーセはヌンの子(こ)ホセアをヨシュアと名(な)づけた。

17モーセは彼(かれ)らをつかわし、カナンの地(ち)を探(さぐ)らせようとして、これに言(い)った、「あなたがたはネゲブに行(い)って、山(やま)に登(のぼ)り、 18その地(ち)の様子(ようす)を見(み)、そこに住(す)む民(たみ)は、強(つよ)いか弱(よわ)いか、少(すく)ないか多(おお)いか、 19また彼(かれ)らの住(す)んでいる地(ち)は、良(よ)いか悪(わる)いか。人々(ひとびと)の住(す)んでいる町々(まちまち)は、天幕(てんまく)か、城壁(じょうへき)のある町(まち)か、 20その地(ち)は、肥(こ)えているか、やせているか、そこには、木(き)があるかないかを見(み)なさい。あなたがたは、勇(いさ)んで行(い)って、その地(ち)のくだものを取(と)ってきなさい」。時(とき)は、ぶどうの熟(じゅく)し始(はじ)める季節(きせつ)であった。

21そこで、彼(かれ)らはのぼっていって、その地(ち)をチンの荒野(あらの)からハマテの入口(いりぐち)に近(ちか)いレホブまで探(さぐ)った。 22彼(かれ)らはネゲブにのぼって、ヘブロンまで行(い)った。そこにはアナクの子孫(しそん)であるアヒマン、セシャイ、およびタルマイがいた。ヘブロンはエジプトのゾアンよりも七年(ねん)前(まえ)に建(た)てられたものである。 23ついに彼(かれ)らはエシコルの谷(たに)に行(い)って、そこで一ふさのぶどうの枝(えだ)を切(き)り取(と)り、これを棒(ぼう)をもって、ふたりでかつぎ、また、ざくろといちじくをも取(と)った。 24イスラエルの人々(ひとびと)が、そこで切(き)り取(と)ったぶどうの一ふさにちなんで、その所(ところ)はエシコルの谷(たに)と呼(よ)ばれた。

25四十日(にち)の後(のち)、彼(かれ)らはその地(ち)を探(さぐ)り終(おわ)って帰(かえ)ってきた。 26そして、パランの荒野(あらの)にあるカデシにいたモーセとアロン、およびイスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)のもとに行(い)って、彼(かれ)らと全(ぜん)会衆(かいしゅう)とに復命(ふくめい)し、その地(ち)のくだものを彼(かれ)らに見(み)せた。 27彼(かれ)らはモーセに言(い)った、「わたしたちはあなたが、つかわした地(ち)へ行(い)きました。そこはまことに乳(ちち)と蜜(みつ)の流(なが)れている地(ち)です。これはそのくだものです。 28しかし、その地(ち)に住(す)む民(たみ)は強(つよ)く、その町々(まちまち)は堅固(けんご)で非常(ひじょう)に大(おお)きく、わたしたちはそこにアナクの子孫(しそん)がいるのを見(み)ました。 29またネゲブの地(ち)には、アマレクびとが住(す)み、山地(さんち)にはヘテびと、エブスびと、アモリびとが住(す)み、海(うみ)べとヨルダンの岸(きし)べには、カナンびとが住(す)んでいます」。

30そのとき、カレブはモーセの前(まえ)で、民(たみ)をしずめて言(い)った、「わたしたちはすぐにのぼって、攻(せ)め取(と)りましょう。わたしたちは必(かなら)ず勝(か)つことができます」。 31しかし、彼(かれ)とともにのぼって行(い)った人々(ひとびと)は言(い)った、「わたしたちはその民(たみ)のところへ攻(せ)めのぼることはできません。彼(かれ)らはわたしたちよりも強(つよ)いからです」。 32そして彼(かれ)らはその探(さぐ)った地(ち)のことを、イスラエルの人々(ひとびと)に悪(わる)く言(い)いふらして言(い)った、「わたしたちが行(い)き巡(めぐ)って探(さぐ)った地(ち)は、そこに住(す)む者(もの)を滅(ほろ)ぼす地(ち)です。またその所(ところ)でわたしたちが見(み)た民(たみ)はみな背(せ)の高(たか)い人々(ひとびと)です。 33わたしたちはまたそこで、ネピリムから出(で)たアナクの子孫(しそん)ネピリムを見(み)ました。わたしたちには自分(じぶん)が、いなごのように思(おも)われ、また彼(かれ)らにも、そう見(み)えたに違(ちが)いありません」。

第一四章

1そこで、会衆(かいしゅう)はみな声(こえ)をあげて叫(さけ)び、民(たみ)はその夜(よ)、泣(な)き明(あ)かした。 2またイスラエルの人々(ひとびと)はみなモーセとアロンにむかってつぶやき、全(ぜん)会衆(かいしゅう)は彼(かれ)らに言(い)った、「ああ、わたしたちはエジプトの国(くに)で死(し)んでいたらよかったのに。この荒野(あらの)で死(し)んでいたらよかったのに。 3なにゆえ、主(しゅ)はわたしたちをこの地(ち)に連(つ)れてきて、つるぎに倒(たお)れさせ、またわたしたちの妻子(さいし)をえじきとされるのであろうか。エジプトに帰(かえ)る方(ほう)が、むしろ良(よ)いではないか」。

4彼(かれ)らは互(たがい)に言(い)った、「わたしたちはひとりのかしらを立(た)てて、エジプトに帰(かえ)ろう」。 5そこで、モーセとアロンはイスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)の前(まえ)でひれふした。 6このとき、その地(ち)を探(さぐ)った者(もの)のうちのヌンの子(こ)ヨシュアとエフンネの子(こ)カレブは、その衣服(いふく)を裂(さ)き、 7イスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)に言(い)った、「わたしたちが行(い)き巡(めぐ)って探(さぐ)った地(ち)は非常(ひじょう)に良(よ)い地(ち)です。 8もし、主(しゅ)が良(よ)しとされるならば、わたしたちをその地(ち)に導(みちび)いて行(い)って、それをわたしたちにくださるでしょう。それは乳(ちち)と蜜(みつ)の流(なが)れている地(ち)です。 9ただ、主(しゅ)にそむいてはなりません。またその地(ち)の民(たみ)を恐(おそ)れてはなりません。彼(かれ)らはわたしたちの食(く)い物(もの)にすぎません。彼(かれ)らを守(まも)る者(もの)は取(す)り除(のぞ)かれます。主(しゅ)がわたしたちと共(とも)におられますから、彼(かれ)らを恐(おそ)れてはなりません」。 10ところが会衆(かいしゅう)はみな石(いし)で彼(かれ)らを撃(う)ち殺(ころ)そうとした。

そのとき、主(しゅ)の栄光(えいこう)が、会見(かいけん)の幕屋(まくや)からイスラエルのすべての人(ひと)に現(あらわ)れた。 11主(しゅ)はモーセに言(い)われた、「この民(たみ)はいつまでわたしを侮(あなど)るのか。わたしがもろもろのしるしを彼(かれ)らのうちに行(い)ったのに、彼(かれ)らはいつまでわたしを信(しん)じないのか。 12わたしは疫病(えきびょう)をもって彼(かれ)らを撃(う)ち滅(ほろ)ぼし、あなたを彼(かれ)らよりも大(おお)いなる強(つよ)い国民(こくみん)としよう」。

13モーセは主(しゅ)に言(い)った、「エジプトびとは、あなたが力(ちから)をもって、この民(たみ)を彼(かれ)らのうちから導(みちび)き出(だ)されたことを聞(き)いて、 14この地(ち)の住民(じゅうみん)に告(つ)げるでしょう。彼(かれ)らは、主(しゅ)なるあなたが、この民(たみ)のうちにおられ、主(しゅ)なるあなたが、まのあたり現(あらわ)れ、あなたの雲(くも)が、彼(かれ)らの上(うえ)にとどまり、昼(ひる)は雲(くも)の柱(はしら)のうちに、夜(よる)は火(ひ)の柱(はしら)のうちにあって、彼(かれ)らの前(まえ)に行(い)かれるのを聞(き)いたのです。 15いま、もし、あなたがこの民(たみ)をひとり残(のこ)らず殺(ころ)されるならば、あなたのことを聞(き)いた国民(こくみん)は語(かた)って、 16『主(しゅ)は与(あた)えると誓(ちか)った地(ち)に、この民(たみ)を導(みちび)き入(い)れることができなかったため、彼(かれ)らを荒野(あらの)で殺(ころ)したのだ』と言(い)うでしょう。 17どうぞ、あなたが約束(やくそく)されたように、いま主(しゅ)の大(おお)いなる力(ちから)を現(あらわ)してください。 18あなたはかつて、『主(しゅ)は怒(いか)ることおそく、いつくしみに富(と)み、罪(つみ)ととがをゆるす者(もの)、しかし、罰(ばつ)すべき者(もの)は、決(けっ)してゆるさず、父(ちち)の罪(つみ)を子(こ)に報(むく)いて、三、四代(だい)に及(およ)ぼす者(もの)である』と言(い)われました。 19どうぞ、あなたの大(おお)いなるいつくしみによって、エジプトからこのかた、今(いま)にいたるまで、この民(たみ)をゆるされたように、この民(たみ)の罪(つみ)をおゆるしください」。

20主(しゅ)は言(い)われた、「わたしはあなたの言葉(ことば)のとおりにゆるそう。 21しかし、わたしは生(い)きている。また主(しゅ)の栄光(えいこう)が、全(ぜん)世界(せかい)に満(み)ちている。 22わたしの栄光(えいこう)と、わたしがエジプトと荒野(あらの)で行(い)ったしるしを見(み)ながら、このように十度(ど)もわたしを試(こころ)みて、わたしの声(こえ)に聞(き)きしたがわなかった人々(ひとびと)はひとりも、 23わたしがかつて彼(かれ)らの先祖(せんぞ)たちに与(あた)えると誓(ちか)った地(ち)を見(み)ないであろう。またわたしを侮(あなど)った人々(ひとびと)も、それを見(み)ないであろう。 24ただし、わたしのしもべカレブは違(ちが)った心(こころ)をもっていて、わたしに完全(かんぜん)に従(したが)ったので、わたしは彼(かれ)が行(い)ってきた地(ち)に彼(かれ)を導(みちび)き入(い)れるであろう。彼(かれ)の子孫(しそん)はそれを所有(しょゆう)するにいたるであろう。 25谷(たに)にはアマレクびととカナンびとが住(す)んでいるから、あなたがたは、あす、身(み)をめぐらして紅海(こうかい)の道(みち)を荒野(あらの)へ進(すす)みなさい」。

26主(しゅ)はモーセとアロンに言(い)われた、 27「わたしにむかってつぶやくこの悪(わる)い会衆(かいしゅう)をいつまで忍(しの)ぶことができようか。わたしはイスラエルの人々(ひとびと)が、わたしにむかってつぶやくのを聞(き)いた。 28あなたは彼(かれ)らに言(い)いなさい、『主(しゅ)は言(い)われる、「わたしは生(い)きている。あなたがたが、わたしの耳(みみ)に語(かた)ったように、わたしはあなたがたにするであろう。 29あなたがたは死体(したい)となって、この荒野(あらの)に倒(たお)れるであろう。あなたがたのうち、わたしにむかってつぶやいた者(もの)、すなわち、すべて数(かぞ)えられた二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)はみな倒(たお)れるであろう。 30エフンネの子(こ)カレブと、ヌンの子(こ)ヨシュアのほかは、わたしがかつて、あなたがたを住(す)まわせようと、手(て)をあげて誓(ちか)った地(ち)に、はいることができないであろう。 31しかし、あなたがたが、えじきになるであろうと言(い)ったあなたがたの子供(こども)は、わたしが導(みちび)いて、はいるであろう。彼(かれ)らはあなたがたが、いやしめた地(ち)を知(し)るようになるであろう。 32しかしあなたがたは死体(したい)となってこの荒野(あらの)に倒(たお)れるであろう。 33あなたがたの子(こ)たちは、あなたがたの死体(したい)が荒野(あらの)に朽(く)ち果(は)てるまで四十年(ねん)のあいだ、荒野(あらの)で羊飼(ひつじかい)となり、あなたがたの不信(ふしん)の罪(つみ)を負(お)うであろう。 34あなたがたは、かの地(ち)を探(さぐ)った四十日(にち)の日(ひ)数(かず)にしたがい、その一日(にち)を一年(ねん)として、四十年(ねん)のあいだ、自分(じぶん)の罪(つみ)を負(お)い、わたしがあなたがたを遠(とお)ざかったことを知(し)るであろう」。 35主(しゅ)なるわたしがこれを言(い)う。わたしは必(かなら)ずわたしに逆(さか)らって集(あつ)まったこの悪(わる)い会衆(かいしゅう)に、これをことごとく行(おこな)うであろう。彼(かれ)らはこの荒野(あらの)に朽(く)ち、ここで死(し)ぬであろう』」。

36こうして、モーセにつかわされ、かの地(ち)を探(さぐ)りに行(い)き、帰(かえ)ってきて、その地(ち)を悪(わる)く言(い)い、全(ぜん)会衆(かいしゅう)を、モーセにむかって、つぶやかせた人々(ひとびと)、 37すなわち、その地(ち)を悪(わる)く言(い)いふらした人々(ひとびと)は、疫病(えきびょう)にかかって主(しゅ)の前(まえ)に死(し)んだが、 38その地(ち)を探(さぐ)りに行(い)った人々(ひとびと)のうち、ヌンの子(こ)ヨシュアと、エフンネの子(こ)カレブとは生(い)き残(のこ)った。

39モーセが、これらのことを、イスラエルのすべての人々(ひとびと)に告(つ)げたとき、民(たみ)は非常(ひじょう)に悲(かな)しみ、 40朝(あさ)早(はや)く起(お)きて山(やま)の頂(いただ)きに登(のぼ)って言(い)った、「わたしたちはここにいる。さあ、主(しゅ)が約束(やくそく)された所(ところ)へ上(のぼ)って行(い)こう。わたしたちは罪(つみ)を犯(おか)したのだから」。 41モーセは言(い)った、「あなたがたは、それをなし遂(と)げることもできないのに、どうして、そのように主(しゅ)の命(めい)にそむくのか。 42あなたがたは上(のぼ)って行(い)ってはならない。主(しゅ)があなたがたのうちにおられないから、あなたがたは敵(てき)の前(まえ)に、撃(う)ち破(やぶ)られるであろう。 43そこには、アマレクびとと、カナンびとがあなたがたの前(まえ)にいるから、あなたがたは、つるぎに倒(たお)れるであろう。あなたがたがそむいて、主(しゅ)に従(したが)わなかったゆえ、主(しゅ)はあなたがたと共(とも)におられないからである」。 44しかし、彼(かれ)らは、ほしいままに山(やま)の頂(いただき)に登(のぼ)った。ただし、主(しゅ)の契約(けいやく)の箱(はこ)と、モーセとは、宿営(しゅくえい)の中(なか)から出(で)なかった。 45そこで、その山(やま)に住(す)んでいたアマレクびとと、カナンびとが下(くだ)ってきて、彼(かれ)らを撃(う)ち破(やぶ)り、ホルマまで追(お)ってきた。

第一五章

1主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 2「イスラエルの人々(ひとびと)に言(い)いなさい、『あなたがたが、わたしの与(あた)えて住(す)ませる地(ち)に行(い)って、 3主(しゅ)に火祭(かさい)をささげる時(とき)、すなわち特別(とくべつ)の誓願(せいがん)の供(そな)え物(もの)、あるいは自発(じはつ)の供(そな)え物(もの)、あるいは祝(しゅく)のときの供(そな)え物(もの)として、牛(うし)または羊(ひつじ)を燔祭(はんさい)または犠牲(ぎせい)としてささげ、主(しゅ)に香(こう)ばしいかおりとするとき、 5その供(そな)え物(もの)を主(しゅ)にささげる者(もの)は、燔祭(はんさい)または犠牲(ぎせい)と共(とも)に、小羊(こひつじ)一頭(とう)ごとに、麦粉(むぎこ)一エパの十分(ぶん)の一に、油(あぶら)一ヒンの四分(ぶん)の一を混(ま)ぜたものを、素祭(そさい)としてささげ、ぶどう酒(しゅ)一ヒンの四分(ぶん)の一を、灌祭(かんさい)としてささげなければならない。 6もし、また雄羊(おひつじ)を用(もち)いるときは、麦粉(むぎこ)一エパの十分(ぶん)の二に、油(あぶら)一ヒンの三分(ぶん)の一を混(ま)ぜたものを、素祭(そさい)としてささげ、 7また、ぶどう酒(しゅ)一ヒンの三分(ぶん)の一を、灌祭(かんさい)としてささげて、主(しゅ)に香(こう)ばしいかおりとしなければならない。 8またあなたが特別(とくべつ)の誓願(せいがん)の供(そな)え物(もの)、あるいは酬恩祭(しゅうおんさい)を、主(しゅ)にささげる時(とき)、若(わか)い雄牛(おうし)を、燔祭(はんさい)または犠牲(ぎせい)とするならば、 9麦粉(むぎこ)一エパの十分(ぶん)の三に、油(あぶら)一ヒンの二分(ぶん)の一を混(ま)ぜたものを、素祭(そさい)として、若(わか)い雄牛(おうし)と共(とも)にささげ、 10また、ぶどう酒(しゅ)一ヒンの二分(ぶん)の一を、灌祭(かんさい)としてささげなければならない。これは火祭(かさい)であって、主(しゅ)に香(こう)ばしいかおりとするものである。

11雄牛(おうし)、あるいは雄羊(おひつじ)、あるいは小羊(こひつじ)、あるいは子(こ)やぎは、一頭(とう)ごとに、このようにしなければならない。 12すなわち、あなたがたのささげる数(かず)にてらし、その数(かず)にしたがって、一頭(とう)ごとに、このようにしなければならない。 13すべて国(くに)に生(うま)れた者(もの)が、火祭(かさい)をささげて、主(しゅ)に香(こう)ばしいかおりとするときは、このように、これらのことを行(おこな)わなければならない。 14またあなたがたのうちに寄留(きりゅう)している他国(たこく)人(じん)、またはあなたがたのうちに、代々(よよ)ながく住(す)む者(もの)が、火祭(かさい)をささげて、主(しゅ)に香(こう)ばしいかおりとしようとする時(とき)は、あなたがたがするように、その人(ひと)もしなければならない。 15会衆(かいしゅう)たる者(もの)は、あなたがたも、あなたがたのうちに寄留(きりゅう)している他国(たこく)人(じん)も、同一(どういつ)の定(さだ)めに従(したが)わなければならない。これは、あなたがたが代々(よよ)ながく守(まも)るべき定(さだ)めである。他国(たこく)の人(ひと)も、主(しゅ)の前(まえ)には、あなたがたと等(ひと)しくなければならない。 16すなわち、あなたがたも、あなたがたのうちに寄留(きりゅう)している他国(たこく)人(じん)も、同一(どういつ)の律法(りっぽう)、同一(どういつ)のおきてに従(したが)わなければならない』」。

17主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 18「イスラエルの人々(ひとびと)に言(い)いなさい、『わたしが導(みちび)いて行(い)く地(ち)に、あなたがたがはいって、 19その地(ち)の食物(しょくもつ)を食(た)べるとき、あなたがたは、ささげ物(もの)を主(しゅ)にささげなければならない。 20すなわち、麦粉(むぎこ)の初物(はつもの)で作(つく)った菓子(かし)を、ささげ物(もの)としなければならない。これを、打(う)ち場(ば)からのささげ物(もの)のように、ささげなければならない。 21あなたがたは代々(よよ)その麦粉(むぎこ)の初物(はつもの)で、主(しゅ)にささげ物(もの)をしなければならない。

22あなたがたが、もしあやまって、主(しゅ)がモーセに告(つ)げられたこのすべての戒(いまし)めを行(おこな)わず、 23主(しゅ)がモーセによって戒(いまし)めを与(あた)えられた日(ひ)からこのかた、代々(よよ)にわたり、あなたがたに命(めい)じられたすべての事(こと)を行(おこな)わないとき、 24すなわち、会衆(かいしゅう)が知(し)らずに、あやまって犯(おか)した時(とき)は、全(ぜん)会衆(かいしゅう)は若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)を、燔祭(はんさい)としてささげ、主(しゅ)に香(こう)ばしいかおりとし、これに素祭(そさい)と灌祭(かんさい)とを定(さだ)めのように加(くわ)え、また雄(お)やぎ一頭(とう)を、罪祭(ざいさい)としてささげなければならない。 25そして祭司(さいし)は、イスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)のために、罪(つみ)のあがないをしなければならない。そうすれば、彼(かれ)らはゆるされるであろう。それは過失(かしつ)だからである。彼(かれ)らはその過失(かしつ)のために、その供(そな)え物(もの)として、火祭(かさい)を主(しゅ)にささげ、また罪祭(ざいさい)を主(しゅ)の前(まえ)にささげなければならない。 26そうすれば、イスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)はゆるされ、また彼(かれ)らのうちに寄留(きりゅう)している他国(たこく)人(じん)も、ゆるされるであろう。民(たみ)はみな過失(かしつ)を犯(おか)したからである。

27もし人(ひと)があやまって罪(つみ)を犯(おか)す時(とき)は、一歳(さい)の雌(め)やぎ一頭(とう)を罪祭(ざいさい)としてささげなければならない。 28そして祭司(さいし)は、人(ひと)があやまって罪(つみ)を犯(おか)した時(とき)、そのあやまって罪(つみ)を犯(おか)した人(ひと)のために、主(しゅ)の前(まえ)に罪(つみ)のあがないをして、その罪(つみ)をあがなわなければならない。そうすれば、彼(かれ)はゆるされるであろう。 29イスラエルの人々(ひとびと)のうちの、国(くに)に生(うま)れた者(もの)でも、そのうちに寄留(きりゅう)している他国(たこく)人(じん)でも、あやまって罪(つみ)を犯(おか)す者(もの)には、あなたがたは同一(どういつ)の律法(りっぽう)を用(もち)いなければならない。 30しかし、国(くに)に生(うま)れた者(もの)でも、他国(たこく)の人(ひと)でも、故意(こい)に罪(つみ)を犯(おか)す者(もの)は主(しゅ)を汚(けが)すもので、その人(ひと)は民(たみ)のうちから断(た)たれなければならない。 31彼(かれ)は主(しゅ)の言葉(ことば)を侮(あなど)り、その戒(いまし)めを破(やぶ)ったのであるから、必(かなら)ず断(た)たれ、その罪(つみ)を負(お)わなければならない』」。

32イスラエルの人々(ひとびと)が荒野(あらの)におるとき、安息日(あんそくにち)にひとりの人(ひと)が、たきぎを集(あつ)めるのを見(み)た。 33そのたきぎを集(あつ)めるのを見(み)た人々(ひとびと)は、その人(ひと)をモーセとアロン、および全(ぜん)会衆(かいしゅう)のもとに連(つ)れてきたが、 34どう取(と)り扱(あつか)うべきか、まだ示(しめ)しを受(う)けていなかったので、彼(かれ)を閉(と)じ込(こ)めておいた。 35そのとき、主(しゅ)はモーセに言(い)われた、「その人(ひと)は必(かなら)ず殺(ころ)されなければならない。全(ぜん)会衆(かいしゅう)は宿営(しゅくえい)の外(そと)で、彼(かれ)を石(いし)で撃(う)ち殺(ころ)さなければならない」。 36そこで、全(ぜん)会衆(かいしゅう)は彼(かれ)を宿営(しゅくえい)の外(そと)に連(つ)れ出(だ)し、彼(かれ)を石(いし)で撃(う)ち殺(ころ)し、主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたようにした。

37主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 38「イスラエルの人々(ひとびと)に命(めい)じて、代々(よよ)その衣服(いふく)のすその四すみにふさをつけ、そのふさを青(あお)ひもで、すその四すみにつけさせなさい。 39あなたがたが、そのふさを見(み)て、主(しゅ)のもろもろの戒(いまし)めを思(おも)い起(おこ)して、それを行(おこな)い、あなたがたが自分(じぶん)の心(こころ)と、目(め)の欲(よく)に従(したが)って、みだらな行(おこな)いをしないためである。 40こうして、あなたがたは、わたしのもろもろの戒(いまし)めを思(おも)い起(おこ)して、それを行(おこな)い、あなたがたの神(かみ)に聖(せい)なる者(もの)とならなければならない。 41わたしはあなたがたの神(かみ)、主(しゅ)であって、あなたがたの神(かみ)となるために、あなたがたをエジプトの国(くに)から導(みちび)き出(だ)した者(もの)である。わたしはあなたがたの神(かみ)、主(しゅ)である」。

第一六章

1ここに、レビの子(こ)コハテの子(こ)なるイヅハルの子(こ)コラと、ルベンの子(こ)なるエリアブの子(こ)ダタンおよびアビラムと、ルベンの子(こ)なるペレテの子(こ)オンとが相(あい)結(むす)び、 2イスラエルの人々(ひとびと)のうち、会衆(かいしゅう)のうちから選(えら)ばれて、つかさとなった名(な)のある人々(ひとびと)二百五十人(にん)と共(とも)に立(た)って、モーセに逆(さか)らった。 3彼(かれ)らは集(あつ)まって、モーセとアロンとに逆(さか)らって言(い)った、「あなたがたは、分(ぶん)を越(こ)えています。全(ぜん)会衆(かいしゅう)は、ことごとく聖(せい)なるものであって、主(しゅ)がそのうちにおられるのに、どうしてあなたがたは、主(しゅ)の会衆(かいしゅう)の上(うえ)に立(た)つのですか」。 4モーセはこれを聞(き)いてひれ伏(ふ)した。 5やがて彼(かれ)はコラと、そのすべての仲間(なかま)とに言(い)った、「あす、主(しゅ)は、主(しゅ)につくものはだれ、聖(せい)なる者(もの)はだれであるかを示(しめ)して、その人(ひと)をみもとに近(ちか)づけられるであろう。すなわち、その選(えら)んだ人(ひと)を、みもとに近(ちか)づけられるであろう。 6それで、次(つぎ)のようにしなさい。コラとそのすべての仲間(なかま)とは、火(ひ)ざらを取(と)り、 7その中(なか)に火(ひ)を入(い)れ、それに薫香(くんこう)を盛(も)って、あす、主(しゅ)の前(まえ)に出(で)なさい。その時(とき)、主(しゅ)が選(えら)ばれる人(ひと)は聖(せい)なる者(もの)である。レビの子(こ)たちよ、あなたがたこそ、分(ぶん)を越(こ)えている」。 8モーセはまたコラに言(い)った、「レビの子(こ)たちよ、聞(き)きなさい。 9イスラエルの神(かみ)はあなたがたをイスラエルの会衆(かいしゅう)のうちから分(わ)かち、主(しゅ)に近(ちか)づかせて、主(しゅ)の幕屋(まくや)の務(つとめ)をさせ、かつ会衆(かいしゅう)の前(まえ)に立(た)って仕(つか)えさせられる。これはあなたがたにとって、小(ちい)さいことであろうか。 10神(かみ)はあなたとあなたの兄弟(きょうだい)なるレビの子(こ)たちをみな近(ちか)づけられた。あなたがたはなお、その上(うえ)に祭司(さいし)となることを求(もと)めるのか。 11あなたとあなたの仲間(なかま)は、みなそのために集(あつ)まって主(しゅ)に敵(てき)している。あなたがたはアロンをなんと思(おも)って、彼(かれ)に対(たい)してつぶやくのか」。

12モーセは人(ひと)をやって、エリアブの子(こ)ダタンとアビラムとを呼(よ)ばせたが、彼(かれ)らは言(い)った、「わたしたちは参(まい)りません。 13あなたは乳(ちち)と蜜(みつ)の流(なが)れる地(ち)から、わたしたちを導(みちび)き出(だ)して、荒野(あらの)でわたしたちを殺(ころ)そうとしている。これは小(ちい)さいことでしょうか。その上(うえ)、あなたはわたしたちに君臨(くんりん)しようとしている。 14かつまた、あなたはわたしたちを、乳(ちち)と蜜(みつ)の流(なが)れる地(ち)に導(みちび)いて行(い)かず、畑(はたけ)と、ぶどう畑(はたけ)とを嗣(し)業(ぎょう)として与(あた)えもしない。これらの人々(ひとびと)の目(め)をくらまそうとするのですか。わたしたちは参(まい)りません」。

15モーセは大(おお)いに怒(いか)って、主(しゅ)に言(い)った、「彼(かれ)らの供(そな)え物(もの)を顧(かえり)みないでください。わたしは彼(かれ)らから、ろば一頭(とう)をも取(と)ったことなく、また彼(かれ)らのひとりをも害(がい)したことはありません」。 16そしてモーセはコラに言(い)った、「あなたとあなたの仲間(なかま)はみなアロンと一緒(いっしょ)に、あす、主(しゅ)の前(まえ)に出(で)なさい。 17あなたがたは、おのおの火(ひ)ざらを取(と)って、それに薫香(くんこう)を盛(も)り、おのおのその火(ひ)ざらを主(しゅ)の前(まえ)に携(たずさ)えて行(い)きなさい。その火(ひ)ざらは会(あ)わせて二百五十。あなたとアロンも、おのおの火(ひ)ざらを携(たずさ)えて行(い)きなさい」。 18彼(かれ)らは、おのおの火(ひ)ざらを取(と)り、火(ひ)をその中(なか)に入(い)れ、それに薫香(くんこう)を盛(も)り、モーセとアロンも共(とも)に、会見(かいけん)の幕屋(まくや)の入口(いりぐち)に立(た)った。 19そのとき、コラは会衆(かいしゅう)を、ことごとく会見(かいけん)の幕屋(まくや)の入口(いりぐち)に集(あつ)めて、彼(かれ)らふたりに逆(さか)らわせようとしたが、主(しゅ)の栄光(えいこう)は全(ぜん)会衆(かいしゅう)に現(あらわ)れた。

20主(しゅ)はモーセとアロンに言(い)われた、 21「あなたがたはこの会衆(かいしゅう)を離(はな)れなさい。わたしはただちに彼(かれ)らを滅(ほろ)ぼすであろう」。 22彼(かれ)らふたりは、ひれ伏(ふ)して言(い)った、「神(かみ)よ、すべての肉(にく)なる者(もの)の命(いのち)の神(かみ)よ、このひとりの人(ひと)が、罪(つみ)を犯(おか)したからといって、あなたは全(ぜん)会衆(かいしゅう)に対(たい)して怒(いか)られるのですか」。 23主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 24「あなたは会衆(かいしゅう)に告(つ)げて、コラとダタンとアビラムのすまいの周囲(しゅうい)を去(さ)れと言(い)いなさい」。

25モーセは立(た)ってダタンとアビラムのもとに行(い)ったが、イスラエルの長老(ちょうろう)たちも、彼(かれ)に従(したが)って行(い)った。 26モーセは会衆(かいしゅう)に言(い)った、「どうぞ、あなたがたはこれらの悪(わる)い人々(ひとびと)の天幕(てんまく)を離(はな)れてください。彼(かれ)らのものには何(なに)にも触(ふ)れてはならない。彼(かれ)らのもろもろの罪(つみ)によって、あなたがたも滅(ほろ)ぼされてはいけないから」。 27そこで人々(ひとびと)はコラとダタンとアビラムのすまいの周囲(しゅうい)を離(はな)れ去(さ)った。そして、ダタンとアビラムとは、妻(つま)、子(こ)、および幼児(ようじ)と一緒(いっしょ)に出(で)て、天幕(てんまく)の入口(いりぐち)に立(た)った。 28モーセは言(い)った、「あなたがたは主(しゅ)がこれらのすべての事(こと)をさせるために、わたしをつかわされたこと、またわたしが、これを自分(じぶん)の心(こころ)にしたがって行(おこな)うものでないことを、次(つぎ)のことによって知(し)るであろう。 29すなわち、もしこれらの人々(ひとびと)が、普通(ふつう)の死(し)に方(かた)で死(し)に、普通(ふつう)の運命(うんめい)に会(あ)うのであれば、主(しゅ)がわたしをつかわされたのではない。 30しかし、主(しゅ)が新(あたら)しい事(こと)をされ、地(ち)が口(くち)を開(ひら)いて、これらの人々(ひとびと)と、それに属(ぞく)する者(もの)とを、ことごとくのみつくして、生(い)きながら陰府(よみ)に下(くだ)らせられるならば、あなたがたはこれらの人々(ひとびと)が、主(しゅ)を侮(あなど)ったのであることを知(し)らなければならない」。

31モーセが、これらのすべての言葉(ことば)を述(の)べ終(おわ)ったとき、彼(かれ)らの下(した)の土地(とち)が裂(さ)け、 32地(ち)は口(くち)を開(ひら)いて、彼(かれ)らとその家族(かぞく)、ならびにコラに属(ぞく)するすべての人々(ひとびと)と、すべての所有物(しょゆうぶつ)をのみつくした。 33すなわち、彼(かれ)らと、彼(かれ)らに属(ぞく)するものは、皆(みな)生(い)きながら陰府(よみ)に下(くだ)り、地(ち)はその上(うえ)を閉(と)じふさいで、彼(かれ)らは会衆(かいしゅう)のうちから、断(た)ち滅(ほろ)ぼされた。 34この時(とき)、その周囲(しゅうい)にいたイスラエルの人々(ひとびと)は、みな彼(かれ)らの叫(さけ)びを聞(き)いて逃(に)げ去(さ)り、「恐(おそ)らく地(ち)はわたしたちをも、のみつくすであろう」と言(い)った。 35また主(しゅ)のもとから火(ひ)が出(で)て、薫香(くんこう)を供(そな)える二百五十人(にん)をも焼(や)きつくした。

36主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 37「あなたは祭司(さいし)アロンの子(こ)エレアザルに告(つ)げて、その燃(も)える火(ひ)の中(なか)から、かの火(ひ)ざらを取(と)り出(だ)させ、その中(なか)の火(ひ)を遠(とお)く広(ひろ)くまき散(ち)らさせなさい。それらの火(ひ)ざらは聖(せい)となったから、 38罪(つみ)を犯(おか)して命(いのち)を失(うしな)った人々(ひとびと)の、これらの火(ひ)ざらを、広(ひろ)い延(の)べ板(いた)として、祭壇(さいだん)のおおいとしなさい。これは主(しゅ)の前(まえ)にささげられて、聖(せい)となったからである。こうして、これはイスラエルの人々(ひとびと)に、しるしとなるであろう」。 39そこで祭司(さいし)エレアザルは、かの焼(や)き殺(ころ)された人々(ひとびと)が供(そな)えた青銅(せいどう)の火(ひ)ざらを取(と)り、これを広(ひろ)く打(う)ち延(の)ばして、祭壇(さいだん)のおおいとし、 40これをイスラエルの人々(ひとびと)の記念(きねん)の物(もの)とした。これはアロンの子孫(しそん)でないほかの人(ひと)が、主(しゅ)の前(まえ)に近(ちか)づいて、薫香(くんこう)をたくことのないようにするため、またその人(ひと)がコラ、およびその仲間(なかま)のようにならないためである。すなわち、主(しゅ)がモーセによってエレアザルに言(い)われたとおりである。

41その翌日(よくじつ)、イスラエルの人々(ひとびと)の会衆(かいしゅう)は、みなモーセとアロンとにつぶやいて言(い)った、「あなたがたは主(しゅ)の民(たみ)を殺(ころ)しました」。 42会衆(かいしゅう)が集(あつ)まって、モーセとアロンとに逆(さか)らったとき、会見(かいけん)の幕屋(まくや)を望(のぞ)み見(み)ると、雲(くも)がこれをおおい、主(しゅ)の栄光(えいこう)が現(あらわ)れていた。 43モーセとアロンとが、会見(かいけん)の幕屋(まくや)の前(まえ)に行(い)くと、 44主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 45「あなたがたはこの会衆(かいしゅう)を離(はな)れなさい。わたしはただちに彼(かれ)らを滅(ほろ)ぼそう」。そこで彼(かれ)らふたりは、ひれ伏(ふ)した。 46モーセはアロンに言(い)った、「あなたは火(ひ)ざらを取(と)って、それに祭壇(さいだん)から取(と)った火(ひ)を入(い)れ、その上(うえ)に薫香(くんこう)を盛(も)り、急(いそ)いでそれを会衆(かいしゅう)のもとに持(も)って行(い)って、彼(かれ)らのために罪(つみ)のあがないをしなさい。主(しゅ)が怒(いか)りを発(はっ)せられ、疫病(えきびょう)がすでに始(はじ)まったからです」。 47そこで、アロンはモーセの言(い)ったように、それを取(と)って会衆(かいしゅう)の中(なか)に走(はし)って行(い)ったが、疫病(えきびょう)はすでに民(たみ)のうちに始(はじ)まっていたので、薫香(くんこう)をたいて、民(たみ)のために罪(つみ)のあがないをし、 48すでに死(し)んだ者(もの)と、なお生(い)きている者(もの)との間(あいだ)に立(た)つと、疫病(えきびょう)はやんだ。 49コラの事(こと)によって死(し)んだ者(もの)のほかに、この疫病(えきびょう)によって死(し)んだ者(もの)は一万四千七百人(にん)であった。 50アロンは会見(かいけん)の幕屋(まくや)の入口(いりぐち)にいるモーセのもとに帰(かえ)った。こうして疫病(えきびょう)はやんだ。

第一七章

1主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 2「イスラエルの人々(ひとびと)に告(つ)げて、彼(かれ)らのうちから、おのおのの父祖(ふそ)の家(いえ)にしたがって、つえ一本(ぽん)ずつを取(と)りなさい。すなわち、そのすべてのつかさたちから、父祖(ふそ)の家(いえ)にしたがって、つえ十二本(ほん)を取(と)り、その人々(ひとびと)の名(な)を、おのおのそのつえに書(か)きしるし、 3レビのつえにはアロンの名(な)を書(か)きしるしなさい。父祖(ふそ)の家(いえ)のかしらは、おのおののつえ一本(ぽん)を出(だ)すのだからである。 4そして、これらのつえを、わたしがあなたがたに会(あ)う会見(かいけん)の幕屋(まくや)の中(なか)の、あかしの箱(はこ)の前(まえ)に置(お)きなさい。 5わたしの選(えら)んだ人(ひと)のつえには、芽(め)が出(で)るであろう。こうして、わたしはイスラエルの人々(ひとびと)が、あなたがたにむかって、つぶやくのをやめさせるであろう」。 6モーセが、このようにイスラエルの人々(ひとびと)に語(かた)ったので、つかさたちはみな、その父祖(ふそ)の家(いえ)にしたがって、おのおの、つえ一本(ぽん)ずつを彼(かれ)に渡(わた)した。そのつえは合(あ)わせて十二本(ほん)。アロンのつえも、そのつえのうちにあった。 7モーセは、それらのつえを、あかしの幕屋(まくや)の中(なか)の、主(しゅ)の前(まえ)に置(お)いた。

8その翌日(よくじつ)、モーセが、あかしの幕屋(まくや)にはいって見(み)ると、レビの家(いえ)のために出(だ)したアロンのつえは芽(め)をふき、つぼみを出(だ)し、花(はな)が咲(さ)いて、あめんどうの実(み)を結(むす)んでいた。 9モーセがそれらのつえを、ことごとく主(しゅ)の前(まえ)から、イスラエルのすべての人(ひと)の所(ところ)に持(も)ち出(だ)したので、彼(かれ)らは見(み)て、おのおの自分(じぶん)のつえを取(と)った。 10主(しゅ)はモーセに言(い)われた、「アロンのつえを、あかしの箱(はこ)の前(まえ)に持(も)ち帰(かえ)り、そこに保存(ほぞん)して、そむく者(もの)どものために、しるしとしなさい。こうして、彼(かれ)らのわたしに対(たい)するつぶやきをやめさせ、彼(かれ)らの死(し)ぬのをまぬかれさせなければならない」。 11モーセはそのようにして、主(しゅ)が彼(かれ)に命(めい)じられたとおりに行(おこな)った。

12イスラエルの人々(ひとびと)は、モーセに言(い)った、「ああ、わたしたちは死(し)ぬ。破滅(はめつ)です、全滅(ぜんめつ)です。 13主(しゅ)の幕屋(まくや)に近(ちか)づく者(もの)が、みな死(し)ぬのであれば、わたしたちは死(し)に絶(た)えるではありませんか」。

第一八章

1そこで、主(しゅ)はアロンに言(い)われた、「あなたとあなたの子(こ)たち、およびあなたの父祖(ふそ)の家(いえ)の者(もの)は、聖所(せいじょ)に関(かん)する罪(つみ)を負(お)わなければならない。また、あなたとあなたの子(こ)たちとは、祭司(さいし)職(しょく)に関(かん)する罪(つみ)を負(お)わなければならない。 2あなたはまた、あなたの兄弟(きょうだい)なるレビの部族(ぶぞく)の者(もの)、すなわち、あなたの父祖(ふそ)の部族(ぶぞく)の者(もの)どもを、あなたに近(ちか)づかせ、あなたに連(つら)なり、あなたに仕(つか)えさせなければならない。ただし、あなたとあなたの子(こ)たちとは、共(とも)にあかしの幕屋(まくや)の前(まえ)で仕(つか)えなければならない。 3彼(かれ)らは、あなたの務(つとめ)と、すべての幕屋(まくや)の務(つとめ)とを守(まも)らなければならない。ただし、聖所(せいじょ)の器(うつわ)と、祭壇(さいだん)とに近(ちか)づいてはならない。彼(かれ)らもあなたがたも、死(し)ぬことのないためである。 4彼(かれ)らはあなたに連(つら)なって、会見(かいけん)の幕屋(まくや)の務(つとめ)を守(まも)り、幕屋(まくや)のもろもろの働(はたら)きをしなければならない。ほかの者(もの)は、あなたがたに近(ちか)づいてはならない。 5このように、あなたがたは、聖所(せいじょ)の務(つとめ)と、祭壇(さいだん)の務(つとめ)とを守(まも)らなければならない。そうすれば、主(しゅ)の激(はげ)しい怒(いか)りは、かさねてイスラエルの人々(ひとびと)に臨(のぞ)まないであろう。 6わたしはあなたがたの兄弟(きょうだい)たるレビびとを、イスラエルの人々(ひとびと)のうちから取(と)り、主(しゅ)のために、これを賜物(たまもの)として、あなたがたに与(あた)え、会見(かいけん)の幕屋(まくや)の働(はたら)きをさせる。 7あなたとあなたの子(こ)たちは共(とも)に祭司(さいし)職(しょく)を守(まも)って、祭壇(さいだん)と、垂幕(たれまく)のうちのすべての事(こと)を執(と)り行(おこな)い、共(とも)に勤(つと)めなければならない。わたしは祭司(さいし)の職務(しょくむ)を賜物(たまもの)として、あなたがたに与(あた)える。ほかの人(ひと)で近(ちか)づく者(もの)は殺(ころ)されるであろう」。

8主(しゅ)はまたアロンに言(い)われた、「わたしはイスラエルの人々(ひとびと)の、すべての聖(せい)なる供(そな)え物(もの)で、わたしにささげる物(もの)の一部(いちぶ)をあなたに与(あた)える。すなわち、わたしはこれをあなたと、あなたの子(こ)たちに、その分(わ)け前(まえ)として与(あた)え、永久(えいきゅう)に受(う)くべき分(ぶん)とする。 9いと聖(せい)なる供(そな)え物(もの)のうち、火(ひ)で焼(や)かずに、あなたに帰(き)すべきものは次(つぎ)のとおりである。すなわち、わたしにささげるすべての供(そな)え物(もの)、素祭(そさい)、罪祭(ざいさい)、愆祭(けんさい)はみな、いと聖(せい)なる物(もの)であって、あなたとあなたの子(こ)たちに帰(き)するであろう。 10いと聖(せい)なる所(ところ)で、それを食(た)べなければならない。男子(だんし)はみな、それを食(た)べることができる。それはあなたに帰(き)すべき聖(せい)なる物(もの)である。 11またあなたに帰(き)すべきものはこれである。すなわち、イスラエルの人々(ひとびと)のささげる供(そな)え物(もの)のうち、すべて揺祭(ようさい)とするものであって、これをあなたとあなたのむすこ娘(むすめ)に与(あた)えて、永久(えいきゅう)に受(う)くべき分(ぶん)とする。あなたの家(いえ)の者(もの)のうち、清(きよ)い者(もの)はみな、これを食(た)べることができる。 12すべて油(あぶら)の最(もっと)もよい物(もの)、およびすべて新(あたら)しいぶどう酒(しゅ)と、穀物(こくもつ)の最(もっと)も良(よ)い物(もの)など、人々(ひとびと)が主(しゅ)にささげる初穂(はつほ)をあなたに与(あた)える。 13国(くに)のすべての産物(さんぶつ)の初物(はつもの)で、人々(ひとびと)が主(しゅ)のもとに携(たずさ)えてきたものは、あなたに帰(き)するであろう。あなたの家(いえ)の者(もの)のうち、清(きよ)い者(もの)はみな、これを食(た)べることができる。 14イスラエルのうちの奉納物(ほうのうぶつ)はみな、あなたに帰(き)する。 15すべて肉(にく)なる者(もの)のういごであって、主(しゅ)にささげられる者(もの)はみな、人(ひと)でも獣(けもの)でも、あなたに帰(き)する。ただし、人(ひと)のういごは必(かなら)ずあがなわなければならない。また汚(けが)れた獣(けもの)のういごも、あがなわなければならない。 16人(ひと)のういごは生後(せいご)一か月(げつ)で、あがなわなければならない。そのあがない金(きん)はあなたの値(ね)積(づも)りにより、聖所(せいじょ)のシケルにしたがって、銀(ぎん)五シケルでなければならない。一シケルは二十ゲラである。 17しかし、牛(うし)のういご、羊(ひつじ)のういご、やぎのういごは、あがなってはならない。これらは聖(せい)なるものである。その血(ち)を祭壇(さいだん)に注(そそ)ぎかけ、その脂肪(しぼう)を焼(や)いて火祭(かさい)とし、香(こう)ばしいかおりとして、主(しゅ)にささげなければならない。 18その肉(にく)はあなたに帰(き)する。それは揺祭(ようさい)の胸(むね)や右(みぎ)のももと同(おな)じく、あなたに帰(き)する。 19イスラエルの人々(ひとびと)が、主(しゅ)にささげる聖(せい)なる供(そな)え物(もの)はみな、あなたとあなたのむすこ娘(むすめ)とに与(あた)えて、永久(えいきゅう)に受(う)ける分(ぶん)とする。これは主(しゅ)の前(まえ)にあって、あなたとあなたの子孫(しそん)とに対(たい)し、永遠(えいえん)に変(かわ)らぬ塩(しお)の契約(けいやく)である」。 20主(しゅ)はまたアロンに言(い)われた、「あなたはイスラエルの人々(ひとびと)の地(ち)のうちに、嗣(し)業(ぎょう)をもってはならない。また彼(かれ)らのうちに、何(なに)の分(ぶん)をも持(も)ってはならない。彼(かれ)らのうちにあって、わたしがあなたの分(ぶん)であり、あなたの嗣(し)業(ぎょう)である。

21わたしはレビの子孫(しそん)にはイスラエルにおいて、すべて十分(ぶん)の一を嗣(し)業(ぎょう)として与(あた)え、その働(はたら)き、すなわち、会見(かいけん)の幕屋(まくや)の働(はたら)きに報(むく)いる。 22イスラエルの人々(ひとびと)は、かさねて会見(かいけん)の幕屋(まくや)に近(ちか)づいてはならない。罪(つみ)を得(え)て死(し)なないためである。 23レビびとだけが会見(かいけん)の幕屋(まくや)の働(はたら)きをしなければならない。彼(かれ)らがその罪(つみ)を負(お)うであろう。彼(かれ)らがイスラエルの人々(ひとびと)のうちに、嗣(し)業(ぎょう)の地(ち)を持(も)たないことをもって、あなたがたの代々(よよ)ながく守(まも)るべき定(さだ)めとしなければならない。 24わたしはイスラエルの人々(ひとびと)が供(そな)え物(もの)として主(しゅ)にささげる十分(ぶん)の一を、レビびとに嗣(し)業(ぎょう)として与(あた)えた。それで『彼(かれ)らはイスラエルの人々(ひとびと)のうちに、嗣(し)業(ぎょう)の地(ち)を持(も)ってはならない』と、わたしは彼(かれ)らに言(い)ったのである」。

25主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 26「レビびとに言(い)いなさい、『わたしがイスラエルの人々(ひとびと)から取(と)って、嗣(し)業(ぎょう)として与(あた)える十分(ぶん)の一を受(う)ける時(とき)、あなたがたはその十分(ぶん)の一の十分(ぶん)の一を、主(しゅ)にささげなければならない。 27あなたがたのささげ物(もの)は、打(う)ち場(ば)からの穀物(こくもつ)や、酒(さか)ぶねからのぶどう酒(しゅ)と同(おな)じように見(み)なされるであろう。 28そのようにあなたがたもまた、イスラエルの人々(ひとびと)から受(う)けるすべての十分(ぶん)の一の物(もの)のうちから、主(しゅ)に供(そな)え物(もの)をささげ、主(しゅ)にささげたその供(そな)え物(もの)を、祭司(さいし)アロンに与(あた)えなければならない。 29あなたがたの受(う)けるすべての贈物(もの)のうちから、その良(よ)いところ、すなわち、聖(せい)なる部分(ぶぶん)を取(と)って、ことごとく供(そな)え物(もの)として、主(しゅ)にささげなければならない』。 30あなたはまた彼(かれ)らに言(い)いなさい、『あなたがたが、そのうちから良(よ)いところを取(と)ってささげる時(とき)、その残(のこ)りの部分(ぶぶん)はレビびとには、打(う)ち場(ば)の産物(さんぶつ)や、酒(さか)ぶねの産物(さんぶつ)と同(おな)じように見(み)なされるであろう。 31あなたがたと、あなたがたの家族(かぞく)とは、どこでそれを食(た)べてもよい。これは会見(かいけん)の幕屋(まくや)であなたがたがする働(はたら)きの報酬(ほうしゅう)である。 32あなたがたが、その良(よ)いところをささげるときは、それによって、あなたがたは罪(つみ)を負(お)わないであろう。あなたがたはイスラエルの人々(ひとびと)の聖(せい)なる供(そな)え物(もの)を汚(けが)してはならない。死(し)をまぬかれるためである』」。

第一九章

1主(しゅ)はモーセとアロンに言(い)われた、 2「主(しゅ)の命(めい)じられた律法(りっぽう)の定(さだ)めは次(つぎ)のとおりである。すなわち『イスラエルの人々(ひとびと)に告(つ)げて、完全(かんぜん)で、傷(きず)がなく、まだくびきを負(お)ったことのない赤(あか)い雌牛(めうし)を、あなたのもとに引(ひ)いてこさせ、 3これを祭司(さいし)エレアザルにわたして、宿営(しゅくえい)の外(そと)にひき出(だ)させ、彼(かれ)の前(まえ)でこれをほふらせなければならない。 4そして祭司(さいし)エレアザルは、指(ゆび)をもってその血(ち)を取(と)り、会見(かいけん)の幕屋(まくや)の表(ひょう)に向(む)かって、その血(ち)を七たびふりかけなければならない。 5ついでその雌牛(めうし)を自分(じぶん)の目(め)の前(まえ)で焼(や)かせ、その皮(かわ)と肉(にく)と血(ち)とは、その汚物(おぶつ)と共(とも)に焼(や)かなければならない。 6そして祭司(さいし)は香柏(こうはく)の木(き)と、ヒソプと、緋(ひ)の糸(いと)とを取(と)って雌牛(めうし)の燃(も)えているなかに投(な)げ入(い)れなければならない。 7そして祭司(さいし)は衣服(いふく)を洗(あら)い、水(みず)に身(み)をすすいで後(のち)、宿営(しゅくえい)に、はいることができる。ただし祭司(さいし)は夕(ゆう)まで汚(けが)れる。 8またその雌牛(めうし)を焼(や)いた者(もの)も水(みず)で衣服(いふく)を洗(あら)い、水(みず)に身(み)をすすがなければならない。彼(かれ)も夕(ゆう)まで汚(けが)れる。 9それから身(み)の清(きよ)い者(もの)がひとり、その雌牛(めうし)の灰(はい)を集(あつ)め、宿営(しゅくえい)の外(そと)の清(きよ)い所(ところ)にたくわえておかなければならない。これはイスラエルの人々(ひとびと)の会衆(かいしゅう)のため、汚(けが)れを清(きよ)める水(みず)をつくるために備(そな)えるものであって、罪(つみ)を清(きよ)めるものである。 10その雌牛(めうし)の灰(はい)を集(あつ)めた者(もの)は衣服(いふく)を洗(あら)わなければならない。その人(ひと)は夕(ゆう)まで汚(けが)れる。これはイスラエルの人々(ひとびと)と、そのうちに宿(やど)っている他国(たこく)人(じん)との、永久(えいきゅう)に守(まも)るべき定(さだ)めとしなければならない。

11すべて人(ひと)の死体(したい)に触(ふ)れる者(もの)は、七日(なぬか)のあいだ汚(けが)れる。 12その人(ひと)は三日(か)目(め)と七日(なぬか)目(め)とに、この灰(はい)の水(みず)をもって身(み)を清(きよ)めなければならない。そうすれば清(きよ)くなるであろう。しかし、もし三日(か)目(め)と七日(なぬか)目(め)とに、身(み)を清(きよ)めないならば、清(きよ)くならないであろう。 13すべて死人(しにん)の死体(したい)に触(ふ)れて、身(み)を清(きよ)めない者(もの)は主(しゅ)の幕屋(まくや)を汚(けが)す者(もの)で、その人(ひと)はイスラエルから断(た)たれなければならない。汚(けが)れを清(きよ)める水(みず)がその身(み)に注(そそ)ぎかけられないゆえ、その人(ひと)は清(きよ)くならず、その汚(けが)れは、なお、その身(み)にあるからである。

14人(ひと)が天幕(てんまく)の中(なか)で死(し)んだ時(とき)に用(もち)いる律法(りっぽう)は次(つぎ)のとおりである。すなわち、すべてその天幕(てんまく)にはいった者(もの)、およびすべてその天幕(てんまく)にいた者(もの)は七日(なぬか)のあいだ汚(けが)れる。 15ふたで上(うえ)をおおわない器(うつわ)はみな汚(けが)れる。 16つるぎで殺(ころ)された者(もの)、または死(し)んだ者(もの)、または人(ひと)の骨(ほね)、または墓(はか)などに、野外(やがい)で触(ふ)れる者(もの)は皆(みな)、七日(なぬか)のあいだ汚(けが)れる。 17汚(けが)れた者(もの)があった時(とき)には、罪(つみ)を清(きよ)める焼(や)いた雌牛(めうし)の灰(はい)を取(と)って器(うつわ)に入(い)れ、流(なが)れの水(みず)をこれに加(くわ)え、 18身(み)の清(きよ)い者(もの)がひとりヒソプを取(と)って、その水(みず)に浸(ひた)し、これをその天幕(てんまく)と、すべての器(うつわ)と、そこにいた人々(ひとびと)と、骨(ほね)、あるいは殺(ころ)された者(もの)、あるいは死(し)んだ者(もの)、あるいは墓(はか)などに触(ふ)れた者(もの)とにふりかけなければならない。 19すなわちその身(み)の清(きよ)い人(ひと)は三日(か)目(め)と七日(なぬか)目(め)とにその汚(けが)れたものに、それをふりかけなければならない。そして七日(なぬか)目(め)にその人(ひと)は身(み)を清(きよ)め、衣服(いふく)を洗(あら)い、水(みず)に身(み)をすすがなければならない。そうすれば夕(ゆう)になって清(きよ)くなるであろう。

20しかし、汚(けが)れて身(み)を清(きよ)めない人(ひと)は主(しゅ)の聖所(せいじょ)を汚(けが)す者(もの)で、その人(ひと)は会衆(かいしゅう)のうちから断(た)たれなければならない。汚(けが)れを清(きよ)める水(みず)がその身(み)に注(そそ)ぎかけられないゆえ、その人(ひと)は汚(けが)れているからである。 21これは彼(かれ)らの永久(えいきゅう)に守(まも)るべき定(さだ)めとしなければならない。すなわち汚(けが)れを清(きよ)める水(みず)をふりかけた者(もの)は衣服(いふく)を洗(あら)わなければならない。また汚(けが)れを清(きよ)める水(みず)に触(ふ)れた者(もの)も夕(ゆう)まで汚(けが)れるであろう。 22すべて汚(けが)れた人(ひと)の触(ふ)れる物(もの)は汚(けが)れる。またそれに触(ふ)れる人(ひと)も夕(ゆう)まで汚(けが)れるであろう』」。

第二〇章

1イスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)は正月(しょうがつ)になってチンの荒野(あらの)にはいった。そして民(たみ)はカデシにとどまったが、ミリアムがそこで死(し)んだので、彼女(かのじょ)をそこに葬(ほうむ)った。

2そのころ会衆(かいしゅう)は水(みず)が得(え)られなかったため、相(あい)集(あつ)まってモーセとアロンに迫(せま)った。 3すなわち民(たみ)はモーセと争(あらそ)って言(い)った、「さきにわれわれの兄弟(きょうだい)たちが主(しゅ)の前(まえ)に死(し)んだ時(とき)、われわれも死(し)んでいたらよかったものを。 4なぜ、あなたがたは主(しゅ)の会衆(かいしゅう)をこの荒野(あらの)に導(みちび)いて、われわれと、われわれの家畜(かちく)とを、ここで死(し)なせようとするのですか。 5どうしてあなたがたはわれわれをエジプトから上(のぼ)らせて、この悪(わる)い所(ところ)に導(みちび)き入(い)れたのですか。ここには種(たね)をまく所(ところ)もなく、いちじくもなく、ぶどうもなく、ざくろもなく、また飲(の)む水(みず)もありません」。 6そこでモーセとアロンは会衆(かいしゅう)の前(まえ)を去(さ)り、会見(かいけん)の幕屋(まくや)の入口(いりぐち)へ行(い)ってひれ伏(ふ)した。すると主(しゅ)の栄光(えいこう)が彼(かれ)らに現(あらわ)れ、 7主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 8「あなたは、つえをとり、あなたの兄弟(きょうだい)アロンと共(とも)に会衆(かいしゅう)を集(あつ)め、その目(め)の前(まえ)で岩(いわ)に命(めい)じて水(みず)を出(だ)させなさい。こうしてあなたは彼(かれ)らのために岩(いわ)から水(みず)を出(だ)して、会衆(かいしゅう)とその家畜(かちく)に飲(の)ませなさい」。 9モーセは命(めい)じられたように主(しゅ)の前(まえ)にあるつえを取(と)った。 10モーセはアロンと共(とも)に会衆(かいしゅう)を岩(いわ)の前(まえ)に集(あつ)めて彼(かれ)らに言(い)った、「そむく人(ひと)たちよ、聞(き)きなさい。われわれがあなたがたのためにこの岩(いわ)から水(みず)を出(だ)さなければならないのであろうか」。 11モーセは手(て)をあげ、つえで岩(いわ)を二度(ど)打(う)つと、水(みず)がたくさんわき出(で)たので、会衆(かいしゅう)とその家畜(かちく)はともに飲(の)んだ。 12そのとき主(しゅ)はモーセとアロンに言(い)われた、「あなたがたはわたしを信(しん)じないで、イスラエルの人々(ひとびと)の前(まえ)にわたしの聖(せい)なることを現(あらわ)さなかったから、この会衆(かいしゅう)をわたしが彼(かれ)らに与(あた)えた地(ち)に導(みちび)き入(い)れることができないであろう」。 13これがメリバの水(みず)であって、イスラエルの人々(ひとびと)はここで主(しゅ)と争(あらそ)ったが、主(しゅ)は自分(じぶん)の聖(せい)なることを彼(かれ)らのうちに現(あらわ)された。

14さて、モーセはカデシからエドムの王(おう)に使者(ししゃ)をつかわして言(い)った、「あなたの兄弟(きょうだい)、イスラエルはこう申(もう)します、『あなたはわたしたちが遭遇(そうぐう)したすべての患難(かんなん)をご存(ぞん)じです。 15わたしたちの先祖(せんぞ)はエジプトに下(くだ)って行(い)って、わたしたちは年(とし)久(ひさ)しくエジプトに住(す)んでいましたが、エジプトびとがわたしたちと、わたしたちの先祖(せんぞ)を悩(なや)ましたので、 16わたしたちが主(しゅ)に呼(よ)ばわったとき、主(しゅ)はわたしたちの声(こえ)を聞(き)き、ひとりの天(てん)の使(つかい)をつかわして、わたしたちをエジプトから導(みちび)き出(だ)されました。わたしたちは今(いま)あなたの領地(りょうち)の端(はし)にあるカデシの町(まち)におります。 17どうぞ、わたしたちにあなたの国(くに)を通(とお)らせてください。わたしたちは畑(はたけ)もぶどう畑(はたけ)も通(とお)りません。また井戸(いど)の水(みず)も飲(の)みません。ただ王(おう)の大路(おおじ)を通(とお)り、あなたの領地(りょうち)を過(す)ぎるまでは右(みぎ)にも左(ひだり)にも曲(まが)りません』」。 18しかし、エドムはモーセに言(い)った、「あなたはわたしの領地(りょうち)をとおってはなりません。さもないと、わたしはつるぎをもって出(で)て、あなたに立(た)ちむかうでしょう」。 19イスラエルの人々(ひとびと)はエドムに言(い)った、「わたしたちは大路(おおじ)を通(とお)ります。もしわたしたちとわたしたちの家畜(かちく)とが、あなたの水(みず)を飲(の)むことがあれば、その価(あたい)を払(はら)います。わたしは徒歩(とほ)で通(とお)るだけですから何事(なにごと)もないでしょう」。 20しかし、エドムは「あなたは通(とお)ることはなりません」と言(い)って、多(おお)くの民(たみ)と強(つよ)い軍勢(ぐんぜい)とを率(ひき)い、出(で)て、これに立(た)ちむかってきた。 21このようにエドムはイスラエルに、その領地(りょうち)を通(とお)ることを拒(こば)んだので、イスラエルはエドムからほかに向(む)かった。

22こうしてイスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)はカデシから進(すす)んでホル山(やま)に着(つ)いた。 23主(しゅ)はエドムの国境(こっきょう)に近(ちか)いホル山(やま)で、モーセとアロンに言(い)われた、 24「アロンはその民(たみ)に連(つら)ならなければならない。彼(かれ)はわたしがイスラエルの人々(ひとびと)に与(あた)えた地(ち)に、はいることができない。これはメリバの水(みず)で、あなたがたがわたしの言葉(ことば)にそむいたからである。 25あなたはアロンとその子(こ)エレアザルを連(つ)れてホル山(やま)に登(のぼ)り、 26アロンに衣服(いふく)を脱(ぬ)がせて、それをその子(こ)エレアザルに着(き)せなさい。アロンはそのところで死(し)んで、その民(たみ)に連(つら)なるであろう」。 27モーセは主(しゅ)が命(めい)じられたとおりにし、連(つ)れだって全(ぜん)会衆(かいしゅう)の目(め)の前(まえ)でホル山(やま)に登(のぼ)った。 28そしてモーセはアロンに衣服(いふく)を脱(ぬ)がせ、それをその子(こ)エレアザルに着(き)せた。アロンはその山(やま)の頂(いただき)で死(し)んだ。そしてモーセとエレアザルは山(やま)から下(くだ)ったが、 29全(ぜん)会衆(かいしゅう)がアロンの死(し)んだのを見(み)たとき、イスラエルの全家(ぜんか)は三十日(にち)の間(あいだ)アロンのために泣(な)いた。

第二一章

1時(とき)にネゲブに住(す)んでいたカナンびとアラデの王(おう)は、イスラエルがアタリムの道(みち)をとおって来(く)ると聞(き)いて、イスラエルを攻撃(こうげき)し、そのうちの数人(すうにん)を捕虜(ほりょ)にした。 2そこでイスラエルは主(しゅ)に誓(ちか)いを立(た)てて言(い)った、「もし、あなたがこの民(たみ)をわたしの手(て)にわたしてくださるならば、わたしはその町々(まちまち)をことごとく滅(ほろ)ぼしましょう」。 3主(しゅ)はイスラエルの言葉(ことば)を聞(き)きいれ、カナンびとをわたされたので、イスラエルはそのカナンびとと、その町々(まちまち)とをことごとく滅(ほろ)ぼした。それでその所(ところ)の名(な)はホルマと呼(よ)ばれた。

4民(たみ)はホル山(やま)から進(すす)み、紅海(こうかい)の道(みち)をとおって、エドムの地(ち)を回(まわ)ろうとしたが、民(たみ)はその道(みち)に堪(た)えがたくなった。 5民(たみ)は神(かみ)とモーセとにむかい、つぶやいて言(い)った、「あなたがたはなぜわたしたちをエジプトから導(みちび)き上(のぼ)って、荒野(あらの)で死(し)なせようとするのですか。ここには食物(しょくもつ)もなく、水(みず)もありません。わたしたちはこの粗悪(そあく)な食物(しょくもつ)はいやになりました」。 6そこで主(しゅ)は、火(ひ)のへびを民(たみ)のうちに送(おく)られた。へびは民(たみ)をかんだので、イスラエルの民(たみ)のうち、多(おお)くのものが死(し)んだ。 7民(たみ)はモーセのもとに行(い)って言(い)った、「わたしたちは主(しゅ)にむかい、またあなたにむかい、つぶやいて罪(つみ)を犯(おか)しました。どうぞへびをわたしたちから取(と)り去(さ)られるように主(しゅ)に祈(いの)ってください」。モーセは民(たみ)のために祈(いの)った。 8そこで主(しゅ)はモーセに言(い)われた、「火(ひ)のへびを造(つく)って、それをさおの上(うえ)に掛(か)けなさい。すべてのかまれた者(もの)が仰(あお)いで、それを見(み)るならば生(い)きるであろう」。 9モーセは青銅(せいどう)で一つのへびを造(つく)り、それをさおの上(うえ)に掛(か)けて置(お)いた。すべてへびにかまれた者(もの)はその青銅(せいどう)のへびを仰(あお)いで見(み)て生(い)きた。 10イスラエルの人々(ひとびと)は道(みち)を進(すす)んでオボテに宿営(しゅくえい)した。 11またオボテから進(すす)んで東(ひがし)の方(ほう)、モアブの前(まえ)にある荒野(あらの)において、イエアバリムに宿営(しゅくえい)した。 12またそこから進(すす)んでゼレデの谷(たに)に宿営(しゅくえい)し、 13さらにそこから進(すす)んでアルノン川(かわ)のかなたに宿営(しゅくえい)した。アルノン川(かわ)はアモリびとの境(さかい)から延(の)び広(ひろ)がる荒野(あらの)を流(なが)れるもので、モアブとアモリびととの間(あいだ)にあって、モアブの境(さかい)をなしていた。 14それゆえに、「主(しゅ)の戦(たたか)いの書(しょ)」にこう言(い)われている。
「スパのワヘブ、
アルノンの谷々(たにだに)、
15谷々(たにだに)の斜面(しゃめん)、
アルの町(まち)まで傾(かたむ)き、
モアブの境(さかい)に寄(よ)りかかる」。

16彼(かれ)らはそこからベエルへ進(すす)んで行(い)った。これは主(しゅ)がモーセにむかって、「民(たみ)を集(あつ)めよ。わたしはかれらに水(みず)を与(あた)えるであろう」と言(い)われた井戸(いど)である。 17その時(とき)イスラエルはこの歌(うた)をうたった。
「井戸(いど)の水(みず)よ、わきあがれ、
人々(ひとびと)よ、この井戸(いど)のために歌(うた)え、
18笏(しゃく)とつえとをもって
つかさたちがこの井戸(いど)を掘(ほ)り、
民(たみ)のおさたちがこれを掘(ほ)った」。
そして彼(かれ)らは荒野(あらの)からマッタナに進(すす)み、 19マッタナからナハリエルに、ナハリエルからバモテに、 20バモテからモアブの野(の)にある谷(たに)に行(い)き、荒野(あらの)を見(み)おろすピスガの頂(いただき)に着(つ)いた。

21ここでイスラエルはアモリびとの王(おう)シホンに使者(ししゃ)をつかわして言(い)わせた、 22「わたしにあなたの国(くに)を通(とお)らせてください。わたしたちは畑(はたけ)にもぶどう畑(はたけ)にも、はいりません。また井戸(いど)の水(みず)も飲(の)みません。わたしたちはあなたの領地(りょうち)を通(とお)り過(す)ぎるまで、ただ王(おう)の大路(おおじ)を通(とお)ります」。 23しかし、シホンはイスラエルに自分(じぶん)の領地(りょうち)を通(とお)ることを許(ゆる)さなかった。そしてシホンは民(たみ)をことごとく集(あつ)め、荒野(あらの)に出(で)て、イスラエルを攻(せ)めようとし、ヤハズにきてイスラエルと戦(たたか)った。 24イスラエルは、やいばで彼(かれ)を撃(う)ちやぶり、アルノンからヤボクまで彼(かれ)の地(ち)を占領(せんりょう)し、アンモンびとの境(さかい)に及(およ)んだ。ヤゼルはアンモンびとの境(さかい)だからである。 25こうしてイスラエルはこれらの町々(まちまち)をことごとく取(と)った。そしてイスラエルはアモリびとのすべての町々(まちまち)に住(す)み、ヘシボンとそれに附属(ふぞく)するすべての村々(むらむら)にいた。 26ヘシボンはアモリびとの王(おう)シホンの都(みやこ)であって、シホンはモアブの以前(いぜん)の王(おう)と戦(たたか)って、彼(かれ)の地(ち)をアルノンまで、ことごとくその手(て)から奪(うば)い取(と)ったのである。 27それゆえに歌(うた)にうたわれている。
「人々(ひとびと)よ、ヘシボンにきたれ、
シホンの町(まち)を築(きず)き建(た)てよ。
28ヘシボンから火(ひ)が燃(も)え出(だ)し、
シホンの都(みやこ)から炎(ほのお)が出(で)て、
モアブのアルを焼(や)き尽(つく)し、
アルノンの高地(こうち)の君(きみ)たちを滅(ほろ)ぼしたからだ。
29モアブよ、お前(まえ)はわざわいなるかな、
ケモシの民(たみ)よ、お前(まえ)は滅(ほろ)ぼされるであろう。
彼(かれ)は、むすこらを逃(に)げ去(さ)らせ、
娘(むすめ)らをアモリびとの王(おう)シホンの捕虜(ほりょ)とならせた。
30彼(かれ)らの子(こ)らは滅(ほろ)び去(さ)った、
ヘシボンからデボンまで。
われわれは荒(あら)した、火(ひ)はついてメデバに及(およ)んだ」。

31こうしてイスラエルはアモリびとの地(ち)に住(す)んだが、 32モーセはまた人(ひと)をつかわしてヤゼルを探(さぐ)らせ、ついにその村々(むらむら)を取(と)って、そこにいたアモリびとを追(お)い出(だ)し、 33転(てん)じてバシャンの道(みち)に上(のぼ)って行(い)ったが、バシャンの王(おう)オグは、その民(たみ)をことごとく率(ひき)い、エデレイで戦(たたか)おうとして出迎(でむか)えた。 34主(しゅ)はモーセに言(い)われた、「彼(かれ)を恐(おそ)れてはならない。わたしは彼(かれ)とその民(たみ)とその地(ち)とを、ことごとくあなたの手(て)にわたす。あなたはヘシボンに住(す)んでいたアモリびとの王(おう)シホンにしたように彼(かれ)にもするであろう」。 35そこで彼(かれ)とその子(こ)とすべての民(たみ)とを、ひとり残(のこ)らず撃(う)ち殺(ころ)して、その地(ち)を占領(せんりょう)した。

第二二章

1さて、イスラエルの人々(ひとびと)はまた道(みち)を進(すす)んで、エリコに近(ちか)いヨルダンのかなたのモアブの平野(へいや)に宿営(しゅくえい)した。 2チッポルの子(こ)バラクはイスラエルがアモリびとにしたすべての事(こと)を見(み)たので、 3モアブは大(おお)いにイスラエルの民(たみ)を恐(おそ)れた。その数(かず)が多(おお)かったためである。モアブはイスラエルの人々(ひとびと)をひじょうに恐(おそ)れたので、 4ミデアンの長老(ちょうろう)たちに言(い)った、「この群衆(ぐんしゅう)は牛(うし)が野(の)の草(くさ)をなめつくすように、われわれの周囲(しゅうい)の物(もの)をみな、なめつくそうとしている」。チッポルの子(こ)バラクはこの時(とき)モアブの王(おう)であった。 5彼(かれ)はアンモンびとの国(くに)のユフラテ川(かわ)のほとりにあるペトルに使者(ししゃ)をつかわし、ベオルの子(こ)バラムを招(まね)こうとして言(い)わせた、「エジプトから出(で)てきた民(たみ)があり、地(ち)のおもてをおおってわたしの前(まえ)にいます。 6どうぞ今(いま)きてわたしのためにこの民(たみ)をのろってください。彼(かれ)らはわたしよりも強(つよ)いのです。そうしてくだされば、われわれは彼(かれ)らを撃(う)って、この国(くに)から追(お)い払(はら)うことができるかもしれません。あなたが祝福(しゅくふく)する者(もの)は祝福(しゅくふく)され、あなたがのろう者(もの)はのろわれることをわたしは知(し)っています」。

7モアブの長老(ちょうろう)たちとミデアンの長老(ちょうろう)たちは占(うらな)いの礼物(れいもつ)を手(て)にして出発(しゅっぱつ)し、バラムのもとへ行(い)って、バラクの言葉(ことば)を告(つ)げた。 8バラムは彼(かれ)らに言(い)った、「今夜(こんや)ここに泊(と)まりなさい。主(しゅ)がわたしに告(つ)げられるとおりに、あなたがたに返答(へんとう)しましょう」。それでモアブのつかさたちはバラムのもとにとどまった。 9ときに神(かみ)はバラムに臨(のぞ)んで言(い)われた、「あなたのところにいるこの人々(ひとびと)はだれですか」。 10バラムは神(かみ)に言(い)った、「モアブの王(おう)チッポルの子(こ)バラクが、わたしに人(ひと)をよこして言(い)いました。 11『エジプトから出(で)てきた民(たみ)があり、地(ち)のおもてをおおっています。どうぞ今(いま)きてわたしのために彼(かれ)らをのろってください。そうすればわたしは戦(たたか)って、彼(かれ)らを追(お)い払(はら)うことができるかもしれません』」。 12神(かみ)はバラムに言(い)われた、「あなたは彼(かれ)らと一緒(いっしょ)に行(い)ってはならない。またその民(たみ)をのろってはならない。彼(かれ)らは祝福(しゅくふく)された者(もの)だからである」。 13明(あ)くる朝(あさ)起(お)きて、バラムはバラクのつかさたちに言(い)った、「あなたがたは国(くに)にお帰(かえ)りなさい。主(しゅ)はわたしがあなたがたと一緒(いっしょ)に行(い)くことを、お許(ゆる)しになりません」。 14モアブのつかさたちは立(た)ってバラクのもとに行(い)って言(い)った、「バラムはわたしたちと一緒(いっしょ)に来(く)ることを承知(しょうち)しません」。

15バラクはまた前(まえ)の者(もの)よりも身分(みぶん)の高(たか)いつかさたちを前(まえ)よりも多(おお)くつかわした。 16彼(かれ)らはバラムのところへ行(い)って言(い)った、「チッポルの子(こ)バラクはこう申(もう)します、『どんな妨(さまた)げをも顧(かえり)みず、どうぞわたしのところへおいでください。 17わたしはあなたを大(おお)いに優遇(ゆうぐう)します。そしてあなたがわたしに言(い)われる事(こと)はなんでもいたします。どうぞきてわたしのためにこの民(たみ)をのろってください』」。 18しかし、バラムはバラクの家来(けらい)たちに答(こた)えた、「たといバラクがその家(いえ)に満(み)ちるほどの金銀(きんぎん)をわたしに与(あた)えようとも、事(こと)の大小(だいしょう)を問(と)わず、わたしの神(かみ)、主(しゅ)の言葉(ことば)を越(こ)えては何(なに)もすることができません。 19それで、どうぞ、あなたがたも今夜(こんや)ここにとどまって、主(しゅ)がこの上(うえ)、わたしになんと仰(おお)せられるかを確(たし)かめさせてください」。 20夜(よる)になり、神(かみ)はバラムに臨(のぞ)んで言(い)われた、「この人々(ひとびと)はあなたを招(まね)きにきたのだから、立(た)ってこの人々(ひとびと)と一緒(いっしょ)に行(い)きなさい。ただしわたしが告(つ)げることだけを行(おこな)わなければならない」。

21明(あ)くる朝(あさ)起(お)きてバラムは、ろばにくらをおき、モアブのつかさたちと一緒(いっしょ)に行(い)った。 22しかるに神(かみ)は彼(かれ)が行(い)ったために怒(いか)りを発(はっ)せられ、主(しゅ)の使(つかい)は彼(かれ)を妨(さまた)げようとして、道(みち)に立(た)ちふさがっていた。バラムは、ろばに乗(の)り、そのしもべふたりも彼(かれ)と共(とも)にいたが、 23ろばは主(しゅ)の使(つかい)が、手(て)に抜(ぬ)き身(み)のつるぎをもって、道(みち)に立(た)ちふさがっているのを見(み)、道(みち)をそれて畑(はたけ)にはいったので、バラムは、ろばを打(う)って道(みち)に返(かえ)そうとした。 24しかるに主(しゅ)の使(つかい)はまたぶどう畑(はたけ)の間(あいだ)の狭(せま)い道(みち)に立(た)ちふさがっていた。道(みち)の両側(りょうがわ)には石(いし)がきがあった。 25ろばは主(しゅ)の使(つかい)を見(み)て、石(いし)がきにすり寄(よ)り、バラムの足(あし)を石(いし)がきに押(お)しつけたので、バラムは、また、ろばを打(う)った。 26主(しゅ)の使(つかい)はまた先(さき)に進(すす)んで、狭(せま)い所(ところ)に立(た)ちふさがっていた。そこは右(みぎ)にも左(ひだり)にも、曲(まが)る道(みち)がなかったので、 27ろばは主(しゅ)の使(つかい)を見(み)てバラムの下(した)に伏(ふ)した。そこでバラムは怒(いか)りを発(はっ)し、つえでろばを打(う)った。 28すると、主(しゅ)が、ろばの口(くち)を開(ひら)かれたので、ろばはバラムにむかって言(い)った、「わたしがあなたに何(なに)をしたというのですか。あなたは三度(ど)もわたしを打(う)ったのです」。 29バラムは、ろばに言(い)った、「お前(まえ)がわたしを侮(あなど)ったからだ。わたしの手(て)につるぎがあれば、いま、お前(まえ)を殺(ころ)してしまうのだが」。 30ろばはまたバラムに言(い)った、「わたしはあなたが、きょうまで長(なが)いあいだ乗(の)られたろばではありませんか。わたしはいつでも、あなたにこのようにしたでしょうか」。バラムは言(い)った、「いや、しなかった」。

31このとき主(しゅ)がバラムの目(め)を開(ひら)かれたので、彼(かれ)は主(しゅ)の使(つかい)が手(て)に抜(ぬ)き身(み)のつるぎをもって、道(みち)に立(た)ちふさがっているのを見(み)て、頭(とう)を垂(た)れてひれ伏(ふ)した。 32主(しゅ)の使(つかい)は彼(かれ)に言(い)った、「なぜあなたは三度(ど)もろばを打(う)ったのか。あなたが誤(あやま)って道(みち)を行(い)くので、わたしはあなたを妨(さまた)げようとして出(で)てきたのだ。 33ろばはわたしを見(み)て三度(ど)も身(み)を巡(めぐ)らしてわたしを避(さ)けた。もし、ろばが身(み)を巡(めぐ)らしてわたしを避(さ)けなかったなら、わたしはきっと今(いま)あなたを殺(ころ)して、ろばを生(い)かしておいたであろう」。 34バラムは主(しゅ)の使(つかい)に言(い)った、「わたしは罪(つみ)を犯(おか)しました。あなたがわたしをとどめようとして、道(みち)に立(た)ちふさがっておられるのを、わたしは知(し)りませんでした。それで今(いま)、もし、お気(おき)に召(め)さないのであれば、わたしは帰(かえ)りましょう」。 35主(しゅ)の使(つかい)はバラムに言(い)った、「この人々(ひとびと)と一緒(いっしょ)に行(い)きなさい。ただし、わたしが告(つ)げることのみを述(の)べなければならない」。こうしてバラムはバラクのつかさたちと一緒(いっしょ)に行(い)った。

36さて、バラクはバラムがきたと聞(き)いて、国境(こっきょう)のアルノン川(かわ)のほとり、国境(こっきょう)の一端(いったん)にあるモアブの町(まち)まで出(で)て行(い)って迎(むか)えた。 37そしてバラクはバラムに言(い)った、「わたしは人(ひと)をつかわしてあなたを招(まね)いたではありませんか。あなたはなぜわたしのところへきませんでしたか。わたしは実際(じっさい)あなたを優遇(ゆうぐう)することができないでしょうか」。 38バラムはバラクに言(い)った、「ごらんなさい。わたしはあなたのところにきています。しかし、今(いま)、何事(なにごと)かをみずから言(い)うことができましょうか。わたしはただ神(かみ)がわたしの口(くち)に授(さづ)けられることを述(の)べなければなりません」。 39こうしてバラムはバラクと一緒(いっしょ)に行(い)き、キリアテ・ホゾテにきたとき、 40バラクは牛(うし)と羊(ひつじ)とをほふって、バラムおよび彼(かれ)と共(とも)にいたバラムを連(つ)れてきたつかさたちに贈(おく)った。

41明(あ)くる朝(あさ)バラクはバラムを伴(ともな)ってバモテバアルにのぼり、そこからイスラエルの民(たみ)の宿営(しゅくえい)の一端(いったん)をながめさせた。

第二三章

1バラムはバラクに言(い)った、「わたしのために、ここに七つの祭壇(さいだん)を築(きず)き、七頭(とう)の雄牛(おうし)と七頭(とう)の雄羊(おひつじ)とを整(ととの)えなさい」。 2バラクはバラムの言(い)ったとおりにした。そしてバラクとバラムとは、その祭壇(さいだん)ごとに雄牛(おうし)一頭(とう)と雄羊(おひつじ)一頭(とう)とをささげた。 3バラムはバラクに言(い)った、「あなたは燔祭(はんさい)のかたわらに立(た)っていてください。その間(あいだ)にわたしは行(い)ってきます。主(しゅ)はたぶんわたしに会(あ)ってくださるでしょう。そして、主(しゅ)がわたしに示(しめ)される事(こと)はなんでもあなたに告(つ)げましょう」。こうして彼(かれ)は一つのはげ山(やま)に登(のぼ)った。 4神(かみ)がバラムに会(あ)われたので、バラムは神(かみ)に言(い)った、「わたしは七つの祭壇(さいだん)を設(もう)け、祭壇(さいだん)ごとに雄牛(おうし)一頭(とう)と雄羊(おひつじ)一頭(とう)とをささげました」。 5主(しゅ)はバラムの口(くち)に言葉(ことば)を授(さづ)けて言(い)われた、「バラクのもとに帰(かえ)ってこう言(い)いなさい」。 6彼(かれ)がバラクのもとに帰(かえ)ってみると、バラクはモアブのすべてのつかさたちと共(とも)に燔祭(はんさい)のかたわらに立(た)っていた。 7バラムはこの託宣(たくせん)を述(の)べた。
「バラクはわたしをアラムから招(まね)き寄(よ)せ、
モアブの王(おう)はわたしを東(ひがし)の山(やま)から招(まね)き寄(よ)せて言(い)う、
『きてわたしのためにヤコブをのろえ、
きてイスラエルをのろえ』と。
8神(かみ)ののろわない者(もの)を、わたしがどうしてのろえよう。
主(しゅ)ののろわない者(もの)を、わたしがどうしてのろえよう。
9岩(いわ)の頂(いただき)からながめ、
丘(おか)の上(うえ)から見(み)たが、
これはひとり離(はな)れて住(す)む民(たみ)、
もろもろの国民(こくみん)のうちに並(なら)ぶものはない。
10だれがヤコブの群衆(ぐんしゅう)を数(かぞ)え、
イスラエルの無数(むすう)の民(たみ)を数(かぞ)え得(え)よう。
わたしは義人(ぎじん)のように死(し)に、
わたしの終(おわ)りは彼(かれ)らの終(おわ)りのようでありたい」。

11そこでバラクはバラムに言(い)った、「あなたはわたしに何(なに)をするのですか。わたしは敵(てき)をのろうために、あなたを招(まね)いたのに、あなたはかえって敵(てき)を祝福(しゅくふく)するばかりです」。 12バラムは答(こた)えた、「わたしは、主(しゅ)がわたしの口(くち)に授(さづ)けられる事(こと)だけを語(かた)るように注意(ちゅうい)すべきではないでしょうか」。

13バラクは彼(かれ)に言(い)った、「わたしと一緒(いっしょ)にほかのところへ行(い)って、そこから彼(かれ)らをごらんください。あなたはただ彼(かれ)らの一端(いったん)を見(み)るだけで、全体(ぜんたい)を見(み)ることはできないでしょうが、そこからわたしのために彼(かれ)らをのろってください」。 14そして彼(かれ)はバラムを連(つ)れてゾピムの野(の)に行(い)き、ピスガの頂(いただき)に登(のぼ)って、そこに七つの祭壇(さいだん)を築(きず)き、祭壇(さいだん)ごとに雄牛(おうし)一頭(とう)と雄羊(おひつじ)一頭(とう)とをささげた。 15ときにはバラムはバラクに言(い)った、「あなたはここで、燔祭(はんさい)のかたわらに立(た)っていてください。わたしは向(む)こうへ行(い)って、主(しゅ)に伺(うかが)いますから」。 16主(しゅ)はバラムに臨(のぞ)み、言葉(ことば)を口(くち)に授(さづ)けて言(い)われた、「バラクのもとに帰(かえ)ってこう言(い)いなさい」。 17彼(かれ)がバラクのところへ行(い)って見(み)ると、バラクは燔祭(はんさい)のかたわらに立(た)ち、モアブのつかさたちも共(とも)にいた。バラクはバラムに言(い)った、「主(しゅ)はなんと言(い)われましたか」。 18そこでバラムはまたこの託宣(たくせん)を述(の)べた。
「バラクよ、立(た)って聞(き)け、
チッポルの子(こ)よ、わたしに耳(みみ)を傾(かたむ)けよ。
19神(かみ)は人(ひと)のように偽(いつわ)ることはなく、
また人(ひと)の子(こ)のように悔(く)いることもない。
言(い)ったことで、行(おこな)わないことがあろうか、
語(かた)ったことで、しとげないことがあろうか。
20祝福(しゅくふく)せよとの命(めい)をわたしはうけた、
すでに神(かみ)が祝福(しゅくふく)されたものを、
わたしは変(か)えることができない。
21だれもヤコブのうちに災(わざわい)のあるのを見(み)ない、
またイスラエルのうちに悩(なや)みのあるのを見(み)ない。
彼(かれ)らの神(かみ)、主(しゅ)が共(とも)にいまし、
王(おう)をたたえる声(こえ)がその中(なか)に聞(きこ)える。
22神(かみ)は彼(かれ)らをエジプトから導(みちび)き出(だ)された、
彼(かれ)らは野牛(やぎゅう)の角(つの)のようだ。
23ヤコブには魔術(まじゅつ)がなく、
イスラエルには占(うらな)いがない。
神(かみ)がそのなすところを時(とき)に応(おう)じてヤコブに告(つ)げ、
イスラエルに示(しめ)されるからだ。
24見(み)よ、この民(たみ)は雌(め)じしのように立(た)ち上(あ)がり、
雄(お)じしのように身(み)を起(おこ)す。
これはその獲物(えもの)を食(く)らい、
その殺(ころ)した者(もの)の血(ち)を飲(の)むまでは身(み)を横(よこ)たえない」。

25バラクはバラムに言(い)った、「あなたは彼(かれ)らをのろうことも祝福(しゅくふく)することも、やめてください」。 26バラムは答(こた)えてバラクに言(い)った、「主(しゅ)の言(い)われることは、なんでもしなければならないと、わたしはあなたに告(つ)げませんでしたか」。 27バラクはバラムに言(い)った、「どうぞ、おいでください。わたしはあなたをほかの所(ところ)へお連(つ)れしましょう。神(かみ)はあなたがそこからわたしのために彼(かれ)らをのろうことを許(ゆる)されるかもしれません」。 28そしてバラクはバラムを連(つ)れて、荒野(あらの)を見(み)おろすペオルの頂(いただき)に行(い)った。 29バラムはバラクに言(い)った、「わたしのためにここに七つの祭壇(さいだん)を築(きず)き、雄牛(おうし)七頭(とう)と、雄羊(おひつじ)七頭(とう)とを整(ととの)えなさい」。 30バラクはバラムの言(い)ったとおりにし、その祭壇(さいだん)ごとに雄牛(おうし)一頭(とう)と雄羊(おひつじ)一頭(とう)とをささげた。

第二四章

1バラムはイスラエルを祝福(しゅくふく)することが主(しゅ)の心(こころ)にかなうのを見(み)たので、今度(こんど)はいつものように行(い)って魔術(まじゅつ)を求(もと)めることをせず、顔(かお)を荒野(あらの)にむけ、 2目(め)を上(あ)げて、イスラエルがそれぞれ部族(ぶぞく)にしたがって宿営(しゅくえい)しているのを見(み)た。その時(とき)、神(かみ)の霊(れい)が臨(のぞ)んだので、 3彼(かれ)はこの託宣(たくせん)を述(の)べた。
「ベオルの子(こ)バラムの言葉(ことば)、
目(め)を閉(と)じた人(ひと)の言葉(ことば)、
4神(かみ)の言葉(ことば)を聞(き)く者(もの)、
全能者(ぜんのうしゃ)の幻(まぼろし)を見(み)る者(もの)、
倒(たお)れ伏(ふ)して、目(め)の開(ひら)かれた者(もの)の言葉(ことば)。
5ヤコブよ、あなたの天幕(てんまく)は麗(うるわ)しい、
イスラエルよ、あなたのすまいは、麗(うるわ)しい。
6それは遠(とお)くひろがる谷々(たにだに)のよう、
川(かわ)べの園(その)のよう、
主(しゅ)が植(う)えられた沈香(ぢんこう)樹(じゅ)のよう、
流(なが)れのほとりの香柏(こうはく)のようだ。
7水(みず)は彼(かれ)らのかめからあふれ、
彼(かれ)らの種(たね)は水(みず)の潤(うるお)いに育(そだ)つであろう。
彼(かれ)らの王(おう)はアガグよりも高(たか)くなり、
彼(かれ)らの国(くに)はあがめられるであろう。
8神(かみ)は彼(かれ)らをエジプトから導(みちび)き出(だ)された、
彼(かれ)らは野牛(やぎゅう)の角(つの)のようだ。
彼(かれ)らは敵(てき)なる国々(くにぐに)の民(たみ)を滅(ほろ)ぼし、
その骨(ほね)を砕(くだ)き、
矢(や)をもって突(つ)き通(とお)すであろう。
9彼(かれ)らは雄(お)じしのように身(み)をかがめ、
雌(め)じしのように伏(ふ)している。
だれが彼(かれ)らを起(おこ)しえよう。
あなたを祝福(しゅくふく)する者(もの)は祝福(しゅくふく)され、
あなたをのろう者(もの)はのろわれるであろう」。

10そこでバラクはバラムにむかって怒(いか)りを発(はっ)し、手(て)を打(う)ち鳴(な)らした。そしてバラクはバラムに言(い)った、「敵(てき)をのろうために招(まね)いたのに、あなたはかえって三度(ど)までも彼(かれ)らを祝福(しゅくふく)した。 11それで今(いま)あなたは急(いそ)いで自分(じぶん)のところへ帰(かえ)ってください。わたしはあなたを大(おお)いに優遇(ゆうぐう)しようと思(おも)った。しかし、主(しゅ)はその優遇(ゆうぐう)をあなたに得(え)させないようにされました」。 12バラムはバラクに言(い)った、「わたしはあなたがつかわされた使者(ししゃ)たちに言(い)ったではありませんか、 13『たといバラクがその家(いえ)に満(み)ちるほどの金銀(きんぎん)をわたしに与(あた)えようとも、主(しゅ)の言葉(ことば)を越(こ)えて心(こころ)のままに善(ぜん)も悪(あく)も行(おこな)うことはできません。わたしは主(しゅ)の言(い)われることを述(の)べるだけです』。 14わたしは今(いま)わたしの民(たみ)のところへ帰(かえ)って行(い)きます。それでわたしはこの民(たみ)が後(のち)の日(ひ)にあなたの民(たみ)にどんなことをするかをお知(おし)らせしましょう」。 15そしてこの託宣(たくせん)を述(の)べた。
「ベオルの子(こ)バラムの言葉(ことば)、
目(め)を閉(と)じた人(ひと)の言葉(ことば)。
16神(かみ)の言葉(ことば)を聞(き)く者(もの)、
いと高(たか)き者(もの)の知識(ちしき)をもつ者(もの)、
全能者(ぜんのうしゃ)の幻(まぼろし)を見(み)、
倒(たお)れ伏(ふ)して、目(め)の開(ひら)かれた者(もの)の言葉(ことば)。
17わたしは彼(かれ)を見(み)る、しかし今(いま)ではない。
わたしは彼(かれ)を望(のぞ)み見(み)る、しかし近(ちか)くではない。
ヤコブから一つの星(ほし)が出(で)、
イスラエルから一本(ぽん)のつえが起(おこ)り、
モアブのこめかみと、
セツのすべての子(こ)らの脳天(のうてん)を撃(う)つであろう。
18敵(てき)のエドムは領地(りょうち)となり、
セイルもまた領地(りょうち)となるであろう。
そしてイスラエルは勝利(しょうり)を得(え)るであろう。
19権(けん)を執(と)る者(もの)がヤコブから出(で)、
生(い)き残(のこ)った者(もの)を町(まち)から断(た)ち滅(ほろ)ぼすであろう」。
20バラムはまたアマレクを望(のぞ)み見(み)て、この託宣(たくせん)を述(の)べた。
「アマレクは諸(しょ)国民(こくみん)のうちの最初(さいしょ)のもの、
しかし、ついに滅(ほろ)び去(さ)るであろう」。
21またケニびとを望(のぞ)み見(み)てこの託宣(たくせん)を述(の)べた。
「お前(まえ)のすみかは堅固(けんご)だ、
岩(いわ)に、お前(まえ)は巣(す)をつくっている。
22しかし、カインは滅(ほろ)ぼされるであろう。
アシュルはいつまでお前(まえ)を捕虜(ほりょ)とするであろうか」。
23彼(かれ)はまたこの託宣(たくせん)を述(の)べた。
「ああ、神(かみ)が定(さだ)められた以上(いじょう)、
だれが生(い)き延(の)びることができよう。
24キッテムの海岸(かいがん)から舟(ふね)がきて、
アシュルを攻(せ)めなやまし、
エベルを攻(せ)めなやますであろう。
そして彼(かれ)もまたついに滅(ほろ)び去(さ)るであろう」。
25こうしてバラムは立(た)ち上(あ)がって、自分(じぶん)のところへ帰(かえ)っていった。バラクもまた立(た)ち去(さ)った。

第二五章

1イスラエルはシッテムにとどまっていたが、民(たみ)はモアブの娘(むすめ)たちと、みだらな事(こと)をし始(はじ)めた。 2その娘(むすめ)たちが神々(かみがみ)に犠牲(ぎせい)をささげる時(とき)に民(たみ)を招(まね)くと、民(たみ)は一緒(いっしょ)にそれを食(た)べ、娘(むすめ)たちの神々(かみがみ)を拝(おが)んだ。 3イスラエルはこうしてペオルのバアルにつきしたがったので、主(しゅ)はイスラエルにむかって怒(いか)りを発(はっ)せられた。 4そして主(しゅ)はモーセに言(い)われた、「民(たみ)の首領(しゅりょう)をことごとく捕(とら)え、日(ひ)のあるうちにその人々(ひとびと)を主(しゅ)の前(まえ)で処刑(しょけい)しなさい。そうすれば主(しゅ)の怒(いか)りはイスラエルを離(はな)れるであろう」。 5モーセはイスラエルのさばきびとたちにむかって言(い)った、「あなたがたはおのおの、配下(はいか)の者(もの)どもでペオルのバアルにつきしたがったものを殺(ころ)しなさい」。

6モーセとイスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)とが会見(かいけん)の幕屋(まくや)の入口(いりぐち)で泣(な)いていた時(とき)、彼(かれ)らの目(め)の前(まえ)で、ひとりのイスラエルびとが、その兄弟(きょうだい)たちの中(なか)に、ひとりのミデアンの女(おんな)を連(つ)れてきた。 7祭司(さいし)アロンの子(こ)なるエレアザルの子(こ)ピネハスはこれを見(み)て、会衆(かいしゅう)のうちから立(た)ち上(あ)がり、やりを手(て)に執(と)り、 8そのイスラエルの人(ひと)の後(あと)を追(お)って、奥(おく)の間(ま)に入(い)り、そのイスラエルの人(ひと)を突(つ)き、またその女(おんな)の腹(はら)を突(つ)き通(とお)して、ふたりを殺(ころ)した。こうして疫病(えきびょう)がイスラエルの人々(ひとびと)に及(およ)ぶのがやんだ。 9しかし、その疫病(えきびょう)で死(し)んだ者(もの)は二万四千人(にん)であった。

10主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 11「祭司(さいし)アロンの子(こ)なるエレアザルの子(こ)ピネハスは自分(じぶん)のことのように、わたしの憤激(ふんげき)をイスラエルの人々(ひとびと)のうちに表(あら)わし、わたしの怒(いか)りをそのうちから取(と)り去(さ)ったので、わたしは憤激(ふんげき)して、イスラエルの人々(ひとびと)を滅(ほろ)ぼすことをしなかった。 12このゆえにあなたは言(い)いなさい、『わたしは平和(へいわ)の契約(けいやく)を彼(かれ)に授(さづ)ける。 13これは彼(かれ)とその後(のち)の子孫(しそん)に永遠(えいえん)の祭司(さいし)職(しょく)の契約(けいやく)となるであろう。彼(かれ)はその神(かみ)のために熱心(ねっしん)であって、イスラエルの人々(ひとびと)のために罪(つみ)のあがないをしたからである』と」。

14ミデアンの女(おんな)と共(とも)に殺(ころ)されたイスラエルの人(ひと)の名(な)はジムリといい、サルの子(こ)で、シメオンびとのうちの一族(いちぞく)のつかさであった。 15またその殺(ころ)されたミデアンの女(おんな)の名(な)はコズビといい、ツルの娘(むすめ)であった。ツルはミデアンの民(たみ)の一族(いちぞく)のかしらであった。 16主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 17「ミデアンびとを打(う)ち悩(なや)ましなさい。 18彼(かれ)らはたくらみをもって、あなたがたを悩(なや)まし、ペオルの事(こと)と、彼(かれ)らの姉妹(しまい)、ミデアンのつかさの娘(むすめ)コズビ、すなわちペオルの事(こと)により、疫病(えきびょう)の起(おこ)った日(ひ)に殺(ころ)された女(おんな)の事(こと)とによって、あなたがたを惑(まど)わしたからである」。

第二六章

1疫病(えきびょう)の後(のち)、主(しゅ)はモーセと祭司(さいし)アロンの子(こ)エレアザルとに言(い)われた、 2「イスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)の総数(そうすう)をその父祖(ふそ)の家(いえ)にしたがって調(しら)べ、イスラエルにおいて、すべて戦争(せんそう)に出(で)ることのできる二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)を数(かぞ)えなさい」。 3そこでモーセと祭司(さいし)エレアザルとは、エリコに近(ちか)いヨルダンのほとりにあるモアブの平野(へいや)で彼(かれ)らに言(い)った、 4「主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたように、あなたがたのうちの二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)を数(かぞ)えなさい」。エジプトの地(ち)から出(で)てきたイスラエルの人々(ひとびと)は次(つぎ)のとおりである。

5ルベンはイスラエルの長子(ちょうし)である。ルベンの子孫(しそん)は、ヘノクからヘノクびとの氏族(しぞく)が出(で)、パルからパルびとの氏族(しぞく)が出(で)、 6ヘヅロンからヘヅロンびとの氏族(しぞく)が出(で)、カルミからカルミびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 7これらはルベンびとの氏族(しぞく)であって、数(かぞ)えられた者(もの)は四万三千七百三十人(にん)であった。 8またパルの子(こ)はエリアブ。 9エリアブの子(こ)はネムエル、ダタン、アビラムである。このダタンとアビラムとは会衆(かいしゅう)のうちから選(えら)び出(だ)された者(もの)で、コラのともがらと共(とも)にモーセとアロンとに逆(さか)らって主(しゅ)と争(あらそ)った時(とき)、 10地(ち)は口(くち)を開(ひら)いて彼(かれ)らとコラとをのみ、その仲間(なかま)は死(し)んだ。その時(とき)二百五十人(にん)が火(ひ)に焼(や)き滅(ほろ)ぼされて、戒(いまし)めの鏡(かがみ)となった。 11ただし、コラの子(こ)たちは死(し)ななかった。

12シメオンの子孫(しそん)は、その氏族(しぞく)によれば、ネムエルからネムエルびとの氏族(しぞく)が出(で)、ヤミンからヤミンびとの氏族(しぞく)が出(で)、ヤキンからヤキンびとの氏族(しぞく)が出(で)、 13ゼラからゼラびとの氏族(しぞく)が出(で)、シャウルからシャウルびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 14これらはシメオンびとの氏族(しぞく)であって、数(かぞ)えられた者(もの)は二万二千二百人(にん)であった。

15ガドの子孫(しそん)は、その氏族(しぞく)によれば、ゼポンからゼポンびとの氏族(しぞく)が出(で)、ハギからハギびとの氏族(しぞく)が出(で)、シュニからシュニびとの氏族(しぞく)が出(で)、 16オズニからオズニびとの氏族(しぞく)が出(で)、エリからエリびとの氏族(しぞく)が出(で)、 17アロドからアロドびとの氏族(しぞく)が出(で)、アレリからアレリびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 18これらはガドの子孫(しそん)の氏族(しぞく)であって、数(かぞ)えられた者(もの)は四万五百人(にん)であった。

19ユダの子(こ)らはエルとオナンとであって、エルとオナンとはカナンの地(ち)で死(し)んだ。 20ユダの子孫(しそん)は、その氏族(しぞく)によれば、シラからシラびとの氏族(しぞく)が出(で)、ペレヅからペレヅびとの氏族(しぞく)が出(で)、ゼラからゼラびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 21ペレヅの子孫(しそん)は、ヘヅロンからヘヅロンびとの氏族(しぞく)が出(で)、ハムルからハムルびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 22これらはユダの氏族(しぞく)であって、数(かぞ)えられた者(もの)は七万六千五百人(にん)であった。

23イッサカルの子孫(しそん)は、その氏族(しぞく)によれば、トラからトラびとの氏族(しぞく)が出(で)、プワからプワびとの氏族(しぞく)が出(で)、 24ヤシュブからヤシュブびとの氏族(しぞく)が出(で)、シムロンからシムロンびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 25これらはイッサカルの氏族(しぞく)であって、数(かぞ)えられた者(もの)は六万四千三百人(にん)であった。 26ゼブルンの子孫(しそん)は、その氏族(しぞく)によれば、セレデからセレデびとの氏族(しぞく)が出(で)、エロンからエロンびとの氏族(しぞく)が出(で)、ヤリエルからヤリエルびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 27これらはゼブルンびとの氏族(しぞく)であって、数(かぞ)えられた者(もの)は六万五百人(にん)であった。

28ヨセフの子(こ)らは、その氏族(しぞく)によれば、マナセとエフライムとであって、 29マナセの子孫(しそん)は、マキルからマキルびとの氏族(しぞく)が出(で)た。マキルからギレアデが生(うま)れ、ギレアデからギレアデびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 30ギレアデの子孫(しそん)は次(つぎ)のとおりである。イエゼルからイエゼルびとの氏族(しぞく)が出(で)、ヘレクからヘレクびとの氏族(しぞく)が出(で)、 31アスリエルからアスリエルびとの氏族(しぞく)が出(で)、シケムからシケムびとの氏族(しぞく)が出(で)、 32セミダからセミダびとの氏族(しぞく)が出(で)、ヘペルからヘペルびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 33ヘペルの子(こ)ゼロペハデには男(おとこ)の子(こ)がなく、ただ女(おんな)の子(こ)のみで、ゼロペハデの女(おんな)の子(こ)の名(な)はマアラ、ノア、ホグラ、ミルカ、テルザといった。 34これらはマナセの氏族(しぞく)であって、数(かぞ)えられた者(もの)は五万二千七百人(にん)であった。

35エフライムの子孫(しそん)は、その氏族(しぞく)によれば、次(つぎ)のとおりである。シュテラからはシュテラびとの氏族(しぞく)が出(で)、ベケルからベケルびとの氏族(しぞく)が出(で)、タハンからタハンびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 36またシュテラの子孫(しそん)は次(つぎ)のとおりである。すなわちエランからエランびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 37これらはエフライムの子孫(しそん)の氏族(しぞく)であって、数(かぞ)えられた者(もの)は三万二千五百人(にん)であった。以上(いじょう)はヨセフの子孫(しそん)で、その氏族(しぞく)によるものである。

38ベニヤミンの子孫(しそん)は、その氏族(しぞく)によれば、ベラからベラびとの氏族(しぞく)が出(で)、アシベルからアシベルびとの氏族(しぞく)が出(で)、アヒラムからアヒラムびとの氏族(しぞく)が出(で)、 39シュパムからシュパムびとの氏族(しぞく)が出(で)、ホパムからホパムびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 40ベラの子(こ)はアルデとナアマンとであって、アルデからアルデびとの氏族(しぞく)が出(で)、ナアマンからナアマンびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 41これらはベニヤミンの子孫(しそん)であって、その氏族(しぞく)によれば数(かぞ)えられた者(もの)は四万五千六百人(にん)であった。

42ダンの子孫(しそん)は、その氏族(しぞく)によれば、次(つぎ)のとおりである。シュハムからシュハムびとの氏族(しぞく)が出(で)た。これらはダンの氏族(しぞく)であって、その氏族(しぞく)によるものである。 43シュハムびとのすべての氏族(しぞく)のうち、数(かぞ)えられた者(もの)は六万四千四百人(にん)であった。

44アセルの子孫(しそん)は、その氏族(しぞく)によれば、エムナからエムナびとの氏族(しぞく)が出(で)、エスイからエスイびとの氏族(しぞく)が出(で)、ベリアからベリアびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 45ベリアの子孫(しそん)のうちヘベルからヘベルびとの氏族(しぞく)が出(で)、マルキエルからマルキエルびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 46アセルの娘(むすめ)の名(な)はサラといった。 47これらはアセルの子孫(しそん)の氏族(しぞく)であって、数(かぞ)えられた者(もの)は五万三千四百人(にん)であった。

48ナフタリの子孫(しそん)は、その氏族(しぞく)によれば、ヤジエルからヤジエルびとの氏族(しぞく)が出(で)、グニからグニびとの氏族(しぞく)が出(で)、 49エゼルからエゼルびとの氏族(しぞく)が出(で)、シレムからシレムびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 50これらはナフタリの氏族(しぞく)であって、その氏族(しぞく)により、数(かぞ)えられた者(もの)は四万五千四百人(にん)であった。

51これらはイスラエルの子孫(しそん)の数(かぞ)えられた者(もの)であって、六十万一千百三十人(にん)であった。

52主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 53「これらの人々(ひとびと)に、その名(な)の数(かず)にしたがって地(ち)を分(わ)け与(あた)え、嗣(し)業(ぎょう)とさせなさい。 54大(おお)きい部族(ぶぞく)には多(おお)くの嗣(し)業(ぎょう)を与(あた)え、小(ちい)さい部族(ぶぞく)には少(すこ)しの嗣(し)業(ぎょう)を与(あた)えなさい。すなわち数(かぞ)えられた数(かず)にしたがって、おのおのの部族(ぶぞく)にその嗣(し)業(ぎょう)を与(あた)えなければならない。 55ただし地(ち)は、くじをもって分(わ)け、その父祖(ふそ)の部族(ぶぞく)の名(な)にしたがって、それを継(つ)がなければならない。 56すなわち、くじをもってその嗣(し)業(ぎょう)を大(おお)きいものと、小(ちい)さいものとに分(わ)けなければならない」。

57レビびとのその氏族(しぞく)にしたがって数(かぞ)えられた者(もの)は次(つぎ)のとおりである。ゲルションからゲルションびとの氏族(しぞく)が出(で)、コハテからコハテびとの氏族(しぞく)が出(で)、メラリからメラリびとの氏族(しぞく)が出(で)た。 58レビの氏族(しぞく)は次(つぎ)のとおりである。すなわちリブニびとの氏族(しぞく)、ヘブロンびとの氏族(しぞく)、マヘリびとの氏族(しぞく)、ムシびとの氏族(しぞく)、コラびとの氏族(しぞく)であって、コハテからアムラムが生(うま)れた。 59アムラムの妻(つま)の名(な)はヨケベデといって、レビの娘(むすめ)である。彼女(かのじょ)はエジプトでレビに生(うま)れた者(もの)であるが、アムラムにとついで、アロンとモーセおよびその姉妹(しまい)ミリアムを産(う)んだ。 60アロンにはナダブ、アビウ、エレアザルおよびイタマルが生(うま)れた。 61ナダブとアビウは異火(ことび)を主(しゅ)の前(まえ)にささげた時(とき)に死(し)んだ。 62その数(かぞ)えられた一か月(げつ)以上(いじょう)のすべての男子(だんし)は二万三千人(にん)であった。彼(かれ)らはイスラエルの人々(ひとびと)のうちに嗣(し)業(ぎょう)を与(あた)えられなかったため、イスラエルの人々(ひとびと)のうちに数(かぞ)えられなかった者(もの)である。

63これらはモーセと祭司(さいし)エレアザルが、エリコに近(ちか)いヨルダンのほとりにあるモアブの平野(へいや)で数(かぞ)えたイスラエルの人々(ひとびと)の数(かず)である。 64ただしそのうちには、モーセと祭司(さいし)アロンがシナイの荒野(あらの)でイスラエルの人々(ひとびと)を数(かぞ)えた時(とき)に数(かぞ)えられた者(もの)はひとりもなかった。 65それは主(しゅ)がかつて彼(かれ)らについて「彼(かれ)らは必(かなら)ず荒野(あらの)で死(し)ぬであろう」と言(い)われたからである。それで彼(かれ)らのうちエフンネの子(こ)カレブとヌンの子(こ)ヨシュアのほか、ひとりも残(のこ)った者(もの)はなかった。

第二七章

1さて、ヨセフの子(こ)マナセの氏族(しぞく)のうちのヘペルの子(こ)、ゼロペハデの娘(むすめ)たちが訴(うった)えてきた。ヘペルはギレアデの子(こ)、ギレアデはマキルの子(こ)、マキルはマナセの子(こ)である。その娘(むすめ)たちは名(な)をマアラ、ノア、ホグラ、ミルカ、テルザといったが、 2彼(かれ)らは会見(かいけん)の幕屋(まくや)の入口(いりぐち)でモーセと、祭司(さいし)エレアザルと、つかさたちと全(ぜん)会衆(かいしゅう)との前(まえ)に立(た)って言(い)った、 3「わたしたちの父(ちち)は荒野(あらの)で死(し)にました。彼(かれ)は、コラの仲間(なかま)となって主(しゅ)に逆(さか)らった者(もの)どもの仲間(なかま)のうちには加(くわ)わりませんでした。彼(かれ)は自分(じぶん)の罪(つみ)によって死(し)んだのですが、男(おとこ)の子(こ)がありませんでした。 4男(おとこ)の子(こ)がないからといって、どうしてわたしたちの父(ちち)の名(な)がその氏族(しぞく)のうちから削(けず)られなければならないのでしょうか。わたしたちの父(ちち)の兄弟(きょうだい)と同(おな)じように、わたしたちにも所有(しょゆう)地(ち)を与(あた)えてください」。

5モーセがその事(こと)を主(しゅ)の前(まえ)に述(の)べると、 6主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 7「ゼロペハデの娘(むすめ)たちの言(い)うことは正(ただ)しい。あなたは必(かなら)ず彼(かれ)らの父(ちち)の兄弟(きょうだい)たちと同(おな)じように、彼(かれ)らにも嗣(し)業(ぎょう)の所有(しょゆう)地(ち)を与(あた)えなければならない。すなわち、その父(ちち)の嗣(し)業(ぎょう)を彼(かれ)らに渡(わた)さなければならない。 8あなたはイスラエルの人々(ひとびと)に言(い)いなさい、『もし人(ひと)が死(し)んで、男(おとこ)の子(こ)がない時(とき)は、その嗣(し)業(ぎょう)を娘(むすめ)に渡(わた)さなければならない。 9もしまた娘(むすめ)もない時(とき)は、その嗣(し)業(ぎょう)を兄弟(きょうだい)に与(あた)えなければならない。 10もし兄弟(きょうだい)もない時(とき)は、その嗣(し)業(ぎょう)を父(ちち)の兄弟(きょうだい)に与(あた)えなければならない。 11もしまた父(ちち)に兄弟(きょうだい)がない時(とき)は、その氏族(しぞく)のうちで彼(かれ)に最(もっと)も近(ちか)い親族(しんぞく)にその嗣(し)業(ぎょう)を与(あた)えて所有(しょゆう)させなければならない』。主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたようにイスラエルの人々(ひとびと)は、これをおきての定(さだ)めとしなければならない」。

12主(しゅ)はモーセに言(い)われた、「このアバリムの山(やま)に登(のぼ)って、わたしがイスラエルの人々(ひとびと)に与(あた)える地(ち)を見(み)なさい。 13あなたはそれを見(み)てから、兄弟(きょうだい)アロンのようにその民(たみ)に加(くわ)えられるであろう。 14これは会衆(かいしゅう)がチンの荒野(あらの)で逆(さか)らい争(あらそ)った時(とき)、あなたがたはわたしの命(めい)にそむき、あの水(みず)のかたわらで彼(かれ)らの目(め)の前(まえ)にわたしの聖(せい)なることを現(あらわ)さなかったからである」。これはチンの荒野(あらの)にあるカデシのメリバの水(みず)である。 15モーセは主(しゅ)に言(い)った、 16「すべての肉(にく)なるものの命(いのち)の神(かみ)、主(しゅ)よ、どうぞ、この会衆(かいしゅう)の上(うえ)にひとりの人(ひと)を立(た)て、 17彼(かれ)らの前(まえ)に出入(でい)りし、彼(かれ)らを導(みちび)き出(だ)し、彼(かれ)らを導(みちび)き入(い)れる者(もの)とし、主(しゅ)の会衆(かいしゅう)を牧者(ぼくしゃ)のない羊(ひつじ)のようにしないでください」。 18主(しゅ)はモーセに言(い)われた、「神(かみ)の霊(れい)のやどっているヌンの子(こ)ヨシュアを選(えら)び、あなたの手(て)をその上(うえ)におき、 19彼(かれ)を祭司(さいし)エレアザルと全(ぜん)会衆(かいしゅう)の前(まえ)に立(た)たせて、彼(かれ)らの前(まえ)で職(しょく)に任(にん)じなさい。 20そして彼(かれ)にあなたの権威(けんい)を分(わ)け与(あた)え、イスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)を彼(かれ)に従(したが)わせなさい。 21彼(かれ)は祭司(さいし)エレアザルの前(まえ)に立(た)ち、エレアザルは彼(かれ)のためにウリムをもって、主(しゅ)の前(まえ)に判断(はんだん)を求(もと)めなければならない。ヨシュアとイスラエルの人々(ひとびと)の全(ぜん)会衆(かいしゅう)とはエレアザルの言葉(ことば)に従(したが)っていで、エレアザルの言葉(ことば)に従(したが)ってはいらなければならない」。 22そこでモーセは主(しゅ)が命(めい)じられたようにし、ヨシュアを選(えら)んで、祭司(さいし)エレアザルと全(ぜん)会衆(かいしゅう)の前(まえ)に立(た)たせ、 23彼(かれ)の上(うえ)に手(て)をおき、主(しゅ)がモーセによって語(かた)られたとおりに彼(かれ)を任命(にんめい)した。

第二八章

1主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 2「イスラエルの人々(ひとびと)に命(めい)じて言(い)いなさい、『あなたがたは香(こう)ばしいかおりとしてわたしにささげる火祭(かさい)、すなわち、わたしの供(そな)え物(もの)、わたしの食物(しょくもつ)を定(さだ)めの時(とき)にわたしにささげることを怠(おこた)ってはならない』。 3また彼(かれ)らに言(い)いなさい、『あなたがたが主(しゅ)にささぐべき火祭(かさい)はこれである。すなわち一歳(さい)の雄(おす)の全(まった)き小羊(こひつじ)二頭(とう)を毎日(まいにち)ささげて常燔祭(じょうはんさい)としなければならない。 4すなわち一頭(とう)の小羊(こひつじ)を朝(あさ)にささげ、一頭(とう)の小羊(こひつじ)を夕(ゆう)にささげなければならない。 5また麦粉(むぎこ)一エパの十分(ぶん)の一に、砕(くだ)いて取(と)った油(あぶら)一ヒンの四分(ぶん)の一を混(ま)ぜて素祭(そさい)としなければならない。 6これはシナイ山(さん)で定(さだ)められた常燔祭(じょうはんさい)であって、主(しゅ)に香(こう)ばしいかおりとしてささげる火祭(かさい)である。 7またその灌祭(かんさい)は小羊(こひつじ)一頭(とう)について一ヒンの四分(ぶん)の一をささげなければならない。すなわち聖所(せいじょ)において主(しゅ)のために濃(こ)い酒(さけ)をそそいで灌祭(かんさい)としなければならない。 8夕(ゆう)には他(た)の一頭(とう)の小羊(こひつじ)をささげなければならない。その素祭(そさい)と灌祭(かんさい)とは朝(あさ)のものと同(おな)じようにし、その小羊(こひつじ)を火祭(かさい)としてささげ、主(しゅ)に香(こう)ばしいかおりとしなければならない。

9また安息日(あんそくにち)には一歳(さい)の雄(おす)の全(まった)き小羊(こひつじ)二頭(とう)と、麦粉(むぎこ)一エパの十分(ん)の二に油(あぶら)を混(ま)ぜた素祭(そさい)と、その灌祭(かんさい)とをささげなければならない。 10これは安息日(あんそくにち)ごとの燔祭(はんさい)であって、常燔祭(じょうはんさい)とその灌祭(かんさい)とに加(くわ)えらるべきものである。

11またあなたがたは月々(つきづき)の第(だい)一日(にち)に燔祭(はんさい)を主(しゅ)にささげなければならない。すなわち若(わか)い雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の全(まった)き小羊(こひつじ)七頭(とう)をささげ、 12雄牛(おうし)一頭(とう)には麦粉(むぎこ)一エパの十分(ぶん)の三に油(あぶら)を混(ま)ぜたものを素祭(そさい)とし、雄羊(おひつじ)一頭(とう)には麦粉(むぎこ)一エパの十分(ぶん)の二に油(あぶら)を混(ま)ぜたものを素祭(そさい)とし、 13小羊(こひつじ)一頭(とう)には麦粉(むぎこ)十分(ぶん)の一に油(あぶら)を混(ま)ぜたものを素祭(そさい)とし、これを香(こう)ばしいかおりの燔祭(はんさい)として主(しゅ)のために火祭(かさい)としなければならない。 14またその灌祭(かんさい)は雄牛(おうし)一頭(とう)についてぶどう酒(しゅ)一ヒンの二分(ぶん)の一、雄羊(おひつじ)一頭(とう)について一ヒンの三分(ぶん)の一、小羊(こひつじ)一頭(とう)について一ヒンの四分(ぶん)の一をささげなければならない。これは年(ねん)の月々(つきづき)を通(つう)じて、新月(しんげつ)ごとにささぐべき燔祭(はんさい)である。 15また常燔祭(じょうはんさい)とその灌祭(かんさい)とのほかに、雄(お)やぎ一頭(とう)を罪祭(ざいさい)として主(しゅ)にささげなければならない。

16正月(しょうがつ)の十四日(か)は主(しゅ)の過越(すぎこし)の祭(まつり)である。 17またその月(つき)の十五日(にち)は祭日(さいじつ)としなければならない。七日(なぬか)のあいだ種(たね)入(い)れぬパンを食(た)べなければならない。 18その初(はじ)めの日(ひ)には聖(せい)会(かい)を開(ひら)かなければならない。なんの労役(ろうえき)をもしてはならない。 19あなたがたは火祭(かさい)として主(しゅ)に燔祭(はんさい)をささげなければならない。すなわち若(わか)い雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)七頭(とう)をささげなければならない。これらはみな全(まった)きものでなければならない。 20その素祭(そさい)には油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)をささげなければならない。すなわち雄牛(おうし)一頭(とう)につき麦粉(むぎこ)一エパの十分(ぶん)の三、雄羊(おひつじ)一頭(とう)につき十分(ぶん)の二をささげ、 21また七頭(とう)の小羊(こひつじ)にはその一頭(とう)ごとに十分(ぶん)の一をささげなければならない。 22また雄(お)やぎ一頭(とう)を罪祭(ざいさい)としてささげ、あなたがたのために罪(つみ)のあがないをしなければならない。 23あなたがたは朝(あさ)にささげる常燔祭(じょうはんさい)の燔祭(はんさい)のほかに、これらをささげなければならない。 24このようにあなたがたは七日(なぬか)のあいだ毎日(まいにち)、火祭(かさい)の食物(しょくもつ)をささげて、主(しゅ)に香(こう)ばしいかおりとしなければならない。これは常燔祭(じょうはんさい)とその灌祭(かんさい)とのほかにささぐべきものである。 25そして第(だい)七日(にち)に、あなたがたは聖(せい)会(かい)を開(ひら)かなければならない。なんの労役(ろうえき)をもしてはならない。

26あなたがたは七週(しゅう)の祭(まつり)、すなわち新(あたら)しい素祭(そさい)を主(しゅ)にささげる初穂(はつほ)の日(ひ)にも聖(せい)会(かい)を開(ひら)かなければならない。なんの労役(ろうえき)をもしてはならない。 27あなたがたは燔祭(はんさい)をささげて、主(しゅ)に香(こう)ばしいかおりとしなければならない。すなわち若(わか)い雄牛(おうし)二頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)七頭(とう)をささげなければならない。 28その素祭(そさい)には油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)をささげなければならない。すなわち雄牛(おうし)一頭(とう)につき一エパの十分(ぶん)の三、雄羊(おひつじ)一頭(とう)につき十分(ぶん)の二をささげ、 29また七頭(とう)の小羊(こひつじ)には一頭(とう)ごとに十分(ぶん)の一をささげなければならない。 30また雄(お)やぎ一頭(とう)をささげてあなたがたのために罪(つみ)のあがないをしなければならない。 31あなたがたは常燔祭(じょうはんさい)とその素祭(そさい)とその灌祭(かんさい)とのほかに、これらをささげなければならない。これらはみな、全(まった)きものでなければならない。

第二九章

1七月(がつ)には、その月(つき)の第(だい)一日(にち)に聖(せい)会(かい)を開(ひら)かなければならない。なんの労役(ろうえき)をもしてはならない。これはあなたがたがラッパを吹(ふ)く日(ひ)である。 2あなたがたは燔祭(はんさい)をささげて、主(しゅ)に香(こう)ばしいかおりとしなければならない。すなわち若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の全(まった)き小羊(こひつじ)七頭(とう)をささげなければならない。 3その素祭(そさい)には油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)をささげなければならない。すなわち雄牛(おうし)一頭(とう)について一エパの十分(ぶん)の三、雄羊(おひつじ)一頭(とう)について十分(ぶん)の二をささげ、 4また七頭(とう)の小羊(こひつじ)には一頭(とう)ごとに十分(ぶん)の一をささげなければならない。 5また雄(お)やぎ一頭(とう)を罪祭(ざいさい)としてささげ、あなたがたのために罪(つみ)のあがないをしなければならない。 6これは新月(しんげつ)の燔祭(はんさい)とその素祭(そさい)、常燔祭(じょうはんさい)とその素祭(そさい)、および灌祭(かんさい)のほかのものであって、これらのものの定(さだ)めにしたがい、香(こう)ばしいかおりとして、主(しゅ)に火祭(かさい)としなければならない。

7またその七月(がつ)の十日(か)に聖(せい)会(かい)を開(ひら)き、かつあなたがたの身(み)を悩(なや)まさなければならない。なんの仕事(しごと)もしてはならない。 8あなたがたは主(しゅ)に燔祭(はんさい)をささげて、香(こう)ばしいかおりとしなければならない。すなわち若(わか)い雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)七頭(とう)をささげなければならない。これらはみな全(まった)きものでなければならない。 9その素祭(そさい)には油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)をささげなければならない。すなわち雄牛(おうし)一頭(とう)につき一エパの十分(ぶん)の三、雄羊(おひつじ)一頭(とう)につき十分(ぶん)の二をささげ、 10また七頭(とう)の小羊(こひつじ)には一頭(とう)ごとに十分(ぶん)の一をささげなければならない。 11また雄(お)やぎ一頭(とう)を罪祭(ざいさい)としてささげなければならない。これらは贖罪(しょくざい)の罪祭(ざいさい)と常燔祭(じょうはんさい)とその素祭(そさい)、および灌祭(かんさい)のほかのものである。

12七月(がつ)の十五日(にち)に聖(せい)会(かい)を開(ひら)かなければならない。なんの労役(ろうえき)もしてはならない。七日(なぬか)のあいだ主(しゅ)のために祭(まつり)をしなければならない。 13あなたがたは燔祭(はんさい)をささげて、主(しゅ)に香(こう)ばしいかおりの火祭(かさい)としなければならない。すなわち若(わか)い雄牛(おうし)十三頭(とう)、雄羊(おひつじ)二頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の小羊(こひつじ)十四頭(とう)をささげなければならない。これらはみな全(まった)きものでなければならない。 14その素祭(そさい)には油(あぶら)を混(ま)ぜた麦粉(むぎこ)をささげなければならない。すなわち十三頭(とう)の雄牛(おうし)には一頭(とう)ごとに十分(ぶん)の三、その二頭(とう)の雄羊(おひつじ)には一頭(とう)ごとに十分(ぶん)の二をささげ、 15その十四頭(とう)の小羊(こひつじ)には一頭(とう)ごとに十分(ぶん)の一をささげなければならない。 16また雄(お)やぎ一頭(とう)を罪祭(ざいさい)としてささげなければならない。これらは常燔祭(じょうはんさい)とその素祭(そさい)および灌祭(かんさい)のほかのものである。

17第(だい)二日(にち)には若(わか)い雄牛(おうし)十二頭(とう)、雄羊(おひつじ)二頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の全(まった)き小羊(こひつじ)十四頭(とう)をささげなければならない。 18その雄牛(おうし)と雄羊(おひつじ)と小羊(こひつじ)とのための素祭(そさい)と灌祭(かんさい)とはその数(かず)にしたがって、定(さだ)めのようにささげなければならない。 19また雄(お)やぎ一頭(とう)を罪祭(ざいさい)としてささげなければならない。これらは常燔祭(じょうはんさい)とその素祭(そさい)および灌祭(かんさい)のほかのものである。 20第(だい)三日(にち)には雄牛(おうし)十一頭(とう)、雄羊(おひつじ)二頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の全(まった)き小羊(こひつじ)十四頭(とう)をささげなければならない。 21その雄牛(おうし)と雄羊(おひつじ)と小羊(こひつじ)とのための素祭(そさい)と灌祭(かんさい)とは、その数(かず)にしたがって定(さだ)めのようにささげなければならない。 22また雄(お)やぎ一頭(とう)を罪祭(ざいさい)としてささげなければならない。これらは常燔祭(じょうはんさい)とその素祭(そさい)および灌祭(かんさい)のほかのものである。

23第(だい)四日(にち)には雄牛(おうし)十頭(とう)、雄羊(おひつじ)二頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の全(まった)き小羊(こひつじ)十四頭(とう)をささげなければならない。 24その雄牛(おうし)と雄羊(おひつじ)と小羊(こひつじ)とのための素祭(そさい)と灌祭(かんさい)とは、その数(かず)にしたがって定(さだ)めのようにささげなければならない。 25また雄(お)やぎ一頭(とう)を罪祭(ざいさい)としてささげなければならない。これらは常燔祭(じょうはんさい)とその素祭(そさい)および灌祭(かんさい)のほかのものである。

26第(だい)五日(にち)には雄牛(おうし)九頭(とう)、雄羊(おひつじ)二頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の全(まった)き小羊(こひつじ)十四頭(とう)をささげなければならない。 27その雄牛(おうし)と雄羊(おひつじ)と小羊(こひつじ)とのための素祭(そさい)と灌祭(かんさい)とは、その数(かず)にしたがって定(さだ)めのようにささげなければならない。 28また雄(お)やぎ一頭(とう)を罪祭(ざいさい)としてささげなければならない。これらは常燔祭(じょうはんさい)とその素祭(そさい)および灌祭(かんさい)のほかのものである。

29第(だい)六日(にち)には雄牛(おうし)八頭(とう)、雄羊(おひつじ)二頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の全(まった)き小羊(こひつじ)十四頭(とう)をささげなければならない。 30その雄牛(おうし)と雄羊(おひつじ)と小羊(こひつじ)とのための素祭(そさい)と灌祭(かんさい)とは、その数(かず)にしたがって定(さだ)めのようにささげなければならない。 31また雄(お)やぎ一頭(とう)を罪祭(ざいさい)としてささげなければならない。これらは常燔祭(じょうはんさい)とその素祭(そさい)および灌祭(かんさい)のほかのものである。

32第(だい)七日(にち)には雄牛(おうし)七頭(とう)、雄羊(おひつじ)二頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の全(まった)き小羊(こひつじ)十四頭(とう)をささげなければならない。 33その雄牛(おうし)と雄羊(おひつじ)と小羊(こひつじ)とのための素祭(そさい)と灌祭(かんさい)とは、その数(かず)にしたがって定(さだ)めのようにささげなければならない。 34また雄(お)やぎ一頭(とう)を罪祭(ざいさい)としてささげなければならない。これらは常燔祭(じょうはんさい)とその素祭(そさい)および灌祭(かんさい)のほかのものである。

35第(だい)八日(か)にはまた集会(しゅうかい)を開(ひら)かなければならない。なんの労役(ろうえき)をもしてはならない。 36あなたがたは燔祭(はんさい)をささげて主(しゅ)に香(こう)ばしいかおりの火祭(かさい)としなければならない。すなわち雄牛(おうし)一頭(とう)、雄羊(おひつじ)一頭(とう)、一歳(さい)の雄(おす)の全(まった)き小羊(こひつじ)七頭(とう)をささげなければならない。 37その雄牛(おうし)と雄羊(おひつじ)と小羊(こひつじ)とのための素祭(そさい)と灌祭(かんさい)とは、その数(かず)にしたがって定(さだ)めのようにささげなければならない。 38また雄(お)やぎ一頭(とう)を罪祭(ざいさい)としてささげなければならない。これらは常燔祭(じょうはんさい)とその素祭(そさい)および灌祭(かんさい)のほかのものである。

39あなたがたは定(さだ)めの祭(まつり)の時(とき)に、これらのものを主(しゅ)にささげなければならない。これらはあなたがたの誓願(せいがん)、または自発(じはつ)の供(そな)え物(もの)としてささげる燔祭(はんさい)、素祭(そさい)、灌祭(かんさい)および酬恩祭(しゅうおんさい)のほかのものである』」。

40モーセは主(しゅ)が命(めい)じられた事(こと)をことごとくイスラエルの人々(ひとびと)に告(つ)げた。

第三〇章

1モーセはイスラエルの人々(ひとびと)の部族(ぶぞく)のかしらたちに言(い)った、「これは主(しゅ)が命(めい)じられた事(こと)である。 2もし人(ひと)が主(しゅ)に誓願(せいがん)をかけ、またはその身(み)に物(もの)断(だ)ちをしようと誓(ちか)いをするならば、その言葉(ことば)を破(やぶ)ってはならない。口(くち)で言(い)ったとおりにすべて行(おこな)わなければならない。 3またもし女(おんな)がまだ若(わか)く、父(ちち)の家(いえ)にいて、主(しゅ)に誓願(せいがん)をかけ、またはその身(み)に物(もの)断(だ)ちをしようとする時(とき)、 4父(ちち)が彼女(かのじょ)の誓願(せいがん)、または彼女(かのじょ)の身(み)に断(た)った物(もの)断(だ)ちのことを聞(き)いて、彼女(かのじょ)に何(なに)も言(い)わないならば、彼女(かのじょ)はすべて誓願(せいがん)を行(おこな)い、またその身(み)に断(た)った物(もの)断(だ)ちをすべて守(まも)らなければならない。 5しかし、彼女(かのじょ)の父(ちち)がそれを聞(き)いた日(ひ)に、それを承認(しょうにん)しない時(とき)は、彼女(かのじょ)はその誓願(せいがん)、またはその身(み)に断(た)った物(もの)断(だ)ちをすべてやめることができる。父(ちち)が承認(しょうにん)しないのであるから、主(しゅ)は彼女(かのじょ)をゆるされるであろう。 6またもし夫(おっと)のある身(み)で、みずから誓願(せいがん)をかけ、またはその身(み)に物(もの)断(だ)ちをしようと、軽々(かるがる)しく口(くち)で言(い)った場合(ばあい)、 7夫(おっと)がそれを聞(き)き、それを聞(き)いた日(ひ)に彼女(かのじょ)に何(なに)も言(い)わないならば、彼女(かのじょ)はその誓願(せいがん)を行(おこな)い、その身(み)に断(た)った物(もの)断(だ)ちを守(まも)らなければならない。 8しかし、もし夫(おっと)がそれを聞(き)いた日(ひ)に、それを承認(しょうにん)しないならば、夫(おっと)はその女(おんな)がかけた誓願(せいがん)、またはその身(み)に物(もの)断(だ)ちをしようと、軽々(かるがる)しく口(くち)に言(い)ったことをやめさせることができる。主(しゅ)はその女(おんな)をゆるされるであろう。 9しかし、寡婦(かふ)あるいは離縁(りえん)された女(おんな)の誓願(せいがん)、すべてその身(み)に断(た)った物(もの)断(だ)ちは、それを守(まも)らなければならない。 10もし女(おんな)が夫(おっと)の家(いえ)で誓願(せいがん)をかけ、またはその身(み)に物(もの)断(だ)ちをしようと誓(ちか)った時(とき)、 11夫(おっと)がそれを聞(き)いて、彼女(かのじょ)に何(なに)も言(い)わず、またそれに反対(はんたい)しないならば、その誓願(せいがん)はすべて行(おこな)わなければならない。またその身(み)に断(た)った物(もの)断(だ)ちはすべて守(まも)らなければならない。 12しかし、もし夫(おっと)がそれを聞(き)いた日(ひ)にそれを認(みと)めないならば、彼女(かのじょ)の誓願(せいがん)、または身(み)の物(もの)断(だ)ちについて、彼女(かのじょ)が口(くち)で言(い)った事(こと)は、すべてやめることができる。夫(おっと)がそれを認(みと)めなかったのだから、主(しゅ)はその女(おんな)をゆるされるであろう。 13すべての誓願(せいがん)およびすべてその身(み)を悩(なや)ます物(もの)断(だ)ちの誓約(せいやく)は、夫(おっと)がそれを守(まも)らせることができ、または夫(おっと)がそれをやめさせることができる。 14もし夫(おっと)が彼女(かのじょ)に何(なに)も言(い)わずに日(ひ)を送(おく)るならば、彼(かれ)は妻(つま)がした誓願(せいがん)、または物(もの)断(だ)ちをすべて認(みと)めたのである。彼(かれ)はそれを聞(き)いた日(ひ)に妻(つま)に何(なに)も言(い)わなかったのだから、それを認(みと)めたのである。 15しかし、もし夫(おっと)がそれを聞(き)き、あとになって、それを認(みと)めないならば、彼(かれ)は妻(つま)の罪(つみ)を負(お)わなければならない」。

16これらは主(しゅ)がモーセに命(めい)じられた定(さだ)めであって、夫(おっと)と妻(つま)との間(あいだ)、および父(ちち)とまだ若(わか)くて父(ちち)の家(いえ)にいる娘(むすめ)との間(あいだ)に関(かん)するものである。

第三一章

1さて主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 2「ミデアンびとにイスラエルの人々(ひとびと)のあだを報(むく)いなさい。その後(のち)、あなたはあなたの民(たみ)に加(くわ)えられるであろう」。 3モーセは民(たみ)に言(い)った、「あなたがたのうちから人(ひと)を選(えら)んで戦(たたか)いのために武装(ぶそう)させ、ミデアンびとを攻(せ)めて、主(しゅ)のためミデアンびとに復讐(ふくしゅう)しなさい。 4すなわちイスラエルのすべての部族(ぶぞく)から、部族(ぶぞく)ごとに千人(にん)ずつを戦(たたか)いに送(おく)り出(だ)さなければならない」。 5そこでイスラエルの部族(ぶぞく)のうちから部族(ぶぞく)ごとに千人(にん)ずつを選(えら)び、一万二千人(にん)を得(え)て、戦(たたか)いのために武装(ぶそう)させた。 6モーセは各(かく)部族(ぶぞく)から千人(にん)ずつを戦(たたか)いにつかわし、また祭司(さいし)エレアザルの子(こ)ピネハスに、聖(せい)なる器(うつわ)と吹(ふ)き鳴(な)らすラッパとを執(と)らせて、共(とも)に戦(たたか)いにつかわした。 7彼(かれ)らは主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたようにミデアンびとと戦(たたか)って、その男子(だんし)をみな殺(ころ)した。 8その殺(ころ)した者(もの)のほかにまたミデアンの王(おう)五人(にん)を殺(ころ)した。その名(な)はエビ、レケム、ツル、フル、レバである。またベオルの子(こ)バラムをも、つるぎにかけて殺(ころ)した。 9またイスラエルの人々(ひとびと)はミデアンの女(おんな)たちとその子(こ)供(とも)たちを捕虜(ほりょ)にし、その家畜(かちく)と、羊(ひつじ)の群(む)れと、貨(か)財(ざい)とをことごとく奪(うば)い取(と)り、 10そのすまいのある町々(まちまち)と、その部落(ぶらく)とを、ことごとく火(ひ)で焼(や)いた。 11こうして彼(かれ)らはすべて奪(うば)ったものと、かすめたものとは人(ひと)をも家畜(かちく)をも取(と)り、 12その生(なま)けどった者(もの)と、かすめたものと、奪(うば)ったものとを携(たずさ)えて、エリコに近(ちか)いヨルダンのほとりのモアブの平野(へいや)の宿営(しゅくえい)におるモーセと祭司(さいし)エレアザルとイスラエルの人々(ひとびと)の会衆(かいしゅう)のもとへもどってきた。

13ときにモーセと祭司(さいし)エレアザルと会衆(かいしゅう)のつかさたちはみな宿営(しゅくえい)の外(そと)に出(で)て迎(むか)えたが、 14モーセは軍勢(ぐんぜい)の将(しょう)たち、すなわち戦場(せんじょう)から帰(かえ)ってきた千人(にん)の長(ちょう)たちと、百人(にん)の長(ちょう)たちに対(たい)して怒(いか)った。 15モーセは彼(かれ)らに言(い)った、「あなたがたは女(おんな)たちをみな生(い)かしておいたのか。 16彼(かれ)らはバラムのはかりごとによって、イスラエルの人々(ひとびと)に、ペオルのことで主(しゅ)に罪(つみ)を犯(おか)させ、ついに主(しゅ)の会衆(かいしゅう)のうちに疫病(えきびょう)を起(おこ)すに至(いた)った。 17それで今(いま)、この子供(こども)たちのうちの男(おとこ)の子(こ)をみな殺(ころ)し、また男(おとこ)と寝(ね)て、男(おとこ)を知(し)った女(おんな)をみな殺(ころ)しなさい。 18ただし、まだ男(おとこ)と寝(ね)ず、男(おとこ)を知(し)らない娘(むすめ)はすべてあなたがたのために生(い)かしておきなさい。 19そしてあなたがたは七日(なぬか)のあいだ宿営(しゅくえい)の外(そと)にとどまりなさい。あなたがたのうちすべて人(ひと)を殺(ころ)した者(もの)、およびすべて殺(ころ)された者(もの)に触(ふ)れた者(もの)は、あなたがた自身(じしん)も、あなたがたの捕虜(ほりょ)も共(とも)に、三日(か)目(め)と七日(なぬか)目(め)とに身(み)を清(きよ)めなければならない。 20またすべての衣服(いふく)と、すべての皮(かわ)の器(うつわ)と、すべてやぎの毛(け)で作(つく)ったものと、すべての木(き)の器(うつわ)とを清(きよ)めなければならない」。

21祭司(さいし)エレアザルは戦(たたか)いに出(で)たいくさびとたちに言(い)った、「これは主(しゅ)がモーセに命(めい)じられた律法(りっぽう)の定(さだ)めである。 22金(きん)、銀(ぎん)、青銅(せいどう)、鉄(てつ)、すず、鉛(なまり)など、 23すべて火(ひ)に耐(た)える物(もの)は火(ひ)の中(なか)を通(とお)さなければならない。そうすれば清(きよ)くなるであろう。なおその上(うえ)、汚(けが)れを清(きよ)める水(みず)で、清(きよ)めなければならない。しかし、すべて火(ひ)に耐(た)えないものは水(みず)の中(なか)を通(とお)さなければならない。 24あなたがたは七日(なぬか)目(め)に衣服(いふく)を洗(あら)わなければならない。そして清(きよ)くなり、その後(のち)宿営(しゅくえい)にはいることができる」。

25主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 26「あなたと祭司(さいし)エレアザルおよび会衆(かいしゅう)の氏族(しぞく)のかしらたちは、その生(なま)けどった人(ひと)と家畜(かちく)の獲物(えもの)の総数(そうすう)を調(しら)べ、 27その獲物(えもの)を戦(たたか)いに出(で)た勇士(ゆうし)と、全(ぜん)会衆(かいしゅう)とに折半(せっぱん)しなさい。 28そして戦(たたか)いに出(で)たいくさびとに、人(ひと)または牛(うし)、またはろば、または羊(ひつじ)を、おのおの五百ごとに一つを取(と)り、みつぎとして主(しゅ)にささげさせなさい。 29すなわち彼(かれ)らが受(う)ける半分(はんぶん)のなかから、それを取(と)り、主(しゅ)にささげる物(もの)として祭司(さいし)エレアザルに渡(わた)しなさい。 30またイスラエルの人々(ひとびと)が受(う)ける半分(はんぶん)のなかから、その獲(え)た人(ひと)または牛(うし)、またはろば、または羊(ひつじ)などの家畜(かちく)を、おのおの五十ごとに一つを取(と)り、主(しゅ)の幕屋(まくや)の務(つとめ)をするレビびとに与(あた)えなさい」。 31モーセと祭司(さいし)エレアザルとは主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたとおりに行(い)った。

32そこでその獲物(えもの)、すなわち、いくさびとたちが奪(うば)い取(と)ったものの残(のこ)りは羊(ひつじ)六十七万五千、 33牛(うし)七万二千、 34ろば六万一千、 35人(ひと)三万二千、これはみな男(おとこ)と寝(ね)ず、男(おとこ)を知(し)らない女(おんな)であった。 36そしてその半分(はんぶん)、すなわち戦(たたか)いに出(で)た者(もの)の分(ぶん)は羊(ひつじ)三十三万七千五百、 37主(しゅ)にみつぎとした羊(ひつじ)は六百七十五。 38牛(うし)は三万六千、そのうちから主(しゅ)にみつぎとしたものは七十二。 39ろばは三万五百、そのうちから主(しゅ)にみつぎとしたものは六十一。 40人(ひと)は一万六千、そのうちから主(しゅ)にみつぎとしたものは三十二人(にん)であった。 41モーセはそのみつぎを主(しゅ)にささげる物(もの)として祭司(さいし)エレアザルに渡(わた)した。主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたとおりである。

42モーセが戦(たたか)いに出(で)た人々(ひとびと)とは別(べつ)にイスラエルの人々(ひとびと)に与(あた)えた半分(はんぶん)、 43すなわち会衆(かいしゅう)の受(う)けた半分(はんぶん)は羊(ひつじ)三十三万七千五百、 44牛(うし)三万六千、 45ろば三万五百、 46人(ひと)一万六千であって、 47モーセはイスラエルの人々(ひとびと)の受(う)けた半分(はんぶん)のなかから、人(ひと)および獣(けもの)をおのおの五十ごとに一つを取(と)って、主(しゅ)の幕屋(まくや)の務(つとめ)をするレビびとに与(あた)えた。主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたとおりである。

48時(とき)に軍勢(ぐんぜい)の将(しょう)であったものども、すなわち千人(にん)の長(ちょう)たちと百人(にん)の長(ちょう)たちとがモーセのところにきて、 49モーセに言(い)った、「しもべらは、指揮(しき)下(か)のいくさびとを数(かぞ)えましたが、われわれのうち、ひとりも欠(か)けた者(もの)はありませんでした。 50それで、われわれは、おのおの手(て)に入(い)れた金(きん)の飾(かざ)り物(もの)、すなわち腕(うで)飾(かざ)り、腕輪(うでわ)、指輪(ゆびわ)、耳輪(みみわ)、首飾(くびかざ)りなどを主(しゅ)に携(たずさ)えてきて供(そな)え物(もの)とし、主(しゅ)の前(まえ)にわれわれの命(いのち)のあがないをしようと思(おも)います」。 51モーセと祭司(さいし)エレアザルとは、彼(かれ)らから細工(さいく)を施(ほどこ)した金(きん)の飾(かざ)り物(もの)を受(う)け取(と)った。 52千人(にん)の長(ちょう)たちと百人(にん)の長(ちょう)たちとが、主(しゅ)にささげものとした金(きん)は合(あ)わせて一万六千七百五十シケル。 53いくさびとは、おのおの自分(じぶん)のぶんどり物(もの)を獲(え)た。 54モーセと祭司(さいし)エレアザルとは、千人(にん)の長(ちょう)たちと百人(にん)の長(ちょう)たちとから、その金(きん)を受(う)け取(と)り、それを携(たずさ)えて会見(かいけん)の幕屋(まくや)に入(い)り、主(しゅ)の前(まえ)に置(お)いてイスラエルの人々(ひとびと)のために記念(きねん)とした。

第三二章

1ルベンの子孫(しそん)とガドの子孫(しそん)とは非常(ひじょう)に多(おお)くの家畜(かちく)の群(む)れを持(も)っていた。彼(かれ)らがヤゼルの地(ち)と、ギレアデの地(ち)とを見(み)ると、そこは家畜(かちく)を飼(か)うのに適(てき)していたので、 2ガドの子孫(しそん)とルベンの子孫(しそん)とがきて、モーセと、祭司(さいし)エレアザルと、会衆(かいしゅう)のつかさたちとに言(い)った、 3「アタロテ、デボン、ヤゼル、ニムラ、ヘシボン、エレアレ、シバム、ネボ、ベオン、 4すなわち主(しゅ)がイスラエルの会衆(かいしゅう)の前(まえ)に撃(う)ち滅(ほろ)ぼされた国(くに)は、家畜(かちく)を飼(か)うのに適(てき)した地(ち)ですが、しもべらは家畜(かちく)を持(も)っています」。 5彼(かれ)らはまた言(い)った、「それでもし、あなたの恵(めぐ)みを得(え)られますなら、どうぞこの地(ち)をしもべらの領地(りょうち)にして、われわれにヨルダンを渡(わた)らせないでください」。

6モーセはガドの子孫(しそん)とルベンの子孫(しそん)とに言(い)った、「あなたがたは兄弟(きょうだい)が戦(たたか)いに行(い)くのに、ここにすわっていようというのか。 7どうしてあなたがたはイスラエルの人々(ひとびと)の心(こころ)をくじいて、主(しゅ)が彼(かれ)らに与(あた)えられる地(ち)に渡(わた)ることができないようにするのか。 8あなたがたの先祖(せんぞ)も、わたしがカデシ・バルネアから、その地(ち)を見(み)るためにつかわした時(とき)に、同(おな)じようなことをした。 9すなわち彼(かれ)らはエシコルの谷(たに)に行(い)って、その地(ち)を見(み)たとき、イスラエルの人々(ひとびと)の心(こころ)をくじいて、主(しゅ)が与(あた)えられる地(ち)に行(い)くことができないようにした。 10そこでその時(とき)、主(しゅ)は怒(いか)りを発(はっ)し、誓(ちか)って言(い)われた、 11『エジプトから出(で)てきた人々(ひとびと)で二十歳(さい)以上(いじょう)の者(もの)はひとりもわたしがアブラハム、イサク、ヤコブに誓(ちか)った地(ち)を見(み)ることはできない。彼(かれ)らはわたしに従(したが)わなかったからである。 12ただケニズびとエフンネの子(こ)カレブとヌンの子(こ)ヨシュアとはそうではない。このふたりは全(まった)く主(しゅ)に従(したが)ったからである』。 13主(しゅ)はこのようにイスラエルにむかって怒(いか)りを発(はっ)し、彼(かれ)らを四十年(ねん)のあいだ荒野(あらの)にさまよわされたので、主(しゅ)の前(まえ)に悪(あく)を行(おこな)ったその世代(せだい)の人々(ひとびと)は、ついにみな滅(ほろ)びた。 14あなたがたはその父(ちち)に代(かわ)って立(た)った罪(つみ)びとのやからであって、主(しゅ)のイスラエルに対(たい)する激(はげ)しい怒(いか)りをさらに増(ま)そうとしている。 15あなたがたがもしそむいて主(しゅ)に従(したが)わないならば、主(しゅ)はまたこの民(たみ)を荒野(あらの)にすておかれるであろう。そうすればあなたがたはこの民(たみ)をことごとく滅(ほろ)ぼすに至(いた)るであろう」。

16彼(かれ)らはモーセのところへ進(すす)み寄(よ)って言(い)った、「われわれはこの所(ところ)に、群(む)れのために羊(ひつじ)のおりを建(た)て、また子供(こども)たちのために町々(まちまち)を建(た)てようと思(おも)います。 17しかし、われわれは武装(ぶそう)してイスラエルの人々(ひとびと)の前(まえ)に進(すす)み、彼(かれ)らをその所(ところ)へ導(みちび)いて行(い)きましょう。ただわれわれの子供(こども)たちは、この地(ち)の住民(じゅうみん)の害(がい)をのがれるため、堅固(けんご)な町々(まちまち)に住(す)ませておかなければなりません。 18われわれはイスラエルの人々(ひとびと)が、おのおのその嗣(し)業(ぎょう)を受(う)けるまでは、家(いえ)に帰(かえ)りません。 19またわれわれはヨルダンのかなたで彼(かれ)らとともには嗣(し)業(ぎょう)を受(う)けません。われわれはヨルダンのこなた、すなわち東(ひがし)の方(ほう)で嗣(し)業(ぎょう)を受(う)けるからです」。 20モーセは彼(かれ)らに言(い)った、「もし、あなたがたがそのようにし、みな武装(ぶそう)して主(しゅ)の前(まえ)に行(い)って戦(たたか)い、 21みな武装(ぶそう)して主(しゅ)の前(まえ)に行(い)ってヨルダン川(がわ)を渡(わた)り、主(しゅ)がその敵(てき)を自分(じぶん)の前(まえ)から追(お)い払(はら)われて、 22この国(くに)が主(しゅ)の前(まえ)に征服(せいふく)されて後(のち)、帰(かえ)ってくるならば、あなたがたは主(しゅ)の前(まえ)にも、イスラエルの前(まえ)にも、とがめはないであろう。そしてこの地(ち)は主(しゅ)の前(まえ)にあなたがたの所有(しょゆう)となるであろう。 23しかし、そうしないならば、あなたがたは主(しゅ)にむかって罪(つみ)を犯(おか)した者(もの)となり、その罪(つみ)は必(かなら)ず身(み)に及(およ)ぶことを知(し)らなければならない。 24あなたがたは子供(こども)たちのために町々(まちまち)を建(た)て、羊(ひつじ)のために、おりを建(た)てなさい。しかし、あなたがたは約束(やくそく)したことは行(おこな)わなければならない」。 25ガドの子孫(しそん)とルベンの子孫(しそん)とは、モーセに言(い)った、「しもべらはあなたの命(めい)じられたとおりにいたします。 26われわれの子供(こども)たちと妻(つま)と羊(ひつじ)と、すべての家畜(かちく)とは、このギレアデの町々(まちまち)に残(のこ)します。 27しかし、しもべらはみな武装(ぶそう)して、あなたの言(い)われるとおり、主(しゅ)の前(まえ)に渡(わた)って行(い)って戦(たたか)います」。

28モーセは彼(かれ)らのことについて、祭司(さいし)エレアザルと、ヌンの子(こ)ヨシュアと、イスラエルの人々(ひとびと)の部族(ぶぞく)のうちの氏族(しぞく)のかしらたちとに命(めい)じた。 29そしてモーセは彼(かれ)らに言(い)った、「ガドの子孫(しそん)と、ルベンの子孫(しそん)とが、おのおの武装(ぶそう)してあなたがたと一緒(いっしょ)にヨルダンを渡(わた)り、主(しゅ)の前(まえ)に戦(たたか)って、その地(ち)をあなたがたが征服(せいふく)するならば、あなたがたは彼(かれ)らにギレアデの地(ち)を領地(りょうち)として与(あた)えなければならない。 30しかし、もし彼(かれ)らが武装(ぶそう)してあなたがたと一緒(いっしょ)に渡(わた)って行(い)かないならば、彼(かれ)らはカナンの地(ち)であなたがたのうちに領地(りょうち)を獲(え)なければならない」。 31ガドの子孫(しそん)と、ルベンの子孫(しそん)とは答(こた)えて言(い)った、「しもべらは主(しゅ)が言(い)われたとおりにいたします。 32われわれは武装(ぶそう)して、主(しゅ)の前(まえ)にカナンの地(ち)へ渡(わた)って行(い)きますが、ヨルダンのこなたで、われわれの嗣(し)業(ぎょう)をもつことにします」。

33そこでモーセはガドの子孫(しそん)と、ルベンの子孫(しそん)と、ヨセフの子(こ)マナセの部族(ぶぞく)の半(なか)ばとに、アモリびとの王(おう)シホンの国(くに)と、バシャンの王(おう)オグの国(くに)とを与(あた)えた。すなわち、その国(くに)およびその領内(りょうない)の町々(まちまち)とその町々(まちまち)の周囲(しゅうい)の地(ち)とを与(あた)えた。 34こうしてガドの子孫(しそん)は、デボン、アタロテ、アロエル、 35アテロテ・ショパン、ヤゼル、ヨグベハ、 36ベテニムラ、ベテハランなどの堅固(けんご)な町々(まちまち)を建(た)て、羊(ひつじ)のおりを建(た)てた。 37またルベンの子孫(しそん)は、ヘシボン、エレアレ、キリヤタイム、 38および後(のち)に名(な)を改(あらた)めたネボと、バアル・メオンの町(まち)を建(た)て、またシブマの町(まち)を建(た)てた。彼(かれ)らは建(た)てた町々(まちまち)に新(あたら)しい名(な)を与(あた)えた。 39またマナセの子(こ)マキルの子孫(しそん)はギレアデに行(い)って、そこを取(と)り、その住民(じゅうみん)アモリびとを追(お)い払(はら)ったので、 40モーセはギレアデをマナセの子(こ)マキルに与(あた)えてそこに住(す)まわせた。 41またマナセの子(こ)ヤイルは行(い)って村々(むらむら)を取(と)り、それをハオテヤイルと名(な)づけた。 42またノバは行(い)ってケナテとその村々(むらむら)を取(と)り、自分(じぶん)の名(な)にしたがって、それをノバと名(な)づけた。

第三三章

1イスラエルの人々(ひとびと)が、モーセとアロンとに導(みちび)かれ、その部隊(ぶたい)に従(したが)って、エジプトの国(くに)を出(で)てから経(へ)た旅路(たびじ)は次(つぎ)のとおりである。 2モーセは主(しゅ)の命(めい)により、その旅路(たびじ)にしたがって宿駅(しゅくえき)を書(か)きとめた。その宿駅(しゅくえき)にしたがえば旅路(たびじ)は次(つぎ)のとおりである。 3彼(かれ)らは正月(しょうがつ)の十五日(にち)にラメセスを出立(しゅったつ)した。すなわち過越(すぎこし)の翌日(よくじつ)イスラエルの人々(ひとびと)は、すべてのエジプトびとの目(め)の前(まえ)を意気揚々(いきようよう)と出立(しゅったつ)した。 4その時(とき)エジプトびとは、主(しゅ)に撃(う)ち殺(ころ)されたすべてのういごを葬(ほうむ)っていた。主(しゅ)はまた彼(かれ)らの神々(かみがみ)にも罰(ばつ)を加(くわ)えられた。

5こうしてイスラエルの人々(ひとびと)はラメセスを出立(しゅったつ)してスコテに宿営(しゅくえい)し、 6スコテを出立(しゅったつ)して荒野(あらの)の端(はし)にあるエタムに宿営(しゅくえい)し、 7エタムを出立(しゅったつ)してバアル・ゼポンの前(まえ)にあるピハヒロテに引(ひ)き返(かえ)してミグドルの前(まえ)に宿営(しゅくえい)し、 8ピハヒロテを出立(しゅったつ)して、海(うみ)のなかをとおって荒野(あらの)に入(い)り、エタムの荒野(あらの)を三日(か)路(じ)ほど行(い)って、メラに宿営(しゅくえい)し、 9メラを出立(しゅったつ)し、エリムに行(い)って宿営(しゅくえい)した。エリムには水(みず)の泉(いずみ)十二と、なつめやし七十本(ほん)とがあった。 10エリムを出立(しゅったつ)して紅海(こうかい)のほとりに宿営(しゅくえい)し、 11紅海(こうかい)を出立(しゅったつ)してシンの荒野(あらの)に宿営(しゅくえい)し、 12シンの荒野(あらの)を出立(しゅったつ)してドフカに宿営(しゅくえい)し、 13ドフカを出立(しゅったつ)してアルシに宿営(しゅくえい)し、 14アルシを出立(しゅったつ)してレピデムに宿営(しゅくえい)した。そこには民(たみ)の飲(の)む水(みず)がなかった。 15レピデムを出立(しゅったつ)してシナイの荒野(あらの)に宿営(しゅくえい)し、 16シナイの荒野(あらの)を出立(しゅったつ)してキブロテ・ハッタワに宿営(しゅくえい)し、 17キブロテ・ハッタワを出立(しゅったつ)してハゼロテに宿営(しゅくえい)し、 18ハゼロテを出立(しゅったつ)してリテマに宿営(しゅくえい)し、 19リテマを出立(しゅったつ)してリンモン・パレツに宿営(しゅくえい)し、 20リンモン・パレツを出立(しゅったつ)してリブナに宿営(しゅくえい)し、 21リブナを出立(しゅったつ)してリッサに宿営(しゅくえい)し、 22リッサを出立(しゅったつ)してケヘラタに宿営(しゅくえい)し、 23ケヘラタを出立(しゅったつ)してシャペル山(やま)に宿営(しゅくえい)し、 24シャペル山(やま)を出立(しゅったつ)してハラダに宿営(しゅくえい)し、 25ハラダを出立(しゅったつ)してマケロテに宿営(しゅくえい)し、 26マケロテを出立(しゅったつ)してタハテに宿営(しゅくえい)し、 27タハテを出立(しゅったつ)してテラに宿営(しゅくえい)し、 28テラを出立(しゅったつ)してミテカに宿営(しゅくえい)し、 29ミテカを出立(しゅったつ)してハシモナに宿営(しゅくえい)し、 30ハシモナを出立(しゅったつ)してモセラに宿営(しゅくえい)し、 31モセラを出立(しゅったつ)してベネヤカンに宿営(しゅくえい)し、 32ベネヤカンを出立(しゅったつ)してホル・ハギデガデに宿営(しゅくえい)し、 33ホル・ハギデガデを出立(しゅったつ)してヨテバタに宿営(しゅくえい)し、 34ヨテバタを出立(しゅったつ)してアブロナに宿営(しゅくえい)し、 35アブロナを出立(しゅったつ)してエジオン・ゲベルに宿営(しゅくえい)し、 36エジオン・ゲベルを出立(しゅったつ)してチンの荒野(あらの)すなわちカデシに宿営(しゅくえい)し、 37カデシを出立(しゅったつ)してエドムの国(くに)の端(はし)にあるホル山(やま)に宿営(しゅくえい)した。

38イスラエルの人々(ひとびと)がエジプトの国(くに)を出(で)て四十年(ねん)目(め)の五月(がつ)一日(にち)に、祭司(さいし)アロンは主(しゅ)の命(めい)によりホル山(やま)に登(のぼ)って、その所(ところ)で死(し)んだ。 39アロンはホル山(やま)で死(し)んだとき百二十三歳(さい)であった。

40カナンの地(ち)のネゲブに住(す)んでいたカナンびとアラデの王(おう)は、イスラエルの人々(ひとびと)の来(く)るのを聞(き)いた。

41ついで、ホル山(やま)を出立(しゅったつ)してザルモナに宿営(しゅくえい)し、 42ザルモナを出立(しゅったつ)してプノンに宿営(しゅくえい)し、 43プノンを出立(しゅったつ)してオボテに宿営(しゅくえい)し、 44オボテを出立(しゅったつ)してモアブの境(さかい)にあるイエ・アバリムに宿営(しゅくえい)し、 45イエ・アバリムを出立(しゅったつ)してデボン・ガドに宿営(しゅくえい)し、 46デボン・ガドを出立(しゅったつ)してアルモン・デブラタイムに宿営(しゅくえい)し、 47アルモン・デブラタイムを出立(しゅったつ)してネボの前(まえ)にあるアバリムの山(やま)に宿営(しゅくえい)し、 48アバリムの山(やま)を出立(しゅったつ)してエリコに近(ちか)いヨルダンのほとりのモアブの平野(へいや)に宿営(しゅくえい)した。 49すなわちヨルダンのほとりのモアブの平野(へいや)で、ベテエシモテとアベル・シッテムとの間(あいだ)に宿営(しゅくえい)した。

50エリコに近(ちか)いヨルダンのほとりのモアブの平野(へいや)で、主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 51「イスラエルの人々(ひとびと)に言(い)いなさい。あなたがたがヨルダンを渡(わた)ってカナンの地(ち)にはいるときは、 52その地(ち)の住民(じゅうみん)をことごとくあなたがたの前(まえ)から追(お)い払(はら)い、すべての石像(せきぞう)をこぼち、すべての鋳(い)像(ぞう)をこぼち、すべての高(たか)き所(ところ)を破壊(はかい)しなければならない。 53またあなたがたはその地(ち)の民(たみ)を追(お)い払(はら)って、そこに住(す)まなければならない。わたしがその地(ち)をあなたがたの所有(しょゆう)として与(あた)えたからである。 54あなたがたは、おのおの氏族(しぞく)ごとにくじを引(ひ)き、その地(ち)を分(わ)けて嗣(し)業(ぎょう)としなければならない。大(おお)きい部族(ぶぞく)には多(おお)くの嗣(し)業(ぎょう)を与(あた)え、小(ちい)さい部族(ぶぞく)には少(すこ)しの嗣(し)業(ぎょう)を与(あた)えなければならない。そのくじの当(あた)った所(ところ)がその所有(しょゆう)となるであろう。あなたがたは父祖(ふそ)の部族(ぶぞく)にしたがって、それを継(つ)がなければならない。 55しかし、その地(ち)の住民(じゅうみん)をあなたがたの前(まえ)から追(お)い払(はら)わないならば、その残(のこ)して置(お)いた者(もの)はあなたがたの目(め)にとげとなり、あなたがたの脇(わき)にいばらとなり、あなたがたの住(す)む国(くに)において、あなたがたを悩(なや)ますであろう。 56また、わたしは彼(かれ)らにしようと思(おも)ったとおりに、あなたがたにするであろう」。

第三四章

1主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 2「イスラエルの人々(ひとびと)に命(めい)じて言(い)いなさい。あなたがたがカナンの地(ち)にはいるとき、あなたがたの嗣(し)業(ぎょう)となるべき地(ち)はカナンの地(ち)で、その全域(ぜんいき)は次(つぎ)のとおりである。 3南(みなみ)の方(ほう)はエドムに接(せっ)するチンの荒野(あらの)に始(はじ)まり、南(みなみ)の境(さかい)は、東(ひがし)は塩(しお)の海(うみ)の端(はし)に始(はじ)まる。 4その境(さかい)はアクラビムの坂(さか)の南(みなみ)を巡(めぐ)ってチンに向(む)かい、カデシ・バルネアの南(みなみ)に至(いた)り、ハザル・アダルに進(すす)み、アズモンに及(およ)ぶ。 5その境(さかい)はまたアズモンから転(てん)じてエジプトの川(かわ)に至(いた)り、海(うみ)に及(およ)んで尽(つ)きる。

6西(にし)の境(さかい)はおおうみとその沿岸(えんがん)で、これがあなたがたの西(にし)の境(さかい)である。

7あなたがたの北(きた)の境(さかい)は次(つぎ)のとおりである。すなわちおおうみからホル山(やま)まで線(せん)を引(ひ)き、 8ホル山(やま)からハマテの入口(いりぐち)まで線(せん)を引(ひ)き、その境(さかい)をゼダデに至(いた)らせ、 9またその境(さかい)はジフロンに進(すす)み、ハザル・エノンに至(いた)って尽(つ)きる。これがあなたがたの北(きた)の境(さかい)である。

10あなたがたの東(ひがし)の境(さかい)は、ハザル・エノンからシパムまで線(せん)を引(ひ)き、 11またその境(さかい)はアインの東(ひがし)の方(ほう)で、シパムからリブラに下(くだ)り、またその境(さかい)は下(くだ)ってキンネレテの海(うみ)の東(ひがし)の斜面(しゃめん)に至(いた)り、 12またその境(さかい)はヨルダンに下(くだ)り、塩(しお)の海(うみ)に至(いた)って尽(つ)きる。あなたがたの国(くに)の周囲(しゅうい)の境(さかい)は以上(いじょう)のとおりである」。

13モーセはイスラエルの人々(ひとびと)に命(めい)じて言(い)った、「これはあなたがたが、くじによって継(つ)ぐべき地(ち)である。主(しゅ)はこれを九つの部族(ぶぞく)と半(はん)部族(ぶぞく)とに与(あた)えよと命(めい)じられた。 14それはルベンの子孫(しそん)の部族(ぶぞく)とガドの子孫(しそん)の部族(ぶぞく)とが共(とも)に父祖(ふそ)の家(いえ)にしたがって、すでにその嗣(し)業(ぎょう)を受(う)け、またマナセの半(はん)部族(ぶぞく)もその嗣(し)業(ぎょう)を受(う)けていたからである。 15この二つの部族(ぶぞく)と半(はん)部族(ぶぞく)とはエリコに近(ちか)いヨルダンのかなた、すなわち東(ひがし)の方(ほう)、日(ひ)の出(で)る方(ほう)で、その嗣(し)業(ぎょう)を受(う)けた」。

16主(しゅ)はまたモーセに言(い)われた、 17「あなたがたに、嗣(し)業(ぎょう)として地(ち)を分(わ)け与(あた)える人々(ひとびと)の名(な)は次(つぎ)のとおりである。すなわち祭司(さいし)エレアザルと、ヌンの子(こ)ヨシュアとである。 18あなたがたはまた、おのおの部族(ぶぞく)から、つかさひとりずつを選(えら)んで、地(ち)を分(わ)け与(あた)えさせなければならない。 19その人々(ひとびと)の名(な)は次(つぎ)のとおりである。すなわちユダの部族(ぶぞく)ではエフンネの子(こ)カレブ、 20シメオンの子孫(しそん)の部族(ぶぞく)ではアミホデの子(こ)サムエル、 21ベニヤミンの部族(ぶぞく)ではキスロンの子(こ)エリダデ、 22ダンの子孫(しそん)の部族(ぶぞく)ではヨグリの子(こ)つかさブッキ、 23ヨセフの子孫(しそん)、すなわちマナセの部族(ぶぞく)ではエポデの子(こ)つかさハニエル、 24エフライムの子孫(しそん)の部族(ぶぞく)ではシフタンの子(こ)つかさケムエル、 25ゼブルンの子孫(しそん)の部族(ぶぞく)ではパルナクの子(こ)つかさエリザパン、 26イッサカルの子孫(しそん)の部族(ぶぞく)ではアザンの子(こ)つかさパルテエル、 27アセルの子孫(しそん)の部族(ぶぞく)ではシロミの子(こ)つかさアヒウデ、 28ナフタリの子孫(しそん)の部族(ぶぞく)では、アミホデの子(こ)つかさパダヘル。 29カナンの地(ち)でイスラエルの人々(ひとびと)に嗣(し)業(ぎょう)を分(わ)け与(あた)えることを主(しゅ)が命(めい)じられた人々(ひとびと)は以上(いじょう)のとおりである」。

第三五章

1エリコに近(ちか)いヨルダンのほとりのモアブの平野(へいや)で、主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 2「イスラエルの人々(ひとびと)に命(めい)じて、その獲(え)た嗣(し)業(ぎょう)のうちから、レビびとに住(す)むべき町々(まちまち)を与(あた)えさせなさい。また、あなたがたは、その町々(まちまち)の周囲(しゅうい)の放牧(ほうぼく)地(ち)をレビびとに与(あた)えなければならない。 3その町々(まちまち)は彼(かれ)らの住(す)む所(ところ)、その放牧(ほうぼく)地(ち)は彼(かれ)らの家畜(かちく)と群(む)れ、およびすべての獣(けもの)のためである。 4あなたがたがレビびとに与(あた)える町々(まちまち)の放牧(ほうぼく)地(ち)は、町(まち)の石(いし)がきから一千キュビトの周囲(しゅうい)としなければならない。 5あなたがたは町(まち)の外(そと)で東側(ひがしがわ)に二千キュビト、南側(みなみがわ)に二千キュビト、西側(にしがわ)に二千キュビト、北側(きたがわ)に二千キュビトを計(はか)り、町(まち)はその中央(ちゅうおう)にしなければならない。彼(かれ)らの町(まち)の放牧(ほうぼく)地(ち)はこのようにしなければならない。 6あなたがたがレビびとに与(あた)える町々(まちまち)は六つで、のがれの町(まち)とし、人(ひと)を殺(ころ)した者(もの)がのがれる所(ところ)としなければならない。なおこのほかに四十二の町(まち)を与(あた)えなければならない。 7すなわちあなたがたがレビびとに与(あた)える町(まち)は合(あ)わせて四十八で、これをその放牧(ほうぼく)地(ち)と共(とも)に与(あた)えなければならない。 8あなたがたがイスラエルの人々(ひとびと)の所有(しょゆう)のうちからレビびとに町々(まちまち)を与(あた)えるには、大(おお)きい部族(ぶぞく)からは多(おお)く取(と)り、小(ちい)さい部族(ぶぞく)からは少(すく)なく取(と)り、おのおの受(う)ける嗣(し)業(ぎょう)にしたがって、その町々(まちまち)をレビびとに与(あた)えなければならない」。

9主(しゅ)はモーセに言(い)われた、 10「イスラエルの人々(ひとびと)に言(い)いなさい。あなたがたがヨルダンを渡(わた)ってカナンの地(ち)にはいるときは、 11あなたがたのために町(まち)を選(えら)んで、のがれの町(まち)とし、あやまって人(ひと)を殺(ころ)した者(もの)を、そこにのがれさせなければならない。 12これはあなたがたが復讐(ふくしゅう)する者(もの)を避(さ)けてのがれる町(まち)であって、人(ひと)を殺(ころ)した者(もの)が会衆(かいしゅう)の前(まえ)に立(た)って、さばきを受(う)けないうちに、殺(ころ)されることのないためである。 13あなたがたが与(あた)える町々(まちまち)のうち、六つをのがれの町(まち)としなければならない。 14すなわちヨルダンのかなたで三つの町(まち)を与(あた)え、カナンの地(ち)で三つの町(まち)を与(あた)えて、のがれの町(まち)としなければならない。 15これらの六つの町(まち)は、イスラエルの人々(ひとびと)と、他国(たこく)の人(ひと)および寄留者(きりゅうしゃ)のために、のがれの場所(ばしょ)としなければならない。すべてあやまって人(ひと)を殺(ころ)した者(もの)が、そこにのがれるためである。

16もし人(ひと)が鉄(てつ)の器(うつわ)で、人(ひと)を打(う)って死(し)なせたならば、その人(ひと)は故(こ)殺人(さつじん)である。故(こ)殺人(さつじん)は必(かなら)ず殺(ころ)されなければならない。 17またもし人(ひと)を殺(ころ)せるほどの石(いし)を取(と)って、人(ひと)を打(う)って死(し)なせたならば、その人(ひと)は故(こ)殺人(さつじん)である。故(こ)殺人(さつじん)は必(かなら)ず殺(ころ)されなければならない。 18あるいは人(ひと)を殺(ころ)せるほどの木(き)の器(うつわ)を取(と)って、人(ひと)を打(う)って死(し)なせたならば、その人(ひと)は故(こ)殺人(さつじん)である。故(こ)殺人(さつじん)は必(かなら)ず殺(ころ)されなければならない。 19血(ち)の復讐(ふくしゅう)をする者(もの)は、自分(じぶん)でその故(こ)殺人(さつじん)を殺(ころ)すことができる。すなわち彼(かれ)に出会(であ)うとき、彼(かれ)を殺(ころ)すことができる。 20またもし恨(うら)みのために人(ひと)を突(つ)き、あるいは故意(こい)に人(ひと)に物(もの)を投(な)げつけて死(し)なせ、 21あるいは恨(うら)みによって手(て)で人(ひと)を打(う)って死(し)なせたならば、その打(う)った者(もの)は必(かなら)ず殺(ころ)されなければならない。彼(かれ)は故(こ)殺人(さつじん)だからである。血(ち)の復讐(ふくしゅう)をする者(もの)は、その故(こ)殺人(さつじん)に出会(であ)うとき殺(ころ)すことができる。

22しかし、もし恨(うら)みもないのに思(おも)わず人(ひと)を突(つ)き、または、なにごころなく人(ひと)に物(もの)を投(な)げつけ、 23あるいは人(ひと)のいるのも見(み)ずに、人(ひと)を殺(ころ)せるほどの石(いし)を投(な)げつけて死(し)なせた場合(ばあい)、その人(ひと)がその敵(てき)でもなく、また害(がい)を加(くわ)えようとしたのでもない時(とき)は、 24会衆(かいしゅう)はこれらのおきてによって、その人(ひと)を殺(ころ)した者(もの)と、血(ち)の復讐(ふくしゅう)をする者(もの)との間(あいだ)をさばかなければならない。 25すなわち会衆(かいしゅう)はその人(ひと)を殺(ころ)した者(もの)を血(ち)の復讐(ふくしゅう)をする者(もの)の手(て)から救(すく)い出(だ)して、逃(に)げて行(い)ったのがれの町(まち)に返(かえ)さなければならない。その者(もの)は聖(せい)なる油(あぶら)を注(そそ)がれた大(だい)祭司(さいし)の死(し)ぬまで、そこにいなければならない。 26しかし、もし人(ひと)を殺(ころ)した者(もの)が、その逃(に)げて行(い)ったのがれの町(まち)の境(さかい)を出(で)た場合(ばあい)、 27血(ち)の復讐(ふくしゅう)をする者(もの)は、のがれの町(まち)の境(さかい)の外(そと)で、これに出会(であ)い、血(ち)の復讐(ふくしゅう)をする者(もの)が、その人(ひと)を殺(ころ)した者(もの)を殺(ころ)しても、彼(かれ)には血(ち)を流(なが)した罪(つみ)はない。 28彼(かれ)は大(だい)祭司(さいし)の死(し)ぬまで、そののがれの町(まち)におるべきものだからである。大(だい)祭司(さいし)の死(し)んだ後(のち)は、人(ひと)を殺(ころ)した者(もの)は自分(じぶん)の所有(しょゆう)の地(ち)にかえることができる。

29これらのことはすべてあなたがたの住(す)む所(ところ)で、代々(よよ)あなたがたのためのおきての定(さだ)めとしなければならない。 30人(ひと)を殺(ころ)した者(もの)、すなわち故(こ)殺人(さつじん)はすべて証人(しょうにん)の証言(しょうげん)にしたがって殺(ころ)されなければならない。しかし、だれもただひとりの証言(しょうげん)によって殺(ころ)されることはない。 31あなたがたは死(し)に当(あた)る罪(つみ)を犯(おか)した故(こ)殺人(さつじん)の命(いのち)のあがないしろを取(と)ってはならない。彼(かれ)は必(かなら)ず殺(ころ)されなければならない。 32また、のがれの町(まち)にのがれた者(もの)のために、あがないしろを取(と)って大(だい)祭司(さいし)の死(し)ぬ前(まえ)に彼(かれ)を自分(じぶん)の地(ち)に帰(かえ)り住(す)まわせてはならない。 33あなたがたはそのおる所(ところ)の地(ち)を汚(けが)してはならない。流血(りゅうけつ)は地(ち)を汚(けが)すからである。地(ち)の上(うえ)に流(なが)された血(ち)は、それを流(なが)した者(もの)の血(ち)によらなければあがなうことができない。 34あなたがたは、その住(す)む所(ところ)の地(ち)、すなわちわたしのおる地(ち)を汚(けが)してはならない。主(しゅ)なるわたしがイスラエルの人々(ひとびと)のうちに住(す)んでいるからである」。

第三六章

1ヨセフの子孫(しそん)の氏族(しぞく)のうち、マナセの子(こ)マキルの子(こ)であるギレアデの子(こ)らの氏族(しぞく)のかしらたちがきて、モーセとイスラエルの人々(ひとびと)のかしらであるつかさたちとの前(まえ)で語(かた)って、 2言(い)った、「イスラエルの人々(ひとびと)に、その嗣(し)業(ぎょう)の地(ち)をくじによって与(あた)えることを主(しゅ)はあなたに命(めい)じられ、あなたもまた、われわれの兄弟(きょうだい)ゼロペハデの嗣(し)業(ぎょう)を、その娘(むすめ)たちに与(あた)えるよう、主(しゅ)によって命(めい)じられました。 3その娘(むすめ)たちがもし、イスラエルの人々(ひとびと)のうちの他(た)の部族(ぶぞく)のむすこたちにとつぐならば、彼女(かのじょ)たちの嗣(し)業(ぎょう)は、われわれの父祖(ふそ)の嗣(し)業(ぎょう)のうちから取(す)り除(のぞ)かれて、そのとつぐ部族(ぶぞく)の嗣(し)業(ぎょう)に加(くわ)えられるでしょう。こうしてそれはわれわれの嗣(し)業(ぎょう)の分(ぶん)から取(す)り除(のぞ)かれるでしょう。 4そしてイスラエルの人々(ひとびと)のヨベルの年(とし)がきた時(とき)、彼女(かのじょ)たちの嗣(し)業(ぎょう)は、そのとついだ部族(ぶぞく)の嗣(し)業(ぎょう)に加(くわ)えられるでしょう。こうして彼女(かのじょ)たちの嗣(し)業(ぎょう)は、われわれの父祖(ふそ)の部族(ぶぞく)の嗣(し)業(ぎょう)のうちから取(す)り除(のぞ)かれるでしょう」。

5モーセは主(しゅ)の言葉(ことば)にしたがって、イスラエルの人々(ひとびと)に命(めい)じて言(い)った、「ヨセフの子孫(しそん)の部族(ぶぞく)の言(い)うところは正(ただ)しい。 6ゼロペハデの娘(むすめ)たちについて、主(しゅ)が命(めい)じられたことはこうである。すなわち『彼女(かのじょ)たちはその心(こころ)にかなう者(もの)にとついでもよいが、ただその父祖(ふそ)の部族(ぶぞく)の一族(いちぞく)にのみ、とつがなければならない。 7そうすればイスラエルの人々(ひとびと)の嗣(し)業(ぎょう)は、部族(ぶぞく)から部族(ぶぞく)に移(うつ)るようなことはないであろう。イスラエルの人々(ひとびと)は、おのおのその父祖(ふそ)の部族(ぶぞく)の嗣(し)業(ぎょう)をかたく保(たも)つべきだからである。 8イスラエルの人々(ひとびと)の部族(ぶぞく)のうち、嗣(し)業(ぎょう)をもっている娘(むすめ)はみな、その父(ちち)の部族(ぶぞく)に属(ぞく)する一族(いちぞく)にとつがなければならない。そうすればイスラエルの人々(ひとびと)は、おのおのその父祖(ふそ)の嗣(し)業(ぎょう)を保(たも)つことができる。 9こうして嗣(し)業(ぎょう)は一つの部族(ぶぞく)から他(た)の部族(ぶぞく)に移(うつ)ることはなかろう。イスラエルの人々(ひとびと)の部族(ぶぞく)はおのおのその嗣(し)業(ぎょう)をかたく保(たも)つべきだからである』」。

10そこでゼロペハデの娘(むすめ)たちは、主(しゅ)がモーセに命(めい)じられたようにした。 11すなわちゼロペハデの娘(むすめ)たち、マアラ、テルザ、ホグラ、ミルカおよびノアは、その父(ちち)の兄弟(きょうだい)のむすこたちにとついだ。 12彼女(かのじょ)たちはヨセフの子(こ)マナセのむすこたちの一族(いちぞく)にとついだので、その嗣(し)業(ぎょう)はその父(ちち)の一族(いちぞく)の属(ぞく)する部族(ぶぞく)にとどまった。

13これらはエリコに近(ちか)いヨルダンのほとりのモアブの平野(へいや)で、主(しゅ)がモーセによってイスラエルの人々(ひとびと)に命(めい)じられた命令(めいれい)とおきてである。